1. おしゃれの呪いを解くラジオ
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2022-02-23 11:22

422.おたより「洋服に対して『身の丈に合わない』っていう批判、何なんでしょう?」 from Radiotalk

独特の表現でのファッション批判、これってどういう心理?と言うご質問に、日本文化と言う側面から答えを考えてみました。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
00:01
今日は、マシュマロからいただいたお悩みに 回答していきたいと思います。
今日はお悩みというより、ご質問かな? 読んでいきたいと思います。
いつも楽しくラジオを聞いています。
早速質問なんですが、身の丈に合うって何でしょうか?
自分が好き好んでいる洋服や持ち物を他人から見て、 身の丈に合わないと批判する真理を知りたいです。
これに似て、アラサーNG服もネット記事でよく見かけるのですが、 服くらい好きに着させて欲しいと思いつつ、気になって見てしまいます。
よく使う表現ですよね。この言葉ね。
この辺の真理を日本的な文化っていう側面から見てみても、 ちょっと面白いのかな?興味深いのかな?と思いまして、
そんな側面からもちょっと考えてみたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりましたおしゃれの呪いを解くラジオ、 本日で422回目の配信でございます。
この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込み、 イコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもって楽しみ、 自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙です。 本日もよろしくお願いいたします。
さあご質問ありがとうございます。
ちょっとね、なんか日本文化的な側面から考えてみたいって言ったのは、 この身の丈に合うっていう表現って、
わかんないんですけど、あんまりなんか海外で聞かない表現なんじゃないかなって思うんですよ。
まあちょっと海外在住経験がないし、あれなんですけど、
まあちょっとね外資系のアパレルで勤めた経験もあるし、
その辺から想像するに、
あんまりなんか、例えば英語でどう表現するんだろうなって考えたんですけど、
どうなんだろう、ちょっと英語に自信ある方はまた別途メッセージを送りいただきたいんですけど、
こういう表現ないんじゃないかっていう気がして、
なんか例えばその何とか翻訳しようとすると、
例えば英語だとね、翻訳しようとすると、
なんか自分らしいファッションとか、 等身大のファッションみたいなのはあったとしても、
でも等身大はあんまりない気がする。
自分らしいみたいな自然体とかはあっても、
身の丈に合わないっていう言葉が含んでいるニュアンスって表現できてないと思うんですよ。
自分らしいファッションした方がいいよねっていうのと、
身の丈になったファッションした方がいいよねって言われるのと、
だいぶニュアンス違いません?
身の丈に合わないって、つまりなんか文不相応な格好をしてるよねみたいなことで、
その文不相応なファッションっていうのと、
あなたらしくないファッションだねって言われるのと、
全然ニュアンス違う気がするんですよ。
なんか文不相応とか身の丈とか言っちゃうと、
レベル感というか、あなたのレベルじゃない背伸びをしてるわねみたいな、
その背伸びがさも悪いことのように聞こえますよねっていう感じがして、
03:04
そりゃ言われた方は、私のレベルを私で決めるわ!みたいなそういう気持ちになりますよね。
あんたなんでレベルを押し測られなきゃいけないんだみたいなね。
根踏みされなきゃいけないんだみたいな感じになるのは当たり前で、
結構批判するときの言葉としては、かなり強い見合いになっちゃうかなっていう気はするので、
言われてイラッとするのは無名になるかなって感じはするんですけど、
この表現ってそういう意味では、なんか結構日本独特なもんなんじゃないかなって思うんですけど、
っていうのはね、先日の私がやってるファッションオンラインサロンの服装心理ラボの、
ある回のメールレッスンで実は取り上げた書籍なんですけどね、
日本文化、日本ならではのファッションへの価値観みたいなのって結構あるよねっていう文脈で、
日本文化を研究した書籍っていくつかあるんですけど、
その中でね、いおりょんさんっていう韓国の文言評論家の方が書いた結構古い本なんですが、
ちじみ志向の日本人っていう日本文化研究の書籍が書物がありまして、
ちじみ志向の日本人っていう書籍がありまして、
これは欧米の人が書いた日本文化の研究の本っていうのは結構いろいろありますけれども、
有名どころだとキックと刀とかねありますけど、
日本人が書いたものもありますけど、
やっぱりお隣の国から見ても異質な特徴っていうのは、
本当にアジアの特徴じゃなくて本当にそれこそ日本の特徴になるんじゃないかっていう視点で、
韓国の方が書いた本ということで、非常に真を食った素敵が多いっていうかな、
そういう感じがして非常に日本文化研究の本としては話題を呼んだ本ではあるんですけども、
その本を読むと、日本人はちじみ志向であると、
つまり広がっていくのではなくて小さくなっていく、
小さいものに美しさを感じたりとか、
とにかく何事も縮めていく方向に未適感覚を持ったところが特殊なところなんじゃないかって言ってるんですよ。
例えば箱庭みたいなのを作って、本来であれば大きい庭を小さいものの中に表現するとか、
