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2023-11-18 12:00

733.自己肯定感が高すぎて「ブス」になった話 from Radiotalk

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「自己肯定感さえ上がれば、自信が付いてもっといろんなおしゃれに挑戦できるはず!」そう考える人は多いのですが、実は自己肯定感が高いが故におしゃれに身が入らないことがあるのです…恥ずかしながら私の事例をお話しします。

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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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はい、ということで始まります。おしゃれの呪いトークラジオ。本日で733回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込みイコールおしゃれの呪いをわざわざ解いていきます。
服装心理学をベースにおしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタリストで公認心理師の久野梨彩です。本日もよろしくお願いいたします。
私はパーソナルスタリストと公認心理師という2つの顔があるので、
パーソナルスタイリングというサービスでも、最終的にはおしゃれで自己肯定感が上がって、
おしゃれ感の人生が楽しくなるということを目的に、いろんなサービスを提供しています。
そういうお話をすると、結構勘違いされやすいのが、
自己肯定感が高ければ、おしゃれを通じて自己肯定感を上げるんじゃなくて、
何らかの原因で元々自己肯定感が高かったり、もしくは自己肯定感が上がれば、
おしゃれにも自信が出て、キラキラ綺麗になれるんじゃないかって思う人が結構いるんですよ。
おしゃれを通じて自己肯定感を上げるんじゃなくて、
まずは自己肯定感を上げれば結果キレイになれるんじゃないか、
みたいなことを思う方も多いんですけど、
それは結構違うよって。
自己肯定感さえあれば、おしゃれに自信が出てキレイになるかっていうと、
結構違うよっていうことを伝えたくて、
今日は私自身の話をしようと思うんです。
このラジオを結構聞いている方はご存知の通り、
私は自己肯定感がある人間なんです。結構高い人間なんです。
それは元々の素養もあったのかもしれないんですけど、
もちろん心理学を学んできて、大学自体から徐々に積み重ねで上がっていって、
今、揺るがない基盤にできたっていうところももちろんあるんですけど、
でもそんな私が自己肯定感にあぐらうかくと、
簡単にブスになるよっていう。
ブスっていう言葉は本来あんまり使いたくないんですけど、
私がそうなってしまった当時、友達に本当に言われたんですよ。
ブスになったねーって仲良い友達ですよ。
だからあえて友達に言われた通りの言葉を使ってみたんですけど、
そのままタイトルにしてみたんですけど。
いつの話かっていうと、
アパレル業界に就職してちょっとした時の話なので、
20代前半の時なんですけど、
03:02
その時もすでに心理学の勉強を終えて、
心理カウンセラーの活動もしながら、
念願のアパレル業界にも入ることができて、
心理学の知識的に自己肯定感を上げる方法を身につけているし、
さらに好きな仕事も全部できていて、
学んだことも全部活かせていて、
かつプライベート、恋愛関係も充実したっていう、
最高の時期だったんですよね。
今は最高なんですけど、
今が悪いみたいじゃんね。
最高なんですけど、すごい最高の時期だったんです。
若いし、エネルギーもあるしね。
そうした時にどうなったかっていうと、
私途端に今からは考えられないぐらい、
身なりに構わなくなったんです。
これは、うつ病になりかけている人の初期症状として現れる、
セルフネグレクト的な、自分を放棄しちゃう、
自分を痛めつけちゃう的な、
身だし並みの構わなさではなくて、
単純に他のことの方が忙しいから、
身だし並みに手をかけなくなったってことなんですけど、
その結果、転がり落ちていきましたね、見た目が。
で、友達に、久々に会う大学時代からの友達に、
驚かれて会った時に、
ちょっとあと大丈夫?って驚かれて、なんか太ってるし、
あれ?アパレルつかめてるんだよね、それで大丈夫なの?みたいな。
すっごいブスだよ、そんな感じで驚かれて、
あ、確かにそうかもって気づいたんですよ。
これどういうことかっていうと、
自己肯定感が高すぎるとですね、
自分を磨く必要がなくなるんですよ、って思っちゃうの。
別に私は今のままで素晴らしいし、忙しいしってなると、
自分に手をかける必要性を感じなくなるんですね。
もちろんね、自己肯定感が高い人が全部そうなるわけじゃないんですけど、
得点の性質が集まるとこうなる形で、
自己肯定感が高くかつ、
