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2023-02-18 29:46

地球最後の日の歌「フィフネルの宇宙服」

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恋愛シミュレーションゲーム「ときめきメモリアル」から生まれた異質の名曲「フィフネルの宇宙服」と、それにまつわる物語についてお話しました!
・歌詞に物騒な単語が満載!
・ゲームの世界観と無関係に暴走するテーマソング
・惑星ソラリスと谷川俊太郎と星の王子様
・館林見晴というキャラクター
・東大ゲーム研究会メモラー班とは?
フィフネルの宇宙服の歌詞
https://bit.ly/3EinYjX
フィフネルの宇宙服(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=0syNx6KtEvc
フィフネルの宇宙服 考察ページ(東大ゲーム研究会メモラー班)
https://bit.ly/418uHqK
館林見晴(キャラクター紹介)
https://w.atwiki.jp/tokimeki_dictionary/pages/26.html
ポッドキャスト Bright Bit Brothersのときめきメモリアル回
https://open.spotify.com/episode/3MumOI6OUh06mPKxZBr61B
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ときメモ 館林見晴

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みなさん、こんにちは。自然を愛するウェブエンジニア、セミヤマです。
今回は、地球最後の日をテーマにした歌、「フィフネルの宇宙服」と、その歌をめぐる物語についてお話ししたいと思います。
毎度、雑多な情報を脈絡なく、上言のようにお話ししている当ポッドキャスト、セミラジオなんですけども、
今回ご紹介する、「フィフネルの宇宙服」という歌は、 地球最後の日をテーマにした歌なんですね。
歌詞の中に、火星とか、ブラックホールとか、ビッグバンとか、宇宙系の単語がたくさん散りばめられているSF色の強い歌なんですけども、
実はこの曲は、トキメキメモリアルという恋愛シミュレーションゲームの元祖ともいえる作品から生まれた曲なんですよ。
ただ、別にトキメキメモリアルに大気圏を越えて、宇宙空間に突入して、 そこで恋愛するイベントとかがあるわけじゃないんですよね。
ゲームの展開と火星とかブラックホールとは全く関係がなくて、 完全にこのフィフネルの宇宙服という曲の世界観が独り歩きしちゃってるんですよ。
これ結構すごいことだなぁと思っていまして、 トキメキメモリアルから派生して作られたあらゆる曲の中でも、かなり異質な存在なんですね。
さらに言うと、トキメキメモリアルの曲にしてはちょっと変わってるな、 くらいの感じにも収まってなくて、
このフィフネルの宇宙服という歌の歌詞は、一回聴いただけではよくわからないところもかなり多いんですよ。
後でお話しするんですけども、この曲について徹底的に掘り下げた解説サイトも存在してまして、
その解説サイトを読んで、初めて何を意味しているのかわかったところも多いんですよ。
非常に深い世界観を持った歌詞で、噛めば噛むほど味が出ると言いますか、 非常に濃厚な一曲になっています。
こういう情報量が多すぎて胃もたれしそうなところに、あえて突撃していくのがセミラジオの使命かなぁと思っていたりします。
今回はそんなディープなフィフネルの宇宙服の世界に、皆さんと一緒に旅していければと思っています。
今回はトキメキメモリアルのネタバレ込みでお話しできればと思います。
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まずこのフィフネルの宇宙服という曲が作られたベースになった トキメキメモリアルというゲームなんですけども、
トキメキメモリアル、通称トキメモは1994年にPCエンジンというゲームハードから発売されたゲームソフトで、
その後他のハードに移植されたり続編が出たりとシリーズ展開がされていきました。
このトキメモが出たことで恋愛シミュレーションゲームというジャンルができたと言われているパイオニア的な存在です。
このトキメキメモリアルは主人公は私立きらめき高校という架空の高校に通う男子高生なんですけども、
この主人公はゲーム内におけるプレイヤーの分身として好きな名前をつけることができます。
ゲームの目的としては、登場するいろんなタイプの女の子、絵を描くのが好きな美術部の子とか、運動が得意な子とか、いろんな子がいるんですけど、
その子たちと仲良くなっていく過程を楽しむというのが目的ですね。
文字通り恋愛をシミュレートするわけですね。
