友達の家への訪問
OKファームのOKです。この番組は、農業歴13年の私が、皆さんの思い出をもとに、今夜のこんだてを紹介するラジオです。
今日は、ラジオネーム【寺泊り飴屋横丁】さん、女性への思い出です。
先日の放送で、「大人のおせっかいは後になって嬉しい記憶になる。」というものがありましたが、それを聞いて思い出したことがあります。
大人の心遣いを全く理解できていなかったというお話です。
高校で仲良くなった友達のお家に初めて遊びに行くことになったのですが、
この人のお家はかなり遠く、電車とバスを乗り継いで行かなければなりませんでした。
友達に最寄りの駅まで迎えに来てもらって、そこから一緒にバスに乗ってお家へ。
この日、ご両親と妹さんもご在宅で、玄関でご挨拶した後は友達の部屋でおしゃべりをしていました。
しばらくしてご家族の方に、「ちょっと来なさい。」と呼ばれ、車に乗せられ、行き先もわからず初対面の家族と一緒にドライブすることに。
全く社交的ではない私は、車の中で何も話せず、
なぜ今友達家族と一緒に車に乗っているのかも意味不明で、
どこに行くの?何が始まったの?何なのこれ?と不安でたまりませんでした。
1時間ほどして着いた先は観光漁港。
関東方面から観光バスが来て、新鮮な魚やカニを買い付けに来るような場所で、
食堂が連なり店先ではま焼きを売っている県内では有名な観光名所です。
そこのとある食堂に連れて行かれ、勝手にカニラーメンを注文され、
「さあ食べなさい。」と言われても、ここまで来てもまだ私は自分が置かれた状況が理解できないままでした。
私はただ友達の家に遊びに行っただけなのに。
新築のお家に招待され、2人でおしゃべりしていたかったのに。
初対面家族とこんな遠くまで来て、
具材の入っていない醤油ラーメンに一匹の姿のままのカニがドーンと乗ってるだけのラーメンを前に困惑していました。
大人になった今ならわかります。
こんな遠い家まで娘の友達が遊びに来てくれたことをご両親は喜び、
私を最上級にもてなしてくれたんだと。
しかし対面コミュニケーションが全くできない当時の私には苦痛な時間でした。
子供の頃は極度の人見知りだった私も、
今は多少その場をつなぐ世間話くらいなら話せるようになりました。
時間を戻せるならあの日をもう一度再現してほしい。
そして友達の両親に感謝の言葉と感謝の態度を最大限伝えたい。
ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。
という寺泊り雨谷横丁さんからのお便りでした。
カニラーメンと感謝の思い
まずは僕の放送を聞いてくださり、この思い出がおよみがえったということでね、
いつも聞いてくださりありがとうございます。
友達の家に行くという風に一言言っても、
ご近所さんとか幼馴染の家に行くのと、
高校とか大学になってからの友人の家に行くので、
ちょっとこのハードルというのですかね、距離感が違いますよね。
友達とは仲良くても、お父さんお母さんとは初対面とか、
相性がいいか分かんないみたいな不安もありますしね。
そんな中、車に乗れ、1時間ドライブだ、
旅行着いたぞ、カニラーメン注文しといたからね、
まあ食べんさいや、みたいな感じな、
ジェットコースターのような数時間を過ごされたんだと思います。
確かに僕自身も友達の家に行ったなら、
友達の部屋でダラダラ喋りたいわっていう風に思うんですが、
このお便りの締めくくりがありがとうございますを、
3回も連呼されているので、
今は本当にいい思い出になっているんだと思います。
もしこのご一家にお会いすることがあったり、
連絡することがあったらですね、
この放送のことをぜひ教えてあげていただきたいという風に思います。
そしてOKファームがお勧めする今夜のこんだては、
天津飯です。
カニという単語が出てきたら、
カニカマを思い浮かべてしまう庶民なので、
この天津飯にカニカマを入れて、
召し上がっていただけたらと思います。
概要欄にレシピのリンクも貼っておりますので、
ご確認ください。
そして天津飯を作る際にお勧めなのが、
僕の友人が作っているだしパック、
その名もだしラボです。
先日新発売になったばかりのだしラボですが、
購入済みの方はぜひ天津飯の味付けに使ってみてください。
概要欄にだしパックのAmazonリンクを貼っておりますので、
ぜひチェックしてみてください。
改めまして、
てらどまりあめあよ校長さん、
お便りありがとうございました。
月曜から金曜の正午にお届けしているこの番組では、
あなたからの食べ物の思い出を募集しています。
日常的なものから壮大なエピソードまで、
どんなものでも大丈夫。
匿名でもかまいません。
概要欄のリンクをクリックすれば、
簡単に記入できますので、
ぜひよろしくお願いします。
天津飯があなたの人生で大切な一食になりますように。
素敵なお話、ごちそうさまでした。