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2019-07-18 20:51

ポッドキャスト・Run the World – 石川佳彦 Yoshihiko Ishikawa インタビュー、Badwater 135を大会新記録で優勝 002 #runtheworldpodcast


ドッグスオアキャラバン DogsorCaravanのポッドキャスト番組・”Run the World”。今回は7月15-17日にアメリカ・カリフォルニア州のデスバレーからマウントホイットニーまでの135マイル(217km)のコースで行われた「世界一過酷なウルトラマラソン」Badwater 135で優勝した石川佳彦 Yoshihiko Ishikawa選手をゲストにお迎えします。現地時間17日水曜日の夜に石川さんがフィニッシュして、翌朝にお話しを伺いました。
2017年のIAU・24時間走世界選手権優勝(ベルファスト)、昨年のスパルタスロン Spartathlon (246km) に続くウルトラマラソンの国際的なビッグレースで勝利を手にした石川さん。まだウルトラマラソンを始める前に聞いた「世界選手権、スパルタスロン、Badwaterの三つで優勝した日本人はまだいない」という言葉に触発されて始まった挑戦を見事に現実のものにしました。
フルマラソン、100kmと挑戦してみたものの期待した結果が出なかった石川さんが選んだのはさらに長い、200kmを超えるウルトラマラソン。「ウルトラマラソンと出会って、走ることを通じて自分を表現できるようになったことがうれしい」と話します。とはいえ、ウルトラマラソンは他のスポーツに比べればまだ注目度は高くないスポーツです。競技に取り組みながらも、ウルトラマラソンのことをもっと知ってもらえるようにすることも自分の使命だといいます。
24時間走やBadwater 135のような超長距離のウルトラマラソンに向けた石川さんの練習は、朝起きて朝食も取らずに100km走をすること。そうした石川さんの挑戦を見守り、今回はサポートのために同行してくれた彼女にフィニッシュ直後にサプライズでプロポーズしました。「優勝してかっこよくプロポーズしたかったから、今回は緊張しましたね」。
ポッドキャスト番組・”Run the World”の今回のエピソードはこの記事の下の再生ボタンを押すとお聞きいただけます。このほか、iTunesなどでも新しいエピソードが出るたびにお聞きいただけるよう登録する予定です(登録されたらそのリンク先などをこの記事に追記します)。

* 写真・AdventureCORPS, Inc.
* 音楽・未来向きトライアド / Audiostock、da ta 3 / Audiostock



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DogsorCaravanプレゼンツ、Run the World
地理以外で果たして何か自分が、人の心を揺さぶれるような表現が自分でできるのか
水曜の毎日が続いています。みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今回のエピソードは、石川義彦さんにインタビューしたいと思います。
ちょうどこのポッドキャストを収録している前日、石川さんは
アメリカ・カリフォルニアで行われたバッドウォーター135
200キロを超える灼熱の中で行われるウルトラマラソンで優勝。
世界で最も過酷と言われるアメリカのウルトラマラソンを大会新記録で優勝しました。
インタビューは、石川さんがレースを終えた翌朝の石川さんを捕まえまして
日本にいる私とカリフォルニアにいる石川さんとのインタビューでお送りしたいと思います。
石川さんは、体調や位置を上げてみた気分はいかがですか?
レースを走っている最中は、もちろん体はきついんですけど、
終わってみたら優勝できた嬉しさが体にこみ上げているので、
それほど疲労が思ったよりはないかなという印象です。
バッドウォーター135マイルのレースで大会記録を更新して優勝されたのは
21時間33分ですよね。
21時間33分1秒という記録で、
これまでの記録がピート・コステルニックで今回も出ていましたけれども、
2回優勝している2016年の年に21時間56分というのが大会記録でしたから、
およそ21時間56分という記録で優勝しました。
この結果は予想されていましたか?
2年前に2017年の大会で日本人の井野渡さんという方が
24時間56分で優勝されていたのを
そのくらいのタイムが目安になるのかなという形で
優勝されていました。
思ったよりもいいペースで刻めたので、
タイム以上のものを出せるとは思っていたのですが、
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まさか大会記録を23分も更新するとまでは
予想以上の走りができたかなという感じではあります。
とにかく熱いと。
デス・バレーの開発よりも下がっているのではないかと
思っています。
アメリカで一番低いところは高いところまで上がっていく
というコンセプトを聞いていますが、
どの点が厳しい、あるいは楽しいと思われますか?
