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この番組では、毎週一冊の邦訳アメコミを二人で紹介しております。
今週のテーマは、あの今話題の、宇宙からやってきた、銀色の巨人に関係の深い、
あいつですね。
空を飛び、手から光線を出し、というね。
あいつですね。
というわけで、今週のテーマは、シルバーサーファーパラブルでございます。
こちらの本は、我々の放送が100回を超えたことを記念して、リスナーの方から送っていただいた本でございます。
ありがとうございました。
ラジオネーム、なすさん。なすさん、ありがとうございます。
ありがとうございます。
はい、というわけでね、シルバーサーファーですよ。
シルバーサーファーですね。
今回このパラブルがどういうお話かっていうと、
まあ、シルバーサーファーが帰ってくるっていう話ですね。
巨人と共に帰ってくるっていう感じですかね。
というお話ですね。
我々のラジオでシルバーサーファーを使ったのは、以前確かにあったシルバーサーファーブラックに続いての2作目っていう感じですね。
そうですね。おそらくシルバーサーファーのタイトルで翻訳されているのは、この2冊。
あ、こんなもんなんですね。
そうなの。ちょっと、なんかそんな疑問もしかしたらしますが。
シルバーサーファーブラックの中でも名作として紹介されていた話でしたが。
そうですね。パラブルのセリフが引用されたりとかしてましたね。
あったあった。
そもそもシルバーサーファーというのはどういうキャラクターかというと。
お願いします。
1966年、あのウルトラマンが放送開始したのと全く同じ年にファンタスティック4の中でデビューしたキャラクターですね。
はあ。ウルトラマンじゃん。
ウルトラマンですよ。
体銀色だし、テカラビームだし。
えっと、ギャラクタスという星を食べる超存在がいるんですけれども。
その先ぶれ、先兵となってですね、食べやすい星はないかなと。
食べ頃ないかなーっつってね。
探してくれるキャラクターですね。
地球を見つけてですね、空腹が限界になったギャラクタスが地球を食べそうになるんですけれども。
地球人に対してですね、そんなに好きになったのか。
そんなに好きになったのか、シルバーサーファーと。
友情というか、愛情というか、そういったものを感じたシルバーサーファーは主人であるギャラクタスに反旗を翻しですね、地球を見逃してもらうと。
へー。
そういう話があったんですが、その代わりにシルバーサーファーは地球の外には出られないようにギャラクタスによってされてしまうと。
これが初登場した時のエピソードですね。
改めて聞くともうほとんどシンウルトラマンですね。
なんか話してて、最初は後日系のつもりで言ってたんだけど、思いのほうが共通点あったなと思って。
シンウルトラマンもたぶん今後の展開があるとしたら地球から出れない存在になってきそうだもんね。
まあなくはないかもしれないですね。
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というね、まあ今ホットなヒーローと。
非常に関連が深い。
そんなシルバーサーファーの名作中の名作ということで。
ライターはあのスタンリーですね。
あのスタンリー。
まあもう説明不要かとは思いますが、マーベルの初期に様々なキャラクター、スパイダーマン、ファンタスティック4、ハルクとかね、そういうヒーローたちを生み出した。
まさにアメコミ界の大巨人ですね。
彼がいるから今のマーベルコミックスというかアメコミ自体の盛り上がりもあるというような方ですかね。
そうですね。
まあお亡くなりになってしまったんですけれども、マーベルの映画に神王出演をしょっちゅうしてたことで。
ああそうね、顔は見たことあるな。
人も多いんじゃないでしょうか。
それから今回はアーティストの方、絵を描く方法もまたすごい。
フランスバンドデシネ、フランスの漫画の方ですね。
フランスバンドデシネ界の巨匠、メビウス。
日本の漫画家も非常に大きい影響を受けている人としてよく名前が出ますよね。
そうですね、アキラを描いた。
カトヒロさんとか宮崎駿さんとか対談している動画とかありますよね。
え、宮崎駿とメビウスが?
メビウスが対談しているやつとかあって、ナウシカにすごく影響を受けているなんて話も。
ああそうなんだ。確かにコミック版のナウシカ見るとちょっと影響っていうのを感じられるかもしれない。
あと確かナウシカって名前なんじゃなかったっけ?娘がメビウスって。
あ、そうだの?え、じゃあ風の谷のナウシカはメビウスの娘から取ったの?
