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2020-07-22 12:00

23.誰が着ても素敵に見える服がどこかにあるはず、という呪い from Radiotalk

本日のテーマ

「だれでもおしゃれに見える鉄板アイテム!」
「脚が必ずほっそり長く見える美脚パンツ」
「今シーズンは、これさえ着ていればOKなトレンドアイテム」

こんな触れ込みと共におすすめのアイテムがSNSで回ってきたから買ってみた。なのに私が着るとイマイチ…なんで?!

そんな経験をしたことがある人も多いかも。

どこかに、誰が着ても素敵に見える「正解」な服があるはず…という呪いは、けっこう根強いものなんです。


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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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22回目の配信でございます。おしゃれの呪いを解くラジオでございます。昨日は私の主催しているオンラインサロン、服装心理ラボのオフ会ということで、通常は渋谷のキャンプファイヤーという会社、キャンプファイヤーコミュニティというところでオンラインサロンを運営していまして、
そのキャンプファイヤー社の本社の会議室とかイベントスペースで、オフ会を集まってやったんですけども、
昨今、コロナウイルスの関係で集まるのがなかなか難しいということで、ここ数ヶ月はずっとZoomを使ってオンラインでやっておりまして、月1回、毎月テーマが変わるんですけども、今月7月は
セールをうまく活用する心理術ということで、自分の気持ちが揺らぎやすいセールに、消毒害を防いだりとか、どううまく使っていくかとか、元販売員の運営スタリフトとか、
私も元アパレル企画なので、そういうアパレルの中の人から見たセールの賢い使い方とかっていうところを講義をするということで、オフ会はいつも私のミニ講義と、
あとは会員さんと運営人、運営しているスタリフト人とのグループワーク、ディスカッションみたいな形で、1時間半から2時間ぐらい、毎月20日前後の夜に開催してるんですけども、
もともと全国から会員さんが集まってくださっているので、渋谷でやっている頃も会場からZoomで繋いで、遠方の方はZoom参加していただいたんですけども、最近はずっとZoomでということで、
その終了後、会員さんと運営しているスタリフトたちと数人残っていただいて、感想とかのおしゃべりを昨日はお届けしていました。
このオンラインサロンの会員さんからもよく寄せられる質問でもあるし、私の個人的にご依頼をいただいているパーソナルスタイリングのお客様から聞かれることでもあるんですけど、
誰が着ても素敵に見える服ってないですかね、みたいなことをよく質問されることがあって、例えば最近だとファッション雑誌よりはSNSが多いのかな、情報収集しているときに、
これを着れば誰でもオシャレに見える、鉄板アイテムだとかですね、あとはもう絶対これ足がすごいこれ履くと足がほっそり長く見えるから、これ究極の美脚パンツだわとか、
あとはもう今年のシーズンはもうこれが超トレンドだからこれさえ着ておけばとりあえずオシャレに見えるみたいなアイテムとか、そういう情報が流れてくると。
で、それを買ったと、某国民的プチプラ服とかもね、これはもう超買いだみたいなツイートが流れてきたりとかインスタで進められたりとかするじゃないですか、それを良しと思って買ってみたと、全然似合わなかった、なんでっていう、私が何かおかしいんですかね、みたいな、そういう質問って結構多いんですよね。
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で、最近まあ、昔はね、情報源って言ったらファッション紙しかなかったんですけど、最近SNSがあるので毎日のようにそういうおすすめの情報、これはファッションに限らずコスメとかも多いと思うんですけど、流れてくるじゃないですか、なのでそれで情報収集してると、特にSNSっていうのはファッション紙と違って、一個人が発信してるものなので、まあ宣伝臭さもないし、
本当に心からの感想だろうなと思って、やっぱり信じやすい、お飲みにしやすくなってしまうというところもあると思うんですけど、SNSで情報収集して、信じちゃって、買っちゃって、なんかイマイチみたいな、そういうことが悩みで、サロンに入ったりする方も結構やっぱり多いんですよね。
で、この誰が着ても素敵に見える服っていうのがどこかにあるはずっていう思い込み、呪いですよね、がある方って結構いらっしゃるんですよ。これ、うーん、どれくらいだろうな、アラサイより若い方に多いのかなっていう印象があるんですけど、なんかこの正解、揺るがない正解がどっかにあるはずみたいなので、そういう思い込みってファッションに限らず持ってる方多いんじゃないかなっていう気がしていて、アラサイ以降のね、若い方。
それはなんだろうな、固い話をしちゃうと教育とかの問題もあると思うんですけど、あの専門学校とかでね、教えていても、とにかく早く正解を教えてくださいみたいなスタンスの生徒さんって結構増えていて、それがまあ気になったりするんですけど、それがまあその正解っていうのがファッションで言うと、誰が着ても絶対おしゃれに見える服、素敵に見える服っていうその絶対的な正解がどっかにあるんじゃないかっていう呪い、これをね、ちょっと今日は解いていきたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりました。22回目の配信です。おしゃれな呪いを解くラジオ。この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれな呪いをバサバサと解いていきます。服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタリストで、日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙です。今日もよろしくお願いします。
