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サイエントーク
はい、こんにちは。
こんにちは。
レンです。
エマです。
サイエントークは、研究者とOLが気になることについて語るポッドキャストです。
はい、今、テイクシックスぐらいです。
はい、テイクシックスぐらいです。
はい、レンがお酒飲み始めました。
ちょっと、いろいろ説明に苦戦しちゃって。
でも、やっと整理できたから、話していきましょう。
じゃあ、話していきますか。
今日は、ガラスの話をします。
はい、お願いします。
あっさりした。
お願いします。
タイトル見てもらったら、もう分かっているとは思いますけど。
ふと、スマホを見ていたり、パソコンを見ていたりして、
自分、ずっとガラスを見ているなと思ったんですよね、最近。
で、部屋中ガラスばっかりあるじゃないですか。
いろんなところにガラスがあるよね。
窓ガラスとか、鏡とかもそうだけど、
ガラスに囲まれて生活をしているわけじゃないですか。
だから、ガラスについてちゃんと知りたいなと思って。
なので、今日は、ガラスはどんなものなのか。
ガラスって透明だけど、
その透明っていうのは、なぜ透明なのかっていうこととか。
あとは、ガラスの歴史とか、そういう系の話を持ってきました。
はい。
はい、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
じゃあ最初に、ガラスはなんで透明なのかっていう話なんですけど。
はいはい。
物が透明かどうかって、主に2つのことから説明できるかなと思って。
1つが、透明なものは光を吸収しないっていうことですね。
これは結構イメージしやすいと思うんだけど。
例えばリンゴだったら、
そのリンゴ自体は赤以外の光は吸収するっていう性質があるから、
で、赤い光は反射して自分の目の中に入ってくるんで、
リンゴは赤に見えるっていう。
そういう説明をたぶん小学校とかでやったと思うんですよね。
はいはい。
理科とかで。
うん、なんかされた気がする。
だけど、透明ってことは、光を吸収全然しないみたいな。
光を吸収しないで、そのまま通り抜けるっていうのがまず透明っていうことじゃん。
これがまず1つ目の大事な性質。
じゃあ、黒とかだったら、全部吸収するっていうこと?
そうそうそう。
黒は全部吸収。
で、白は逆に全部反射するみたいな。
全部吸収するのが黒、一部吸収して一部反射するのが色あるやつ、
全部反射するのが白。
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で、もう吸収も反射もせずに通り抜けるのが透明っていうことか。
まあ、そうだね。
吸収しないっていう面で見たら、白と透明ってなんか同じな感じするけど、
白は通り抜けられないっていうのはある。
光が。
っていう違いはあるけど。
そうだね。
これが1つ重要なこと。
で、これって物が何からできてるかに依存するんだけど、
この光を吸収するっていうものに関して。
だから、それって結構分子の形とかで、この分子は、
例えば、これぐらいの波長の光を吸収しやすいとか、そういう性質が分子ごとにあって、
で、ガラスみたいな透明な物っていうのは、
少なくとも目で見える光は全然吸収しないっていう性質がある。
まあ、これはガラスで主に軽素とか、たぶんイメージはあると思うけど、
二酸化軽素みたいなやつ。
だから、そういう軽素系の分子でできてると、あんまりその光の吸収がないと。
まあ、紫外線とかは吸収するんだけど。
そうなんだ。
っていうのがまず1つある。
で、ガラスが透明であることの条件もう1つが、光を散乱しないっていうこと。
で、これはわかりやすい例だと、
普通のガラスは、まあ普通に透明だと思うけど、
ガラスの表面に傷つけたりして、
その表面をガタガタにしたりすると、曇りガラスみたいになると思うんだけど、
それって透明じゃなくなるじゃん。
そうだね。
で、それはガラスの表面に光が当たったときに、
まっすぐそのまま通り抜けるんじゃなくて、
ガタガタな部分に当たって、いろんなところに光が飛んでっちゃうみたいな。
っていうのが散乱として起きるから、
透明じゃなくなるっていう。
あとは、同じ感じで氷も、
一塊になってると氷は透明だけど、
かき氷みたいにゴリゴリに削ると、
めっちゃちっちゃいつぶつぶになるじゃん。
だからそのつぶつぶに当たった光って、
そのつぶごとに反射する方向が違ったりとかして、
で、光が散乱するっていうのが起きるから、
かき氷は透明じゃないみたいな感じ。
なるほどね。雪とかも多分そうだよね。
そうだね。
白く見えるけど。
一個一個つぶになってるから、散乱して白く見えるのか。
そうそうそうそう。
で、ガラスも割れてつぶつぶの状態にバラバラになると、
白く見えると思うんだけど、
それもそういう光の散乱が起きちゃうからっていうので、
だから透明であるっていうのは、
つぶつぶのガラスを使うんじゃなくて、
ちゃんと溶かして、きれいに一塊にしたら、
初めて透明になるっていうことですね。
なるほど、なるほど。
っていう、吸収しないっていうことと散乱しないっていうことが、
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この2つの性質がガラスが透明であるっていう説明になってると。
なんかさ、透明なガラスでちょっと色ついてるやつあるじゃん。
ちょっと青いけど、透かしてみたら後ろのもの見えるみたいな。
そういう色付き透明みたいなのはどんな感じなの?