順番はどっちか分からないけど。
順番は分からないけど。
そんな話は聞いたことあるな。
というわけでね、我々がずっとお世話になってきたというか、目にしてきた日本のコミック文化とも非常に関連が深い。
そんな2人の超偉大な作家たちが作り上げたのが今回のシルバーサーファーパラブルです。
今回のタイトルのこのパラブル、ヒューみたいな意味だと思うんですけど、
なんていうか偶話的じゃないですけれども、何かを暗示するような哲学的というか、宗教的な。
神話みたいな雰囲気の話でしたね。
神とか宗教とか信じることみたいなことを試すような中身になってますね。
そもそもなんでスタン・リーとメビウスという2人の巨匠が一緒に作品を作ろうということになったときにシルバーサーファーを選んだのかというと、
やっぱりシルバーサーファーというキャラクター自体にそういう哲学的な雰囲気があったからだと言ってましたね。
確かに冒頭スタン・リーの言葉、関東弦として載ってますね。
自分を取り巻く世界を違う角度から見つめ、新たな側面を見出すことの必要性が分かる。
そんな作品だと。人生の意味への思いを新たにし、宗教の基本的教義を改めて見つめ直すきっかけになるのだとしたら、私たちのコラボレーションは成功したということになる。
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最初から宗教的なテーマを持って描かれている作品なんだろうね。
やっぱりメビウスのアートもそういう作品の雰囲気ととっても合ってて。
確かに確かに。
それがこれを名作にしてますね。
ストーリーはどんな話かというと、あのギャラクタスが地球に帰ってきたと。
星を食べる巨人ギャラクタス。再びって感じですかね。
先ほど話したように、シルバーサーファーの活躍によって地球には手を出さないよということで、一回地球を去ったギャラクタスがまたやってくると。
いよいよ話が違うだろうと。もう地球には手を出さないじゃないかと。
そういう約束をしていたはずなのにとシルバーサーファーが問い詰めるんですが。
ギャラクタスは何もしてないよと。来ただけだよ。
ただ俺は来ただけだ。
いやーかっこいいんですよねギャラクタス。
本人は本当に何もしないんですよね。
そうここがねやっぱすごいなと思いましたね。
彼自身は何の約束も破ってないとやってきただけだ。
地球人たちがそれを見ることによって勝手に恐怖して不安を抱いて。
これはもう世界の終わりであると勝手に判断して人間社会そのものがどんどん混乱に陥っていく。
これめっちゃくちゃ面白いよね。
面白い。
本当にギャラクタスは立ってるだけなんですよ。
ずっと立ってるんですよ。
なんですけれども地球人たちはねこれが世界の終わりだとかってパニックになるし。
ギャラクタスは救い主だなんていう人も出てくるし社会の対立がどんどん深まっていくってやつですね。
その中から自らを預言者と言う人が現れてギャラクタス教みたいなのができるわけですね。
私はあの方の真なる栄光を歌おう。
彼の言葉を私が喋れるんだということでアズカルフォンの預言者としてギャラクタス教を生み出す人がいるんですよね。
テレビ伝道師ですよね。
テレビ伝道師ですね。
アメリカの映画とか見てるとたまに出てくるけど実際よく知らない職業として私の中で結構上位に入るんですけど。
今でもいるんですかテレビ伝道師って。
アメリカってめっちゃテレビ番組あるって言うし。
あーはいはいはい。
あるんじゃないかな今でも。
なるほどね。
なんか日本でもやっぱり90年代と80年代の境目ぐらいはさテレビにそういう怪しいとか言っちゃダメか。
信仰宗教のね。
一大ムーブメントがあったとは聞いたことがありますが。
まあ確かに時代的にはそうか被るところ多いですよね。
やっぱり世紀末が近づく中でみんな不安を育てたんじゃないですかね。
心の安らぎとかそういうものを求めていたのかな。
あれ昔なんかこのラジオでさ社会不安が高まるとオカルドが流行るって。
あー話した気がするね。
なんかそんな話したよね。
100回もしてるやんそれ。
冗談してるだろ。
まさにそういった。
オカルド的な我々の生きる世界のことわりとは違うものへの関心が高まっていくんですよね。
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まさにそういった背景によってこのテレビ伝道師がどんどん民衆の支持を集めギャラクタス教が大きな力を持つようになっていく。
一方でその大きな熱狂に飲まれまいとするというかシルバーサーファーは人々の目を覚まさせてやろうと。
正しくあろうとするんですよね。
でもまあやっぱり届かないっていうねこのもどかしさね。
届かないよね。
宇宙からウルトラマンやってきたら多分現実社会の倫理観とか道徳ってガラッと変わるもんね。
まあそうだよね。
そういう状況だもんね。
それを考えるとやっぱりシルバーサーファーの言葉はなかなか他の人たちには届いていかないんですね。
この物語のスタート時点でシルバーサーファーなんか不老者みたいな格好をしてるんですよね。
ホームレスシルバーサーファーちょっとかっこいいよね。
うんちょっとかっこいい。
サーフボードを布でぐるぐる巻きにして見えないようにしながら体はちょっと厚着をしてごつくなっているシルバーサーファーですね。
警察にね、「何だこれは?」って言うとね、「それに触るな!私のものだ!」っていう。
まあなんかあるよなこういうムーヴ。
あるね。
で、シルバーサーファー、飛び回ってですね、ギャラクタスとも話し、そしてその信仰宗教、ギャラクタス教の預言者とも話すんですけどね、なかなか聞き入れてはもらえません。
シルバーサーファーがさ、なんで人間のためにホームレス状態だったし、なんか本人曰く最初は人類を見限ったつもりでいたと。
だけどなぜシルバーサーファーがやっぱりギャラクタスと交渉したり、人々のために戦おうと思ったかっていうと、
ギャラクタス教を率いていた預言者・伝道師のコルトンの妹ですね、エレナ。
