1. サイエントーク
  2. 127. ニュートンがリンゴの木..
2024-05-16 39:08

127. ニュートンがリンゴの木に出会うまで。【アイザック・ニュートン①】

世界を変えたアイザック・ニュートンの人生について、どんなことをした人なのか?どんな人柄でどう成長したのか?今回はニュートンの生い立ちについておしゃべりしました。

🧬おたよりやコミュニティなどはサイエントーク公式サイトへ!

https://scien-talk.com/


🎙️トピック

「力」という言葉 / ニュートンといえば? / 力の考え方 / ニュートンのキャラクター性 / 笑わないメモ魔 / 壮絶な幼少期 / ストイックすぎる生活 / ケンブリッジの生活 / 微分の考え方の重要性 / 僕らの創造的休暇

※微分積分に関してはライプニッツやバローの話をしたいところでしたが、それはまたいずれ、、、


📚参考文献

・この世界を知るための人類と科学の400万年史 レナード・ムロディナウ 著, 水谷淳 翻訳

https://amzn.to/3V3KXse

・数学者図鑑

https://amzn.to/4dKpXhh

・科学史ひらめき図鑑 世界を変えた科学者70人のブレイクスルー スペースタイム 著, 杉山 滋郎 監修

https://amzn.to/4an3owp


🌏SNS

X(Twitter): https://twitter.com/SciEn_TALK

Instagram: https://www.instagram.com/scien_talk/


🪐サポーターコミュニティ

サイエントークラボはこちらから → https://note.com/scientalk/n/nfac5a81de65c

Xのコミュニティ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠「科学ニュースクラブ」⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠では日々科学トピックが集まってます。


🐈‍⬛関連番組: サイエンマニア

レンがゲストと世界を探求する番組

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://scientalkclub.wixsite.com/scienmania⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


🧪新ポッドキャスト サイエンスディスカバリー!

サイエントークのプロフィールエピソードも配信されています。

サイエンスディスカバリーで検索!

🟥YouTube

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.youtube.com/channel/UCn3buED4vDrWdPi3E_POGVQ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

映像協力: 自走形remonさん(https://note.com/runningremon/)、ツバサさ

(https://twitter.com/283create)


🎧BGM

オープニング:サイエントークのはじまり(オリジナル)

トークBGM:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠DOVA-SYNDROME⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠、⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠トーマス大森音楽工房⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