ステンドグラスみたいなやつよね。
そうそうそうそう。
ステンドグラスみたいなやつは、
割合として、ほぼほぼ成分としてはガラスなんだけど、
ほんのちょびっとでも色素みたいなやつ入れたりすると、
完全にそれだけで、
例えばめっちゃ光を、色付いてるってことは光を吸収してるってことだけど、
全部、あまりにも色素を入れまくったら、
さすがに透明じゃなくなると思うよね、スライドグラスでも。
確かになんか透明じゃないガラスもあるもんね。
そうそうそう。そういうのはもう光をめっちゃ吸収しちゃってるってことで。
だからいい感じで光が通ってくるステンドグラスっていうのは、
だから色素の割合とか結構重要だと思う。
ちょびっと入れて、全体にその色素がうっすらあると、
色も付いて見えるし、光も通ってこれるみたいな。
なるほどね。
あとはこのガラスのすごいところで言うと、
透明であるっていうのも一つすごいというか、
ここまで社会で使われてるのって、透明だからこそだと思うんだけど、
この透明だからっていうのと、あとは加工しやすいみたいなことも重要なことかなと思って。
で、この加工しやすいっていうのは、加熱していろんな形に変えれるっていうことだけど、
例えばさ、この加熱して形変えたはいいものの、それまた冷やしてさ、
めっちゃ光散乱するようになっちゃったらさ、使えないじゃん、ガラスとして。
確かに、一度きりになっちゃうね。
そうそう、一度きりになっちゃう。
一回透明さなくなってもう終わり。
そうそうそう。
うん。
なんだけど、ガラスのいいところは、その一回溶かして、そのドロドロになって、
で、そこから冷えると、その液体の性質みたいな、
割と分子としてはなんか自由に動けるみたいな状態を保ちつつ、固まっていくみたいな。
え、じゃあガラスが固まったときでも分子は自由に動けるの?