このエレナっていう女性の慈悲深い心。
コルトンはもうとにかく遺単者は殺せって言うんだけど、エレナはもうたくさん人が死んだからこれ以上人の命は奪いたくないと。
こういう慈悲の心、温情と優しさっていうのに惹かれてね、再び立ち上がることにしたんだと。
結構ギャラクタスじゃなかったら、シルバーサーファーはさ、女の人に情に補佐されがちだなって思う。
確かさっき言った最初の話でも、盲目の女性と交流して、ギャラクタスに帰ってもらおうと思ったし。
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ああ、そうなんだ。
もともとね、惑星ゼンラっていう星でやってたわけなんですけど、そこでも一緒に暮らしてた女の人いましたよね。
奥さんなのかな?パートナーですよね。パートナーの方を守るためにシルバーサーファーになる。ゼンラという星を守るためにシルバーサーファーになったなんてエピソードもありましたし。
彼の人生の転換期にはやっぱり女性側がいるのかもしれないですね。
そうですね。今日このラジオをやるからってわけでもないんですけど、ファンタスティック4。映画化今まで2回。
ウィキペディアを読んだら3回されてるって言ってたんだけど、2回されてまして。最初の映画化された時は2シリーズ、2作品出て。そこからリブートされて、もう1作品出た感じだったんだけど。
最初の2作目。ファンタスティック4、銀河の危機って言ったかな?っていう作品があるんだけど、これがちょうどギャラクタスが来る前にシルバーサーファーが来て警告するっていう。まさにシルバーサーファー初登場の回の映画化だったんだけど。面白いからぜひ見てほしい。ディズニープラスで見れる。
ファンタスティック4のミスターファンタスティックとインビシブルガール、インビシブルウーマンが結婚式をあげると言うんだけど、結婚式をあげようとすると地球の危機が訪れちゃってうまくいかない。私たち本当に普通の暮らしができるの?みたいなお話なんだけど。
なんか続編ありそうな話だけど、2作品で終わったの?ギャラクタス登場せず。ギャラクタスは登場したよ。ギャラクタスは出たんだ。だからシルバーサーファーが女の人との交差されて、ギャラクタスを追い払ってくれるんだけど。ギャラクタスがどういう風に映像化するかっていうのは。映像だと説得力なくなりそうな気がするけどね。難しいところじゃないですか。頭の角とかね。
そうそう。超でかい巨人。やっぱメビウスはすごいなって思うのは、この空気感、高豪したみたいなのが感じられるんだよね。すごいよね。これ一歩間違えればギャグですよね。だって周りにあるビルよりも遥かに高いんですよ。
そうね。ゴジラでさえ平成ゴジラっていうのはさ、ビルがどんどん高くなっちゃって、ビルの間を歩くような感じだと思うんですよ。このギャラクタスはね、一番高そうな周りの近くの一番高そうなビルの2倍はありそうな堂々とした。
ビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビルとビル
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シルエットになっているというような 解釈の仕方でしたね
個体というか一つの生命体というよりは概念じゃないけど そうそうそう そういったものとして扱われていたんだ
それも面白いね ただ今回のシルバーサーファーパラヴルの解説書によりますと
ギャラクタスの見え方というのは実は人によるんだっていうような 書いてありましたね
説明ありましたね。 メビウスは知らなかっただろうが、実際の設定でもギャラクタスは定型を持っておらず、種族によって見え方が異なるとされている。
スクイレルガール。 リスを操る女のヒーローですけども。
この作品ではリスが見たギャラクタスは鎧を纏った巨大なリスとして描かれているらしいですね。
その生命体の文化とか知識によって変わってくるんですよね。 だからいいんです。ガス状だろうが、人間の形として言おうがいいわけだ。
話を脱線しますけど、その映画のファンタスティックを面白くなくはないんだけど、
ご飯を食べながらとか飲みながらなんとなく流しておくのにちょうどいいぐらいのテンションって感じですかね。 真剣に見なくても大丈夫って感じ。
でもここだけは見てほしいっていうポイントが一箇所あって。 映画のその冒頭で結婚式がうまくいかないとか、途中で
七々になって終わっちゃってっていう話なんで、それを見ただけでエンディングは結婚式だなって思いますよね。
エンディングは結婚式なんですよ。 その結婚式が開かれている場所が多分日本なんですよ。
でですね、鳥居の前で。 水に浮かんでいる鳥居の前でファンタスティック夫妻が誓いの言葉をあげるっていう。
どこの国の儀式なんだろうって感じですね。
面白い。 三列車の服装とかも着物だか浴衣だかわかんないような。
謎は服で。 謎は服で。 謎日本描写いいよね。以前このラジオでも喋ったような気もするんですけど。
謎日本描写でしか撮れない良い要素みたいなのあるよね。 ありますね。
マーベルという巨大な資本、その当時はあれかもしれないけど、20世紀ホックス。 こういうところに関わる人大勢いたと思うんですけど、
誰一人何も言わなかったのかなと思う。 日本人とかっていないのかな。
日本に行ったことある人いなかったのかな。 逆に行ったことある人がこんな感じかなと。
やっぱり鳥居がシンボルだろうと。 鳥居ってゲートだからな。
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メインじゃないよね。 背景にするもんじゃない気がするんだが。
そんなような謎日本描写。 謎日本描写はこれから国際理解が進むというか、
偏見とかをなくしていこうという流れが加速すればするほど見れなくなってきます。 もう今、この2022年を生きている我々が、もしかしたら味わえるのは最後かもしれない。
