1. おしゃれの呪いを解くラジオ
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2021-09-09 11:59

329.おたより「『着たい服』と『与えたい印象』が違っていて悩んでいます」 from Radiotalk

リスナーさんからのお悩みに回答!「着るとテンションが上がる服」と「相手に与えたい印象」が違っている、というお悩み。さらにミニマリストで、洋服を増やしたくないのが難しいところ。さてどうする?!

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
00:00
今日も昨日に引き続いて、マシュマロからいただいたお悩みに 回答していきたいと思います。
今日もファッションに関するお悩みですが、昨日とまた目先が変わって、
イメージコントロールに関するお悩みが来てますよ、 読んでいきたいと思います。
久野先生、こんばんは。
私は、着るとテンションが上がる服と、 相手に与えたい印象が違っていて悩んでいます。
私は女で、ミニマリストで、かつ黒い服が好きです。
全身真っ黒に、小物は白・ベージュの アクセントを入れるのがお気に入りです。
洗練、高級感、上品なイメージで、 かっこよくなれるので、黒い服を着ると自信が持てます。
ありがたいことに、周囲の人からも 黒が似合うね、と言ってもらえます。
ですが反対に、私が人に与えたい、持たれたい印象、
なりたい、尊敬する人の特徴は、 優しい、ポジティブ、癒しです。
それなのに私は、コミュニケーションが苦手で、 感情表現がうまくできず、
初対面の人や、話したことがない人には、 暗い、怖い、話しかけづらいという印象を与えてしまいます。
なので、せめて服装だけでもと、 明るい色のトップスを着てみるのですが、
なんだかカジュアルすぎる、女性らしすぎる、 舐められそうというネガティブなワードが浮かんでしまい、
結局黒を着てしまいます。
白は私が着ると野暮ったいイメージになり、 ベージュは女性らしすぎる、ぼやけたイメージ。
グレーは黒より明るい印象になり、 シックな印象もありますが、
やはりフェミニン、印質という言葉が浮かびます。
自分が着るとテンションが上がる服と、 相手に与えたい印象が違う場合、
どちらを優先すればよいのでしょうか?
もしくは両方を兼ね備えられる服は、 どのような服でしょうか?
ミニマリストでジョブズみたいに 制服化することに憧れています。
できるだけ服を増やすことは避けたいです。
こんなわがままな希望に合うファッションは ありますでしょうか?
ご回答よろしくお願いします。
ということで、かなり長文の厚いお悩みを いただきましたけど、
与えたいイメージと好きな印象が、 この質問者さんと違ったとしても、
同じように、着たい服と与えたいイメージが 違うというお悩みを持っている人が
すごく多いんですよ。
うちのお客さんでも多いです。
イメージの内容は違っても、
方法論とか考え方はきっと参考になる方が いらっしゃると思いますので、
今日はじっくり回答していきたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりました。
オシャレなロールトークラジオ。
本日で329回目の配信でございます。
今日は週1回のパーソナルトレーニングの日で 終わった直後で、
いつも通りそのままの勢いでラジオを 収録してますので若干疲れるね。
03:00
週1回、もう2年近くパーソナルトレーニング。
今、緊急事態宣言事項でオンラインで やってもらっているんですけど、
そんなにガシガシ強度を上げているわけでは ないんですけど、
その日によって、週によって、すごいきつい時と、
今日結構いけるな、みたいな時があって、
すごい自分の体調が如実にわかるなってことが 本当に最近実感していて、
そういう自分のモニタリングっていう意味でも、
非常にパーソナルトレーニングっていいなって 改めて実感してるんですけど、
そういうふうに生きていく上で、
自分のことを知る、自分をモニタリングするって すごい大事ですよね。