で、このきらめき高校には卒業式の日に伝説の木という学校の敷地内にある大きな木の下で、女の子から男の子に告白してカップルが成立すると、そのカップルは永遠に幸せになれるという伝説があるんですよ。
なのでゲーム中では全部で13人のキャラクターが攻略対象になっているんですが、お目当ての子と仲良くなって伝説の木の下で告白してもらうことを目指すわけです。
どんな女の子が出てくるのかと言いますと、例えば幼馴染で学力は学年トップ、スポーツ万能というチートキャラとして有名な
藤崎しおりという子がいるんですけども、この藤崎さんは幼馴染である主人公が一緒に帰ろうよと誘うと、一緒に帰って噂とかされると恥ずかしいしという有名なセリフを言うんですけども、幼馴染なんですけど割とハードル高めに設定されてるんですよね。
その他にもいろんな個性的な女の子が登場するんですけども、例えば世界征服を企むマッドサイエンティストの女の子とか出てくるんですよ。
肥毛さんって言うんですけど、この子とも仲良くなれるんですが、この子の目的はあくまで世界征服なので、主人公への恋愛感情というのは肥毛さんにとってはある意味ノイズなんですね。
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なのでその思いを断ち切るために、世界征服のためにはあなたが邪魔なのよ、みたいなことを言って、彼女の作った悪の巨大ロボットの戦闘が発生したりするんですよ。
恋愛シミュレーションゲームの元祖にして、そういう肥毛さんみたいな割とぶっ飛んだキャラも出てくるんですよね。
トキメキメモリアルというゲームの厚みを感じさせますよね。
で、そんな個性的なトキメキメモリアルに出てくる女の子の中でも、ある意味最もミステリアスな存在がフィフネルの宇宙服誕生のきっかけになった、
タテバヤシミハルという女の子です。他の女の子を攻略するのであれば、その子が美術が好きな子だったら、美術のパラメータを上げて、
電話をかけてデートに誘って、というのを繰り返して好感度を上げていくことになるんですけど、このタテバヤシさんはちょっと違うんですね。
いわゆる隠しキャラになっていて、他の子みたいにゲーム中で会話することがほぼできないんですよ。
接点といえば、たまに主人公にぶつかってくるくらいで、そう、このタテバヤシさんは主人公に偶然を装ってぶつかってくるんですよね。
偶然を装ってるんだけど、偶然じゃなく恋にぶつかってきてるんですよ。
わざと体当たりしてきてるんですね。で、なぜぶつかってきてるかというと、実はこのタテバヤシさん、入学式の日に主人公に一目惚れしてしまって、しばらくは影から主人公のことを見ていたんですよ。
今でいうストーカー的な気質を持った人なんですけど、そのうちに見るだけでは我慢ができなくなって、主人公との物理的接触を求めて体当たりをし始めたということなんですね。
感情の表現が独特というか、見るだけじゃ我慢できなくなって全身でぶつかっていくというのは、現実に置き換えるとかなりの危険人物かなぁとは思うんですけども、そこはフィクションなのでギリギリ成立していると、そういうキャラなんですね。
ゲーム中で条件を満たすと、伝説の木の下でタテバヤシさんに告白されることになるんですが、実はその段階まで名前すらわからないんですね。その段階までずっと謎の女って表記されてるんですよ。
そういうキャラなので、タテバヤシさんを狙って攻略するのは難しくて、僕がスーファミ版のトキメキメモリアルをやった時には藤崎さんを攻略しようとしていた時に、その藤崎さんを攻略するためのパラメーターが足りなかったみたいで、卒業式の日に伝説の木の下に行ったら藤崎さんじゃなくてタテバヤシさんがいてびっくりした記憶がありますね。
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誰?って思いましたね。そんな感じで、タテバヤシさんはトキメキメモリアルの個性的な女の子の中でも、とりわけ独特でミステリアスなキャラなんですね。
高校生活の3年間ほぼ接点がなくて、たまに体当たりしてきて、名前も知らないのに、卒業式の日に急に出てきてずっと好きでしたっていうわけですから、ミステリアスというよりは謎の人といった方がしっくりくるかもしれないですね。
そんなトキメモトタテバヤシさんなんですが、僕セミ山の個人的なお話を少ししますと、さっきもちらっと言ったんですが、1996年にトキメキメモリアルのスーファミ版が発売するんですけど、僕はこれを発売直後に買ったんですね。
このトキメキメモリアルの発売の順番が少し珍しくて、先にプレステ版が出てたんですけど、その後でスーファミ版が出たんですよ。プレステ版はフルボイスなんですけども、スーファミは容量の都合で声が入らないので、その辺りをどうするかみたいなことで、まずプレステを出して、その後スーファミという順番になったのかもしれないですね。
