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2020-11-08 12:02

【介護⑧】会社の利益優先か!?ケアマネのジレンマ

ぼぶです。
「ケアマネジャーは楽しい!」
というシリーズで介護の事やケアマネの仕事で感じた事などをお伝えしたいと思います。


ケアマネは赤字だらけ!
会社から見れば『お荷物状態』😭
なので、『同じ法人のデイサービスやヘルパーを紹介して少しでも会社の利益に貢献しろ!』と言われると、従わざるを得ない状況に陥りやすいです。

一方、『公正中立』と研修で言われ続け、
罪悪感を覚えながら、会社に不満を感じながら、逆に割り切って働いているケアマネって多いと思います。

モチベーションを下げてはもったいない!
会社の立場、制度の立場、職員の立場でみると、
誰が悪いでも間違いでもないと思います。

ただ、「あなたはここのデイサービスしか行けませんよ」なんて選択肢を奪うことはしてはいけません!!

件数増えたら連動も自然と増えます。
件数だけに集中して、地域から頼られるケアマネになればいいんです。

「我が社だけ良ければそれでいい」
という時代ではなくなってきているはずです。
利用者さんも会社も地域もwin winになる仕事をコツコツやっていくと、今は会社も評価してくれなくても、いづれ結果で見返せるようになります。ケアマネがこんなことでモチベーション下げない事の方がよっぽど大事!