意外と熱さというのがピックアップされがちですが、
レースに挑むにあたっては
一番は登り坂をいかにダメージなく走れるか
というのがポイントとして考えていたことだったのですが、
初挑戦でわからないことだらけではあったのですが、
レースを走ってみたら標高1500mの山越え区間が
3つくらいあるのですが、そこをイメージして
トレーニングできたので、うまく対応できたのは
レースを走ってみたことです。
レースの景色は日本では経験できないような景色を見ながら
走れるのがバッドウォーターなので、そのあたりは
すごく楽しいなというかテンションが上がることが
多々あったので、これから走る人はその景色は楽しんで
走ったらいいのではないかと思いました。
サバクのようなところを、その中に引かれている
ロードの中を走っていくというような感じでは、
今年は暑さという点では年々に比べて多少は穏やかだった?
多少はマシだったと聞いていますが、何せ初参加なので
どんな感じなのかというレース中はわからないのですが、
現地に入って1日目2日目くらいは気温50度くらいまで
暑いのも暑いのですが、影響としてはそれほど
影響がなかったのかなと思っています。
石川さんの名前はウルトラランナー、ウルトラランニングの
愛好家である日本でも有名かと思うのですが、
世界レベルの活躍をされていらっしゃる。
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特に2017年のIAUの24H、ベルファストであった
270.87キロという大変な記録で優勝。
この時の優勝でIAUの国際ウルトラランナー協会の
ウルトラランナーオブザイヤーに選ばれると言っている。
昨年はスパルタストン246キロのウルトラマラソンで
優勝という経歴の持ち主であった。
バッドウォーターというのは大きなレースを制した
スパルタストンとバッドウォーターの3つのレースを
優勝した日本の新しい選手はいないという話を
24時間走の世界選手権とスパルタストンとバッドウォーターの
この3つのレースを優勝した日本人選手はいないという話を
まだ24時間走を走っていない段階の時に聞いた。
その3つにチャレンジしてみたいと思ったのは
スパルタストンとバッドウォーター。
24時間走を国内先行レースで勝って
24時間走の世界選手権でスパルタストンで勝って
一つ一つ自分の中でステップアップできた最終目標
最後のチャレンジがバッドウォーターだった。
一つ目標を達成できたという感覚ではある。
そこでバッドウォーターから解性し
残された総合ステップに反論をします。
昨年に大報告をされた
M-1人試合で
保持には勝利をきった
増加的な感心を話す
いくつか書かせていただいたことがあるんですけど
それの検索ですごくいっぱい人が見に来てるっていうのが気がついて
それを見てこれ何があったんだろうと思って調べてみたら
なるほどって
ランナーとしての経験はどこから始まる?
学生時代から始まるわけですか?
そうですね
高校生の時に陸上競技から始まって
社会人になってマラソン
フルマラソンやって
ウルトラマラソンに移行していくっていう流れなんですけど
大学で駅伝とか実業団とかそういうことではないですもんね
もう全然かすりもしない
そのレベルにも達してないという状況ですね
ここ部活から始まって
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やっぱり走ることが楽しくて
やっぱりマラソンとかを走っていらっしゃったってことなんですか?