ここから先の未来世界には謎日本描写というのはどんどん消え去っていく可能性がありますから。
そういう意味で。 俺たちの子供の頃は、イノタイン俺を食べるヤクザが銭湯に入ってたんだぞ、という話を
孫たちに喋っている可能性もあるんだ。 そうそうそう。 えーなにそれ、そんなの日本人やってたの? いややってない。
またおじいちゃんたらよくわからないこと言って。 やってないんだがハリウッドにはあったんだよ。
じゃあ我々のこの雑アメコミ語りとか、アメリカ文化、アメリカ映画語りもいずれは失われていくものなのかもしれないね。 そうですよ。もうね、今でさえこいつら何言ってるんだろうって思われてるのに。
時代が変わった時に果たして。 もう本当に猛言です猛言。
ということでね、話し逸れましたけど、何の話したんだっけ。 ギャラクタスのデザインが活かしてるって話ですね。
で、シルバーサーファーが孤独に戦っているという話でしたね。 もう人間から全く信頼されないんですね。
あのギャラクタスに攻撃するとね、ギャラクタスの怒りが訪れるんだっていうふうに考えてるから、おい余計なことしないでくれよシルバーサーファーって思われてるわけですね。
本当にギャラクタス自身は何もしてないんですよね。 立ってるだけ。立ってるだけ。でも彼の力が未知数だからこそ、
周りの人間は手出しできないし、彼の意思みたいなものを勝手に読み取って、ギャラクタスの思い通りになっていくんですよね。
ギャラクタスとしては自分を信仰させようとしてるんですよね、おそらく。 そうそうそう。でもやっぱ契約を守ってね、何もしてないよってやつですね。
ただ立ってるだけで、勝手に人間たちが信仰し始めると。
あの新ウルトラマンの回でも話しましたけど、宇宙人やっぱちゃんと契約守るんですね。
約束守るんだね。やっぱこれ人間社会だけじゃなくて宇宙共通の文化なのかな。
約束は守る。
あのメフィラス星人がさ、まあその原点のメフィラス星人も地球を渡しますと言えって言ってさ、契約を結ぼうとしたのって、
やっぱり元ネタが悪魔、メフィストフェレスだから契約を重視するっていうところなのかなって思ったんだけど、
そういうわけでもなくやっぱ宇宙人は。 宇宙人はやっぱそうなのかな。
宇宙人のそういう文化ありきでメフィストフェレスもやっぱ契約をするようになってるんじゃない?
まあ魔界がその宇宙人の住処じゃないって保証がないんじゃない?
ないとじゃないから。あれメフィストフェレス?メフィスト星人ありきのメフィスト?
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メフィラス星人ありきのメフィストフェレスなのかもしれない。
わかんないですけど。 ギャラクタスって言ってますね。まあ宇宙を旅してきたから、
我はついぞ神などを目にしたことはないと。ならばなぜ我神が神ではないと言い切れる。
これ我々が今言ってるこの猛言と全く同じことを彼も言ってますよね。
自分が神じゃないと言えないだろう。なぜなら私はすごい力を持っていると。
と言って人々の信仰を得てそのまま地球を食べちゃおうというふうにしてるわけですよね。
それをシルバーサーファーが人間の理性に訴えることでなんとか
説得しようとするんですけど、やっぱり理性に訴えかけるだけではうまくいかないっていうのも現代に通じるとこありますよね。
いや本当。ちゃんと自分たちで考えて行動しなくちゃいけないんだよってことをずっと
奴を信仰するんじゃなくてちゃんと自分の理性で愛情を持って精神の気高さみたいなものを大切にすべきなんだってことを繰り返し繰り返し言うんですが、誰も信頼してくれない。
汚らわしい廃墟者を殺せって言ってね。めちゃくちゃ銃とかで撃たれてますけど。
もちろんねコズミックパワーがあるんで効きはしないんですけどね。そういうことじゃないんですよね。
このコミュニケーションの成立しなさね。
力を誇示し理性を放棄させてそれの何が聖なる行いなのかと。
すごいこと言うなぁ。
この辺は宗教的な話に感じさせるんですかね。
そうですね。盲信は魂の生成を汚すとか言ってますよね。
だからやっぱただただ根拠なく信じるんじゃなくて、そこに自分の理性っていうのを伴わせてこその信仰なんだよってそういうことなんだよなぁ。
ギャラクタスっていう存在に対しては2つのアプローチで描かれてるんですよね。
1人がテレビ伝道士の、とにかく疑いを持たずに奴を信じるんだと。
奴を信じることで救いがあるんだっていう考え方と、シルバーサーファーのように疑いの心を持って、
自分がどうすべきなのかってことを考えるべきなんだっていう2つの立場でギャラクタスという神の解釈で描かれてるのはやっぱり宗教観。
そうですね。
日本に住んでるから、こういう強い神みたいなものへの共感って今一つできないところがあるんだけど。
そうですね。やっぱりキリスト教とか神教的なね。
力強さ、神、絶対の神みたいなものを今どれくらい理解できてるかわからないんだけれども、2つの立ち位置で描かれてますよね。
我々やっぱり多神教っていうかさ、仏教にしろ神道にしろ神様いっぱいいるスタイルの宗教がどちらかというと身近な文化だからさ、
ギャラクタスっていう巨大な神がいて、それを信じる信じないとかっていう話って、なんとなくこうね、こっちから見たらシルバーサーファーも神で、ギャラクタスも神で、セレスティアルズとかもいるよなみたいな。
あいつらも結構みんな強いしみたいな感じになっちゃうけど、これはやっぱり理屈でしか理解できないけど、その部分でやっぱり2つの立場が描かれてたなと思うんだよね。
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2人ともテレビでは通じてね、メッセージを届けるんですよね。シルバーサーファーの言葉もテレビ中継によって全世界に伝わっていくんですが、そのメッセージはなかなか伝わっていかない。まあ理解されない。
そうですね。でもテレビ伝導師の言葉をみんなが信じてしまう。
1989年でしたっけ?88年だっけ?
この作品?
