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では、今日もマスマロからいただきましたお悩みに回答していきたいと思います。
今日はストレートなファッションのお悩みでございます。読んでいきたいと思います。
久野さん、こんばんは。そろそろアウターの季節ですね。
いろいろ見ていたら、ダッフルコートが目に留まり、買うかどうか迷っています。
私は荒沢で大人顔、低身長の痩せ型の体型です。
学生さんみたいに見えるのは困るし、顔立ちに合わない感じもするし、ちょっと悩んでいます。
別のを探すか、気持ちのままに買うか、どうしたら良いでしょうか。ということで、今日はこの悩みに回答していきたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりました。おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で332回目の配信でございます。
週明けました月曜日ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日はちょっと時間が遅い、少しだけ遅い配信となってしまいましたが、
お悩みありがとうございます。これは長くなりそうなので、とっとと回答にいきたいなと思うんですけどね。
そろそろアウターの季節ですよね。
今年あたりちょっとずつ、去年に比べて外出もしていこうかな、なんて方も増えているのか、
ワクチン終わったし、なんて方も増えているのか、
私の方でもですね、去年リピートのご依頼がなかった顧客の方たちから、
ブワーとお買い物動向のご依頼が来て、ちょっとアウター探してますとかブーツ探してますとか結構あって、
今年は盛り上がりそうだぜ、なんて思っておりますが、
そろそろまだ9月ですけど、今から探した方がいいですよ。今から心を決めておいた方がいいです。
10月下旬くらいからアウターって持って始めるんですよ。
アウターって売れ残ってもしょうがない。困っちゃうじゃないですか。単価も高いしね。
なので基本的にはどんどん減らして売り切りたいものなんですよ。
特に今年はまだまだ需要が本格的に戻るかというとそうでもないと思うので、
特にそんなにたくさん生産しないと思うので、
10月下旬くらいから早めにアウターいいの欲しいなって方はお店に行った方がいい。
そうなると今のうちからこの辺狙おうかなっていうのをちょっと計画して、
予算のやりくりもしてなんてことをやっておいた方がいいですよね。
ちょうどいいタイミングの質問でございますね。
さあ、ダフルコートですけど、確かに学生っぽく見えてしまうことありますよね。
これ何でかというと、ダフルコートに限らず特定の服が何か特定のイメージを呼び起こしてしまうもの。
なんかそれっぽくなっちゃうってことあるじゃないですか。
赤いスーツ着たらルパン三世みたいになっちゃうとか、そういう感じですよね。
あんまり赤いスーツ着る人いないですけどね、普段ね。
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なんでかっていうと、やっぱり私たちの中にはですね、
人のパーソナリティとか属性と服装が結びついた、いわゆるステレオタイプなイメージってやっぱりあるんですよ。
例えば、このところというか、もう数年前からだいぶ前からピンクのベストをちょっと着られないなって、
着づらいなって思ってる男性多いと思うんですけど、それはカスガになるからですよね。
だし、ちょっと前はデニムのベストが全然売れなくなったって話があって、
これはスギーちゃんになっちゃうからですよね。ワイルドになっちゃうからですよね。
っていうふうに、誰か特定の人とかパーソナリティとかと服装が結びついちゃうっていうことがすごくあるので、
あの人とかああいうタイプの人といえばこういう服だし、この服といえばあの人だしっていう結びつきができてしまうわけですよ。
で、ダッフルコートはっていうと学生がよく着ているから、やっぱりダッフルコートといえば学生が着るもの。
だからダッフルコートを着るとちょっと学生っぽくなっちゃうってことがあるわけですよね。
だからこういう悩みが起こると。
でも、こういうステレオタイプってそういうネガティブ面だけじゃなくて、もちろんポジティブな面もあって、
こういうステレオタイプがあるからこそ、私たちほとんどの人の中にこういうパーソナリティの人はこういう服を着るもんだ、
みたいな共通のステレオタイプがあるからこそ、それを活用して我々のような職業がイメージコントロールもできるわけですよ。
例えば、弁護士さんとか会計士さんとかからのお客様から私が依頼をいただいて、
ちょっとこういう職業なんですけど、クライアントの方に柔らかいイメージを持ってもらいたいってなったら、
やっぱりそういう弁護士さんとか会計士さんってガッチリスーツを着ているイメージがあるので、
そこをあえて崩して、チノパンっぽいスラックスに柔らかいジャケットにポロシャツみたいにすると、
ちょっとスポーツマンっぽい感じになるので親しみやすい印象になるわけですよね。
スポーツが好きそうなアクティブなサラリーマンはそういう格好をしているっていうステレオタイプが私の中にあるから、
弁護士さんとか会計士さんとかにそういう服装を着せると、
なんかちょっと親しみやすいかもとか、いい意味で弁護士さんっぽくないみたいな雰囲気になるわけですよ。
あとは例えば婚活、女性の婚活の時のスタイリングで、婚活はしたいんだけど家庭に入るつもりもないし、
バラバラ働いていきたいんですみたいな人には、あえて柔らかいワンピースじゃなくてパンツでかっこいいスタイルで
行ってもらうようにしてるんですね。もちろんお客様のご要望も聞きますけどね。
そうすると、本当にそういうパンツスタイルでキリッとした感じで写真も撮ったりしていくと、
本当に自立した女性が好き、実は好みなんですみたいな人がたくさん申し込んできてくれて、
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すごくトントンとビューしてうまくいきましたみたいなこともあるわけで、