曲名 『Epoch』『Cozy』『Notion』

作曲 RYU ITO  https://ryu110.com/

00:04
スピーカー 2
レンです。エマです。サイエントークは、研究者とOLが科学をエンタメっぽく語るポッドキャストです。
僕ね、言葉って力があると思うんですよ。うん、そうだね。
わかります?わかります。だってさ、ニュートンとコラボしたいって言ってたら、コラボできたんだっけ?あれ、それは違う?
スピーカー 1
それは、たしかにあるかもね。誰かを動かす力とか、逆に傷つける力とか、あると思うんですよ。
こういう人間の言葉の持つ力って、僕らこうやってポッドキャストやって、ネットを伝わって、加速して、大きくなってると思うんですよ、力がどんどん。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
なんでこんなこと言ってるのかというと、今は概念的に力とか、加速していくとか、こういう言葉って、物理学から来てると思わないですか?
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
これ、力の概念がなかったら、生まれてない考え方だと思う。
スピーカー 2
うん、うん、うん、なんて言えばいいだろうね、大きさみたいになっちゃうかな。
スピーカー 1
ああ、そうじゃないの、大きさ。
スピーカー 2
でも、大きさもさ、結局物理だよね。
スピーカー 1
まあね、とか、あとなんだろう、このスポーツ選手の運動量がすごいとか、言うじゃん。
スピーカー 2
うん、言うね。
スピーカー 1
これ全部、ニュートンの力学から来てると思ってて、全然本当は関係ないんだけど、もう概念になってる。
スピーカー 2
そうだね。逆にさ、こういう言葉が生まれる前って、どういうふうに表現してたんだろうっていうのはあるけどね。
スピーカー 1
わかんない。
スピーカー 2
でも、力っていう概念はあったんじゃない?
その、ニュートンがしっかり定義しただけでさ、力ぐらいはありそう、普通にどの言語でも。
スピーカー 1
ポテンシャルとかになって、その可能性とか、そういうのはあるかもしれないけど。
スピーカー 2
でもさ、この人力強いとかさ、言ってそうじゃない?
でも、ニュートンがそれを定義してなかったら、そもそもその概念自体ないんかな。
スピーカー 1
物に働く力ってなかったら、言うかな。
スピーカー 2
でもさ、強い弱いとかありそうじゃない?
スピーカー 1
強い弱いは確かにあるか、そうだね、それはあると思う。
スピーカー 2
この人強いとか、それは力じゃん。
スピーカー 1
それは力だね。でも、それを力って言うというか、定量しようとするみたいな。
それって、もう物理なんじゃね?っていう。
確かにね。
なんで、ちょっと今回は、僕らは力みたいな概念とか、考え方まで変えた人だと思ってるんですけど、
アイザック・ニュートンについて、どんな人だったのかとか、どんなことをやったのかみたいなのを、ちゃんとしゃべりたいなと思って。
スピーカー 2
3回。
ニュートン、好きすぎでしょ。
ニュートンの人としてのニュートンも好きだし、雑誌としてのニュートンも好きで、何回やってんだって感じだけど。
スピーカー 1
たぶん3回。
スピーカー 2
たぶん3回。
スピーカー 1
ちょっと年代別というか、ガリレオの時も若手の時と、あとは偉くなってからみたいな感じだったけど、
そんな感じで、すっごい若い時と、中堅ぐらいの時と、最後どうなっていったのかみたいな。
03:03
スピーカー 1
ので、ちょっといろいろあるんで。
スピーカー 2
そうなんだ。いろんなストーリーがあるんだね。3回ってことは。
スピーカー 1
そう。全部がめっちゃ長いわけじゃないけど、きりいとこで分けようかなと思ってる感じです。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
なので、今回は最初ニュートンについて話していくんですけど、まずどんなイメージあります?
スピーカー 2
え?なんかリンゴ落として重力発見したみたいな。
スピーカー 1
ああ、そうね。一番有名なエピソード。
これで万有引力を思いついたんじゃないかみたいなね。
スピーカー 2
やばいよね。あれ?思いついたんじゃないかって言われてるってこと?
自分で言ったんじゃないの?リンゴを見れたら思いついたんだって自分で言ったんじゃないんだ。
スピーカー 1
偽って感じですね、あれ。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。
うん。
スピーカー 1
あとなんかある?
スピーカー 2
ニュートンの法則。
スピーカー 1
ニュートンの法則。
スピーカー 2
なんだっけ?ニュートンの法則。
スピーカー 1
ああ、結構授業で習った感じのことよね。
うん。忘れちゃった。
ニュートンの法則ってどうやって習うっけ?
スピーカー 2
もうね、物理ほんとに覚えてない。そもそもどういう法則だっけ?
スピーカー 1
あれじゃない、普通に運動の第二法則ってやつかな。
FイコールMAですね。
Fがある点に作用する力イコール質量Mかける加速度Aってやつ。
スピーカー 2
ニュートンの運動方程式ってやつですね。
ていうか、そもそも力を定義した人がニュートンであってる?
スピーカー 1
なんかね、でも例えば今の加速度とかじゃなくて、こういう方向ですみたいな。
レクトルみたいな考え方は出てきてたり。
スピーカー 2
うんうんうん、それはありそう。
スピーカー 1
でもね、全然、あとデカルトが言ってるのが、空間には目に見えない何かが満ちていて、
物が移動すると渦が生じている。
で、そういう渦を考えると物の動きがわかるみたいな。
そういう説を出してる人もいるとか。
スピーカー 2
力っぽいけど力じゃなさそうな感じだね。
スピーカー 1
これ何がすごいって、この法則が身近なものにも当てはまりそうだし、