はい、ということで、誰が着ても素敵に見える服がどこかにあるはずという呪い、これ呪いですので、結論から言うとないっていうことになっちゃうんですけど、ちょっとそれ言っちゃうとね、話が始まらないんで、なんでないのかって話をちょっとしていきたいと思うんですけど、とはいえね、ファッション紙の取材を受けることも私、仕事からすごく多いんですけど、この手の依頼というか、まあ今ちょっと減ったかな、減ったと思うんですけど、ちょっと昔前は結構多かったでしょうね。
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とにかく今年これさえ着てればOKという服を教えてくださいとか、逆にこれはもう絶対NGですっていうアイテムを教えてくださいみたいな、あげてくださいみたいな素材が多かったんですけど、私こういう依頼が一番苦手で、というのは誰でもっていうのはありえないことを、まあ一番パーソナルスタリストの持ってる人はパーソナルに提案してるので、誰でも大丈夫とか誰でもダメがありえないことを一番よく知ってるんですよね。
だからもう苦肉の策で過去には、あの何タイプかに分けてね、このタイプはこれOKみたいな感じでタイプ分けして、まあせめてもうちょっと個別対応したいなみたいな感じで乗り切ることが多かったんですけど、まあそれぐらい誰にでも素敵に見える服もないし、逆に言うと誰が着てもダメな服もないんですよね。
でこれ何でかっていうと、そもそもおしゃれに見せるとか素敵に見せるってどういう要因でそう見えるのかなっていうことを考えていくとわかるんですよね。これ服を着た時に素敵に見える要因っていうのは大きく二つあると思うんですけど、一つはその着る人との、着る人の外見との調和。これ平たい表現で言うと似合うなんですけど、その人に似合ってるかどうかですよね。
どんな服でもやはりその服が持っているデザインだったり色だったり、あと素材質感だったりか、その着る人の色素だったり体型だったり、あとはその肌感だったり、肌ですねだったりに合わないとやはり違和感が生まれる。
調和しないので違和感が生まれてお互いこう足を引っ張り合うような感じになってあまり素敵に見えなくなっちゃう。
なのであのハンガーとかに吊るしてある状態の洋服の印象とやっぱり誰かが着た時の印象って大きく変わるんですね。それはその人と服とトータルで見ると、やはり合ってるか合ってないかっていうのは私たちは無意識に判別してしまうので、それがあまり調和が取れてないとちょっと服も素敵に見えないしその人自身も素敵に見えないってことが起こりうるんですよね。
例えばなんだろうなぁすっごい平田くるとすっごい可愛らしい感じの雰囲気のザアイドルみたいな感じの女性がすごくかっこいいパンツスーツを入った時に、ん?って思う感じっていうのは別にファッションに詳しい方じゃなくて詳しくない方でもあると思うんですよ。
あれもうちょっとなんか花柄のフリッとしたワンピースとかの方が良さそうなのになぁ。なんか買ったのかなぁみたいな。なんか店でも行くのかなぁみたいなそういう違和感ってあると思うんですけど、それが平田くると似合うっていうことで、その人が一人一人全く外見が色相もよく見れば違うし、顔つきも体型も千差万別である以上、やはりその調和する服っていうのも人の数だけある。全然違うわけですよね。
っていうのがまず一つあると。で、二つ目、その服を素敵に見せる、服を着た状態で素敵に見えるのの二つ目っていうのは、たとえその着る本人と調和している、つまり似合っていたとしても、着る、着て出かける、着ていく環境と調和してないとまたこれ素敵に見えなくなるんですよ。
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例えばこの辺はマナーなんかも絡んでくるんですけど、例えば私たちはお葬式に行くときにもう服を着なきゃいけない、真っ黒の服を着なきゃいけないっていうルールが染み付いていて、そこでやっぱり黒以外の服を着てる人がいたらギョッとするわけじゃないですか。
あとは結婚式とかに結構あるんですけど、結婚式、結婚式あげようってなったときに、例えば会場がハワイでありますみたいなリゾートコンだったときのに素敵に見える青い空と青い海と白い砂浜と、で前足の毛なんかが割っててみたいな背景に合うドレスと、ちょっとアンティークな結婚式場、チャペルもついててアンティークなちょっと木目も、あのトーンがあって、
トーンが暗いようなね、濃い木目の床で、でビロードのカーテンがかかっててみたいな、そういうアンティークな会場に合うドレスと、家婚って思想都市があるような日本庭園を備えた会場、和室の会場、和式の会場で着るお衣装と、それぞれやっぱり合う合わないがあるじゃないですか。
ハワイの抜けるような青い空のバッグに入ったドレスも、アンティーク調の重厚な印象の会場で着たら、ちょっと軽すぎて貧相に見えるってことはあるわけですよ。それはドレスが悪いんじゃなくて、ドレスが不正解なんじゃなくて、その背景との相性なわけですよね。
そういうふうに、環境との調和っていうのはやっぱりあるわけです。なのでこの2つ、着る人に合っているか、環境に合っているかっていうこの2つを満たしていかないと素敵に見えない。この2つが本当に千差万別なので、そういう意味では、その2つにどれでもどんなとこでも絶対合うよっていう服はあり得るはずがないわけですよね。
これをもし実現しようと思ったら、やっぱり最大公約数的になるので、非常に無難な服になります。そうすると結果、人と被りやすくなったりするので、個性が出ないので、自分らしさを出そうと思ったら、結局着こなして工夫しなきゃいけないみたいなことで、結局やっぱり着るの難しいよねってなってしまって、あまり良いことはないということで。
その中に誰が着ても素敵に見える服があるはずという呪いからは解かれて、自分だけを輝かせてくれる服の出会いを求めた方がいいのかなと思っています。ぜひ探してみてくださいね。ということで、この番組では質問を受け付けております。番組概要欄に質問を匿名で送ることができるマシュマロへのリンクがありますので、ぜひそちらから投稿してください。
そして更新情報はラジオトークではクリップすると受け取ることができますので、ぜひクリップをお願いいたします。それでは次回の配信でお会いしましょう。
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