今回のお悩みも、
自分が着るとテンションが上がる服と 大体印象が違ってるんだなっていうことに、
自分のモニタリングで多分気づいたわけですよね。
それをどうしていくかっていうのは、
もう少し踏み込んで自分のことを見つめ直して いかなきゃいけない問題だと思うんですよ。
これ抱えている、
例えば好きな服と似合う服が違うとか、
着たい服と着るべき服が違う。
今回は結構、着たい服と着るべき服が違うって、
見て書くとそういう言葉が一番近いのかなって 思うんですけど、
着たい服と着るべき服が違う。
そういうズレに悩んでいる人、
好きな服と似合う服が違うとか、
そういうズレに悩んでいる人、
すごく多いと思うんですけど、
やっぱりその時に、
まず考えるのは、
特にミニマリストでいたい時、
かつミニマリストでいたい時は、
服を増やすっていうことで、
対応ができないわけですよね。
なので余計悩んじゃうと。
でもここでやっぱり、
改めて自分のことを見つめ直すというか、
深く考えてもらいたいのは、
ミニマリストって、
洋服とか持ち物だけじゃなくて、
持ち物を手差選択して、
どんどん削ぎ落としていくだけじゃなくて、
自分の願望とかポリシーも、
削ぎ落としていかなきゃいけないものなんですよ。
私のパーソナルスタイリングのお客様で、
ミニマリストにもなりたいっていう人の場合には、
特にカウンセリングに時間をかけます。
これはミニマリストになりたいから、
似合う服診断して、似合う服だけ揃えれば、
最低限揃えればいいものがわかるから、
簡単にミニマリストになれるかというと、
そんなに簡単なものでないんですよ。
ミニマリストって精神も絡んでくるんですよ、
自分の気持ちも。
なので単純に物を捨てればいい、
必要最低限のものがわかって、
合理的に考えればいけるっていうものでもなくて、
願望が実現できる部分も大きいわけで、
そのものを手放すわけなので、便利な生活を手放す。
ある意味合理性すら手放さなきゃいけないこともあるわけですよ。
なので質問者さんの場合には、
本当にミニマリストになっていきたいっていうのであれば、
もしかすると着るとテンションが上がる服と、
相手に与えたい衣装どちらを選ぶかっていうことも問われてる。
ミニマリストになる上では。
06:02
っていうこともちょっと考えたほうがいいのかな、
っていうふうに思いました。
ミニマリストってそういうことなので、
そこを避けてミニマリストになれないんだよ、
っていうことでもあるんだと思いますね。
某有名なトキメキで物を捨てる方がいるじゃないですか。
女性の方ね。
そのトキメキで決めろっていうのはつまりそういうことで、
合理性でこのものは使うよね、使わないよね、
みたいな理論で処分できるものって、
途切られている限度があるんですよ。
この話前のだいぶ昔のね、私のポッドキャストでお話したことあると思うんですけど。
もう一定してたらそれ以上は、
やっぱり非合理的なところに踏み込んでいかなきゃいけないんですよ。
これ以上捨てちゃうと自分の生活に何かが困るっていうところまで
踏み込んでいかないとミニマリストにはなれないんですよね。
その時に最終的に判断基準になるのって、
自分の気持ちしかなくって、
最後にトキメクっていう一番気持ちとして、
大事にしたいところ1点だけを残して、
他全部捨てるぐらいになっちゃうんですよ、結局。
そうなるともう頭で考えても分からないから、
トキメクかトキメカないかみたいな直感ぐらいしか、
判断基準がないってことになるんだと思うんですよね。
だから本当に最終的に自分が人生で1個だけ、
無人島に持っていくとしたらじゃないけど、
そういう感じで1個だけ大事にできるとしたら、
どの願望を残すのか、どの私を残すのかまで考えないと、
ジョブズ並みの制服化は難しいんですよ。
だからそこをまずは考えるべき、
その修行のタイミングに、この質問者さんは
ぶつかったのかなっていう気はしますよね。
もし、どんなに考えてもやっぱり、
期待服と着るべき服、どちらか1つだけ選ぶことはできない、
ということであれば、