自分自身の表現方法を冷静に客観的に自分を見たときに
走る以外で果たして何か自分が
人の心を揺さぶれるような表現が自分でできるのか
それはないっていうのは自分では分かってたので
だったら走ることをしっかり極めて
いけるとこまで行ってみようっていう風に思って
今も続けてるんですけど
とは言うものの
同じように考える人は他にもいらっしゃるとは思うんですけど
俺がこの高みにまでなってくるっていうのは
すごいと思うんですけど
ウルトラマラソンっていうのは
やっぱり100キロとかそういうところから始まるわけですよね
そうですね100キロマラソンで
サロマッコ100キロですね
先日も開催された100キロで
世界選手権につながるレースで
そこで狙ってたっていうのがあったんですけど
そこでもうまくいかず
じゃあもっと距離を伸ばしてみようということで
24時間走であったり
スパルタスローンのような250キロ近く走るようなレースを選んで
そこを主戦場として戦ってるっていうのが現在ですね
距離長い方が向いてるっていうことですか
やっぱりそれは自分でも走ってて
楽しくはないけれども
結果としてレースで終わってみると
いい結果になるっていうことなんですかね
自分が普通に長い距離の方が
100キロよりも長い200キロとかの距離の方が向いてるっていうのは
どういうところで自分で感じられましたか
走ってる時の手応えみたいな部分で言うと
やっぱりマラソンより100キロの方が手応えを感じますし
もっと言えば100キロより20時間走であったり
もっと長い距離の方が走ってて
自分の中でしっくりくるというか
芯にはまるみたいなところが多いのが長い距離なので
今も続けて向いてる
そういう意味では向いてるのかなと思って続けているんですけど
私の手元のデータで見ると
24時間初めて走られたのは
2016年12月の神宮外苑
そうですね 神宮外苑ですね
ただ初めて24時間って
多分事前に24時間を思想するっていうのは
ちょっと考えられないかと思うので
この時に初めて走ったということだと思うんですけど
思いがけず上手く走れてしまったという感じですか
あるいは色々苦しんだけれども何か楽しかった
その時のことを覚えてらっしゃいますか
思いがけず走りで
気づいた時にはみんなが誰もいなくなって
自分が先頭にほどり出ちゃって
そのまま逃げ切ったという方ですね
自分の中に隠れていた才能がそこで発揮されたというようなことあるんでしょうかね
そうですね なかなか自分の能力を120%使い切って
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人生を終えられる人ってなかなかいないと思うし
そこに気づくチャンスもあるようでないようでという形
そういう意味では自分にそういう出会い
出会えたっていうことは
人生の中では大きなターニングポイントだったかなと思うんですけど
この24時間走のトレーニングというか
それを想定する練習というのか
24時間走でよくある
鹿さんがよく取り組まれるような
意識されているような練習とかトレーニングって
何かちょっと一言ご紹介いただけたらと思うんですけど
いろんなアプローチがあるし
いろんな選手のタイプがあると思うので
一言には正解はないと思うんですけど
僕の場合はいかに100キロ走を練習で
100キロ走をいかに楽にイメージよくこなせるかというのが
練習が100キロ走なんですね
そうですね 朝6時ぐらいから100キロ走スタートするんですけど
その状態で朝ご飯も食べずに100キロ走って
そこでいい感覚で走れれば本番は
250キロなり260キロなりに近いような感覚で練習ができるので
それを取り入れてるんですけど
なるほど やっぱりちょっと桁外れな
練習がそこにあるということですよね
そうするとやっぱり前後の予定とか
自分の体調とかあるいは仕事の予定みたいなものとかも
ある程度計算しておかないと
すぐにいつでも100キロなんて走れない
時間の問題もありますけど
ある程度計画的に取り組むということも必要
そうですね 自分自身をマネジメントするっていう
それも一つの能力だと思うんですけど
20時間のレース中に自分自身がプレイヤーであり
コーチでありコンディショニングをするような
そういう目が必要だと思うので
そこも練習の一つだと考えれば
有意義な時間になるんじゃないかなと思うんですけど
ところで思い出したんですけど
先日テレビにも出演されて
鹿さん自身は身の回りでもいろいろ話題になったりとか
身の回りに変化があったんじゃないかと思いますけど
いろんな方からご連絡いただいてたりとか
っていうのもあるんです
あるのはあるんですけど
それをきっかけにまたテレビに出ずっぱりになるか
そういうわけでもないので
一般の方に馴染みがなかなかまだまだ浸透していない
っていう感じではあるので
今後そういった部分をどうプッシュしていくかっていうのは
自分の中で課題ではあると思ってるんですけど
スポーツ、ウルトラマラソン、トレーナリング
そういったスポーツ自体のどういうふうに盛り上げていくか
っていうようなことも
ご自身の課題として受け止めてらっしゃると思う