星の動きにも当てはまりそうだしっていう。
いろいろこれで説明できるっていうのがわかったのがすごいって話だよね。
スピーカー 2
じゃあ、ニュートンが力の定義をする前は、力っぽい似たようなものは提唱されてたけど、力ではなかったんだね。
スピーカー 1
そう、今で言う力じゃなかった。
もっとね、ちょっとスピリチュアル系の力とか言われてる。
物には何かそういう何がしゃのパワーがあって。
スピーカー 2
じゃあ、同じ力っていう言葉でも意味合いがちょっと違ったんだ。
そう。
それをニュートンがFイコールMAっていう風にちゃんと物理的に定義した。
スピーカー 1
そうそうそう。
それだから比例しますみたいなことは言ってる人は全然いなかったと。
でもこれ別にいきなり思いついたわけじゃないよね、当然。
ある日突然いきなりFイコールMAみたいになるわけじゃなくて、結構泥臭い人生の中で見つけてるんですよ、これ。
06:02
スピーカー 2
しかもさ、力って目に見えないじゃん。
MもAもしっかり目に見えるというか、通知化できるけどさ、
Fって概念的な人間が作り出したものみたいな感じがするからさ、
これが法則ですって言っても、そういう風に作り上げたんじゃないみたいな。
MとAを掛け合わせたものみたいな風に聞こえるよね。
スピーカー 1
あと、運動の法則以外に微分積分を作った人です。
スピーカー 2
そうなんだ。ニュートンが作ったの?
スピーカー 1
とか、そう。
スピーカー 2
めっちゃ頭いいじゃん。
スピーカー 1
あと、白い光は他の色が重なってできて混ざった色だって言ったのもニュートンです。
スピーカー 2
それもさ、普通にしてたら思いつかないよね。
スピーカー 1
普通に色混ぜたら黒になっちゃうもんね。
理科とかでさ、白い光がプリズムみたいなのに入って、いろんな色に分かれますみたいな。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
あれニュートンです。
スピーカー 2
何でもできるというか、いろんなこと発見してるんだ。
めちゃくちゃ頭いい。
スピーカー 1
めちゃくちゃ頭いい。
スピーカー 2
あれ、ニュートンって現代物理学の父みたいな人だっけ?
スピーカー 1
父だね。
父だよ。
スピーカー 2
すごいわ。
スピーカー 1
物理学の父って一人かな?なんかいっぱいいそうな気がする。
スピーカー 2
なんかね、アインシュタインとか?
スピーカー 1
アインシュタインは理論物理学の父とかかな。
多分ね、いっぱいいると思う、物理学の父。
すごい天才なんですけど、どんな人なのかっていうのをまず最初に話して、イメージをつかんでもらうかなと。
スピーカー 2
性格とか人となりみたいな。
スピーカー 1
そう、キャラクターとしてのね。
まず、何個かあるんだけど、全然笑わない人でした。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
生涯親しい友人とか家族はいなくて、愛した人は一人もいなかったと言われてる。
スピーカー 2
孤独だな。ニュートンの自画像とか写真みたいなのってあったっけ?
スピーカー 1
自画像じゃないか、写真。
あるある。
あったっけ?
あるよ。写真、まあ絵だね。
スピーカー 2
絵?アインシュタインはすぐ思いつくんだけどさ、ニュートンどんな顔かって全然想像できない。
スピーカー 1
本当?結構ニュートンの写真有名だと思うよ。なんつーの音楽家みたいな。
スピーカー 2
なんかこういう人いっぱいいそう。
スピーカー 1
いっぱいいる。でもあんまヒゲモジャではないですね。
スピーカー 2
でもイケメンだね。見して見してもう一回。
スピーカー 1
ちょっと中性的な顔してるかもしれない。
スピーカー 2
でも確かに笑ってないね。
スピーカー 1
5年間ぐらい助手を務めた人がいるんだけど、その人を書き残してるのが、一回しか笑ったの見たことない。
やば。
スピーカー 1
それが、どうして人はエウクレイデスの理論を学びたがるんだって質問したときだけ笑ったらしいんだよね。
ちょっと笑いポイント全く理解できないけど。
これエウクレイデスってユークリッドですね。
ユークリッド言論の気化学の父ですけど。
09:01
スピーカー 2
なんかやったっけ?前サイレントークで。
スピーカー 1
うん、出てきてる。
スピーカー 2
なんか出てきた気がするね。
スピーカー 1
で、それをなんで学びたがるんだって聞かれたときだけ笑ったって。
お前何言ってんだって思ったんじゃない?人は。
スピーカー 2
笑うって、ほほえみ系の笑うかな?爆笑とかじゃなく?
スピーカー 1
いや、そもそも全然笑わないといけないから、爆笑なんて一回もないんじゃないかな?
スピーカー 2
でもさ、笑わないってさ、なんだろう、幻覚っていうことなのか、それとも静かな人なのか、打ち気なのか、どういう意味での笑わないなんだろうね。
結構静かめな感じで、今日の空は灰色だなって言ったら、ニュートンは実際空は青いよって返すタイプ。
スピーカー 1
なんか変わってる感じの人だったらしい。
スピーカー 2
でも、静かなだけでコミュニケーションが取れないみたいな感じではないんだ。
スピーカー 1
もちろんもちろん、普通にコミュニケーションが取れるし、ディスカッションとかもしてたのは。
スピーカー 2
それはそうだよね。
スピーカー 1
あとちょっと面白いのが、これ後の時代でアインシュタインが言ってる言葉なんだけど、
人が芸術や科学に向かう最大の動機の一つは、どうしようもないほど憂鬱な日常生活から逃れることだって言ってて、
それを体現してるのがニュートンだと。
ニュートンは日常生活がどうしようもなく憂鬱だったんだ。
もう全然人と話したがらないみたいな、そもそも。
あと、その分、科学めちゃめちゃ尖ってるっていう人だったらしい。
スピーカー 2
もったいない。イケメンなのに。
スピーカー 1
イケメンって言ってる人あんまりいないかもしれないけど、
