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2024-09-01 05:13

【#196】第424回 圓橘の会 24/8/31 #三遊亭圓橘 #三遊亭萬丸

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『牡丹灯籠 お札はがし』に『居残り佐平次』の豪華版。2つの世界の色合いの違いが鮮烈でした。萬丸さん『犬の目』も工夫満載で面白かったです。
#三遊亭圓橘
#三遊亭萬丸

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はい、シェアする落語の四家です。 昨日8月31日、毎度お馴染みでございますが、三遊亭圓橘師匠の会、圓橘の会、深川東京モダン館行って参りました。
開口一番はいつもの三遊亭萬丸さん。
この日の萬丸さんは僕にとっては過去最高良かったですね。毎回レベルの高い高座をやってくれる萬丸さんではありますが、
ネタは『犬の目』。
これがね、犬の目って、あの眼くり抜いて、犬からも眼くり抜いて、そんでもってその眼を入れちゃうというちょっとクロテスクな話なんですよね。
これをね、萬丸さんはね、地口、ダジャレですね、の連発でもってすごくマイルドに、笑いながら、笑いながらこう進めるような噺に持っていっててですね。
非常に良かったと思います。相変わらず萬丸さんは自分の向いてる噺っていうのを、ちゃんと持ってくるあたりがすごくいいなっていうふうに思います。
で、主役登場、圓橘師匠なんですが、この日は豪華2本立て。1本目がですね、季節ということもありまして、『牡丹灯籠、お札はがし』。
これはですね、先日私も行ってまいりましたが、三遊亭朝橘師匠がネタおろしをした部分の続きになるところで、多くの演者が(「抜き読み」というのは落語では言わないでしょうね)。
そこだけやるということが多い、人気のある演目なんですが、まあもうね、貫禄。
いろんな人が牡丹灯籠をやるようになっている、圓朝物をやるようになっているここ数年だけに、
円熟味みがこの際立つというか、やっぱり圓橘師匠がやるといいねというですね、感じがですね、ありますね。
伴蔵のこの、だんだんと悪の道にダークサイドに落ちていくこの変化と、おかみさんのお峰が、怖がりながら欲の皮突っ張っていく感じが何とも言えず素晴らしかったですね。
で、やっぱり地語りですよ。もうなんかこうね、地の底から湧き上がってくるような迫力のある地語り。やっぱこれは素晴らしいですね。堪能しました。
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そして仲入り後にまたすごい『居残り佐平次』です。もうやっぱね、あの色彩がもう全然違うんだ。さっき聴いたお札はがしと、もうそれは地語りがね、地の部分でそこは作っていくところだと思うんですが、また佐平次のね、軽さがね、軽い。
もう軽快そのものなんですよね。もうね、なんていうかその、お札はがしはそのベテランの円熟味でじっくり聴かせてで、居残り佐平次はこのベテランの落語家は、まだこんな身が軽いんだっていう感じで聴かせていく。いや素晴らしいですね。
とにかくね、佐平次のその躍動感たるや、もう本当に大したものです。そしてサゲもわかりやすい。これはね、堪能しました。もう僕はね、こんな良い落語をね、2本続けて聴けるってことに感動しつつ、これはやっぱりもうちょっと大きなところでいっぱいの方々と一緒に聴きたいな、というような感も正直無きにしてもあらず。
でございました。
来月の圓橘の会は、萬丸さんと『子別れ』のリレーをやるという企画になっています。
ですからまあ『子別れ』って3つに分かれるわけですが、1つ目のね『強飯の女郎買い』という部分。ここはコミカルの部分ですけど、ここが萬丸さんがやって、あと圓橘師匠が引き継ぐという感じになっております。
ぜひですね、調べて深川東京モダン館に来ていただきたいなというふうに思いました。シェアする落語の四家でした。ではまた。
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