いや、動いてはないんだけど、なんていうんだろう、
その普通の固体って、その冷えて固まったりするときに、
結構分子が道々に詰まって固体になるみたいなイメージで。
うんうんうん。
なんだけど、ガラスはそういうきれいに整列するわけじゃなくて、
割と分子が結構ぐちゃぐちゃではないんだけど、
なんか割と距離を保って、液体っぽい性質のまま固まる。
だから、粘性があまりにも高すぎて、しっかりきれいに結晶みたいにならずに固体になるっていう性質があって。
じゃあ、別に自由に動くわけじゃないけど、きれいにピッチリ並んでるわけではないっていうことだよね。
そうそうそう。なんか結構絶妙なところにいるよね、これ。
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で、こういう性質が、アモルファスとも言うんだけど、結晶に対して、その被晶質っていう。
はいはいはい。
結晶じゃないっていう名前の性質がついてて。
はい。
そう、だから結構それも重要なことで、そういう性質があるから、
加熱していろんな形に変えた後、また冷やしても、その一塊の状態できれいになって、ちゃんと透明な性質も保ってると。
うーん。
そういうものなんですけど。
でもこれをね、人間使いこなしてるのはね、俺相当すごいと思う。
ほうほう。
すごく見つけたなって感じじゃない?こんなさ、結構都合のいい物質じゃん。
うん、たしかに。だってさ、そもそも砂からできてるんだよね、ガラスって。
あ、そうそう、もともとね、砂の中の成分。
そもそもさ、その砂の中の成分を、この成分だけかき集めて、で、溶かしてみようみたいなことを考え出すのすごいなって思うし。
あ、そうそう。まあ、そこにさ、そんなもんがあるってまず想像できないよね、正直。砂とかにさ、こんなきれいに透明にできる物質入ってるとは誰も思わないじゃん。
そうだね。
そこらへんの砂から取れるからこそ、こんだけ普及してるみたいなとこあるよね。
うんうんうんうん。なるほどね。
だから、この流れで、だからちょっと人間はどうやってガラスを見つけて、どうやって発展してきたのかっていうのが結構気になるところじゃないですか。
はいはいはいはい。
調べました。
あ、ありがとうございます。
頼まれてもいないのに調べてるの、いつも。
説明お願いします。
じゃあ、まあちょっと人類のまずガラスの発見の話なんですけど。
うんうんうんうん。
これはね、まあ相当古くて、ストローぐらい古くて。
ほんとね、これ結構ね諸説あるんだけど。
はいはい。
もともと自然界にガラスっぽい岩みたいなやつあるよね。
はいはい。
例えばね、黒曜石とか多分聞いたことあるかもしんないけど。
うんうんうん。
そういうガラス質の岩石みたいなの言われてるやつあって。
で、もう多分石器時代みたいな。だからそれを石器のナイフとしてもともと使ってたみたいな。
うんうんうんうん。
のがベースとしてあって。
で、この世界最古のガラスって呼ばれてるのは、これはね、エジプトにあるんですけど。
はい。
エジプトの紀元前、えっとね、分かってるのが紀元前24世紀頃。
紀元前24世紀。はいはい。
の遺跡に作られたって言われてるガラス玉みたいなやつがあるらしい。
うんうんうん。
で、推定だけど、その紀元前24世紀くらいにあるってことは、もう紀元前5000年前くらいからもうガラスは作られてたんじゃないかっていうのが一応研究で推定はされてるみたい。
で、もうガラスを作る工程の図みたいなやつが遺跡から出てきたらしい。
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へーすごい。あれ?ストローはでも紀元前5000年前くらいに金属製のストローが使われてたみたいなんですよね。
それ同じくらいか。
えっとね、ストローは紀元前3000年前くらい。
あ、3000年か。
うん。
なるほどね。ちょっと古すぎてもうなんか、もう同じくらいに聞こえるわ。
どっちが先でももうええわって感じなんだけど。
そうそうそう。
で、そこら辺でもう作られてたっていうのがガラスの装飾品とかよね。
うんうんうん。
とか、まあそういう、まああとはなんだろう、食器みたいなやつ。
うんうんうん。
そんな感じの、食器じゃないな、装飾品か。主に装飾品みたいなやつが、もうガラス製のやつが使われてたってなってて。
はいはいはい。
まあなんとなくでもエジプトの遺跡って俺ちょっとそういうイメージあるんだけど。
まあなんかガラスって昔からありそうなイメージはある。
うんうん。でもなんか加工までされてたっていうか結構すごくて、もう。
まあ普通に考えたらすごいよね。
だってそこら辺の砂から取ってきてガラスにするっていう発想が、もう紀元前2、3000年前からあるって。
そうそうそう。
技術として確立してるのはすごいよね。
うん、いや相当すごいと思う、ほんとに。