制度は制度!
仕事は価値観を持って自信を持って取り組んでいきたいものです。



今後は他に心理学や色の不思議についてなどなど資格を活かした内容もお伝えしたいなと思います。

【所有資格】
介護のケアマネジャー、メンタル心理カウンセラー、福祉住環境コーディネーター2級、色彩検定2級、手話検定2級
などなど


#はじめまして#介護#ケアマネジャー#心理学#心理カウンセラー#認知症#会社の利益#ジレンマ#介護経営


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00:06
ご視聴ありがとうございます。ボブです。
今日は、介護の話。
会社の利益を優先か。
ケアマネージャーのジレンマ、についてお届けしたいと思います。
ご存知でしょうか?
今月売上目標何件?何百万?
こういう目標設定、こういう話が出るのは、介護でも同じなんですね。
普通の会社も売上目標とか言うと思うんですけど、介護の場合もこういう話が出てきます。
私、最初、昔は全然別の着物屋さんだったりとか、不動産だったりとか、そういった別の業種から来ました。
最初に転職してきた時は、ちょっと衝撃だったんですね。
福祉の仕事なのにこういう話が出るんだって素朴に思いました。
そしてケアマネージャーの場合はさらに特殊です。
ケアマネージャーって、一般の現場の介護職よりも給料高いようなイメージですけど、
実際平均高いんですけれども、ケアマネージャーの仕事だけでは黒字経営が非常に難しいというのが現状なんです。
介護の業界の人はもう皆さんご存知かもしれませんが、収支差率というのがあります。
収益から費用を引いた割合を出すんですけど、収支差率、ケアマネージャーはマイナス1.6%。
他の訪問介護、ヘルパーはプラス2.6%。デイサービスはプラス3.2%。
統計はいろいろあると思うので、私が見た分ではざっくり全国平均こんなもん。
何が痛いかというと、ケアマネージャーは特別赤字になっているところが多いわけですね。
なので会社としてはケアマネージャーの事務所ってお荷物状態なんです。
人件費ばっかりかかって利益を全然生み出さない。
だからどんなに頑張ってもそうなんです。
ケアマネージャーは件数が35件までと決まっていますので、件数でどうにか補うこともできないですし、
単価も決まっているので何か増やそうと思っても、売上を多く増やそうと思っても難しい。
じゃあどうしたらいいのか。
03:02
なら同じ法人のヘルパーやデイサービスを使って少しでも会社の利益に貢献しなさいよ。
これが会社としては言いたいことなんですよね。
よく連動額という言葉が使われたりします。
連動額を増やしなさい。自社のサービスを増やしなさい。
こういう風になるんですね。
これによる弊害は当然利用者さんにきますね。
ケアマネージャーが自社のサービスを進めないと会社から喜んでもらえないわけですから、
何かデイサービス探したいと思ってももうすぐ、
あ、うちのデイサービスありますよ。うちのいいところがこうであーで。
まず体験をするにしても自社のサービスを体験だけさせたり、
他のデイサービスを体験させたとしても順番を最後に自社のサービスをすると最後の方が記憶に残りやすいですからね。
自然と自分のところのデイサービスに自然と誘導するようなそういった現象が起こります。
でもこういうのは介護保険の考え方としてはもう間違っているという状況です。
ケアマネージャーは公正中立と介護保険の介護保険法でも言われておりますし、
利用者さんに自分で選んでもらうということをケアマネージャーがやっていかないといけないんですね。
選択の権利をちゃんと持っているわけで、
それを権利擁護の立場からケアマネージャーが選べるようにしていかないといけないのが本当です。
こうなってくるといろんな職員から言われます。
ケアマネージャーは公正中立って研修で習ってきました。
私はいくら会社に言われても嫌です。
おかしいと思います。
ケアマネージャー、よし、これからケアマネとして頑張っていこうと思って入ってきた人が
こういう現実を目の当たりにした時にモチベーション下がるんですね。
なんだこの会社とか。
ケアマネー自体にちょっとがっかりしたり。
私も同じように思っていました。
今も思ってはいますが、
じゃあ会社が悪いのか。
制度が、国が悪いのか。
06:03
悪いもの探しをしても意味がないと思うんですね。
それよりも件数を増やすこと。
利用者さんを受け持つ数を増やす。
それに集中しようと言ってます。
そうすると自然と連動も増えるんです。
自社のサービスに振るのも自然と増えてきます。
やっぱり会社も喜ばせないといけないと思います。
利用者さんは当然です。
制度に文句言っても仕方ないです。
全部から私たちはお金をもらっていると思った方がいいですね。
普通、お客さんからお金もらってるんだから、
お客さんに喜んでもらうことをしないといけないっていう話よくありますけど、
介護の場合、利用者さん、お客さんからももらってますし、
考え方によってはやっぱり制度があることでお金をもらえてるんです。
そして会社があることで守られてるんです。
やっぱり全部が利益になるような、
ウィンウィンになるような考え方を持った方が、
いちいちストレスを抱えて、いやいや、やらなくていいんです。
そしてこれからの時代、
自分の会社だけが良ければいいっていう考え方、
もうちょっと古くなってきてませんか?
自分の会社だけではなくて、
周りの会社も得すること、
当然対象としている利用者さんが喜んでくれること、
そして環境ですね、SDGsとか言われてます持続可能な世界に向けて、
環境に対しても地球が喜ぶことを取り組む、
こういったことも自然とやっていけるような会社にしていかないといけないんじゃないかなと思ってます。
そして今の話で言うと、他の地域のデイサービス、
この人たちにもやっぱり一緒に協力してもらって、
地域のデイサービスヘルパーさん、いろんなところに仕事をお願いすることも、
長い目で見れば、
うちの会社のケアマネージャーを知ってもらえるということで、
09:04
やっぱりこっちが自社だけで回していくよりも、
いろんなところと関わった方が知名度上がると思うんですよね。
なかなかこういった部分も会社は理解していただけない、
納得していただけない部分かと思うんですけれども、
まず結果を出すこと。
会社にいちいち反発はせずに件数増やして、
ほら見ろと、何とかギリギリ黒字になった。
じゃあそこで、ちゃんとケアマネージャーとして正々堂々やってますよ。
最終的に、ほら件数も増えて安定してるじゃないですか。
これを目指したいですね。
今日はケアマネージャーのジレンマ。
本当にこれ多い話なんです。
ケアマネージャーならみんな思ってるんじゃないかなというぐらいの話なんですけど、
一般の方、何のこっちゃと思うかもしれません。
ただこういう現状があるんだということも知ってもらいたいなと思って投稿しました。
あ、なので自分のおばあちゃんとか父母が介護保険使ってケアマネさんに何か提案されたとしても、
自社のサービスばっかりすぐ提案してきてないか、
これは見とっていいと思います。
他のとこないんですかって普通に聞いていいです。
それで全然教えてくれなかったらあれですけど、
ケアマネージャーもいろいろあるとは思うんですが、
やっぱり他のところの選択肢を広げてあげる、これは大事なことです。
ここを曲げてしまってはいけないのかなと思いますが、
だからといって制度や会社の文句をずっと言い続ける、これも間違ってると思います。
なのでウィンウィンウィンを目指して、
自分だけが得するっていう考え方をもう捨てて、
みんなが喜ぶような仕事を堂々とできるようにしていきましょう。
さ、今日はこんな感じで終わりたいと思います。
ではまたこれからも介護の話だったり、
少しずつ色の不思議についてもどこかでお話できたらなと思います。
ご視聴ありがとうございます。
12:02

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