日常生活は基本的に軽視していたっていうね。
もう食事も全然ちゃんととってないとか、そういう時期もあるよね。
スピーカー 2
でもさ、そういうイメージあるよね、科学者って。
あまり自分の体とかを健康とかに気を使わず、
スピーカー 1
ひたすら研究してるみたいなイメージがあるかも。
スピーカー 2
でもね、人によると思うよ。もう発表するの大好きな人もいるしさ。
スピーカー 1
確かにね。
いろいろこれだけすごいことやったんだぞっていう宣伝が上手い人とかもいるわけじゃん、今まで。
スピーカー 2
ガリレオとかも結構そっちのタイプだったと思うんだけど。
ガリレオとかもソシナみたいな人だったもんね。
スピーカー 1
宗教の偉い人とかに気を使ってとかもやってたと思うんだけど。
ニュードンは真逆、本当に人と喋らないで、もう我が道を行くタイプで。
なんなら、やってる研究の重要性は分かってたんだけど、発表しないでただメモしてるだけみたいな時もあった。
スピーカー 2
なんかそういう人他にもいたよね、これまでの科学者紹介。
スピーカー 1
うん、ちょいちょいいるね。
スピーカー 2
まあいろんなタイプがいるんだね、科学者にも。
スピーカー 1
あとは、超メモマ。もうメモをしまくる人だったらしいの。
で、パッて計算した紙とか古いノートとかをすべて保存してる。
12:01
スピーカー 2
大変だな、データ量ヤバそう。
スピーカー 1
日常で使った本当に1円単位のお金とか、円じゃなくて1ペニーだけど、の明細とかも残ってるし。
こと細かにお金も記録してるし、見聞きした数学とか物理とか錬金術みたいなことを全部書き残してる。
スピーカー 2
錬金術も書き残してるんだ、ちょっと科学でさ、ジャンル違うけど。
スピーカー 1
いや、これジャンル違くないんですよ。実はニュートン錬金術もやってる人なんです。
すごい。
スピーカー 2
これ後で出てくるけど。
物理のイメージしかなかった。
スピーカー 1
途中ね、本当にあまりに1人になりすぎて錬金術にはまる時期とかがある。
スピーカー 2
どういうこと?1人になりすぎて錬金術にはまるって。
スピーカー 1
もうね、まっしぐらで誰からも正されることないから。
スピーカー 2
そういうことね。
スピーカー 1
ちょっと訳わかんない方向に進んでる時もあったりする。
スピーカー 2
なるほど、なるほど。
スピーカー 1
実はこういうメモがすごくいっぱい残ってるから、見つかってオークションにかけられたりもしてて。
スピーカー 2
それを解読するのに20年かかったらしい。メモが多すぎて。
読めないってわけじゃなくて、データ量が多すぎてってこと?
全体像を把握できない。
スピーカー 1
ちゃんと整理してとかやってたら20年くらいその研究にかかって、ニュートンのメモを研究するっていう。
そういうのがあって。
オークションで買った人に言わく、同じ人間として理解できるレベルじゃなかったっていう風に言ってるくらい、
とんでもない情報量を残してる人でもある。
スピーカー 2
すごい、パソコンがない時代の人間パソコンみたいな感じかな。
スピーカー 1
ちょっとパソコン、人間パソコンなのかちょっとわかんないけど。
スピーカー 2
大量のデータをストックしといて、それをもとに考えて解析とかして、法則とか見つけていくんでしょう?
スピーカー 1
そうそう。
スピーカー 2
そういう意味で。
スピーカー 1
そういう意味では確かにそうかもしれない。
当時、記録に残すって言ったら書くしかほとんどないから。
スピーカー 2
すごいな。でもそれを整理するのも大変だよね。
そう、ぐっちゃぐちゃだったらしいです。
とりあえずメモ取った。
スピーカー 1
本人も何回言われて、あれどこだっけって言って、メモを探して、今ないから後で送るわって言ってくれたっていうのが残ってる。
スピーカー 2
あるだろうね。
スピーカー 1
そういう人いるよね。
スピーカー 2
私だ。
君か。
そんなメモ取らないけど、なくすわ。
スピーカー 1
それただ整理できてる人ですね。
そうですね。
っていうね、ニュートン大体こういう感じのキャラクターの人なんですよね。
これちょっと知りたくないですか?この人。
こういう人がどうやってね、すごい研究してったかっていう。
スピーカー 2
そうだね。幼少期とかもどんな感じなのかちょっと気になるね。
スピーカー 1
じゃあちょっと、今回第1章なんで、結構子供時代の話とかなんですけど、ここはニュートンの人生ね。
基本的に少年時代はめちゃめちゃかわいそうです。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
1642年のクリスマス生まれなんですけど、12月25日に未熟児として生まれてます。
15:08
スピーカー 1
この時に母親が出産する3ヶ月前ぐらいに、父親が亡くなってしまってると。
スピーカー 2
ニュートン生まれたんだけど、母親が育てる気がなかったと。
スピーカー 1
それはつらいね。
すごい体が小さく生まれてきたんだけど、母親はもう全然育てる気ないから、そのまま放置して、例えば出かけて、しばらく放置して、
で、帰ってきたら子供は死んでいるだろうと決めつけて、のんびり過ごしてから帰ってきて、ギリギリニュートンは生きてるみたいな。
そういうね、結構大変な育ちなんですよね、最初。
スピーカー 2
なんか、ちょっと関係ないけど、当時それ許されるのかって思ったけどね。今だったらもう犯罪じゃん。
スピーカー 1
犯罪だし、普通に人としてね、ダメだよね。
一応そういうふうに言われてますよ。
スピーカー 2
この母親もね、結構大変なんだけど、この後再婚をするんですけど、だけど家庭環境はずっと最悪だったと言われてる。
スピーカー 1
あんまり詳細は残ってないんですけど、ニュートンが書いた辞典の中で、両親に火をつけて家を焼くぞと脅したりもしたって書いてある。
それぐらい結構ね、やばい家庭だったらしい。
