2020-04-13 13:29

ep.114 パラレル同窓会

パラレル同窓会という藤子不二雄先生のSF短編集を紹介します!
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こんにちは、パリのアパルトマンからお届けします、フリーランスのSAKIです。
このラジオは、私SAKIがパリ生活やビジネス、読書で学んだことを配信しています。
えー、皆さん、今週の日曜日はインスタだったと思いますけども、いかがお過ごしでしょうか。
はい、私は特に何もやってないんですけども、あのチョコレートあるんでね、うさぎの食べよっかなと思ってます。
日にちをまたいだ時ぐらいに、お祝いの歌みたいな声がね、結構こう聞こえてきて、割と爆音だったんですけど、どこかの部屋から。
それを聞いてちょっと気分に浸ってました。
最初は12時台だったんでびっくりしたんですけど、結構でかいなと思いながら聞いててね、音。
あの途中でちょっと発想の転換をしようと思って、歌をちょっと楽しもうかなと思って窓全開にして、
その家族かな、人たちのお祝いとか祈りの歌みたいな聞いてたら、結構きれいな歌声でした。
えっと、今日はどんな話しようかなと思ったんですけども、
ちょっと私のお気に入りの本を紹介したいなと思います。
あの皆さんご存知だと思うんですけど、藤子 F 藤代先生ってドラえもん描いた人ね。
この人、ドラえもんとかで有名な方ですけども、
私この人が書く、ドラえもんもめっちゃめっちゃ大好きなんですけど、
この人が書くSF短編集って大人向けの漫画があって、そのコレクションがめちゃくちゃ好きなんですよ。
で、大学生の時に買ったんですけど、そのシリーズの本を。
好きすぎて、パリにその本たちを持ってきてるっていうぐらい好きな短編集ですね。
その海外に本持ってくるって結構重いじゃないですか。
荷物ってまあだいたい23キロないとか、23キロ2個とか決められてるから、本とか入れたらもうめっちゃすぐ重くなるんですよね。
でもそれでも持ってきたいぐらいのシリーズです。
で、私昔結構図書館派だったんで、そもそも本を持ってる数はね、読んでる本に比べたら多くなかったんですよ。
で、でもなんか部屋の中に結構本があって、で、親にあのもう床抜けるから捨ててとか言われて、結構こう打ったりしたんですよね。
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そう、でもこの本たちはちょっと刺繍した感じです。
それぐらいの私の好き度をアピールしつつ、ちょっと紹介したいと思うんですけど、
まあ短編集なんでいろいろね話入ってるんですよ。
それで1個か2個ぐらいご紹介しようかな。
漫画なんで今回、えっと、あらすじをちょっとお話しできたらと思います。
朗読っていうより。
で、1個はその中でね、パラレル同窓会っていう話があってですね、
まあどんな話かっていうと、その一人の人間がまあ生まれてから人生こうずっと生きてきてるけれども、
その中で決断ってあるじゃないですか。
どこの大学に行くとか就職するか勉強するかとか、まあそういう大きい進路的なところから、
まあちっちゃいことでね、今日何時に出かけるとか遅刻したとか、起きる眠るとか、
まあそういういろんな決断の積み重ねで今の自分があると思うんですよ。
で、その1個1個の決断ごとに、人のその人生がねパカッて別れて、
で、今自分がいる人生とは別にその別の決断をした自分がいるっていう、
パラレルワールドがあるっていう話なんですよ。
それで、その別れた自分たちが同窓会をするって話。
面白くないですか。
で、まあ主人公は高根持彦っていう男の人で53歳。
で、勝者の社長さんなんですよ。大手の勝者の社長さん。
で、世間的に見たら人生ゲームの勝利者と言えるだろうみたいな。
で、今までのこの道のりは険しかった、でもここにポジションを得たみたいな感じの人なんですよね。
そう、勝利者だみたいな。
でも、なんか時々ふっと満たされぬ思いが湧かんこともないみたいなことを思いながら暮らしてるんですよ。
で、その社長である彼もね、社頭的な側面もありつつも、実は小説を書くのが好きだったりして、
家でこっそりなんか誰にも見せるつもりないけど本を書いたりとか、
それがなんか少年時代からの夢だったらしいんですよ。
で、そういう側面もあったりとか、
あとは、そうですね、なんか取引先の方と喋ってる時に、
今度接待でSMショーに行きませんかみたいな、メンバーに乗りませんかみたいな話をして、
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でもなんかサディスティックなキスが確かに自分はあるなみたいな話してたりする場面もあるんですよ。
で、そんな困難な日々を過ごしてたら、ある日いきなり家に自分がもう一人現れるんですよ。
壊れるんですよ、棚とかからよって感じで。
で、その同じ顔のやつが言うんですよ、なんか招待状来たみたいな。
で、「いや、何の話やらさっぱりみたいな。しかもお前誰?」みたいな感じでこう言ってるんですよね。
で、そのもう一人の自分が言うにはパラレルワールドっていうのが実はあって、
多元宇宙、つまり個人が自覚できる宇宙は一つですけど、
実は他にも無数の宇宙があって、目には見えなくても並存してるし絶えず分裂増殖もしてるっていう。
そういう話をしてて、選択の余地がある局面ごとに可能性の数だけ世界が枝分かりしてるみたいな。