確か88年、89年ですね。87年がウォッチメンが出た年じゃないですか。
そういう意味ではその世紀末的な不安みたいなものにどう立ち向かうのかっていうのに、一つはまずテレビの力っていうのがすごく強いんだっていうのが。
あ、そうだね。ウォッチメンの話やった時も。
ウォッチメンと私はこれを読んで共通点があるなって思ってて、そのテレビの力っていうのをすごく重視していて、テレビによってメッセージを伝わるし、後半、シルバーサーファーは結局人類に理解されて、シルバーサーファーを応援しようとなるんですけど、そのきっかけもやっぱりテレビ中継によってギャラクタスの暴れてる様が世界中に配信されて、シルバーサーファーの行いをみんなが見ることで彼を助けようという風になるし、ウォッチメンでもこういうテレビの力が描かれてるし。
あるいは巨大な神に近い存在を示すことで、人類の心を一つにまとめ上げていくという考え方もウォッチメン的ですよね。
的だね。
今回はそういう、ウォッチメンのネタバレになっちゃうかもしれないけど、ウォッチメンは巨大な敵を作り出すことで人類全体を一つにまとめようっていうのが大筋だったけど、
今回は最終的にはやっぱり一つの人類の敵が現れることによって物語が終わっていってるよね。
なるほど。
今回の話は最終的にはシルバーサーファー自身が信仰の対象になりかねない、シルバーサーファーに我々を導いてもらいたいんだとなってきたので、シルバーサーファーがあえて老悪的な構造をすることで、
やっぱりシルバーサーファーはダメなんだ、宇宙人め。と言って、人類の敵となることで、その人類の巨大なものへの信仰心というか、自分の頭で考える世界に戻そうとしているので、成功したウォッチメンと言ってみようかな。
まあそこはちょっとどうだろうかな。確かにメディアと大衆っていうのはいつの時代だって切っても切れなく描かれると思うから、今回だったらテレビだし、もう少し時代が進んだ作品だとインターネットとかSNSとかそういうふうになってくるんだろうね。
人類からすごく嫌われているというか、信じられていなかったシルバーサーファー。最後は信じてもらえるようになるんだけど、どういうきっかけでその話が変わっていくかというと、まずさっき言ってたエリナ。シルバーサーファーが心を打たれた予言者コルトンの妹が、戦いに赴くシルバーサーファーの援護をしようとするためですか。
ヘリコプターに乗ったところ、撃ち殺されてしまう。
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マジ人類終わっているなって思うよね。やっぱり人類の愚かさがわかりますよね。 そのことによってコルトン、予言者自身が目を覚ましてしまうんだよね。
そうだねー。あくまでコルトンはギャラクタスの一つの手段としてしか使ってなかったっていうのもね、話としては出てくるんですが。
最初から信じてなかったんだよね。力を我が物にするために、他の奴らに出し抜かれる前に俺が言うんだって予言者を語っていたってこともわかるんですが、それが目が覚めるんですね。妹が死んだことによって。
さっき話したけども、 ギャラクタスと戦っているシルバーサーファー。
ギャラクタスが大暴れしている姿っていうのを人々が見て、 それで
なんて恐ろしいことを。
そしてその共振者たちによって人が殺されたりとかいう事件もあったりして、みんな報道によって目が覚めて、
地球の人たちもギャラクタスを攻撃するようになる。 もちろんギャラクタスにね、地球人の平気なんか聞きやしないんですよね。
なんだけれどもギャラクタスは、 さっきも話したけど、
自分自身が神として崇められようとしてたわけだから、これで地球人の心が離れちゃったなと。
信仰を得ることはできないなと。 というふうに察して去っていくと。シルバーサーファーの勝利だと、そういうことですね。
結構だからやっぱり物分かりのいいというか。 そうね、約束は守るし、自分の目的が達せないとなったら、
感情に任せて地球を破壊したりとかではなくて、じゃあ帰る。 帰っていく。
やっぱりそういう細かいことは気にしないというか。
やっぱり我々しもじものものとは感覚が違うかもしれないですね。 シルバーサーファーも本当に倒せそうなところまで行ったんだけど、
お前が死んだところで私は何も得しないから、 帰すよ。また地球にいればって感じで。
時間間隔とか違うのかもね。やっぱりめっちゃ長生きだろうし。
そっか。しかもこんな地球人とかどうなっていいんだな。 宇宙広いしね。食べ頃の星も他にもいっぱいあるんでしょう。
我々ツナマヨのおにぎりを食べようと思ってコンビニに行ったら売ってなかったぐらいの感じなんですかね。
そうね。じゃあ向こうにファミマあるからファミマに寄ろうぐらいの感じになるかもね。
そしてまたこの人類の愚かさっていうものをエピローグできれいに描いてますよね。
今度はあんなに攻撃とかしてたシルバーサーファーを国連の全県委員会会議に招いたと。
30:04
シルバーサーファーは本当に聖者だ。