じゃあこれをどうやって見つけたっていうのは、一応技術として出てくるのは。
うん。
これは今から2000年前に、だからもう西暦0年ぐらいのときに、プリニュースっていう学者の人が、自然博物誌っていう本を書いてるんだけど。
はいはい。
だからさ、今から2000年前の人目線で言うと、そこからさらに3000年前ぐらいのお話を書いた本だよ、これ。
うんうんうん。
昔の昔みたいな。
はいはいはいはい。
昔々よね。
うん。
で、その本に書いてることとしては、フェニキアっていう今のレバノンのところにある国があるんだけど。
はい。
ここで見つかったって呼ばれてて、なんか料理するときに火使うじゃん、焚き火みたいな感じ。
うん。
で、その料理をするときに、その火の周りに鍋置くために石を積んで、なんだろう、バーベキューみたいなイメージなのかなこれ。
うんうんうん。
みたいに使ってたらしいんだけど、その積んでた石がたまたまこのガラスの成分になるような傾斜とか、
うん。
あとは偶然すぎるんだけど、なんか石灰とか、あとはソーダ灰って言われる。
うん。
まあ何個かの成分混ぜて加熱してガラスって作るんだけど。
うん。
それがたまたま揃って、そこでガラスが発見されたみたいな記録が一応残ってるらしいんだけど。
ほう。
まあ結構その奇跡起きるかなみたいなこととか。
うんうんうん。
あと、焚き火ぐらいの温度でガラスできるのはちょっと温度足りないんじゃないかとか。
うん。しかもさ、今から2000年前の本を書いた人がそういう記述をした根拠がちょっとよくわかんないよね。
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うん。
いやあ、そう、なんかちょっと俺そこまでこの本をさ、実際に読んだわけじゃないからさ、わかんないけど。
ああ、いや、うん。
いや、なんかさ、
調べようがないよね。
そうだよね。なんかその人の想像でしかない気がする。
今の技術とかだったら、まあ2000年前とか5000年前のこととか調べる技術とかは発達しているかもしれないけど、
うんうんうん。
西暦0年ぐらいって、そういうのわからん、わからなさそうだなって思って。
まだなんかさ、5000年前の人の物語を読むんだったら、ああそうだなかもしれないなって思うけど、西暦0年の人が書いてもね、あんまりちょっと信憑性ないよね。
まあそうそう。だからこそ、遺跡に残ってるやつで推定してるのは間違いないと思うんだけど。
うん。
たぶん2000年前に書かれた本は、その科学的な分析じゃなくて、まあ妄想というか言い伝えとかだと思うけどね。
あ、言い伝えか。
とか、そういう伝承とかをいろいろまとめたりはしてると思うんだけど。
なるほどね。
この時期の本って。
うん。
だって科学的根拠なんてたぶんないじゃん、これ。
確かに、科学っていう概念がそもそもあるのかっていう。
そうそうそうそう。なんかこれとこれ混ぜて温めたらできたみたいな、そんなレベルだと思うんだよね。
なるほどね。はいはいはい。
っていうのが、まあそもそものこのガラスの始まりって言われて。だから結構ね、あんまはっきりしてないんだよね。
そんな感じで一応できましたみたいな。まあまあ確かに一番最初に見つけた人の話が、この現代まで言い伝わる可能性の方がまあ低いと思うからしょうがないと思うけど。
確かに確かに。うんうんうん。
まあでも、どっかの誰かが見つけたんだろうね。
どっかの誰かが見つけて、まあたぶんロジカルにはではない、たまたまだと思うけど。
まあでもそういう素材としてあるって分かったら、そこからいろいろ加工するみたいな歴史はちゃんと残ってて。
例えば、さっきのは中東ぐらいのお話だけど、場所として。
今度ね、紀元前500年ぐらいの中国で、これぐらいの時期の中国のお墓からも大量のガラスの器発見されてて。
これがね、ちょっとなんか技術が伝わって出てきたのか、それともなんか独立してこういうガラスが使われてるのかちょっと分かんないけど。
まあ中国でも出てきて。で、日本にガラスが伝わってるっていうのも、結構これぐらいの時期って言われてて。
紀元前の500年からそれぐらい。
だから日本には中国からそのガラスの技術っていうのが一応伝わって、
で、弥生時代ぐらいの遺跡が日本で見つかって、実際にガラスがあったっていうのは分かってる。
それぐらいの時期はね、結構記録としてちゃんと残ってて。
ガラスを、最初ってガラスで玉作ってみましたとか、なんか飾りみたいなやつ作ってみましたみたいな、そんなレベルなんだけど。
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実際にね、日常品というか日常生活として使い始めたのは、古代のローマの人たちで。
このローマの人たちが、これすごいんだけど、この当時の窓に初めてガラスを使ったっていう。
これ結構ね、発明で、この時期。
それまではお皿とかにしか使われてなかったけどっていうこと?