スピーカー 2
家庭がやばくてさ、幼少期がつらいと、やっぱ人生つらいね。
スピーカー 1
そう、結構つらい。で、途中でもう、おばあちゃんの家に引き取られたりして。
で、そこから宗教の学校に入るんですよね。
っていうのも、おばあちゃんとか、あと母親も、もう家出てきなさいみたいな感じで、そのまま学校に入れられて、その近くに住んでる知り合いのとこに下宿するっていう生活。
で、この下宿したところの人が科学者だったね。薬剤師科学者のウィリアム・クラークさんっていう人がいて、その人のところで勉強して。
クラークさんは、ニュートンが最初っからめちゃめちゃ好奇心が強くて、頭がいいっていうのを見抜いてて、いろいろ教えてたらしい。
スピーカー 2
でもさ、ニュートンを育てた人だからさ、たぶんクラークさんも優秀な人なんだろうね。
この人、すごい影響を与えてる人らしいよ。師匠みたいな感じで。
ちなみにさ、キリスト教の学校って言ったけどさ、ニュートンはキリスト教を信じてたの?
うん。ニュートンは結構、宗教きっちりしてる人。
スピーカー 1
あ、そうなんだ。
まあ、いろいろ勉強してたんだけど、学校ではあんまり友達ができなかったと。で、まあ、おとなしい感じだったのかな。
スピーカー 2
それは、何歳ぐらいのとき?
スピーカー 1
これはもう10代ですね。
で、17歳になったときに、またちょっと母親が出てくるんですけど、お前は家に戻って農作業をやれと。
スピーカー 2
急に。さっきは出てけって言ったのに。
スピーカー 1
そう。ようはさ、もう17歳ぐらいだからさ、労働力として。
で、呼び戻してたんだけど、農作業は嫌いだったと。
18:03
スピーカー 1
嫌いそうだな。
もう動きたくないから。だから、もうひたすらサボって本読んでたりして。
スピーカー 2
豚が脱走したりしても、本を読み続けたと言われてる。
柵を壊して畑に入って、もう気にせず本を読んでいたと。
スピーカー 1
っていう状態だったんだけど、それをおじが見てたんだよね。
もうこの子大丈夫かなみたいな。
だけど、めちゃめちゃ頭いいのは、そのおじさんも気づいてたの。
君すごいから、学校行ったほうがいいよ。こんなとこいないで。
スピーカー 2
頭いいっていうのは、学校行ってなかったんだよね。
テストの点数がいいとかじゃなくて。
スピーカー 1
じゃないと思うけど、難しい本読んだりしてたのかな。
詳細わかんないけど、おじがすごい評価していたらしい。
で、いろいろコネとかで頑張ってケンブリッジ大学に入ると。
スピーカー 2
ここで初めてがっつり科学を学ぶっていうふうに言われてる。
35年間、ケンブリッジ大学にいるんで。
何歳のときに入学したの?
スピーカー 1
入学したのは、でも20歳の前ぐらいかな。
スピーカー 2
でもすごいね。それまでちゃんと学校とか行ってなかったのに、
急にケンブリッジに行けるぐらい、やっぱりもともと頭いいんだね。
スピーカー 1
だけど、まだ大変なんだよ。
入ったんだけど、親が親なんで、仕送りもなくて、
経済状況最底辺からスタートしてる。
ケンブリッジって、すごい階級制度があるらしいの。厳しい。
スピーカー 2
あ、そうなの?それは当時だよね。
スピーカー 1
当時。で、貧しい学生は、サイザーって呼ばれてて、給食生。
あ、違う。給費生かな。
どういう字?
給食の給に、費用の費。で、生徒の生。
スピーカー 2
給食の給って、あの…
スピーカー 1
食べる給食ね。
スピーカー 2
食べる給食。
スピーカー 1
休むほうじゃない。
スピーカー 2
休むほうじゃない。
スピーカー 1
そういう人たちは、お金がないんで、食費とか学費とかを免除されると。
で、ちょっとだけ給料をもらう代わりに、裕福な学生に仕えて、
髪を整えたり、靴磨きをしたり、パンやビールを運んだりするっていう。
スピーカー 2
それは、何のための大学だって感じはするけど。
スピーカー 1
ちょっとすごいよね。
それぐらい、やっぱり貧富の差が、食でそういう生活に影響してたと言われてるらしいの。
貧しい学生のサイザーね。
ニュートンは、そのさらに下。サブサイザーだったと言われてる。
スピーカー 2
サブサイザーが底辺。
スピーカー 1
もうね、一番下。
で、もう、やらされる雑用は一緒。
で、しかも、さっきの人たちは、そういう靴磨きしたりとかやって、
スピーカー 2
食費とか学費が免除されてたんだけど、一番下の人は、その免除すらない。
え?じゃあ、何のために働く?
スピーカー 1
もう、それをやるから、通わせてもらってるみたいな感じ。
で、お金を自分で払って。
スピーカー 2
それ、ただの奴隷じゃん。
まあ、学ばせてはもらえるかもしれないけど。
21:00
スピーカー 1
うん、そう。
スピーカー 2
それ、なんか、下の人ほどさ、ちゃんとお金あげたりしなきゃダメだよね。
スピーカー 1
本当はね。
でも、全然そんなことはなかったらしいよ。
で、まあ、だけど、大学で学ぶ機会は得たと。
それがすごい大事だったことで。
当時、ガリレオが亡くなって、ガリレオが死んだ年にニュートン生まれてるんで。
そこは20年ぐらい経ってる。
で、ガリレオって、まあすごい物理の基礎とかを打ち立ててたんだけど、教科書まだ変わってないぐらいのタイミングだったらしい。
スピーカー 2
まだ変わってないっていうのは、ガリレオの情報がまだ教科書にないってこと?
スピーカー 1
そう。そこまではまだなってない。
だから、大学では相変わらず、アリストテレスの考え方で教えてるっていう状況なんですよ。
スピーカー 2
あれでも、ガリレオの死後、もう20年ぐらい経ってたらさ、もう世間的には、アリストテレスよりもガリレオのほうが正しいっていうふうにみんな認識はしてる?
スピーカー 1
みんな認識はまだしてないから。
でも、そういうのが出てきて、いろいろ書き変わるかもねっていうのが、ちょっとずつ広まっていく。
だけど、まだ教科書変わってないっていう時代。
だから、ニュートンは勉強めちゃくちゃできる。