あとは広げると大きくなるセンスみたいなものも日本独特のものですし、
あとお弁当箱に小さくあれこれカラフルに詰めるとかね、
そういう文化、詰めていく文化とか。
詰めるの逆だとつまらないになってネガティブなワードになるとかね、
そういう言語表現も含めて、やっぱり日本っていうのは外に広がっていくこと、
広げていくことを良しとしない文化があるんじゃないかっていうふうに書かれてるんですよ。
06:03
そういう視点から見てみると身の丈に合わないっていう表現ってすごい日本的な表現だなって思って、
つまり自分のレベルに合わない背伸びをする、外に広がっていくような行動っていうのを良しとしない。
それよりも謙虚に謙虚に自分を小さく見せる。
自分の実際のレベルにむしろ少し低くする美学みたいなのがどっかに根底にあるんじゃないかなっていう、
その上での表現なんじゃないかなっていうふうに思うんですよね。
で、それを聞いたからって、じゃあ身の丈に合わないっていう表現は良い表現だなとは思わないと思うんですよ。
別に言われてイラッとすることは変わらないと思うんですけど、ただやっぱり私何かの批判で、
批判する人その人自身の価値観の自己紹介でしかないなって常々思ってるんですね。
その批判を受け止める、受け止めないは批判された側の自由であって、
批判するのもあるし批判する自由っていうのもあるんですけど、やっぱり批判ってどこまで行っても、
その人批判する側自身の価値観の自己紹介でしかないと思うので、
言われた方は、あなたはそういう批判された方はね、あなたはそういう価値観を持ってるのねっていう受け止めだけでいいと思うんですよ。
それでやっぱり自分も同じ価値観を持っていて、直した方がいいなと思えば直せばいいんですけど、
別に自分と違う価値観だったら、自己紹介ですかっていいと思うんですよ。
おそらくその身の丈に合わないっていう表現をした人は、そういう日本文化的なその小さいことが良しとするような美学を内包したうちに持った人なんですね。
私は違うんでっていうことを、それ以下でもそれ以上でもないかなっていう気がするので、
そういう観点で、自己紹介してくれてるこの人はそういう人なんだっていう風に分析する方に気を逸らすと、ちょっとイラッとが消えるかなって思います。
何回も言ってるんですけど、人の行動って変えられないので、要はその行動で自分がどうやったらイラッとしなくなるかなぐらいの自営策しかないので、
あなたはそういう人なのねっていう分析をして気を逸らすっていうのはいかがでしょうかねという感じですかね。
あなたはそういう価値観なのねって思うだけでいいんじゃないかなと思いますね。
あと後半で触れられていた、身の丈に合わないっていう表現も含めた、アラサーのNGファッションみたいな記事。
要は批判を中心とした、こういうのはダメだよ、良くないよっていう内容を中心とした記事ですよね。
私もこのラジオでも何回か反省の弁を述べたことがあるんですけど、数年前までは結構発注を受けて書いていたこともあったんですよね。
その当時は良かれと思って書いた部分もあるんですけど、今思うと余計な浅な部分多かったですね。
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やっぱり着ちゃダメなのかなって悩んでる人も結構いるのでね、そういう人にとってはここまでは良くって、こういうケースになっちゃうと、
例えばこういうTPOでこういう服を着ちゃうと極端な話すると、お葬式で白い服着ちゃったら周りの人に物質付けだと思われちゃうかもしれないよみたいな。
そういう意味合いで書いた部分もあったんですけど、悩んでない人にも無駄な悩みを押し付けちゃう部分も結構あるので、そういう意味で数年前にそういう記事のご依頼はスパッとやめた部分があったんですよね。
そういう記事が絶えないっていうのは、やっぱりこういうエネルギー的な記事っていうのは一番閲覧数が稼げるんですよね。
今もどうだろうな、今もそうだと思うんで、人間の本質そんなにそうそう変わらないと思うので、多分今もそうだと思うんですけど、やっぱりこれはやっちゃいけないみたいな記事って、
失敗したくない、リスクを犯したくないっていう人間の本能がある限り、やっぱり見たくなっちゃうんですよ。
この質問者さんもね、気になって見てしまいますって書かれてますけど、そういうもんなんですよね。
だから見られるから作られるわけで、やっぱりこれを防ぐ方法は見ない。こういう記事書いても誰も見てくれないんだなって思わせるしかないんですよね。
だからこちらに関しては見ないっていう解決策になるかなと思いますね。
やっぱりみんなが見てるうちはこういうNGファッション、ファッションに限らずNGマナーとかもそうですけど、っていう記事が作られることはなくならないかなと思いますので、見ないが一番じゃないかというふうに思います。
ということでご質問ありがとうございました。ぜひご紹介した本も気になる方は読んでみていただけると嬉しいです。
ということでこの番組ではまだまだ皆さんからのご質問お悩みお待ちしております。
ファッションのことでも心理のことでもどちらでも結構です。番組概要欄にありますマシュマロからお気軽にお送りください。
そしてこの番組の更新情報は各ポッドキャストサービス登録をするとラジオトークでフォローすると受け取ることができます。
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それではまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
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