00:06
どうもボブです。今日は介護の話をしたいんですけれども、僕がですね、ケアマネージャー、在宅のケアマネージャーをしているので、今は施設じゃなくてですね、普通に自宅に住んでいる方の高齢者のご自宅に伺って、いろいろ支援を計画する仕事なんですね。
そんな中で、ある一人暮らしの女性の方でですね、なんとかご自身で車椅子で移動して生活している方がいるんですね。
肩麻痺とか左半身麻痺があって、なんとか車椅子は動く方の手と足で行いで移動しているんですけれども、原因不明でですね、だいたい冬になると状態が悪くなって、手足が動かしにくくなる、そんな状況の方がいるんですね。
今日お話ししたいのは、もう動けなくなって、めちゃめちゃ本人困るはずなのに、こちら側の全ての提案が断られる、そんな状況の時、皆さんどうします?っていうお話をさせていただこうと思います。
皆さんどうします?って言ってもね、僕自身もどうしたらいいかなって、一緒に考えていただけたらなと思います。
数年前はですね、毎日この時期になると、毎日転倒を繰り返して、起こしてくださいっていう緊急通報を鳴らしてですね、誰かヘルパーさんとか怪我してたら訪問看護の方が夜中でも昼間でも駆けつけたりするような状況だったんですけど、
今も今回もですね、同じような状況になったんですね。
以前は歩いてたので、歩行機とかで歩いてたので、転倒とかになってたんですけど、今は車椅子なので転倒のリスクはかなり少なくはなってるんですが、
もう車椅子に乗ったまま動けなくなるっていうそんな状況になってるんですね。
ちなみにこれは個人情報のこともあるので、あくまで実際の話と少し変えてます。伝えたい意図だけ伝えようと思うので、架空の話としてお話しさせていただきます。ご了承ください。
03:01
今ですね、この方が急に体調がグッと、足と手の動きが悪くなって、自分で車椅子を持参ができなくなる、こういう状況になったんですね。
そうなると一人暮らしどうなりますか、なんですよね。いろいろ検討をしました。
ご自宅に行って看護の方と一緒にどういうふうにしたらいいかなって本人と話していったんですけれども、
発痰はですね、1週間前ぐらいにちょっと熱が出たんです。38度ぐらい熱が出て、でも一吐きしてたらもう1日のうちに熱は収まって、もう良かったね、問題なかったですね、だったんですけど、
なぜかその日から境にですね、左の手足の動きが悪くなって、車椅子の持参とかベッドへの移動ができなくなったんですね。
となるとトイレにも何度か行かないといけないし、ベッドに寝ようと思ってもちょっとした段差のスロープが上がれなくて寝室まで行けない、こんな状況が起こってくるんですよね。
これに対して、スロープを越えてベッドの方に行かないといけないこの環境が問題だよねということで、本人はですね、今の環境がいいんです。
ベッドをリビングに持ってくるなんて不格好だ、だから嫌だってずっと言ってたんですね。でもいずれはもしここを上がれなくなったら、不格好でもね、今の自宅で過ごそうと思うなら、リビングにベッドを持ってきてスロープを越えなくてもいいような環境を作らないといけないですよね、という話をしてたんですけどね。
でも今回、それはやめてくれと、それだけはやめてくれと、いうわけですよ。
こういった支援をしてもらうのはどうか、という話をしたんですけど、それだとですね、介護保険の使える単位って決まってるんですね。それをかなり超えちゃうんです。
06:13
そうなると、超えた分はですね、通常は1割負担で介護保険のサービス使えるんですけど、もう全額超えた分は10割負担になるんで、金額10倍になるわけですね、はみ出た分は。
いや、そんなお金はないと。そこまでお金はかけられない。そうですか。じゃあ、他に手はあるか。
手だったらですね、病院に入院する、もしくは老人保険施設のような施設に一時入所する。こういう方法はどうかということで提案をしたんですね。
それもね、「いや、これはなるべくしたくない。」言うんですね。入院とか施設に行ったら行ったで、不便なこともあるし、認知症の人と話をしないといけないし、もうそんなの嫌だと。
ちょっと待ってくださいよと。全部提案は、考えうる提案は全部ね、断られるんですよ。こんな時、皆さんどう思いますか。
以前はですね、もう散々よく喧嘩してました。僕もこのままでどうするんですかと言って、自分のことですよ、考えてくださいとかね。本人もね、それを考えるのがケアマネージャーの仕事でしょうがって怒るわけですよ。
そんな感じでね、もう他の事業所さんがまあまあまあって言われながら、2人でワーワー言いながら、後で言いすぎたらごめんねみたいな感じで仲直りするような、そんな感じだったんですけど。
