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前回は、大量に服を買ってしまうというか、物欲が止まらないという話、ご相談をいただいて回答しましたけれども、
たくさん買った先には、こういうお悩みも待っているかもよということで、
今日はまるで連続物のようなお悩みをいただいておりますので、そちらに回答していきたいと思います。
また、マシュマロから頂戴しました。ありがとうございます。読んでいきたいと思います。
こんにちは。7ヶ月の赤ちゃんの子育ての合間に楽しく拝聴しております。
久野さんの生き生きとしつつも、優しいお言葉に元気をもらったり、新しい気づきを得て、
今、ファッションについてはなかなか不自由な生活をしているので、いつも刺激になっております。
今後、子育てにも余裕が出てきたら、前みたいにおしゃれするぞと意気込んでおります。
さて、私の悩みは、服は1年ないし2年着なければ捨てようとよく言われますが、
それに従って結構お気に入りだった服も捨ててみたところ、やはり後々、
あの捨てた服、今日のコーディネートに合ったのになぁと後悔してしまうことが度々あります。
しかし私は、服がクローゼットからはみ出すほどたくさん持っており、捨てなければ片付かない人間だとも自覚しております。
捨てた服を思い出すなんて、未練たっぷりだなぁと自分でも嫌になります。どうしたらいいでしょうかと。
ということでね、ありがとうございます。
あれですよね、子育て中って私もそうでしたけど、なんか耳だけは空いてるみたいな時間結構あるんですよね。
あの乳食って特にね。だからその間にミルクあげたりとかね、してる間に聞いてくれてるんですかね。ありがとうございます。
たくさん買いすぎたら、こういうお悩みに最終的に行き着くわけですよ。
でね、だいぶ暑くなってきて、夏服出してなんてやってらっしゃる方も多いと思うので、
片付かないってね、思ってらっしゃる方も多いと思うのでね。
そういう方にも参考にしていただければということで、今日はこのお悩みに回答していきたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりましたオシャレの呪いトークラジオ。本日で479回目の配信でございます。
もしかしたら間違ってるかもしれない配信回。ちょっと間違ってたらタイトルだけしれっと書いておきますが、
この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールオシャレの呪いをばさばさと解いていきます。
服装心理学をベースにオシャレをもって楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで公認心理師の久野梨彩です。どうぞよろしくお願いいたします。
毎回さ、収録始める前に一応前回何回もだったっけなんて確認するんだけど、
今日確認するの忘れて始めちゃった。まあいいよね。こういうアバウトさがね、続ける秘訣だと思ってますよ私は。
ということでね、当たりありがとうございます。ダンシャリというかね、服の整理ね、特にこうしてる。
いくら収納頑張ったところでよ、やっぱり物には質量がありますからね。
いくら詰めたところで、やっぱりこう決まった枠組みのクロゼット、タンス、引き出しの中に入る量っていうのは上限がありますわね。
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なので収納術を駆使しても限界がありまして、やはり物の総量ですね、トータルの量を見直さなきゃいけない時っていうのは必ず来るわけですよ。
となると避けては取れないのが捨てるということ、処分ということ。ここでね結構つまずいちゃう。
意外とこの収納方法とかも私もワードローブチェックなんかでアドバイスすることはあるんですけど、
収納方法、片付け方法、どう吊るすかとかどう畳むかとかどう引き出しを配置するかみたいなことは結構調べれば独学でいけるんですよ。
そのシステマチックなところまではね。なんだけどその捨てるっていう行為ですよね。
ここは実はそのノウハウだけではいかんともしがたいところがあって、その感情の整理が必要なんですよ。
だからその情報だけ得てもなかなかうまくいかないっていうところが正直あって、
服の整理で一番ネックになるところはここなんですよね。感情論なんですよ。
なのでその自分の気持ちをうまくコントロールしていかなきゃいけなくて、これすなわちやっぱり服装心理学のジャンルなんですよ。
なのでこの部分からアプローチしていかないとなかなか難しいかなって思うんですよね。
質問者さんが後悔してしまったっていうことの原因はもうたった一つずばりあります。
自分の基準で捨てなかったっていうことです。これが原因です。
服は1年ないし2年着なければ捨てようとはよく言われるんですけど、人が言ってることなんですよね。
つまり万人に当てはまるルールではないわけです。
私も一般論としてお伝えすることはありますが、これはあくまで確率論です。
1年ないし2年着なかったものは一生着ない人が多いっていうだけの話で、この中に質問者さんが当てはまらなかったっていうことなんですよね。
全員当てはまるわけではないってことなんですよ。
私が個別にアドバイスするときには、その方の性格がそれに当てはまるかどうかを確認した上で、そのアドバイスをするかどうかを選択するんですが、
そういう選択ができない人、つまり心理的な知識がなければアドバイスした方がいいかという判断ができないので、
そういう人は一般論としてそういうアドバイスをしてしまいますし、
あとはメディアとかインターネットとかだとマンツーマンアドバイスではないので、やっぱり確率的に当たりやすいアドバイスをせざるを得ないっていうところで、
だからネットである言説っていうのは自分に当てはまると限らないというのはそういうところですよね。
逆にファッション目線でいくと、5年くらい一生のことを洋服で寝かせるとトレンドがまた戻ってくる、リバイバルすることもあったりして、
再び新鮮に着られるようになったりするんですよ。
