1. おしゃれの呪いを解くラジオ
  2. 221.マーケティングで性差を意..
2021-03-24 12:00

221.マーケティングで性差を意識しすぎると大抵おかしなことに・・・ from Radiotalk

某ニュース番組のCMの件が大きく取り沙汰されています。様々な問題を含んでいますが、なぜこういうものができてしまうのかを考えていたら、私のアパレル時代にもこんなことあったなぁと思い出し・・・

◆for*styleパーソナルスタイリストスクール http://www.forstyle.biz/personalstylist-school/



ご質問募集中!
https://marshmallow-qa.com/risahisano?utm_medium=url_text&;utm_source=promotion

#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン #仕事 #時事ネタ
00:08
はい、ということで本日も音楽からのスタートでございます。おしゃれの呪いトークラジオ、本日で221回目の配信でございます。この番組ではあなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。服装心理学をベースにおしゃれを持って楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタリストで、日本服装心理学協会代表理事の久野里さんでございます。本日もよろしくお願いします。
東京はね、桜が満開になってきましたよ。散歩でも行きたいけどさ、なかなかね、外を歩きながら桜を見るくらいだったらね、ソーシャルディスタンスもとれていいかなって思ってるんですけど、なかなか時間がないですね。今年はちょっと忙しくてね。皆さんはどうでしょうかね。皆さんの地域は桜状況いかがでしょうかね。
さあ、そんな桜も咲いて、そして某ニュース番組のCMも燃え上がるということで炎上してましたね。どうですかね。今日はちょっとこの話について触れてみようかななんて思うんですけどね。
トーマキにどうだろうファッションにも関係あるというか心理学にねちょっと関係ある切り口で私の専門分野でちょっとお話をしようかななんて思ってるんですけども、ご存じない方はですね、某ニュース番組web CM炎上とかで検索したら出てくるかなどうかな。
今日のツイッターのトレンドにもなっていますのでそこから辿っていただくのもいいんじゃないかと思うんですけども。某民放のニュース番組のweb CM、youtubeで公開されたweb CMで、
若い女性、比較的若い女性がオンライン飲み会みたいなのをしてる体でそのカメラに向かって話す。そのカメラの向こう側にオンライン飲み会してる友達がいるみたいな設定でずっと一人語りするっていうCMなんですけど、
今日久々に会社に通勤、ずっと在宅だったけど久々に会社に通勤したんだけど、先輩が育休を明けて赤ちゃんを会社に連れてきててみたいな話をしてて、もうジェンダーバイアスがどうのこうのって言ってるのってもう今さらって感じだよねみたいな、ちょっと性格でなくてごめんなさい、そういう感じの話をしたりとか、
あとは高い化粧水買っちゃった、消費税って高いよねみたいな、なんかそういう会話の中にいろんなそういうジジイネタというかね、政治ジジイネタを盛り込むことで、最後の決め台詞がこいつまるまる見てるなみたいな感じのCMで、
視聴者のことをこいつと呼ばれるのはどうなんだっていうことに始まり、若い女性の描き方の古さというか、若い女性にジェンダーバイアス解消したって語らせるのはどうなんだみたいなこととか、いろいろ炎上ポイントがあったわけですよ。
03:09
何よりも、いろいろ政治的に見たら良くない点はたくさんあると思います。その辺はね、他の専門家の方が語ってらっしゃるので、その意見を見るとしてですよ。私としては、これまでアパレル企業とかでいろんな商品を作ってきたりとか、
あとは、今は会社の経営者として会社のサービスを売ったりしている立場からして、そのCMとしてどうなんだっていうところを見たときに、物を売る。いくらニュース番組、報道番組のCMなので、普通の物を売るCMよりも、より注意が必要だった、慎重に作らなきゃいけなかったと思うんですけども、
それをもう少しハードル下げて、単に物を売る。テレビ番組の宣伝だと考えたときに、じゃあ、この宣伝を見て、このCMのモデルになったような同世代の女性が見たくなるか。
つまり、そのものを見たくなるというCMの本来の目的が達成できるかというと、できないと思うんですよね。単純に商品を買いたくならないというか、見たくならないという番組なので、その番組を見たくならないというCMとしてもどうなんだっていう感じがしましたよね。
で、こういうことってすごくよくあるんですよ。私もずっとアパレルで商品企画してきたりとか、今の仕事を始めて、いろんな他の取引先さんと組んで何か販売促進をしたりとかっていうのをいろいろやってきて思うんですけど、
今回のこのCMに関してはわかんないですけど、やっぱりその高齢の男性、比較的年齢がいった男性、私と同世代の人もいるかな、もしかしたら、の男性が20代後半から30代向けの、いわゆるその人から見たら若い女性向けにCMとか商品作ると、ああいうトンチン感のことになること多いよなっていう感想なんですよね。
ああ、こういうの作っちゃうことってよかったなみたいな。で、ちょっと前もダサピンク現象っていう言葉が結構流行ったことがあって、これも聞いたことない方いらっしゃるかもしれないけど、ダサピンクっていうのはピンクが全部ダサいっていう意味ではなくてね、その高齢男性、高齢男性っていう言い方もあるけど、ちょっと年齢が上の男性が会社では権力を持っていることが多くて、
