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はい、シェアする落語の四家です。たった今、8月4日日曜日、谷根もりばぁというスペースで、立川笑王丸、立川のの一前座勉強会行って参りました。
この2人が出演で、500円でワンドリンクで、しかも日曜日ということですから、これは行くでしょうね。
冒頭、お2人が出てきて、トークをやって、2人の共通の課題が、いま落語をやっている場合ではないと。
まず、笑王丸さんは、体調が悪いと。この体調が悪い原因があるんですが、ここでは伏せます。
のの一さんは、コミケが近づいていると。
なのに師匠からネタが来ないと。絵を描かなければいけないのに、ネタが来ていなくて、コミケの直前に北海道に仕事で行くことになっているので、
このままだと少年ジャンプみたいなきつい締め切りになりそうみたいな、そんな話がされていました。
で、笑いを取った後にですね、笑王丸さんがですね、
岸柳島。もう枕なしにスッと入っていったんですが、割と時間かかりましたね。細かいところにいろんな工夫が入っているからだというふうに思います。
ちょっとね、
年取った方の侍が弱いかなーというような感じで聞いていたんですが、やっぱりこの話も たがや と同じように、
周りのわちゃわちゃしている人の無責任というのがすごく大きなテーマで、そこら辺がすごくよく描けていて、
また、聴き慣れたね、僕のようないやらしい人間もちょっとハッとするようなトリックが入って、トリックというかね、
ギャグが入ってくるんで、非常に楽しめるなと思います。終わってみると別に年寄りも弱くもなかったなというようなですね、感じだったと思いますね。
のの一さんが出てきて枕で、自分の住んでるアパートの前に薄美神がいて、どうやって追っ払ったかという話をされて、笑いをバッと取った後に、
動物ということで狸ですね。これはちょっと初めて聞いたパターンで、狸の鯉の方ですね。鯉に化ける方から戻ってきて、
狸札という流れでした。非常にこの音楽的というか、歌が入っている感じがやっぱり心地いいですよね。
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で、なんか微妙にその人情というかですね、お涙的なものを数秒入れて、お涙系なのかなと思うと、途端にバカバカしくなるというですね、そこら辺のメリハリもすごくいいなと思います。
仲入りなしで3席目、笑王丸さんなんですが、先ほど岸柳島に時間をかけすぎたんでエピソードトークをしますということで落語はやらずに
漫談、この漫談の内容がですね、学校寄席の話で小学生と大学生を相手にしたというところなんですけども、
そこで疲労した小話をやったんですが、なかなかにシンプルにブラックな感じで良かったです。
さらりとしたこういう喋りも本当に笑王丸さんは上手いですよね。
で、最後はのの一さんなんですが、ちはやふる。
いやー良かったですね。やっぱりこうトントントントントントンと行くこのリズムがすごく綺麗で、その中でもバカバカしさがちゃんと炸裂していくというあたりがですね、
本当にすごいなというふうに、ただただすごいなというふうに思いました。
やっぱりお二人とも、特に笑王丸さんは噺に工夫を入れてはいきますが、基本的には前座ですので、噺に奥行きをつけていくのは、やっぱりこれからなんだというふうに思います。
そういう意味ではですね、このお二人の勉強会というのを見ていると、何かその高校野球のですね、決勝で2人のエースが160キロで円天下の下投げ合っているみたいなんですね。
そういうそのすがすがしさ、素晴らしさみたいなのを感じますね。
これは他の落語ではないものじゃないかなというふうに思います。
前座の勉強会もいいものでございます。
昔は私が好きだったのは、立川寸志さんの前座時代の勉強会であるとか、立川吉笑さん、立川笑二さんのお二人の勉強会であるとかですね。
高円寺でやってましたね。
なんていうのが思い浮かびますけども、前座の勉強会らしいですね。
なんかこうね、すがすがしさを感じる、いい会だったなというふうに思います。
1時間はちょっと超えましたけども、1時間ちょっと落語を聞いて、さっと帰るというのがいい感じでございますね。
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これもね。
ということで、この会もですね、ぜひ、結構いっぱい入って、小さな会場ですからね、いっぱい入ってましたので、足を運んでみてはいかがでしょうか。
シェアする落語の四家でした。ではまた。