で、主人公の人は何を言ってるかさっぱりわからんみたいな。
まあ、ソーラーね、そうですよね。
で、言うんですけど、そんな話をワイワイこぜり合いしながら言ってるうちに、
なんかそのパラレル同窓会の時間が来てね、いきなり会場が現れるんですよ。
で、そこに一緒にその2人で行くと、会場に行ったらもっと自分がいっぱいいるんですよね。
なんかもう100人とか200人とか、見えないですけど数は。
で、なんかお茶を片手に断食してるみたいな。
そうそうそう。
で、「ああ、やっと来た。これで死んだものと来たがらないものを除いて全員集まったわけか。」って他の自分も言うんですよね。
で、自分ばっかり大勢いるっていうのは異様やなみたいな。
もっと同窓会だからウキウキしたムードかと思ったけど、
確かに自分が何百人も集まってウキウキするわけないかっていう話をしながらね、
とりあえず会場で飲んだりとか食べたりしてるんですよ。
そしたら他の自分がこう話しかけてくるんですよね、何人か。
で、「あなた成功者ですね。」って他の自分が言って、
で、「どちらにお勤めですか。」って言って、
「何々ブッさんの社長です。」って言うんですけど、
他のその自分は、「えー、何々ブッさん、私と同じだ。」みたいな。
役職は、「えー、社長。」みたいな。
そのもう一人の自分は窓際族なんですよ。
同じ会社だけど窓際族。
だからどっかの局面で別の選択をして社長になれなかったっていう自分もいるんですよね。
で、やっかみで喧嘩を打ってきたりとかするんですけど。
で、そういう自分もいるかといえば、
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そのブッさんで元々勤めてたけどもニートになったみたいな人もいるし、
あとはですね、もう一人の自分がまた全然違う風貌の人が来てね、
そんな仕事とかを全然してないと。
で、今は何をしてるかというと、
テロリストのリーダーだみたいなこと言うんですよ。
で、学生運動で昔活躍してたんですよね、この人は。
でも学生の時で終わって、それからは普通に就職して働いて過ごしてたんですけど、
そのもう一人の自分は学生運動で働いてた時からそのまま、
そういう道をたどってきた人みたいな感じだったりとか。
いろんな自分がいるんですよ。
生まれた時は一人の自分がいるけれども、
その後の運命のいたずらであんなにも多様な人生をたどるんですっていうような感じで。
で、最後はもう一人の別の自分と会うんですよね。
そしたらその人は何をしてるかというと、作家なんですよね。
で、その主人公の方の自分は、え、作家?みたいな。
めちゃくちゃ羨ましい、素晴らしいって話を聞いて、
聞けば聞くほど彼の生活が羨ましくてたまらない。
日頃感じていた満たされる思いは、
彼の世界で満たされるんじゃないかっていうふうに確信をしてね、
彼をすごい説得して。
で、もう一人の彼はしぶるんですよ。
いや、全然売れない作家だし、毎日描いてるけども貧乏だし、
ご飯もそんなにちゃんと食べれてないみたいな。
でもその社長はね、すごい羨ましくて変わろう変わろうって言って、
交渉の末、人生を変わるんですよ、お互い。
なんか両方が納得したら変われるらしくてね。
で、同窓会の時間が終わって、
それぞれの道を帰りくださいってアナウンスが流れるんですけど、
この二人は交代して、
で、主人公は小説家の方の世界に帰っていくんですけど、
パッて帰って起きたら、まず公園のベンチにいて寝てると。
で、まずいい絵がないっていうことで、
その後、なんか自分が自分でないような気がすると。
何か満たされるものがてんてんてん。
で、あ、そもそも胃袋が満たされてないみたいな。
とにかく明日のご飯とかもどうしよっかなぐらいの貧乏さなんですよ。
だから、他人というかね、自分ですけど別の人生羨ましいなと思って行ってみたけども、
それはそれで満たされてないものがあると。
この場合は食事ですけどね。
そういう話なんですよ。
だから、いろんな決断決断で、
もしかしたら違う人生に違う自分になっていたかもしれないっていう話。
行ってみて、なんかめちゃめちゃ羨ましいとかね、
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あの時ああしてればみたいな後悔ってなくもないと思うんですけど、
今までの人生の中でね。
実際行ってみてもこんな感じかもしれないっていうような漫画なんですよね。
おもろい。
はい、面白いですね。
こういう話、なんかいろんな視点でいろんな発想で、
こう、物事を見れるっていう話がいっぱい入ってるのはこの短編集なんですよね。
そう、何個か紹介しようと思ったけど、
一個で結構時間経ったから、
まあまた気が向いたら別の短編を紹介します。
はい、面白いですよね。
そう、だから本はね、本当にいいですよね。
なんか自分のにない発想を得れたりとか、
そうそうそう、こういう漫画とかでも、
意外とこう、何でしょう、
まあ仕事に役立つ時もあれば、
普通に生活している上での教訓になったりとかするんで、
あとまあ単純に面白いですよね。
そんな感じで日々読書をしております。
はい、それでは今日はこの辺でそろそろお開きということで、
また次回のラジオでお会いしましょう。
それでは皆さん今日も素敵な1日をお過ごしください。
それでは。
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