神だ。聖者だ。 われわれを導いてください。
こんなにディスコミュニケーションかって思いますよね。 シルバーサーファーはさっきから言ってるじゃん。自分の頭で考えろって言ってるのに。
やっぱりそういうことなんじゃないですか。ロジックだけでは通用しないところがあるんじゃないですかね。
結局人類が味方するのも映像を見て可哀想だって思ったからなわけだし。 言葉で理解したわけじゃないから、人類の振る舞いは変わってないってことなのかな。
人類はやっぱりすごく愚かだなぁ。 愚かだわ。
だって神の性質、神聖のきらめきは誰のうちにもある。
我ら一人一人に。 そういう人たちはその神聖っていうのを
シルバーサーファーに投影してみようとするんだよね。 神は一人一人の心の中にあるんだよ。これが分かんねえかなってことだよね。
ウルトラマンもこういうこと言うね。 君たち一人一人が光なんだよっていうことね。
ウルトラマンじゃん。 やっぱりウルトラマンなのかな。
さすがにシルバーサーファーもね、こいつらダメだぞ。 狂気の沙汰だって言ってますね。
彼らは指導者に飢えてる。そういうふうに上に立つものが必要なんだってことね。 じゃあこいつらの目を覚まさせるためにどうするか。
よかった。じゃあ君たちがそんなに私を持ち上げてくれるんだったら、君たちの申し出に従って君たちを導いてやろう。
まず、俺の要求を何でも聞けと。黙って聞け。
すべての気まぐれに応えろ。
各国の富の3分の1を浄納しろとか言って。 ウケるなあ、この独裁者というか。
まあもちろん、さすがにそう言われると市民も暴動を起こすんだね。 怖いよ。1ページでこんなにさ。
振り幅極端すぎるわ。 態度を変えんなよってね。
薄汚いエイリアンめ。
ただこのシーンの最高なのは、最初ね、預言者だったコルトンだけは、 シルバーサファーの真意に気づいてるんだよね。
コルトンの最後のセリフ。
なんで シルバーサファーは
全てを手に入れることができたのに、神にだってなれたのに、なんでそれを全部投げ出して私たちに
私たちの理性を取り戻すためにこういうことをやってくれるんだ。 こんな取り返しのつかないことを私たちにそんな値打ちはないのにっていうセリフで終わるの超いいよね。
コルトンの最後のセリフいいよね。 これ最高。
33:00
すげーよ。孤独なヒーロー。やっぱ泣いた青鬼?あれ?泣いた赤鬼? あー絵本であるね。あれすごい好きで。
わざと憎まれ役を勝手に出て、青鬼を村人と仲良くさせようという話ですね。 あーそれそれ。
全く同じじゃん。 そう。
なんかああいうところに ヒーローの原型みたいなものが。
自己犠牲による連帯みたいなのが一つの テーマなのかな。ヒーローらしさになってくるような気がするな。
やっぱその違法人であること。まあそれは 実際に別の星の人でもいいし、なんか体が異様とかでもいいんだけど
とにかくその自分たちとは自分たちというかその一般ピーポーとは違う 異なる性質を持ってて、そういう人たちが孤独にかつ
自己犠牲を払ってその一般的な人たちを助けるっていうのがヒーローの大きな 提案があるね。よく見るね確かに。構造として求められるんだろうね。
でシルバーサーファーはね、人間の形してるけど金色で明らかに異形だし。 サーフィンに乗ってるしね。宇宙人だし。
最後孤独にね、宇宙から地球を見つめて肩を落としてるシーンで終わるんですが。
人類しょうもないな。 人類の愚かさを痛感させられましたね。
今回のこの本、今言ったシルバーサーファーパラブルとその創作ノート。
はいはいはいはい。メビウスの。 どういうふうに作ってたのかって話が結構細かく載ってますよね。
メビウスのアートと シルバーサーファーのオリジンが載ってますね。
どうしてシルバーサーファーになったのかってやつですね。 創作ノート結構面白かったですね。面白かった面白かった。読みごたえ結構あってね。
さっきカラーリング、色も結構良いんだよみたいな話したけど、やっぱアメリカのコミックって使える色の数が驚くぐらい少ないんだってね。
入ってあったね。全然知らなかったぜ。どうしてもフルカラーのイメージがあったから、結構カラーリングみたいのは伝統的に力を入れてるのかと思ったんだけど。
まあそうだよね。だってインクの種類とかって限界は限りあるもんね。
あとやっぱりマーベルメソッドですよね。 私これ初めて知ったかも。
割と有名な話かなと思うんだけど、スタン・リーは時間なかったから、作のスピードを早めるために大枠のスクリプトっていうのを、
大枠の流れだけ説明して、もうコマ割りとか指定しない、セリフとかも全部書かないで、アーティストにとりあえず絵だけ書かせるっていう。
普通は、ネームって言うんだっけ?漫画でいう。大まかなコマ割りとかセリフとかを書いて、普通は渡すものが、あらすじしか渡さなかったってことだよね。
36:07
そうそうそうそう。すごいよね。すごいよね。 私これ読んであれ思い出したわ。ジャンプ漫画のバクマンあったじゃん。
バクマンで週間連載のスピードなんだっけ?2作同時に連載しなくちゃいけないんだっけ?