ミニマリストってことを見直した方がいい。
なんで制服化したいのか、
その理由をもう1回考えて、
例えば毎朝悩むのが嫌だからっていうことであれば、
それはそこまで洋服を減らさなくても、
毎朝悩まなくなるようにはできますよね。
目的とミニマリストっていう手段が、
もしかしたらずれているのかもしれないですよね。
なのでその辺も含めて、やっぱり1回考える必要があるのかな、
というふうには思います。
プラスして、それ以外のことで言うと、
ミニマリストって物を減らす、
服も含めて物を減らしていくわけですよね。
なので願望削ぎ落とすスキルも必要なんですけど、
残した1個1個の物を味わい尽くして、
その物の良さをいろんな角度から引き出してあげるっていう能力も
同時に必要になってくるんじゃないかと思うんですよ。
例えば食器なんかもすごく減らすわけなので、
この食器はこんな風に持ち込まないといけないのかな、
というふうに思います。
この食器はこんな風に盛り付ければ和食に合うし、
こんな風に使えば洋食にも合うというスキルがあると、
どんどん食器を減らしていけるわけですよね。
それは食器の選び方、選択眼という意味の能力も含めて、
09:00
使い方と選び方両方で、
そのいろんな物、1つの物を
いかようにもアレンジできるという能力が必要なんですよね。
これ服で置き換えると、
質問者さんの文章を読んでいると、
出てくるイメージのことを
色でしか考えられていないんですよ。
イメージを表現する手段として、色しか知らないということも、
これまた問題なんじゃないかなというふうに思いますね。
洋服って
持っている要素、色だけじゃないんですよ。
形も質感もあって、その色、形、質感全部で
それぞれが仕事をしてイメージを出しているものなので、
例えば全身黒でも、
形の要素を使って曲線たっぷり使えば、
優しい雰囲気に作ることもできるんだけど、
あとは質感ですよね。レースとかスケール、柔らかいものを
使えば柔らかい質感が出せるんだけど、質問者さん自身が
洋服について色しか見られていない。
そうなると、黒を使ったら柔らかい雰囲気になれない
ということになっちゃいますよね。
だからミニマリストになるためには、
自分の願望をそぎ落とすということももちろん必要なんですけど、
そぎ落とせないにしても、
もう少し現状のままでもできることはあるのかなと。
具体的に言うと、洋服の色以外の要素を使って、
いろんな洋服の面を見せてあげるということかな。
いろんな面を使って、
洋服の良さを引き出してあげる
っていう能力がやっぱり必要になってくるのかな
なんて思います。
なので、色だけじゃなくて形を使って
優しく見せる、癒し気味に見せるということもできるので、
ちょっとその辺を注目して、形と質感に注目して
洋服のイメージっていうのをもう一回考えてみると、
また違った方法が見つかるかもしれません。
なので、自分の願望をもう一回そぎ落とす。
その願望も含めてミニマリズムしていくということと、
あとは色以外のイメージの表現方法を
ちょっと考えてみる。
この2点まず取り組んでみていただけるといいのかなという風に思います。
こんな風に、もし質問者さんが
うちのスタイリングを受けに来てくれたら、
この辺を話しながら実際にカウンセリングして対話をしていって、
一番大事にしたいことは何なのかとか、
それほどまでに優しい人に見られたいのはなぜなのか
みたいなことまで含めてカウンセリングしていくんですよ。
ここまで深く考えていくと、洋服選びって
本当に自分を選べっていうかな、
自分の大事なものって何なのかまで
考えなきゃいけなくて、すごい深くて
難しくもあるんだけど、本当に面白いものなんですよね。
なので、そういう面白さを
もっとたくさんの人に知ってもらいたいなっていうのもありますね。
そういうことは
フォースタイル・パーソナルスタイルスクールで
その技術を教えていますので、そういう技術に関心がある方は
ぜひそちらの方も見てみていただけると嬉しいです。
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