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はい、またですね、ラジオトークのお便り機能で、お悩みをお寄せいただきました。ありがとうございます。早速読んでいきたいと思います。ソフトさんから、ラジオネームソフトさんからのお悩みです。
汚れたらいやという気持ちが強く、おしゃれな服が着づらいです。年齢とともに、デニムなどカジュアルな服が似合わなくなり、きれいめの服を選ぶようになりました。
ところが、きれいめの服というのは、値段が高かったり、汚れが目立ちやすかったりして、せっかく買ってあっても汚れたら嫌という気持ちが強く、あまり着る気になれず、着ても着なくてももったいないという状態です。
こういう気持ちとどのように向き合えば良いでしょうか?何か良いアドバイスをお願いします。ということで、今日はこの質問にお悩みにお答えしていきたいと思います。それではスタートです。
はい、ということで始まりました。今変なピロリンという通知音が入っちゃったけどごめんなさい。おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で109回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをバッサバッサと解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで、日本服装心理学協会代表理事の久野梨沙でございます。
今日もよろしくお願いいたします。
はい、ということでお悩みお寄せいただきましてありがとうございます。ソフトさんですね。
服装心理学っていうおしゃれの呪いっていう気持ち面を歌っているラジオ、ポッドキャストなので、こういうどういうふうに考えていったらいいんだろうっていうお悩み、すごくたくさん寄せていただいてるんですけど、
同じような考え方、呪いっていうのかな、思い込みとかその考え方の癖って一人一人あるんですよね。
で、同じようなその種類の癖に陥ってしまっている。
例えば、なんかこうせっかくイッチョーラって、今あまり言わないのかな。
イッチョーラっていうの言葉は死後だったとしても、せっかく気に入った服を買っても、その服を汚してしまうことが怖くてなかなか手が伸ばせないみたいな、
そういう同じような考え方の癖にハマっている人はもちろんなんですが、そういう考え方はしないけど、また別の種類の考え方の癖とか思い込みにハマっていて、おしゃれが自由に楽しめないって方もいらっしゃると思うので、
そういう方にもちょっと参考にしていただけるように、この考え方の癖にハマってしまって、行動が不自由になってしまった時にどうすればいいのかっていうのをちょっとお話しできればなと思うんですけど、
まずその行動、考え方の癖にハマっていることで何が不自由になっているのかっていう目的を、目標をまずちょっとはっきりさせておくべきかなと、おくといいかなと思うんですね。
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解決策を考えるのに。ソフトさんの場合にはご自身でカジュアル服が似合いなくなってきたっていう自覚があったからこそ、外見的にメリットがある。似合うというメリットがあるから綺麗めの服を選ぶようになったわけですよね。
なのにそれが着られないっていうことは、せっかく似合う服を買って、見た目がバージョンアップというかね、ブラッシュアップされるチャンスなのに、そのチャンスを得られないっていうことにもなるし、
だから結局見た目をバージョンアップしたいのにできない。綺麗めの服を着て似合うっていう状態を作りたいっていうのが目標ですよね。あとは、せっかく買った服がもったいないから着れるようにしたいっていう目標もあるわけですよね。
つまり、どういう綺麗めの服をあまり汚れたらどうしようって思ってしまったとしても、とりあえず綺麗めの服が着れる状態になればいいわけじゃないですか。ひとまず悩みは解決しますよね。
この時に綺麗めの服を着るっていう目標に加えて、汚れたら嫌っていう考えを起こさないようにしようまでプラスとして目標に加えちゃうと、途端に難しくなるんです。達成が。
なぜかというと、人間は行動を変えるならまだしも、考え方を変えるのは結構大変なんですよ。
で、似合う服を、綺麗めの服をとりあえず着られれば、外見的に今汚れたらどうしようって思うことで、その服を着ていないがために生じているであろうデメリットは消えるじゃないですか。
なので、綺麗めの服を着れればとりあえずはいいわけですよね。なので、着るってことを目標にして、汚れたら嫌っていう気持ちを抑えようとまではしない方がいい。
汚れたら嫌って思い続けていてもいいから、綺麗めな服を着れるようになればいいと、まず思い直していただくことがいいかなと思うんですね。
一遍にたくさん達成しようとしないと、やりたいこともやって、かつ悩みの原因になっている考え方も捨てるっていうのは、かなりハードルとして高いので、まずそこは一回置いておくということです。
その時に、結局考え方はなかなか人間変えがたい、変えづらいっていうことなので、逆に自分の考え方の癖を利用してその行動ができるように導くっていう方法がおすすめです。
具体的にはこのソフトさんの場合には、例えばこの文章面だけ見てですけどね、実際に対面してカウンセリングしたらもっと違うところが見えてくるかもしれないんですが、このお悩みの文章だけ見た感想としては、汚れたら嫌って思ってしまう。
おしゃれな服を見た時にまず汚れたら嫌だなって気持ちが先に出ちゃう。あとは綺麗めな服というのは値段が高かったりっていうふうに、値段が高いっていうデメリット面が見えてしまう。