一回、アリストテレスの本とか、いろいろ学ぶわけですよ。
宇宙は神々の世界でとか、あとは物理学、重いもの早く落ちますとか、そういうのを学んで、全然納得できないと。
ガリレオと一緒なのよ。まったく一緒で、これなんか間違ってることあるぞと。
で、ガリレオの本もちゃんと読んでる。死ぬ前に書き残してたね。
で、こっちのほうが絶対正しいだろうと。
大学の時にもえげつない勉強料をしてたらしくて、1日18時間、週7日、数十年もこのスタイルでずっとやり続けてて。
スピーカー 2
え、1日18時間勉強?
スピーカー 1
勉強とか活動して、一切娯楽はない。
スピーカー 2
え、18時間ってさ。
スピーカー 1
6時間睡眠ですか?
スピーカー 2
6時間睡眠して、起きてる間、ご飯とかさすがに食べるじゃん。
スピーカー 1
ご飯とか食べる。ほとんど勉強してる。
スピーカー 2
18時間起きてる間のご飯以外はずっと勉強してた。
すごいね。
スピーカー 1
で、週7日。
スピーカー 2
週7日。好きなんだろうね。
スピーカー 1
で、さっきのアリストテレスの授業とか、全然もう参考にならないと思ってたから、自分でカリキュラム立てて、自分で勉強してたって言われてる。
スピーカー 2
すごい。どういうこと?
スピーカー 1
そんな人いると思って。どういうことだと思って。
で、ガリレオとか、デカルトとか、当時有名だった人たちの教えりとかを全部読んで、吸収してって。
そんなことしてるから、テストの点はそんなに良くなかったらしいんだけど、でも卒業したと。
だけど当時、いろいろ有名な人の話とか全部一通り理解して、まずは学者になろうと。
で、卒業して学者になったんですよ。
何の学者?
何学者なんだろう?
スピーカー 2
ケンブリッジは何専攻で入ったんだ?
スピーカー 1
そんな細かい専攻まだこの時なくて、でもとりあえず数学者に結構教わってたと。
24:01
スピーカー 1
数学をすごいやってるって感じ。
じゃあ、学者になったっていうのも、その数学とかそういう理系関係の学者になったのかな?
学者というか、バチェラーの学位を得たって感じかな。
スピーカー 2
そういうこと?
スピーカー 1
で、その後も大学に残って、いろいろ勉強しようとしてたって感じなんですよね。
なんだけど、ここでとあることが起きて、一回田舎に帰らないといけなくなる。
スピーカー 2
なんだと思います?
追放されたってこと?ケンブリッジから。
スピーカー 1
いや、追放じゃない。ケンブリッジが閉鎖されるんです。
それはなぜでしょう?
スピーカー 2
なんで?戦争とか?
スピーカー 1
いや、これはね、僕たちも経験しました。こんな感じのこと。
スピーカー 2
地震?
スピーカー 1
違う。地震はそんな起きないんじゃないかな?
コロナみたいな、電線病?
そう。感染症、疫病とかですね。
スピーカー 2
これ、ペストです、当時。
スピーカー 1
ペストが流行して、大学が閉鎖されます。
これ、今でいう、コロナのイメージですよね、僕たちで。
だから、一回実家に帰らなきゃいけなくなったとか、いう感じなんですよ。
そういう人もいたんじゃないかな?
いただろうね。
で、帰りたくもない母親のもとに戻るわけですよ。
だけど、勉強を一人続けたと言われてて。
スピーカー 2
それは、当時、何歳ぐらいかな?
スピーカー 1
20代前半とかですね。
で、この1666年、22歳かな。
この年が、すごいって言われてて。
これ、もう有名なエピソード、リンゴが落ちて、
それを見て、万有引力を発見したと言われているみたいなのとか、
微分析文を思いついたとか、
この年に全部。
スピーカー 2
22歳の時に?
スピーカー 1
22歳の時に思いついたと言われてる。
スピーカー 2
スーパー22歳すぎるでしょ。
すごい。
どういうこと?
スピーカー 1
これがね、すごいとはして、ただ、最初にもちょっと言ったけど、
名刺みたいなとこもある。
だって、実際、万有引力の法則って、
わーって、ひらめて、解決してもらえたわけじゃなくて、
本当は、何度もアイデアを考えては違うって崩して、
練り上げては崩して、みたいなのが、
3年以上かかって、やっと徐々にわかったと言われてるけど、
スピーカー 2
そりゃそうだよね。
スピーカー 1
でも着想したのは、この年って言われてる。
スピーカー 2
それは、リンゴを見て着想を得たのかわかんないけど、
とりあえず、アイデアを思いついたんだ。
そう。
スピーカー 1
だから、大学でいっぱい勉強して、
そのアイデアを持って、勉強した中で、アイデアをいろいろ考えてて、
そのまま実家に帰って、痛くもない農場でサボりながら考えてて、
アイデアを思いついたと。
でも、それをノーズに書いてて。
運動の法則の原型みたいなのも、この時にも書かれてたらしいんですけど、
当時は、自分でもまだ信じられなかったみたいな。
27:02
スピーカー 1
成り立ちそうな式はあるけど、これが本当かはわからんと。
こういうアイデアもありじゃないかっていうので、
農場で生まれてるんですよね、この辺の。
スピーカー 2
そうなんだ。へえ。
スピーカー 1
だってさ、そうじゃない?だって、急にリンゴ出てくるけどさ、
なんでって感じじゃん。これ農場にいるからなんですよね。
スピーカー 2
確かに。なんか、今の話聞いてイメージしたのは、
農場で、本当は働かなきゃいけないけど、
ちょっとそこら辺のリンゴの木の下に座って、
ノードとかでいろいろ書いてて、
そしたらリンゴがポトって落ちてきたみたいな、そんな感じ。
スピーカー 1
だけど、それ実家の農場だったっていうことなんですよ。
そうなんだ。
で、その万有引力とかもあるんだけど、
まず一番最初にやったっていうのは、微分析文なんですよね。
そもそもね、微分析文ないと、やっぱ数学全然違うんですよ、これ。
できるかできないかで。
スピーカー 2
てか、物理も全然違うだろうね。
スピーカー 1
そう、物理も違う。
スピーカー 2