いや、お皿とかにも全然ね、普及してないと思う。
お金持ちの人の装飾とか、なんかね、そういう日常生活には全然浸透してなかったらしいんだけど。
そうなんだ。ごめん、それがいつって言ったっけ?
それが紀元前のね、400年とか。
で、このヨーロッパって、あったかいところとまた寒いところがあるじゃない。
これヨーロッパの建築の歴史とかも、俺全然ちょっとジャンルが違うから、勉強したことだけ言うんだけど、
もともとその窓っていうのは概念としてあった。
だから、家の建物に換気用の穴として、屋根に穴開けてたんだけど。
だからさ、今、英語でウィンドウって言うじゃん、窓のこと。
ウィンドウって、ウィンドウって風じゃん。
で、なんか、追うって、覗くとかいう意味があるらしくて、もともと。
で、ウィンド追うで、その風の覗き穴みたいな。
そんな感じの意味がもともとウィンドウだったらしいんだけど。
その建築がバーってヨーロッパで広まったときに、結構寒い地域の人たちもウィンドウはつけてたらしいの、空気入れ替えるために。
でも、めちゃくちゃ寒いから、風入れ替えるためとか、あと日が入ってくるってことだと思うけど。
でも、防寒したいからっていうので、じゃあこの透明なやつをここにはめ込めば日が入ってくるし、いいんじゃないかっていうので、初めてその窓にガラスをはめ込んだっていう。
窓イコールガラスっていうのも当たり前だと思ったけど、そのときは、そっか、それが発明だったのか。
だって穴だよ、ただの。
それまではただの穴だったのか。
そうそうそうそう。
なるほどね。
これ雨とかさ、めっちゃ入ってきてたと思うんだよね、たぶん。
でも、全部塞いだら真っ暗になっちゃうからね。
そんな感じで、ちょっとずつガラスっていうものが使えるぞみたいになってきたときに、これぐらいのときに、紀元前100年ぐらいから、ガラス細工のイメージってさ、筒みたいなやつにガラスねちょねちょのやつつけてさ、息ふーって吹きかけて膨らませるみたいな、そんなイメージない?
ある。
ガラスがもうこれぐらいの時期に出てくる。
紀元前100年ぐらい。
吹きガラスって言うんだけど。
そういう吹きガラスができたことによって、さっき言ってた器とかコップとかさ、いろんな形に作れるようになるのって、この吹きガラスっていう技術ができたからっていうのがあって、で、一気に一般家庭に普及したと。
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もう、じゃあそのときからもう一般家庭に普及してたんだ。
そう。
紀元前100年ぐらいから日用品として普及って。
相当すごいこれ。
俺も思ったこれめっちゃ早いなと思って。
そうだね。
なんか普通に17世紀とかそれぐらいまで、お金持ちの装飾品でそれまではみんな土器使ってるみたいなそういう感じかと思ったけど。
土器ではない。
土器ではないか。
日用的にあんま使われてなさそうなイメージだったけど。
でも普通に紀元前100年前から使われてたんだ。
あれかもしれないけどね。もしかしたら割と階級高い人しか使ってないかもしれないけど、このときは。
確かに。
だけどもうガラスの技術、そこから5世紀ぐらいにかけていろんなガラスの技術が普及してて。
カットガラスとかもこの辺の時期できてる。
ガラスを切って模様つけるみたいなとか。
で、そこからもうね技術、俺が思ったよりだいぶ早くて、もう10世紀、12世紀ぐらいにシャンデリアとかテーブルに使うガラスとかバンバン作られてる。
なんかそれは作られてそう。
っていうかなんかもう吹きガラスに行った時点で、もう後の発展は早そうなイメージはあるよね。
これでも当時多分すごくて、ガラス職人育成みたいなのが結構すごかったらしくて。
ベネチアとかでガラス職人をもう1個の島に集めて家族ごと。
で、もうそこでひたすらガラスの修行させて。
で、それが中世でガラスにさっきも言ってたけど色つけるとかそういう技術とか。
みたいなのがこの村の島っていうところなんだけど、この島でガラス職人たちがめっちゃ修行して。
っていうのも、なんかこのガラスの発展に色々寄与したと。
楽しそう。ガラス修行みたいな。
楽しいんかな。どうだ、いやどう、辛いかもしんない。分かんない。どうなんだろう。
どうなんだろう。なんかガラス作り体験みたいなのずっとしたいなって思って。で、まだしたことないんだけど。
したことないんだ。なんかでしたことあるな。
そう、よくあるよね。楽しそうだな。
なんか学校のイベントとかでね。
ふいたの?