今はですね、こういう方っていうのはもうわかっているし、自宅でどうにか過ごしていきたいんだっていうのはじゅうじゅうわかっていつつも、本人もですね、もうわからん人じゃないんですよ。
ちゃんと分かった上で、だけど自分の気持ちはこうなんだっていうのをしっかり伝えてくださるので、いろいろお気持ちは聞くようにしています。その上でですね、本人に全部尋ねるようにしています。
じゃあお部屋にベッドを動かすっていうのができない。だとしたら他に何かいい方法ありますか?その感情についてちょっとね尋ねるようにも最近するんですよね。
09:13
ベッドをこっちに動かした、リビングに動かしたとしたらどんな気持ちになりますか?とかヘルパーさん、お金が相当かかってしまう。でもまあ施設に行ったとしても同じようにもっとかかるわけですよね。
どのくらいの不安がありますか?もし施設に行くってなるよりは安く済むはずですよね。
そのね、ブレーキになっている気持ちはどこから来るのかとかですね、あと病院に入院になったとか、老犬に入所になったとか、そんな場合は自宅に自分でね、日々頑張りながら怪我もしながらやっていくのもそれはそれで大変なことだけどもね。
入所とか病院に行ったらそれに比べてどんな気持ちになるんですか?とかですね、感情について尋ねるように最近はしています。
なんでそんな聞くかというと、自分で自分の感情を再確認する、言葉にして確認するっていうのが結構大事だなと思ったんです。自分でも気づいてない感情だったりするんですよね。
それを言葉にしてあげるっていうことが大事なのと、あとその手段に関して本人に考えてもらう。本人がどうしたいというよりもそのケアマネージャーもあらゆる方法を考えてももうこれしかないんじゃないかって思うけれども、
それをケアマネージャーが悩むんじゃなくて本人の出来事ですよね。本人があれやこれや考えるっていうことが大事なんですよね。自分のことですから。どういう方法があるかですね。
自分で考えた上でこれはできるの?って聞いた時にケアマネージャーも手段についてですね、こういう方法はできますよとかこれはお金がかかりますよっていうのをお伝えする。こういう風にするように切り替えたんですね。
昨日の時点では本人はもうあの全部の選択肢はもう取りませんということだったので、結局昨日の夜、緊急をですね7回ぐらい、夜から日中にかけてですね、丸1日で7回ぐらい緊急通報でヘルパーさんや看護の
12:13
方を呼んでるんですね。もはや緊急でね、その想定している範囲を超えてるわけですよ。もう事業所も仕事にならない。夜も普通の人が夜、夜中2時とか3時とか駆けつけないといけない状況になるわけですよね。
その次の日も仕事があるにもかかわらず、いくらいくら仕事だからといって、これはちょっとね、大変ですよ。本人にもね、そのこの状況、1日ね、こういう状況があったことで、本人もこれはちょっとやばいなって思ったようでですね。
で、今日急遽病院に行って先生にも相談して、入所という方法を取ることにしたんですけど、本人は100%やっぱり自宅がいいんですよね。100%納得はしていないけれども、自分で決めたんですよね。
もうこの手段でやむなしと。プラスちょっと背中を押すことは大事かなと思ったので、1週間でも2週間でもまずはですね、体の、体を休める、蓄積したこの疲れを取るということは大事だと思いますよということで、また検討しましょう。
体が少し休まって動きが良くなったんだったら、また帰る方法を考えればいいし、でも冬場はずっとちょっと悪い状況続くなら、まだね、お部屋も開けてくれているので考えましょうよ。
しっかり良くなってからまた戻るようにしましょうよということで話をさせてもらったんですけど、ようやく本人も分かったありがとうということで、何とか入所の方にこぎつけることができました。
まあね、施設とか入所がゴールでは決してないんですけどね、でも今の最善の状況が老犬とか入所の手段だったら、それはそれで選択する必要はあるんですね。
やっぱり在宅で一人暮らししているという方が動けなくなる、トイレができなくなる、横になることもできない、そんな状況になればこれは一人暮らしはもう困難だというのを判断しないといけないですもんね。
本人が自分で決めたことでなければ、もし入所とか入院とかなって悪くなったとか、ADL生活動作が悪化したなんてことが起きたらケアマネージャーのせいにされるんですよね。
15:14
あんたが言ったからこうなったじゃないか、そういうことになってしまうので、それを避けるためにも、そもそも自分の人生、自分のことを自覚してもらって自分で決定する。
それを当たり前にしていくためにも、本人が決めるということ、本人の自分で自分の感情を知るということがとっても大事かなと思いました。
何か参考になればと思います。ご視聴ありがとうございます。