当時、微分析文なかったんだじゃん。
スピーカー 1
なかった。
スピーカー 2
んー、頭良すぎるでしょ、微分析文を考えるって。
スピーカー 1
うん。で、聞いてる人も微分析文どんなんだっけみたいなのもあると思うんだけど、
今回、ポッドキャストでいうのは、すごい概念的なところを言うけど、
何をやりたくて微分析文に至ってるかなんですけど、
ニュートンがいた時代よりも前の時代の速さの概念って、今と違う。
全体の平均速度でしかなかった。
だから例えば、今の時代でいうと、やっぱり車がわかりやすいけど、
今いるところから目的地まで、たぶん1時間で行きましたと。
したら、そのトータルの中の速さはこれぐらいですっていう平均速度っていうのは考えられてたと。
だけど、その間の各地点のタイミングのスピードって違うわけじゃないですか。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
ちょっと止まりながらとかさ、ちょっとゆっくりなってるところもあったりして、
そういう地点の瞬間的な速さを求めるためにはどうしたらいいんだろうっていうのを考えた。
スピーカー 2
それがスタートだったんだね。
スピーカー 1
それがスタート。
で、その速度っていうのは、ある地点の時間と距離のグラフを描いたときの、
曲線の傾きを求めるって話だよね。
速度がふにゃふにゃふにゃって変わってるときに、
ある地点の速さはその傾きを計算すればいいと。
めちゃめちゃわかりにくいかもしれないけど、概念的な。なんとなくわかるよね、でも。
スピーカー 2
物理やったことある人だったらわかるじゃないかな。高校物理とかでイメージやるし。
スピーカー 1
だけど、これってさ、速さって、だから距離を時間で割ればいいわけじゃないですか。
だけど、一瞬の速さってことは、その一瞬の時間で距離を割らなきゃいけない。
これどうしたらいいのっていう。
ある意味、極限状態を考えなきゃいけないって話で、それを計算しようとした。
これね、実は考え方がガリレオと一緒なんですよ、これ。
30:03
スピーカー 1
ちょっと覚えてるかわかんないけど、ガリレオもさ、物が落ちるスピードを測ろうとして、
最初は斜面コロコロ玉を転がして時間を測ってたわけじゃん。
で、それが斜面が完全に90度になったら、これは自由に落下するっていう、
極限状態を考えたわけじゃない。
スピーカー 2
だんだんだんだんその角度を90度にしていくみたいな。
スピーカー 1
そうそう。で、最終的には完全に90度だったら、物が落ちるっていうのと一緒になって、
速さも求められると。
それと一緒でこれも、最初は長い時間の平均を出すんだけど、速さとして。
その時間をどんどんどんどんちっちゃくしていくと。
スピーカー 2
で、最終的に行き着いて極限になったところが、その瞬間の速さってことになるわけじゃん。
スピーカー 1
ゼロよりは大きいけど、めちゃくちゃ小さい。
スピーカー 2
めちゃくちゃ小さい時間?
スピーカー 1
時間。今だったらさ、これ僕ら習ってるからイメージできるんだよ。
スピーカー 2
ニュートンしかいなかったよ、当時こんなこと考えてるやつは。
スピーカー 1
てか、なんでそんなこと考えるんだっていうのは、学者だったからか。
スピーカー 2
まあ、そうだね。
スピーカー 1
これちょっとすごいよね。だから速さを測るっていうのはやっぱ大事なことなんですよね。なんでもそうだけど。
当時、船の速度とかを測るのも、ロープを用意して、等間隔に結び目を作って、それが何個ずれたかみたいな。
そういう速度の測り方とかをしてたんだけど。
レベルの中でこういう極限状態みたいなのを考えてたの。
スピーカー 2
すごいね。しかもさ、その分母がゼロになるからさ、普通にどうなんだろう。
当時ってさ、分母がゼロになると無限大みたいな考え方があったのかわかんないけどさ、
そういうふうに考えてしまいそうになるよね。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
でも分子もゼロに近くなるから、だから速さができるんだよね、たぶん。
スピーカー 1
そうそう。めちゃめちゃちっちゃい直線の傾き求めますっていう考え方だからね。
スピーカー 2
その概念を作っちゃうのすごいし、実際に計算できるのもすごいし。
スピーカー 1
でもこれだとただの数学の理論の話で、そういうもののスピードを測るとか、
あと今で言うと、化学反応の信号とか株価の動きとかもそうだけど、ああいうのも微分とかするね。
とか、天気の予測とか、気温変化とかのある一地点の状態とか、
そういうのが微分だったりするわけで。
その基礎を作っているのがニュートン。
スピーカー 2
すごい。いろんな応用がきく。
でも微分も積分も同じ人が考えちゃうっていうのもすごいね。
スピーカー 1
そう、積分の話そんなにしないけど。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
何が大事かって、そういう世の中的には本当は存在しない状態をちゃんと考えて、
それを式にして作ったっていうのがすごいことで。
これがすごかったこと1。
今回紹介する具体的な話これだけだけど、
33:01
スピーカー 1
ある瞬間で起きる速度とその変化っていうのを考えてやると、
さっきも言ったもののスピードだけじゃなくて、
例えばものの軌道とか、動きの軌道とか、
そういうのも同じ方法で表せるっていうのに後々気づいていくっていう話。
スピーカー 2
もう1回言って。
スピーカー 1
さっきの一瞬のある地点の速度の話を考えるっていうので例を出したけど、
同じ計算で特定の時間のものの位置の場所を計算するとか、
それがどういう軌道を描いて動くのかとか、
そういうのも同じ式で表せるというふうに気づいていく。
今の微分の例だったけど、今回そんな小難しい話をするつもりはなくて、
言いたかったのは、最初からまっすぐ正解の科学の道を進んだわけじゃないと。