ふいた。
ちゃんと固まらせて?
そうそうそう。で、一応形、ペンチみたいなやつでギュってさ形作るみたいなやつはやってもらったけど、
自分でくるくる回してやるって。
そうやったことあるかな。たぶんないよな。
まあでも言われてみたら、なんかめちゃくちゃ昔にある道具で確かにできるなっていう感じがする。
で、やっぱね、この時代背景から教会とかの建築とかにもやっぱりいっぱいガラス使われてて。
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やっぱイメージあるじゃん。
ある。
そういうステンドグラスとかもさ、教会に結構きれいなステンドグラス使われてるとかね。
で、そういうところもあって、そっからどんどん教会使われて、裕福な家庭にもガラス製品がどんどん増えて、
で、一般家庭にも伝わっていったみたいな流れらしい、一応。
なるほど。
とか、これが中世ぐらいまでガラスで、もうちょっとで終わるけど。
で、最近のガラスの発展とかで言うと、これね、一応、一研究者として思うのはね、やっぱ科学の研究ってガラス欠かせないよね。
確かに。ガラス器具ばっかりだもんね。
そう、科学の実験といえばガラス器具じゃん。
熱耐えれるとか、中ちゃんと見えるとかめっちゃ重要で。
これね、ガラスがなかったらね、科学ここまで発展しないと思うよ。
確かに。
っていうのも思ったから、ちょっとしゃべりたいなと思ったのもあるんだけど。
なるほどね。
そう、だってフラスコ試験管、ロートとかピペットとかも全部ガラスだ。
で、科学なかったらさ、プラスチックとかもできてないしさ、いろんな身の回りの製品できてないから、
もしかしたらもうガラスってめちゃくちゃ一番重要なのかもしれない。
いや、そう、俺はね、それが言いたかった。
すべての、やっぱり、科学の発展のベースにガラスってあるなっていう。
望遠鏡とか顕微鏡とかもさ、
確かに。
レンズもガラスだからさ。
じゃあ、生物とか物理っていうか、宇宙の星とか見るときもさ、望遠鏡とかも必要だから。
そうなると、ほとんどの学問の基礎となるものを作ってるよね。
そう、っていうのがこのね、めちゃくちゃガラスを今で人間がちゃんと作れるようになって、
加工できるようになってっていうのはもうつながってきてるわけですよ、ここに。
確かに。
これはね、熱い。
もしガラスがさ、発見されてなかったらどうなってたんだろうね、今。
今まで全く発見されてない。
全く違う世界線になってる。
家に穴空いてたかもしれない。
だいぶ文明レベル違ったと思うな、これ。
良かった良かった。
代わりのものないもんな。
確かに。
っていうのも近代だとあったり、
あとはあれだな、いろんな、今になったらめちゃくちゃ、
例えばガラスを、今窓ガラスとかに使ってるのって結構ピカピカで綺麗なやつだけど、
この作り方とかも、もともとは金属みたいな鈴なんだけど、
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溶かした金属の上にガラスの成分のやつをザーって流し込んで、
液体の金属って真っ平になるじゃん。
その上でガラスも平らになるから綺麗に平面なガラスができて、
できたらその金属外すだけだから、
もう磨く必要もないみたいなピカピカのガラスができるみたいな方法が、
これ1959年ぐらいにイギリスで使われてる方法だったりするんだけど、
でもそれは1900年代なんだ、その方法が。
そうそうそうそう。
それ結構最近だね。
これは結構最近。
それまで結構磨くとか、その辺は結構大変だったみたいな。
そうなんだ、なるほどね。
どんどんコストもこういうので安くなっていったと。
だからこそ自動車にも簡単にガラス窓つけれたりとかも、