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年齢とともにデニムが似合わなくなったっていう面が見えてしまう。つまり全般的にその物事のメリット面よりもデメリット面に気が付きやすい考え方、性格の方なんじゃないかなっていう気がするんです。
これ、物事のデメリット面ばっかり見ちゃうのが悪いことでは決してないんですよ。それって事前に危険を察知できるっていう能力でもあるので、デメリット面ばっかり見ちゃうっていう言い方をすると、そういう考え方は直したほうがいいんじゃないかとか、そういう考え方はあまり良くないんじゃないかって思われがちなんだけど、全然そんなことないんです。
危険を察知できるっていうふうに捉えてください。なんで、危険察知能力が高いんですよ、ソフトさんは。
っていう言葉ですよ。その着てきた時、きれいめの服を着た時に汚れてしまうっていう危険を今察知している状態なんですね。
じゃあどうするか。その危険を察知しないようにはできないので、その服を着ないことによる別の危険に目を向ける。わかりますかね。
例えば、きれいめの服の方が似合うわけですよね。でもそれを今、汚れたら嫌っていう危険回避を優先して着ていない。そうすると、似合ってない服を着ていることで、相手に与える印象がダウングレードしている可能性がありますよね。
あとは、せっかく服を買ったのに、自分で書いてますけど、着ないっていうことは、買った金額が無駄になっている。
そういう、自分がその服を着ないことによるデメリット危険、これは私が今例に挙げるよりソフトさんが考えた方がたくさん思いつくはずです。そういう能力は高いから。
ぜひそっちを考えてみてください。確かに汚れたら嫌だけど、このまま汚れずに着なければ汚れない。でも、そのことで生まれている別のリスク、危険はないかなって考えたら絶対あるはずなんですよ。
それを回避しようって考えた方が、きれいめの服、せっかく買った服を着られるようになるはずです。
何かの危険で自分の足がすくんでいるときは、別の危険をあえて自分に感じさせて、足を進めさせるようにする。
これぜひ試してみていただきたいですね。
私もソフトさんほどではないんですけど、比較的リスク回避を優先する性格なんですね。
これに気づいたのって、いつかというと、実は大学受験の時だったんです。
大学はもともと心理学を勉強しようと思っていて、私は中央大学で心理学を学んだんですけど、今は心理学科になったのかな。
当時はまだ心理学科ができ始めで、文学部教育学科の中の心理学コースだったんですけど、そこを目指したんですけど。
心理学ってすごく少ないんですよ。選択肢が少なくて、もう1個も落とせないという状態だったわりには、あんまり身が入らなくてね、勉強に。
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で、その時に周りの友達に、どうやって勉強のモチベーションを上げてるって聞いたら、受かった時にあれしようこれしよう、受かったらあそこにご飯食べに行こうとか、受かったらここに遊びに行こうとか、楽しいことを想像して乗り切ってるよって言われたんですよ。
でもそれやろうと思っても全然モチベーション上がんないの。なんでだろうと思って。で、ある時考え方変えたんですよね。受かったらこんな楽しいことがあるじゃなくて、受かったらこんな怖いことになるって考えてみたらどうだろうって。
受験票の貼り出し掲示板みたいなものをリアルに頭にもめかべて、自分の番号がないっていう瞬間を想像してみたんですね。番号がないって言って、これ親に何て報告しようとか、そういうことまでリアルに考えたらゾクゾクゾクゾクって寒気が走って、楽しいことを想像した時なんかよりも何十倍リアルに想像できたんです。
で、すっごく寒くなって、うわーやんなきゃって思ってそこからめちゃめちゃ勉強に身が入ったんですよ。つまりこれも私の考え方の癖で、ポジティブなことを想像するよりもネガティブなことの想像の方が具体的に想像はできるんです。
なんでそれ以来その理由もその後心理学を勉強して理解できるようになって、これ私の考え方の癖なんだっていうことがわかったので、それ以来何か自分が何か行動を起こしたいときやらなきゃいけないときは、あえてそれをやらなかった時にどんな酷い目に遭うかっていうのを具体的に想像することで自分の背中を押すようにしてるんですね。
結構近い感じでソフトさんもどうしても危険察知能力が高いので、何かやりたいときにそれをやったときの危険を察知してしまって足が進まないというときは、逆にそれをやらなかったときの危険をより強く想像してちょっと足を進めてみるようにしてみる。
自分の考え方を変えるんじゃなくて、自分の考え方の癖をうまく利用しておしゃれできる方に持っていくっていうのをね、ぜひ試してみていただきたいなと思っています。またね、やってみて感想とかありましたらお寄せいただけると嬉しいです。ソフトさんありがとうございました。
ということで、この番組では皆さんからのおしゃれの呪い、悩み、たくさんお待ちしていますので、ラジオトークでお聞きの方は公式の機能でお便り機能がありますので、そちらから各ポッドキャストサービスでお聞きの方は番組概要欄に貼ってありますマシュマロのリンクからお気軽に投げてください。
お悩みだけじゃなくてね、ご感想なんかでも全然OKです。お待ちしております。そしてこの番組は毎晩9時前後に配信しておりますが、ラジオトークではフォローをすると各ポッドキャストサービスでは登録をすると更新情報を受け取ることができます。ぜひぜひお聞き逃しのないよう登録をお願いいたします。それでは次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。