パッと思いついたわけじゃなくて、試行錯誤があったよっていうのは1つと。
スピーカー 2
そうだね、幼少期にいろいろあったんだね。
スピーカー 1
あと面白いなっていうのは、意外とパンデミックで休んでるときにこういうのが起きてるっていう。
スピーカー 2
じゃあさ、もしかしたらさ、このコロナ禍で休んでたときに、
なんか新しい発見をした人がいるかもしれないよね。
スピーカー 1
いると思うよ、きっと。
まだ発表されてないこともあるだろうし。
ニュートン自身も後の時代でこれを振り返ってるときに、
創造的休暇って呼んでる。
スピーカー 1
クリエイティブなお休みが大事だったっていうのを残してて、
スピーカー 2
これ今と一緒かもしれんなって。
一緒だね。
スピーカー 2
こういう休みのほうがさ、創造的な活動できる人って多分いるよね。
普段のノーマルな生活じゃなくてさ、ニュートンもそうだし、
実際コロナ禍でもそういう人いたよね。
スピーカー 1
僕らポッドキャスト始めたのがコロナ禍じゃないですか。
スピーカー 2
確かに確かに。
スピーカー 1
で、めっちゃコロナ禍でポッドキャスト増えてる。と言われてる。
スピーカー 2
みんなニュートンみたいなことしてるってことだなって思った。
確かに。
逆にそういう状況になったら結構みんな創造的になっちゃうか。
スピーカー 1
なるんじゃない?人って。
やっぱり時間があるとそういうのやりたくなるとか。
スピーカー 2
私たちもそうだったね。
僕らも創造的休暇、休暇ではなかったけど、
スピーカー 1
時間はちょっとできたなみたいな、旅行できないときとかね。
スピーカー 2
あったんで。
スピーカー 1
それをやってるなあと思って。
今はちょっと普通に戻っているけどね。
スピーカー 2
普通にめっちゃ戻ったね。
スピーカー 1
ニュートンは農場でそういうことを考えて、
で、パンデミックが落ち着いたらまた大学に戻りましたっていう。
スピーカー 2
今回ここまでなんだけど。
スピーカー 1
まだ特に何も発表もしてないし、
とりあえず思いついて、いろいろアイデアは。
っていう状態で大学に戻って、
研究員みたいな形でスタートするっていうところまで。
36:02
スピーカー 2
自分の頭の中でいろいろ考えてたことを、
大学に戻ってまた証明するみたいな感じ?
スピーカー 1
っていうのもあるんだけど、
まだ数学的なところね。
でもここからさっきの光の研究とか、
やったり、錬金図にはまっちゃったり、
そこから抜け出なくなって、
めちゃめちゃいろんな人と揉めたり、
っていうのが続いていく。
スピーカー 2
あれじゃあ、微分析文はまた大学に戻ってから発表するんかな?
スピーカー 1
そりゃうん。また別で本出してたかな。
スピーカー 2
すごいね。
スピーカー 1
わかる?この濃いでしょ。
スピーカー 2
濃い。
スピーカー 1
なんか幼少期のエピソードから結構濃くて、
せっかくならちゃんとやろうかなっていう。
まだ22歳。
スピーカー 2
すごいね。天才でしょ。
スピーカー 1
何してたかな、22歳の時。
研究室入ったぐらいか。
スピーカー 2
大学卒業ぐらいの年だよね。
スピーカー 1
大学卒業って22歳?
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そっか。実験ばっかしてたかもな。
スピーカー 2
私は…。
研究室に入り立ってた気がする。
スピーカー 1
カナダにいたわ。
あ、そっか。その時期ね。
想像的留学じゃない。
スピーカー 2
ただの留学です。
別に想像的なことしてない。
スピーカー 1
忙しいよな、多分留学は。
はい、っていう感じでした、今回。
はい。
ちょっと思ったより喋ったな。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
もっと探っていくかなと思ったけど。
スピーカー 2
私たち一般人は、普通の22歳を過ごしていいんですよ。
スピーカー 1
なんだ、その感想。
まあ、そうですね。
スピーカー 2
ニュートンが異常だっただけで。
スピーカー 1
ニュートンは異常だった。
だって1日ね、そんな18時間も活動してね、休みの日もなくてね。
無理だよね。
スピーカー 2
無理でしょ。
スピーカー 1
すげえなと思う。
本当って思うけどね。
これあくまで諸説あると思いますけど、
一応電気とかで書いてるやつとかを参考文献に載せておきますけどね。
いろいろ書いてたんで。
スピーカー 2
すごいね。
まあ、だからもともと頭良かったし、それだけ勉強もしたっていうことだよね。
スピーカー 1
分かりやすく天才だなっていう感じ。
スピーカー 2
天才プラスでも努力もしてる。
スピーカー 1
努力もしてる。
スピーカー 2
遠い世界の人ですね。
スピーカー 1
まあ、でもそうだけど、やっぱり努力してる人がね、世界変えるんだなっていういい意味だと思うんで。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
次回も引き続きニュートンの続き喋ります、また。
さっきニュートン、ニュートン言いすぎだな。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
ニューストンもニューだったし、ニューばっかり。
スピーカー 2
ニューばっかり。
スピーカー 1
という感じです。
というわけで、たまに科学者紹介やってるんですけど、今回はたぶん最大ボリュームの回になると思います。
スピーカー 2
3話。
スピーカー 1
今まで3つもやったことないよね。
一応一個一個完結、それだけ聞いても楽しめるようにはしようと思ってるけど、
ぜひね、このニュートンは続けて聞いてもらえると嬉しいです。
スピーカー 2
お願いします。
スピーカー 1
ありがとうございました。
スピーカー 2
ありがとうございました。
39:08

コメント

スクロール