で、当時すでにプレステ版が出てたんですけど、僕はスーファミしか持ってなかったので、スーファミ版から入ったんですけども、購入に至った背景としては、当時僕は中学生だったんですが、正直かなりやさぐれてたんですよね。
当時の自分なりに色々と問題を抱えていまして、うつうつとした毎日を送っていたんですけども、そんな不安定な中学生男子だった僕の心に入り込んできたのが、というとものすごく聞こえが悪いんですけど、それがトキメキメモリアルだったということなんですね。
今でこそウェブエンジニアの端くれということで、どうにかこうにか社会と接点を持ってなんとか生きているんですけども、その頃は本当に現実と向き合うのが嫌で嫌で仕方なくて、トキメモが出た時、これだと思ったんですよね。
俺はもう現実から逃避して、二次元の世界に逃げ込もう。このトキメモとかいう恋愛ゲームの世界にダイブして、寄せて人のように生きていこう。そう思ってたんですよ。僕がスーファミのトキメキメモリアルの購入に至った時のモチベーションは、概ね今述べたような感じでしたね。
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で、そんなやけくそな気持ちで始めたトキメモだったんですけども、ゲームとして完成度が高く作り込まれていて、楽しく遊んで全キャラ攻略しましたし、CDとか本とか関連グッズを買い漁っていましたね。
で、以前そういう時期があったんですけども、正直最近はしばらくトキメモのことを忘れてたんですが、最近よく聞いているレトロゲームのポッドキャスト、ブライトビットブラザーズさんでトキメキメモリアルを紹介する回を全3回に分けて配信されていまして、すごく楽しく聞かせていただいたんですが、
それを聞いていたら当時のいろんな思い出がよみがえってきまして、で、関連CDに収録されていたトキメモの歌とかキャラクターソングとかを聞き漁っているうちに、フィフネルの宇宙服という曲を再発見したんですよ。
で、改めて聞いてみると、歌詞の内容とか結構不思議でシュールな世界が展開されていて、この曲の歌詞なんか不思議だなぁ、なんか気になるなぁという感じでいろいろ調べて掘り下げてみたら、結構深いところまで惚れてしまったので、今回セミラジオでご紹介する運びとなりました。
やっと本題の一つであるフィフネルの宇宙服のお話になるんですが、この曲は地球最後の火がテーマになっていて、太陽系がダメになって滅亡するから二人で一緒に逃げようっていう内容なんですね。
いやーこれすごくないですか?恋愛シミュレーションゲームのイメージソングですよ。全然そういうゲームじゃないのにイメージソングが一人歩きしてるんですよね。この曲がどういう過程で成立したかなんですけども。
ゲームから始まったトキメキメモリアルが人気を博していく中で、ゲームという枠を飛び越えてラジオドラマが放送されたり、関連CDが出たり、他方面に展開されていきました。
当時の僕は地元山梨県の一角でラジカセでそのノイズ混じりのラジオドラマを聴いたり、地元のCDショップで関連CDを買ったりしてたんですけど、そんなトキメモがいろんな方面に展開していく中で生まれたのが、
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タテバヤシミハルのイメージソング、フィフネルの宇宙服でした。この曲はタテバヤシミハルを演じた声優のキクチシホさんが歌おう。歌詞を大内正則さんという作詞家の方が手がけられています。
キクチさんは代表的な出演作で言うと、バクテンシュートベイブレードの橘博美役や、ストラトス4の中村歳雲役などを演じられています。
あとぷよぷよシリーズのアミティ役とかですね。 今あげた作品僕あまり詳しくないんですけども、
ぷよぷよもスーファミのしかやったことないんですけども、その作品を見ていた方が、ああ、あのキクチさんかと思ってくれたらいいなと思ってお伝えさせていただきました。
でこのフィフネルの宇宙服の歌詞の内容は概要欄に貼っておきますので、ぜひ見ていただきたいんですけども、結構独特で
クエーサーとかグレートウォールとかビッグバンとか、宇宙関係の単語がたくさん散りばめられています。
結構聞いていてドキッとするような歌詞も含まれていて、すごいのが最初のフレーズから殺すっていう単語が入ってるんですよ。
息を殺すっていう表現ではあるんですけど、恋愛シミュレーションゲームのイメージソングの出だしとしてはかなり攻めてますよね。
他にも傷つけるという歌詞が出てくる箇所があるんですが、もともとは殺し合うという歌詞だったみたいで、
作詞をされた大内さんが担当のディレクターに、頼むから恋愛の歌にしてくれと言われて直したんだそうです。
一朝の価値ありというか、僕は最近このフィフネルの宇宙服を延々とリピートして聞いてますね。
曲調はトキメキメモリアルの曲なので、アイドルソング風な感じなんですけど、