同世代の女性が同世代の女性のために商品企画とか広告を作ったりしていても、もどごとの決定権がある年齢が上の男性の一言で、若い女性はみんなピンク好きなんでしょみたいな感じで、みんな商品がピンクになっちゃうみたいな、そういうピンクの使い方がダサいって言ってることなんですよね。
06:06
つまりピンクっていうのは象徴であって、ピンクに限らず、名前の男性が思う女性ってこういうの好きだよねみたいなので、うかつに商品作っちゃうみたいな、そういうのをダサピンク現象って言ったんですけど、これもその一種はらんでますよね。それ以外の問題もたくさんあるんだけど、はらんでますよねっていうことですよね。
こういうことってやっぱり性別が違って、なおかつ年齢も違うと、自分とは全然違う生物なんだってみんな思っちゃってるからこういうことが起こるんじゃないかなって思うことがよくあって。
それは私、フォースタイル、パーソナルスタイリストスクールで、パーソナルスタイリストとかイメージコンサルタントの職業の子たちを養成してるんですけど、スクールの中でもよく感じることなんですよ。ちょっと年齢が違ったり、自分と性別が違ったりすると、全然自分とは共通せんのよ。その生き物に物売らなきゃいけないって考え始めちゃって、とんちんかんなことやっちゃうって人は、スクールの先生さんでも結構多いんですよね。
男性のスタイリスト志望の人が女性に向けてサービス展開したときに、なんでそんなサービスにしちゃうの?それは買いたいって言うような、女性だからって変なステレオタイプ持ってない?みたいなことになっちゃうことが多いんですよね。
これ、違う生物だって思わない方がいいと思うんですよね。昔から女性と男性は違うものだって、もちろん生物性格的に違うところがたくさんあるんですけど、やっぱり物事の捉え方とか考え方みたいな、心理学分野で言うと、性別の差、性差っていうのは長年研究対象ではあるんですが、もう近年は性別の差よりも個人差の方が圧倒的に大きいっていう結論がほぼ出てるんですよ。
物事の考え方に関しても感じ方に対してもね。
なので、それでもまだ少し残る性別の差があるとすれば、それはおそらく育てられ方の違いというか、擦り込み?呪いの違いでしかないんじゃないかなと思ってるんですよね。
本当は違いはないのに、男の子だからこうしなさいとか、女の子だからこうするべきっていうふうに育てられてきた結果、性別の差が生まれちゃうっていうか、環境要因ってことですよね。
なので、もともとは違いがないっていうのは結構大型の見方なんですよね。
なので、そういうことを考えずに、いやもう男性と女性はもともと違うんだって思っちゃうと、こういうトンチンカンなことをしちゃう。
女性はこうなんだ、男性はこうなんだみたいな呪いにかかった状態だと、おかしなものを作っちゃうことが本当に多いなっていうのは、うちのスクールの生徒さんに見てても結構感じることなんですよね。
もうね、性別の差よりも本当に個人差が大きいですよ。
なので、そういう意味では、一つの属性で括って、こういうCMを作ればこういう属性の人が気に入ってくれるはずだ、みたいなものの作り方とかサービスの作り方って結構危ういというか、結果が出ないんですよね。
09:18
やっぱりそれよりも、私はもう4,5年くらい前からなるべく自分に自解していることとしては、売れるものを作ろうって思うんじゃなくて、やっぱり私自身がこういう社会を実現したいというか、こういう私のサービスを通じてこういう社会になったらいいなって思ってますっていうことを訴えるっていうことが重要なんじゃないかなと思っていて、
私はファッションが特定のおしゃれが得意な人のためだけに偏ってきてしまっていることが昔から気になっていて、そうじゃなくて、ファッションというのはあらゆる人に役立てる、あらゆる人が楽しめるものなんだっていうことを伝えたい。
だから、より発信が足りていないおしゃれが苦手な人に向けたサービスをしますっていう。だから、おしゃれが苦手な人はよかったら買ってくださいっていう気持ちでやってるんですよね。
なので、そういう感じで、みんなこれ欲しいでしょとか、こういう属性の人はこれ欲しいでしょじゃなくて、私はこう社会があってほしいからこういうサービスを作るんだっていうアプローチの方が結果的にはいろんな人に伝わるんじゃないかななんて思ってるんですよね。
なので、フォースタルパーソナルスタイルスクール、FPSSの開業講座でそういう集客のお話とかをしてるんですけど、開校当時に比べてそのあたりが結構大きく変わってきたなと思うんですね。昔は本当に属性に合わせてセールストーク買いましょうみたいな話もしてましたけど、今はどちらかというと、自分が何をやりたいかっていうね、それをしっかり発信して共感してくださる方を集めていこうっていう流れになってるよ。
だからあなたが何をやりたいか大事なんだよまずっていうね、その自分を知ることが大事なんだよっていう話はすごくしてますね。
で、この自己理解っていうのがそのおかしなものを作らないためにもすごい大事なんですよ。自分が何を思ってるのか、自分がどういう呪いにかかってるのか全部含めて。
なのでこのあたりをね、最近はいろんなヘアサロンとか、サロン系とかアパレルにいろいろ講演をしてもらいたいとか研修してもらいたいって言われることも結構多くなってますね。
なので、FPSSでも、イメコンとかパーソナルスタリスト向けの講座をやってきましたけど、そういうサロンとかアパレル業界に向けた講座もちょっと今後計画していこうかなと思っていますので、もしこれを聞きの方でこういう講座があったら聞いてみたいというのがあったら、そんなアイディアもぜひマシュマロから送っていただけると嬉しいです。
番組概要欄のリンクからどしどし送ってください。
それではまた明日。
12:00

コメント

スクロール