それはやっぱり働く女性っていうとパンツスタイルみたいなステレオタイプなイメージがある。
それをうまく利用できた例ですよね。
そういうこともあるから、私がやってる4スタイルパーソナルスタイルスクールでは、
はじめにファッションの歴史の授業の中で歴史を学びつつ、
どんなアイテムがどういう経緯で登場してきたのかっていうのを学ぶんですけど、
それはその登場してきた経緯で、そのアイテムに紐づいているステレオタイプっていうのがあるから、
それを学ぶことで、アイテムを活用したイメージコントロールができるようになるっていうところがあるわけですよ。
で、ダフルコートを着るっていうことは、確かにダフルコートは学生がよく着るから、
逆に学生っぽく見せるイメージコントロールをしちゃってることになっちゃう人も多いわけですよね。
この学生っぽく見えることが、いいふうに働く人もいれば、悪いふうに働く人もいると。
多くの場合はですね、いいふうに働く人は学生っぽい、つまり若々しいイメージっていうことなので、
それが外見と調和する人、つまり単純に言うと顔立ちが同顔の人とか、そういった方は割と調和しやすいので、
フレッシュで爽やかで若々しくてみたいな感じのイメージでダフルコートを着こなせることが多い。
なので、この質問者さんが悩んでいるのは、すごくまりにかなっているというか鋭いところで、
大人顔の方だと学生っぽいっていうイメージと不調和が生じるので、
その点で余計にその学生っぽいっていうイメージが強調されすぎてしまって、
なんかおかしい感じになってしまったりということになるわけです。
じゃあどうすればいいかなんですけど、つまり外見は変えられないので、
そのダフルコートっていうのを、いわゆる典型的なダフルコートの形からちょっと話してあげればいい。
じゃあみんなの中でいわゆる典型的なダフルコートってどういう要素があるのっていうことを次に考えるべきなんですけど、
例えば学生が着ているダフルコートっていうと、多くの場合は紺か黒ですよね。
だから色を全然違う色、例えば全然違ってかつ大人っぽく見える色、
例えばくすんだピンクとか、あとはちょっとシックな紫とか、
なんかそういう色にしてあげるとちょっと学生っぽさ、いわゆるダフルコート、
典型的なダフルコートから離れるので、そういう意味で学生的なイメージからも離れることができる。
あとダフルコートっていうとフードがついてますよね。
単純にフードがついてなくて、トグルボタンとか全体のシルエットも床にもダフルコートなんだけど、
フードがついてなくて大きめの襟がついているものに変えるだけでもちょっとダフルコートから離れられますよね。
またこのトグルボタンっていうのがダフルコートの特徴でもありますけれども、
ここがビットっていってちょっとメタルっぽくなっているようなアレンジがされているようなダフルコートもあるわけで、
そうするとこのメタル金属の効果で大人っぽく見せることとも相まって、学生っぽさから離れることができる。
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あとはですね、形はダフルコートなんだけど、いわゆる一般的なダフルコートって
ちょっと圧縮ウールみたいなゴツッとしたウール素材っていうのが典型的ですよね。
そうじゃなくてダウンコートの生地、ナイロンで中の中綿とかフェーダーが詰まっていて、でも形だけはダフルコートみたいなものもある。
そうするとまたこれも典型的にダフルコートから離れるので、同時に学生っぽいっていう雰囲気からも離れられることができる。
なんかね、特価とかでフードもついていて、トグルボタンなんだけどダフルコートで、しかもウエストラインがシェイプされているようなシルエットなので、
シルエットも素材もダフルコートっぽくないってものが売ってたので、そういうものだとだいぶ学生っぽさは抜けますね。
抜けるなって印象がありました。
あとはバイカラーっていって、上は黄色、下は紺みたいな、そういうちょっと色の切り替えがあるダフルコートとか、
いわゆる学生さんが着ている典型的なダフルコートから、色、質感、形のどれかもしくは複数において、
そのダフルコートの典型的なものから離れていけば、同時に学生っぽさから離れることができる。
ただ離れすぎると、そもそもこの質問者さん、ダフルコートは気になってるわけですよね。
惹かれてるわけなので、その惹かれた気持ちからも、惹かれたポイントからも離れてしまうことになるので、
やっぱり次に考えなきゃいけないのは、この質問者さんがダフルコートのどこに惹かれて買おうかなと思ったのか。
やっぱりこのトグルボタンを残したいんだとかね、このシルエットが好きなんだとかね、紺の色でちょっとベーシックな感じが好きなんだとか、
自分の変えたくないところ、変化させたくないところを抑えるべきポイントは抑えつつ、
そうではない典型的なダフルコートの要素の部分をちょっと変化させる、変わり種ダフルコート。
これをぜひ探していただけると、その変わり種の部分が目立てば目立つほど、特徴的であればあるほど学生っぽいっていうイメージから離れることができると思います。
ぜひぜひちょっといろいろね、今からまだ時間がありますから、いろいろ探してみていただければと思います。
どんなものを見つけたか、ぜひ教えていただけると嬉しいです。
ということで、この番組ではまだまだ皆さんからのご質問、お悩みお待ちしております番組概要欄にあります。
マシュマロからお送りいただくか、ラジオトークのお便り機能を使ってお送りください。
そしてですね、FPSS、フォースタイルパーソナルステーションスクールの第12期の入学申し込みがいよいよ9月26日、締め切り迫ってまいりました。
まだ遺跡空いてますので、気になる方はぜひぜひ、今日みたいなお話をずっと授業で聞けますのですごく楽しいと思いますので、ぜひお申し込みいただけると嬉しいです。
こちらも番組概要欄にリンクを貼っておきます。
それではまた次回の放送でお会いしましょう。おやすみなさい。