めっちゃいっぱい作んなきゃいけなくなって、時間短縮のために原作者の方がもうシナリオだけ書いて渡して、コマ割りは好きにさせるっていうやり方を途中からやってたけど、あれこれじゃんって思った。
元ネタこれかもね、もしかしたらね。 そうかもね。あれも時短の一つとしてやってたもんね。
まあだから、でもメビウスはそれが結構良かったって言ってましたね。 なんなら試してみたいなぁなんてこと言ってましたけど。
スタンリーもだから本当すごい人なんだなぁ。 確かにね。ここヤベェ一コマ余って何も言わすことないんだけど。
そういうことないんですね。 それだけ動かしがいのあるキャラクターたくさん作ったってことなんですかね。
はーなるほど、だからキャラの魅力ね。 キャラの魅力がいっぱい詰まっている。
もう50年60年生きていくキャラクターを作ったわけですね。 今回載ってるそのシルバーサーファーのオリジンも、これは古い作品ではあるけど、まあこれもスタンリーだよね。
面白かったね。面白かったですね。 シルバーサーファーがいかにしてシルバーサーファーになったのかっていうね、まさにオリジンの部分なんですが、
ご存知の通りね、シルバーサーファーは惑星ゼンラというところからに最初は住んでいました。
ノリンラッドという普通の人間だったんだよね。 このゼンラってすごい星だったんだね。
極限まで科学文明が発達した結果、ありとあらゆる知識を一瞬で得られるし、
争いもなくなったし、あらゆる快楽を何のリスクもなく味わうことができる星。 何か物欲すら淘汰された。
なんとサイバーのマテリアライザーっていう機械があって、どんなものでもただ同然で手に入る。 3Dプリンターの究極版が出来上がって。
その結果、人々は幸せになったんだけれども、 すごく怠惰になって、
意欲とか勇気とかそういうものが失われていってしまったみたいですね。 確かに何もしなくても気持ちよくなれるなら、それはね、
気持ちよくなるわっていう目はあるからね。 俺この数コマ、惑星ゼンラがすげーんだよっていうコマ見て、
羨ましいって思っちゃった。 終わりのない境楽に溺れる人々。
溺れてー。 凄くない?知識すら漏せず得られる。生涯をかけた研鑽も、スタディキューブなら数分で身につく。
すげー。 もうね、こんなラジオなんて誰も聞かないですからね。知識パッと得られちゃいますからね。
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強くもないってね。そんな中、こういうなんか世界おかしいなって、
シルバーサーファーは思っていたんですね。 もっと未知や冒険の日々を追い求める人だったみたいだね。
それはそれでちょっと変だなって思いますけどね。 この星では結構変わった人使いされそうですよね。
なんやかんやあってですね、惑星ゼンラに災害が訪れちゃうんですね。
外部というか、よその星から侵略者がやってきてしまう。 当然、こう発展した学分別から戦争とかも終わっているので、戦う術がほとんどないんですね。
どうしようか。まず最初にやるのは、万能なコンピューターにデータを入れて判断を出してもらうと。
理想の未来世界なんで、人間が物事を決める人がいないんですよね。コンピューターに判断を任せる。
だけれども、やっぱり未知の存在なので、コンピューターも答えが出せない。 武器を使って侵略者を倒すしかない。
唯一残された武器。ウェポンスプリームを使って。
すごそう。 このウェポンスプリームはそうか。コンピューターが未知の存在だから、もう究極のパワーをぶち当てようっていうね。
未知の存在には究極のパワーをぶち当てればなんとかなるだろう。
他の人々は文明が壊れていく様を見て悲惨に暮れるんだけど、
明らかにノリンだけ、シルバーサーバーになる人だけがワクワクしている。
すごい生き生きし始めるのが面白い。 崩壊した世界でもノリノリなんですね。
ご存知の通り、何が襲ってきていたかといえば、当然ギャラクタス。
この時もまた星を食べに来ていたんですね。 ゼンラを食べに来てた。
それで契約を結ぶわけですね。
私が先ぶれとして、宇宙から食べ頃の星を見つけてくるから、ゼンラは見逃してくれと。
そしてシルバーサーバーが誕生した。
だから結構ウキウキしてますよね。 彼の願いは叶えられてるんですよね。
自分で言ってます。我が夢はここに叶った。終わりなき冒険が私を待っている。
我が信念に揺らぎなし、この命ある限り。 ノリノリですね。
なんとなく話に聞いてると、自分の自由と引き換えに、地球を救ってギャラクタスの手先になったっていう感じかと思ってたからさ。
お前の方がテンション高くて。 ノリノリになってたってのが驚きましたね。
シルバーサーバーブラックって作品では、 シルバーサーバーが
今までギャラクタスの先ぶれとして、ギャラクタスが食べる星たちを
42:00
見殺しにしてきた。 自分は救えるはずの命をただただ見てたんだというようなことを言ってたからさ。
すごくシルバーサーバーの罪悪感? 罪を生産する話がシルバーサーバーブラックだったじゃん。
だからちょっとテンションの差があるかなとは思いましたね。 シルバーサーバー的には命がいない星を食べてもらおうという目的がオリジンでも描かれてるんですが、
それにしたってっていう感じは結構しますよね。 恋人との別れのシーンもね。
もう戻ってこれないけど、ごめんよって。 結構軽く別れてますよね。
まあそういうシルバーサーバーのお茶目さも味わえる作品。 これを読むとやっぱりシルバーサーバーは地球に捕らえられるというのが結構大きな罰なんじゃないですか。
彼にとっては。 その物語があったからこういうキャラクターにしたのかなぁ。
たぶんオリジンの方が後で描かれてるからね。
あとシルバーサーバーブラックってさ。 シルバーサーバーが前、時の黎明で暗黒神ヌールと戦うと。
そういう話なのに結構画面がサイケデリック。 そうそうそう。サイケな場面で。
っていうような作品だったんだけど、このオリジン見るとめちゃくちゃケバケバしいもんね。
めっちゃサイケデリックで、シルバーサーバーブラックのあれってこれから来てるんだってちょっと思ったね。
なんかそういうオマージュはありそうだね。 星々の描写とかすごい色ですもんね。
確かにね。せっかくフルカラーのコミックなのにさ、宇宙だからって言ってさ、黒と星の光の白で描いたらつまらんもんね。
確かにね。 それは緑、黄色、ピンク、赤、オレンジってやるのかな?