こういう技術ができたからだと思うんだけど。
今だったら飛び散らないようなガラスとか、
強化ガラスとか、もっと熱に耐えれる耐熱ガラスとか、
いろいろできてくるわけですけど、
これ、
もう日本の朝日ガラスっていう会社がもう、
世界トップのガラスメーカーとしてずっと。
日本なんだ、世界トップって。
今AGCっていう名前に変わりましたけどね。
変わったね、はいはい。
何だっけ、CMのAGC、何だっけ、
なんちゃらかんちゃらAGCって何だっけ。
なんかCMで見たことある。
なんか結構最近だよね、名前変わったの。
そうだね、いつだっけAGCになったの。
2018年だね、AGCになったの。
何だし何だしAGCかな。
これね、AGCはもうめちゃくちゃすごいですよ。
さっき言った、金属の上にさあって巻く方法とかで、
もう0.05ミリのガラスとか今作ってて。
細、細じゃない、薄。
薄で。
これでもね、めっちゃ最近、2014年に0.05ミリのガラスできて、
もうこれね、もう薄すぎて巻き取れる、ぐるぐる。
柔らかいってこと?
そう、ちょっと柔らかくて、
1回で長さ100メートルぐらいの薄いガラス作る技術をこの時に開発してて、
これが今スマホとかに使われてるわけですよ。
スマホに使われてるの?0.05ミリの。
そう、こういうめちゃくちゃ薄いガラスとかが使われてる。
表面?表面じゃないよね、さすがに、中。
表面じゃない。
表面?表面そんな薄いんだ。
まあ、なんかいろんなあれはあるけど、層というかタッチセンサーの層とかはあるけど、
その表面のカバーガラスみたいなの言われてるやつ。
こういうガラスの技術が使われてるっていうのがあったり、
そもそもね、インターネットもね、ガラスないと全然できてませんからね、これ。
インターネット?
インターネットのこれ、光ファイバーってあるんだけど、ケーブル。
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あー、そっかそっか。
このケーブルの中もガラスなんで。
多分さ、光ファイバーでさ、ケーブルの中をガラスがめっちゃ反射して伝わってますみたいなのは学校から、
なんか習う気がするんだけど。
うん、光が反射して伝わってるやつね。
そうそうそうそう。
それも、あれも結局ガラスなんで、中に0.0何ミリみたいなガラスの糸みたいなやつが入ってて、
で、その中を光が通ってるっていうね。
というので、僕たちの生活だからもうガラスに支えられてるっていうのが今回よくわかりました。
いやー、ガラスがない世界線だったらだいぶ違うだろうな。
ガラスの代わりって何使えるかな?
あるかな?
プラスチックも、でもさっきの話だとプラスチックができるのもガラス支えてるみたいになったらさ、金属。
なんか、すべての化学実験を別の容器で行うしかない。金属とか。
あれかな、陶器とかかもしれないね。
あ、陶器か。だいぶやりづらいだろうな。
だいぶやりにくいと思うけど。
反応しないみたいなのも重要だからな。
確かに確かに。
陶器反応しそう。
土とかじゃ無理だし。
いやーでもこれ、もし今さ、自分たちが何もない状態の地球に行ったとしたらさ、何もできんの?
何もできんよ。
ガラス関係ないけどそれは。
確かに。関係ないけど。
いやーすごいガラスが重要っていうことがわかったわ。
光フライバーとかもガラスでなきゃいけないの?
そう、これもガラスが、2種類のガラスみたいに使う。
ガラスの糸とその周りを囲んでるガラスみたいなので構成されて、
光ってまっすぐしか行かないから、
その情報を光で飛ばそうってなったら、
ちゃんとそれを全部反射するみたいな物質が必要だよね。
プラスチックとかダメなの?