やっぱり歌詞の世界観が面白くて、いろいろと想像が膨らむんですよね。
このフィフネルの宇宙服という曲なんですが、概要欄にいろいろと貼っておきますので、ぜひチェックしてみてください。
このフィフネルの宇宙服は、たてばやさんのキャラクターソングではなく、イメージソングという体になってまして、
もともとはたてばやさんのキャラクターに沿った、影から見守る女の子という歌詞になる予定だったそうなんですが、
作詞をされた大内さんが、それじゃ面白くないよということで、宇宙をテーマにした壮大なイメージソングになったそうです。
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別にゲーム中でたてばやさんが宇宙飛行をするとか、そういう展開は全くなくて、
完全に歌が一人歩きしてるんですね。
で、ときめもファンの中にも、このフィフネルの宇宙服の世界観に魅了された人は少なからずいまして、
かつて東大ゲーム研究会メモラーハンというウェブサイトには、フィフネルの宇宙服についての考察がかなりのボリュームで掲載されていました。
この東大ゲーム研究会メモラーハンなんですが、
まず東京大学ゲーム研究会という現在も存在している研究会が東大にあるんですが、
その中でもトキメキメモリアルのファンである神さんという方が立ち上げた東大ゲーム研究会の株組織が東大ゲーム研究会メモラーハンということなんですね。
メモラーというのはトキメキメモリアルのファンを指す用語ですね。
現在このサイトのオリジナルは公開を停止してるんですが、
実は今でもそのフィフネルの宇宙服の考察ページを読む方法がありまして、
それはインターネットアーカイブというココン東西のあらゆるサイトのアーカイブを保存しているサイトがあるんですけども、
その東大ゲーム研究会メモラーハンのフィフネルの宇宙服の考察ページも保存されてるんですね。
概要欄に貼っておきますのでこちらもかなり読み応えがあるんですけども、ご興味があればぜひチェックしてみてください。
この考察ページはいろんな角度でフィフネルの宇宙服の歌詞を分析してるんですが、
公開後フィフネルの宇宙服で作詞を手がけた大内さんから管理人の神さんにメールが届いて、
大内さんと神さんの間でやりとりが行われて、作詞をされたご本人による解説がその考察サイトに掲載されるという展開も生まれていました。
本人降臨っていうやつですね。
なのでその考察ページには神さんによる考察と作詞された大内さんによるお話が載っているわけで、
非常に資料価値の高いページになっているわけなんですね。
でフィフネルの宇宙服の歌詞の一つ一つのフレーズごとに考察や意図が記載されているんですが、
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それによるとフィフネルの宇宙服というのはそもそも何なのかというと、
ロシアの映画監督タルコフスキーによる惑星ソラリスという映画がありまして、
これはもともとスタニス・ワフーレムというポーランドの作家が書いたSF小説を原作にしてるんですが、
このソラリスに出てくる宇宙船のクルーの名前から引用したものなんだそうです。
ソラリスの原作や映画ではフェフネルあるいはフェフナーという名前の登場人物がいて、
フィフネルというのは作詞家の大内さんの造語みたいなんですね。
ソラリスはどんな作品かというと、想像したり自分が心の奥底にしまい込んで、
人に見られたくないと思っているものが現実に形をとって出現してしまうという恐ろしい現象が発生してしまう惑星ソラリスという不思議な星での出来事を描いた作品で、
映画版は幻想的な映像表現と相まって、僕はすごく大好きな作品なんですけど、
まさかフィフネルの宇宙服とソラリスが繋がっていたとは、今回調べてみるまで知らなかったですね。
惑星ソラリスでは主人公の前に死んだはずのかつての恋人が出現して、
主人公は戸惑いと愛情の板挟みになって苦しむことになるんですけども、それに関して作詞家の大内さんはこんな風に言われています。
まず惑星ソラリスに絡めたのはタルコフスキーも言ってる通り、両親が突然物質化されて現れ、その所有者を苦しめるということです。
タテバヤシにせよ、フジサキにせよ、バーチャルな存在でしかありません。 しかし惑星ソラリスではそれが物質化されることになります。
つまりこの歌はソラリス上で物質化されたタテバヤシがメモラーに捧げる歌なのです。 ということなんですけども、
なんていうのかな、状況はかなり錯綜してますね。 まあゲームキャラがバーチャルな存在というのは言わずもがななんですけど、
非常に客観的というか、相対的な目線でフィフネルの宇宙服の歌詞は書かれていたんだなぁという気がしますね。
そういう曲がトキメキメモリアルのCDの中に収録されていたというのは、ある意味かなりスリリングなことですよね。
それと大内さんがフィフネルの宇宙服で作詞をされた際に谷川俊太郎の影響を受けていたそうで、