だからその間に本人の好みだったり生活環境だったり、あとは自分の体型だったりが変わらなければ、
なんなら寝かせておけば絶対もう1回役立つっていうことは理論上は言えちゃうわけですね。
なんですが、やっぱり寝かせてる間に大抵の人がいろいろな面で変わってしまうから着なくなっちゃう。
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だから1年もしくは2年着なかったら捨てたらっていうのが当てはまる人が多いっていうことなんですよ。
なんですけど質問者さんはそのルールに当てはまらない人だったということなんですよね。
その当てはまらないルールを適用してしまって、自分の基準で自分の気持ちで考えずに捨ててしまったからやっぱり後悔しちゃうっていうのは当然あると思うんですね。
それは未練たっぷりなのではなくて、その捨てる時に自分の気持ちで本当に捨ててもいいかどうかっていうのを深く検討しなかったからこその後悔だと思うんですよ。
だからその未練が思っちゃうってことが悪いわけじゃなくて、その捨てるステップの中で自分に合った手順を踏んでなかったっていうことが原因だと思います。
前にこのラジオで実は関連している話で、ときめく片付け、一斉を風靡したアメリカでも大流行でしたね。
あれがなんでこんなに支持を得たかっていう話したことあったと思うんですけど、ちょっともう一回そのあたりの話しようと思うんですけど、
ときめく例の片付けって、片付けの基準が捨てる基準がときめくかどうかなんですよね。
この本質問者さん読んだことあるかなどうかなときめくかどうかなんですよ。
それまでのときめく片付けが出てくる前の片付け論からいくと、ある種なんじゃそりゃなんですよね。
それこそ1年ないし2年使わなかったものは捨てましょうとか、高校こういうルールに値段だけで買ったもの、安くて買ったものは処分しても後悔しないとか、
何かもうちょっと客観的な基準をもとに捨てる捨てないの判断を解く片付け本が多かったんですよね。
でもそのときめくこの例の片付け術っていうのは、片付けの基準、捨てる基準がときめくかどうかなんですよ。
そんな主観的な基準でいいのかってみんな驚いたと思うんですけど、でもそれこそがこれまでの片付けもなかった視点だったんですよね。
つまり自分の基準を持つっていうことが実は片付け、捨てるっていう特に捨てるっていう行為においては非常に大事だったっていうこと。
それに自分の気持ちに従って好きなものだけ残して、好き度合いが低いものに関しては処分するっていうやり方にときめくっていう名前をつけてあげた。
それを理論化してあげたっていうことが、やっぱりこの片付け理論の大きな成果というか、大きな違いというか、成し遂げた偉業だったと思うんですよね。
つまりその片付けをするときに何か客観的なルールを持って私たちは捨てる捨てないを判断しなきゃいけないんじゃないかって思い込みがあるんですよ。
これは意外と品質が良くなかったからとか、あんまり着てないからとか、値段だけで買ってしまったからとかね、安いっていう理由だけで突発的に買ってしまったからみたいな風に、
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誰から見ても納得できるような客観的な理由を持って捨てるっていうことを決めなきゃいけないって思いがしたんだけど、実はそうではなくて、自分がやっぱり気に入ってる順に残しておくべきなんだよっていうのがまず前提としてある。
それでいいんだよっていう。だから周りの人がそれはたくさん着てるし、クオリティも高いから捨てないほうがいいよって思っても、自分がときめかなかったら捨てていいんだよっていう。
その客観的に理屈がなくっても理屈が通らなくても自分の気持ちでいらないやって思ったら捨てていいんだよっていうこと。
逆に言うと客観的に捨てたらいいよ、捨てたほうがいいよって言われるようなものでも、自分がときめくなら残したらいいんだよっていう。
それにOKを出してあげたっていうところが理論の本質的なすごいところなんですよね。
なのでこの質問者さんもその観点が必要だったんじゃないかなって思うんですよ、捨てるときに。
もちろん洋服好きでいらっしゃると思うので、今持ってる服は全部好きだし捨てづらいから今悩んでると思うんですよ。
ただその好きの優先順位というか好き順位、好きランキングを決めざるを得ないということだと思うんですよね。
自分のクローゼットっていう枠組みがあって、その中にもう洋服を収めなければいけないわけなので、
その好き順位、ランキングを上から決めていって、クローゼットがいっぱいになった時点でそのランキングの下の方になってしまったものはもう捨てざるを得ないと。
でもそうしておくと結局後々後悔するかもしれないです。
嫌いなものがなければ後悔してしまうかもしれないけど、でもあれを捨てたからこれらが残ったんだよなっていう。
他の好きなものを残すにはこれしかなかったんだっていう。
自分が考えたからこその自分を納得させられる理屈も同時に浮かんでくるはずなんですよ。
そうすると今とはまた違った種類の後悔になるはず。
後悔のレベルが少し小さくなるかもしれないし、後悔もしかしたらしなかったかもしれないし。
なので自分の気持ちで判断する。
これね、服装心理診断でうちがやってる愛着性っていうのが高い人は
とにかく感情面の整理をしないと物の処分ができないんですよ。
なので概要欄に服装心理診断の簡易版、あくまで簡易版なんですけど
お試しできるリンクを貼っておきますので
もし質問者さんそれやっていただいて愛着性高かったら
多分その好きランキングで下の方に来たものを優先順位で処分していくしかない。
そのやり方が一番適してるんじゃないかなと思いますので
ぜひね、服装心理診断の方も合わせて
服装心理診断ライトですね、簡易版も合わせて試してみていただけると
嬉しいなというふうに思います。
やっぱりね、オシャレってね、自分の基準を持つのが大事なんですよ。
いろんな理論、いろんなルールありますけど
やっぱり自分と向き合って自分なりのルールを見つけていくってことが大事なんでね
ぜひ考えてみていただければと思います。
それではまた次回の配信でお会いしましょう。
おやすみなさい。