プラスチック全然反射しないんじゃない?
だってそもそも吸収しちゃったりするじゃん。最初の話だけど。
光を吸収したりしちゃう。
でも色のない透明なプラスチックとかあるじゃん。
色のないプラスチックってそんな反射するかな?
あんま反射するイメージないけど。
あ、そう。
いや、わかんない。
ガラスが世界で足りなくなったら、またそういう技術ができてくるのかな。
ないか。足りなくなることないか。
そんな感じでガラスのお話でした。
ありがとうございます。
じゃあ最後に、今回も感想いただいたやつ一個紹介して終わりますね。
これはツイッターのDMでいただきました。
ゆうしゃさんかな。
はじめまして。私は受験生で、今週末に試験があるのですが、
寝る前に考え事をするのが増えて不眠がちでした。
33:00
でも最近、サイエントークを聞くと、その内容を聞くことに集中して、
考え事をすることが減り、ぐっすり眠れるようになりました。
本当にありがとうございます。
試験が終わっても聞き続けます。
いつも面白くて学びのある配信をありがとうございます。
どうかお体にも気をつけてください。
ということでいただきました。
ありがとうございます。
私たちの声がちょっと眠りにいいっていうことなんですかね。
それなんか他の人にも言われたことありますね。
割と僕ら声低めじゃないですか。
そうですね。
テンションも高いわけじゃないしね。
確かにね。
落ち着いた感じなんで。
ちょうどいいんかな夜。
でもこの一人の受験生を救うことができて僕は大変嬉しいですね。
確かに。
でもなんか受験生にも聞いてもらえてるってすごい嬉しいな。
このエピソード出る頃には受験も終わってるかと思いますが、
後期試験とかない限り。
そうですね。上手くいってたらいいな。
ちょっとでも不眠っていうのはちょっと可哀想だな。
確かにね。いろいろ悩む時期だからね。
まあちょっとでも気晴らしというか。
そうだね。
これをポッドキャストでなってたらいいね。
なんかちょっとずつ最近若い人が聞き始めた感ある?これ。
そうですね。
前回紹介したお便りも結構若い方だった。
もし自分がリスナー最年少だと思う方いらっしゃいましたら是非お便りください。
何歳が聞いてるのか気になる。
確かに。てか逆も気になるわ。
確かに。
一番年長なのはどれぐらいなの?
一応今んとこ20代が多いんだっけ。私たちの番組。
一番多いのは30代ぐらいかな。
あ、30代なの?
の方が一番聞いてると思うね。
30代40代が同じぐらいかな。
あ、そうなんだ。
ちゃんと見てなかったわ。
そっかそっか。
確かそんな感じ。
10代とかってあんまいなさそうですね。
もしかしたら。
そうだね。
いつか10歳以下の人からお便りこないかな。
それそこまでいったら結構すごいよね。
なんかだって親と一緒に聞いてますみたいな感じじゃん。
それは結構もう国民的な番組ですね。そこまでいったら。
でもさありえるんじゃない?だって結構もう今10歳以下の子でもスマホとか持ってるでしょ。
ありえるかな。
確かにね。俺ね中学校ぐらいの時結構ラジオ聞いてたわ。
中学校って言っても12歳以上だからね。
あ、そっか。10歳超えてるか。
9歳とかって小3とかでしょ。
聞かないかな。
わかんない。
どうだろう。
そこまでいったら嬉しいね。でも。
だってもしかしてこういう話聞いてさ、
なんかものづくりみたいな面白いって思ってさ、
そういう道に進む人が出てきたりもするかもしれない。
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そうだね。それこそそういうレンが目指してた科学教育じゃん。
そうそうそう。興味持ってくれたらね。それが一番嬉しいね。
あとこれを聞いてる親御さんの方々もぜひ子供さんにお勧めしてください。
しねえか。
または家族で聞いていただければ。寝るときに。
そうね。とか友達にお勧めとかしてくれたら嬉しいですよね。
そうですね。
というわけで、今回もありがとうございました。
ありがとうございました。
また次回お会いしましょう。
バイバイ。