はい、というわけでシルバーサーバーパラブルでした。 シルバーサーバーのこのオリジンが描かれている後半のお話。
私の最近の応援しているキャラクター、ドクタードゥーム。 あードクタードゥーム。 登場しましたね。出てきましたね。
やっぱりさ、ファンタスティック4の主役的に。 あーそっかそっかそっか。
だからね、2人ともファンタスティック4絡みのキャラクターだよね。 これね、原作でもあったエピソードなんですよねきっと。
ドクタードゥームがシルバーサーバーと出会って、彼を城で艦隊するわけですね。 やっぱドクタードゥームさすがですよね。
世界で最も優秀な独裁者。 宇宙から来たシルバーサーバーを艦隊するんですが、
実はその時にシルバーサーバーの隙を見て、コズミックパワー吸収マシーンみたいなもので、彼のパワーを奪い取り、
その力を使って世界征服をしようとするっていうエピソードが流れるんですが。 みっとこないましたね私は。
ちょっと前に扱ったドクターストレンジ&ドクタードゥームで、あんなにかっこよかった。 あんなに魅力的なドクタードゥームが、ここではもう小悪党のムーブを。
45:04
あの時はさ、ドクターストレンジの魔法の力を借りて世界征服をするつもりはないんだ、なんてかっこいいことを言ってたのに、なんですか?
後ろからいきなりパワーを吸い取って。 コズミックパワーを吸い取って。 人の力を借りて世界征服だ。
ちょっと私の知っているドクタードゥームじゃないですね。 そうですね、しかもまた時代なのかな?
そのコズミックパワーを吸い取るための装置が搭載されている。 こんな、こんな、もう作るって感じですよね。
これ多分ドクタードゥームデザインですもんね。 あの先ほどお話ししたファンタスティック4の銀河の危機、でもドクタードゥーム出てきまして
シルバーサーファーのコズミックパワーを奪うという役所で出てきますよ。 やっぱねー
人類はダメだね。 ドクタードゥームはダメだわ。
シルバーサーファーパラブルの本編での人類と同じ手のひら返しムーブを。 やっぱりドクタードゥームはダメだわ。
滅びるべきだね。ファンタスティック4には頑張ってもらわないと。
まあでもなんかやっぱ 大事なことを教えてくれたね。そうやって何かを深刻化するんじゃなくて。
そうだね、一つを信じるのじゃなくて、大事なのは自分の心の光をちゃんと見届けて正しき行いをしていくことだと。
そういうことだよ。 物凄い力を持った宇宙人がやってきたら、人間はそれに依存しちゃうよと。
我々は人類自身の力で混乱に打ち勝っていかなくちゃいけないんだと。 レックスルーサーも言ってたし。
レックスルーサーいいこと言うね。 レックスルーサーなら多分コズミックパワーを奪おうとはしないんじゃないかな。
しなそう?
でもどうかな、人類の力で作った機械だからってことで奪っちゃうのかな。 同じことしそうではある。
コズミックパワー吸収装置作りそうではある。
ちょっと我々もまだレックスルーサーに対する解像度が。 あんまり高くない。まだ高める必要があるかもしれないですね。
それがわかるまでは何かを侵略したり、あるいは悪魔として下げすんだりすることは良くないんだと。
それを肝に銘じて、これからもアメコミを読みましょう。 学びの多い作品でした。
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そうですね、今回リスナーの方からプレゼントしていただいて本当にありがとうございました。
本当に面白いアメコミいっぱいあるから、こんなの読んだよとか、こんなの一緒に読もうぜ的なことがあればね。
48:03
おすすめのアメコミとかあったら教えていただきたいですよね。 そうね、やっぱりこうアメコミファン、皆さんの周りはどうか知らないですけど、私の周り
まじであんまりいないので、これからも普及活動しつつ、そういう
面白いアメコミ読んだんだけど語られていねえんだよっていう人とかね、ぜひぜひメールください。
我々のラジオ伝導士として頑張っていきます。 はい、それではまた来週。さよなら。バイバイ。
宇宙忍者ゴームズって知ってますか? ちょっと存じ上げないですね。宇宙忍者?
宇宙忍者ゴームズ。 宇宙にも忍者いるんだ。
忍者がどうかはわかんないんですけど、ゴームズっていうキャラクターがいて、
天才が学者なんだけど、体がゴムみたいに伸びるんですね。 あと仲間は
消えることができるスズジ、それからすごく燃える、全身から火炎を出すことのできるファイヤーボーイ、それから岩のような肌を押した怪力男、ガンロック。
聞いたことあんね。そのメンバーなんか聞いたことあんな。 ビランなんですけど、シルバーサーフィンっていう。
聞いたことあんだ。 シルバーサーフィンは、星を、地球のエネルギーを吸い取ろうとしてやってくる。
巨大っちゃ巨大なキャラクターの先ぶれとしてやってくるんですけど、
星を食べる宇宙人、テッカーメン。 それは知らんな。テッカーメンかぶってるんで。
そいつは知らんな。 あとやっぱりあれですよね、
東の小国。 知ってるかもそれ。アチャラカ王国。
アチャラカ王国? 知らんわ、やっぱ知らないなそれ。アチャラカ王国出身の、
テッカーメンじゃない?そいつも。 こいつはですね、テッカーメンじゃなくて悪魔博士です。
そいつがむしろテッカーメンだろ。 なんだかわかんないんだけど、昔ファンタスティック4のアニメを日本語版で放送するときに、
なぜか放題が宇宙忍者ゴームズになって、 キャラクターはテッカーメンになり、ドクタードゥームは悪魔博士になって。
ちなみに名古屋弁で食べれます。