谷川俊太郎は日本を代表する詩人で、20億光年の孤独という作品が有名ですね。
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僕も谷川俊太郎大好きで詩集も持ってるんですけども、20億光年の孤独の中に万有引力とは引き合う孤独な力であるという一説があるんですが、
フィフネルの宇宙服の歌詞にもそのあたりの内容が引用されていたりします。
フィフネルの宇宙服の後半の歌詞に、星の王子様バオバブの種を撒き散らすという一説があるんですけども、
星の王子様というのはフランスの作家サンテグジュペリの代表作ですね。
この星の王子様の中で、バオバブは星に熱光を張り巡らせて育ちすぎたバオバブはいずれその星を破壊してしまうという恐ろしい植物として描かれています。
このバオバブが撒き散らされるというのはどういう状況かということですよね。
星を破壊するバオバブが撒き散らされた太陽系と共に、地球に終わりの日が来るんですね。
そんな太陽系から好きな人と二人で手を取り合って逃げるフィフネルの宇宙服は、そういう情景を描いたラブソングなんですね。
めちゃくちゃスケールが大きいんですよね。
ということで、この考察サイトを読んでから曲を聞いたり歌詞を読んでみると、またさらに深くフィフネルの宇宙服という曲の世界観を楽しめるんじゃないかと思います。
このゲーム本編とは何ら関係のないフィフネルの宇宙服という曲が存在し得たのは、
タテバヤシミハルというキャラがあまりにも謎だらけで、逆に言うとそこに自由な世界観の歌詞を載せる余地があったということなのかなぁと思ったりしています。
そういうわけで、今回はトキメキメモリアルというゲームの概要から、
タテバヤシミハルというキャラクターのこと、フィフネルの宇宙服という曲のこと、
東大ゲーム研究会メモラー班や作詞家の大内さんのことなど、いろいろとお話しさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
フィフネルの宇宙服という曲を中心にいろんな要素が絡んできて、考察ページも立ち上がって、人と人の繋がりも生まれたりしていて、
youtube のコメント欄なんかを見ると、今もこの曲の世界観に心を震わせている人がコメントを書き込まれたりされているんですけども、
そういう状況全体が一つの物語だなぁと思ってお話しさせていただきました。
本編はここまでなんですが、前回国立博物館物語という漫画についてお話ししたんですが、
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なんとこの番組でもよくご紹介させていただいているイラストレーターのすすむさんと、いつもツイッターでメッセージをいただいている
こうしゅうさんが、国立博物館物語購入しましたというツイートをされていて、前回のセミラジオの配信を聞いてご購入されたということで、
すごく嬉しかったですね。ツイッターで3人で国立博物館物語についてやり取りをして盛り上がったりしていましたね。
なんだかすごく嬉しくなっちゃいましたね。お二人ともありがとうございます。もう一つ、こちらもしばらく前に群馬の郷土カルタ、
郷土カルタについてお話をして、群馬出身で生物をざっくり紹介するラジオぶつざくと、教育をざっくばらに語るラジオいくざくという
ポッドキャスト番組を配信されているしろさんにゲスト出演していただいたんですが、そのしろさんがツイッターで、昨日のブラタモリーが前橋だった。
セメラジオの縄毛カルタ会と合わせぜひご視聴ください、というツイートをされていて、セメラジオもお勧めいただいていまして、群馬県の前橋に
たもりさんが訪れたということで、見逃し視聴で見てみたんですけども、いやー面白かったですね。
冒頭でいきなり縄毛カルタのつるまう形の群馬県が出てきて、たもりさんに、群馬県の人は群馬県の形を何に似ていると思っているでしょうか?
という質問が投げかけられるんですが、さすがたもりさん、感が鋭くて正解ではなかったんですが、白鳥と答えられていましたね。
群馬県の形が大型の鳥に似ていると見抜かれていて、すごいなと思いましたね。
あと、鳥川という関東最大級の川が前橋にあった前橋城を侵食して、大変なことになっていたというお話もあったり、
初めて聞く興味深いエピソードばかりで、めちゃくちゃ面白かったですね。
白さん、情報提供をいただいて、セメラジオもお勧めしていただいて、ありがとうございました。
セメラジオではお便りを募集しています。概要欄のフォームやハッシュタグセメラジオでご感想いただけると嬉しいです。
今日はトキメキメモリアル、フィフネルの宇宙服、たてばやしみはる、東大ゲーム研究会メモラーファンについてお話しさせていただきました。
ご視聴ありがとうございました。
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