そうですね
自分自身がそういう活動であったり
発信をしていくことで何かプラスになれば
走って結果を出す以外の結果を
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自分の中で求められるようになれば
これは一つ自分の成長につながると思うので
そこは意識して今後も取り組んでいきたい部分ではあるんですけど
今石川さんがお住まいなのは徳島県でしてますよね
今お仕事も化学メーカーのエンジニアとして
日毎日中がお仕事していらっしゃる
ずっと出身も徳島だったりするんですか
徳島です
もうずっと小学校からずっと徳島ですね
徳島のランニング事情というか
ウルトラランナー事情というか
やっぱり盛んだったりするんですか
田舎あるあるというかあれなんですけど
どうしても保守的に移る部分が僕の中であって
なかなか外に出て才能のある若い子たちは
たくさんいると思うんですけど
外に出て海外のレースにチャレンジしようとか
っていう気概のある選手はすごく少ないような気がして
もっと積極的に動けば
いろんな世界が広がるんじゃないかなっていう風に
僕自身は感じているので
結果だけ求めていなくてもいいと思うんですね
こういう世界も見れるんだよ
自分が積極的に動くことでっていう
そういう意味でもリードできればいいなとは思ってるんですけど
昨日フィニッシュされた直後に
大会のインスタグラムのページに出てたんですけど
この見事なフィニッシュラインでのプロポーズを決められたのが
拝見したんですけれども
ちょっとある意味プレッシャー
あれでもし2位でフィニッシュしてて
あれしててもかっこつかないなっていうのがあったので
そういうプレッシャーは
今回のレースで何分で走ってとか
そういうレース展開運の前に
そういう根本的なプレッシャーがあったのはあったので
うまくいってよかったなと思ってるんですけど
彼女も今回サポートのために一緒にいらっしゃっていて
スタートからフィニッシュまでずっと
鹿さん応援しながらサポートしながら
21時間経ったわけですよね
プロポーズはサプライズって感じだったんですか?
もう完全に木をてらったような形に
できたかなと思ってるんですけど
お二人にとって思い出深い
ラッドウォーターの思い出になったっていうこと
なかなか経験できることではないので
すごくよかったなと思ってます
ご結婚されてまた新しく
いろんなこと生活の上でも
アスリートとしてもいろんなことあるかと思うんですけど
アスリートとしての次の目標
いわばグランドスラムっていうんですか
3つの世界24時間世界選手権
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スパルタストロンそしてバットウォーター
これを制して後に来るものって
考えてらっしゃることあるんですか?
目標としては10月にまたフランスで
IAUの24時間世界選手権が開催されるので
そこで2度目の優勝を目指して
取り組んでいるっていうのもありますし
この前のテレビ出ても思うことなんですけど
やっぱり全く知られてないんですよね
世の中の人に自分の活動っていうのが
その辺の乖離というか
普通の人と一般の人と競技をやっている
人間の意識の乖離みたいなのを
何とかして埋める方法みたいなのがないかな
というのはずっと模索して考えている部分はあるので
そういうふうな形で
うまくこれからも自分の活動を通して
伝えられるものがあれば
伝えていきたいなというのが思っています
私も一応ヨプサイトの運営者として
泳がせながら
石川さんと一緒に
このウルトラマラソンを盛り上げていけるかと思っていますので
大変心強いです本当に
力を負いませんけれども
石川義彦さんでした
まだお疲れのところかと思いますけど
アメリカにいらっしゃる石川さんと
お話しさせていただきました
ありがとうございました
ありがとうございました
今回は昨日アメリカで
バッドウォーター135優勝した石川義彦さんに
お話を伺いました
石川さんの場合は100キロよりもさらに長い
200キロを超えるような
ウルトラマラソン
24時間走で世界の頂点に立つという
経験をされているアスリートです
しかし自分の可能性を
どこまで
どこに自分の可能性があるのかということを
求めていった結果が
そこにあったということを非常に
考えさせられるなと思いましたね
ランナーとしては普通だけれども
何か自分が
自分を表現できる道があるんじゃないかと
それを探していった結果が
200キロを超えるようなウルトラマラソンだったと
人間にはいろんな力が秘められている
それをどうやって見つけていくか
少し考えさせられるお話を伺った気がしました
このポッドキャストでは
ウルトラマラソン
トレイルランニング
スカイランニングに関わる
いろんな話題を
いろんな人と一緒に考えて
お話伺っていきたいと思っています
どうぞ次回もお楽しみに
お相手は
ドクサキャラバンの
岩澤光一でした
20:51

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