うちが提供している服装心理診断というと、
合理性っていう性質があって、
すごく損得計算が得意だったり、
効率化が好きだったりする性格なんですけど、
その合理性の強さと自己肯定感の高さを合わせ持つと、
その20代前半の年みたいになるんですけど、
自己肯定感があるっていうのは、
今の自分はめちゃくちゃ肯定できてるので、
頑張る必要がないって感じがしちゃうんですよね。
だから、なんで見た目磨かなきゃいけないの?
見た目磨くってある程度エネルギーがいるし、
つらいことじゃないですか。
それをやる必要を感じてもらっちゃうんですよね。
だから転がれちゃうってことがあって、
プラス合理性が高い人は、
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今持ってる24時間っていう時間とかお金とかを
どこに振り分けたら一番効率がいいかっていうのを
考えながら振り分けていくので、
そうなっていくと、
当時の私はとにかく仕事が楽しいから、
まず時間配分っていうのは、
仕事が8割9割になるわけですよ。
そうすると、残りをプライベートに振り分けていくと、
見た目に構う時間もお金もなくなるんですね。
その結果、
友達いわくすごいブスになったっていうことがあって。
なので、そういう意味では、
ある種幸せなんですよ。
自己肯定感高いことで、
見た目に構わなくても幸せ感を感じられてるっていうのはね。
幸せなんですけど、
必ずしも自己肯定感高い人がみんな、
だから自信が出て、
おしゃれにも力が入るかっていうと、
そういうもんじゃないっていうことは、
ちょっと覚えておいてもらえるといいなって思うんですよね。
逆に言うと、
人は見た目で判断できないとかってよく言いますけど、
それこそ見た目に構ってない人が、
全員自分に関心がないとか、
自分に自信がないかっていうと、
そうじゃないよっていうことも、
このエピソードからもわかると思うんですよね。
今の私はですよ、
もちろんプライベートの仕事もすごい充実してて、
自己肯定感も相変わらず高いし、
幸福感が強いんですけど、
人にファッションを伝えるっていう仕事に就いていて、
それに生きがいを置いているので、
その仕事のためには、
自分もシャレにしていないと説得力がないじゃないですか。
これまた合理性。
仕事のためには自分を磨いておくことが、
仕事にプラスであるっていう、
そういう発想で手をかけることができているので、
そういう意味でも私はこの仕事をやっててよかったなというか、
あの当時のままアパレルの裏方に居続けていたら、
私自身が別に生きていてなくても、
生み出している商品が美しかったり、
魅力があれば売れていくので、
全然私自身の見た目は関係ないんですよね。
アパレルの企画職だと。
だから本当にひどい見た目になってて、
でもまあそれでも私は幸せだと思うんですけど、
今はなんとかね、
人前に出れるような見た目で、
自分のシャレも楽しめているのは、
それは今のパーソナルスタリストっていう仕事をしていて、
皆さんの前に出させていただく機会が多いからかなとは思っていて、
それはまあよかったかなと思うんですけど。
だからね、そういう意味では、
私この仕事、冒頭に言ったように、
パーソナルスタリストの仕事で、
皆さんの自己肯定感を高めることを目的に頑張っているんですね。
それはオンラインサロン、服装心理ダンボでも同じだし、
心理カウンセリングでも同じなんですけど、
そうしていくと、
ここに大きなジレンマがあるの。
お気づきになりました?
お客様におしゃれを通じて、
自信をつけてもらって、
自己肯定感を上げてもらう。
それを達成してしまうと、
その結果、
お客様がおしゃれを必要としなくなることがあるんです。
09:02
わかりますかね?
これって、
この仕事を始める前に聞いた言葉で、
優れたマッサージには、
長いリピート客がつかないから、
永遠に儲からないって言葉があって、
それに近いんですよね。
つまり、
肩こりとかさ、
体の骨調とかを、
ゴッドハンドで治せるマッサージ師がいたら、
治しちゃうから、
そのお客さんは卒業しちゃうんですよね。
と同じように、
うちのパーソナルスタイリングとか、
服装心理なども、
自己肯定感が上がっていくので、
その結果、趣味としてね、
もちろんおしゃれが残る人もいるんですけど、
その結果、
自分に自信を持つためのツールとして、
おしゃれを使っていた人は、
もうやらなくていいってなることもあるんですよ。
そうすると、
これは、
実はこの間、
ある媒体から取材されたライターさんにも、
ここのジレンマを見事、
てことは?って疲れて、
そうなりませんか?大丈夫ですか?
そうなんですよ!
って話をしていて、
でもね、
しょうがないなと思ってて、
それはやっぱり、
喜ばしいことだなというか、
私の中では、
おしゃれってあくまで、
人生のためにあるものであって、
その人の人生を彩るための
手段であって、
目的ではないから、
誰しもが絶対
おしゃれしなきゃいけないなんて、
全然思ってないし、楽しいよとは思うけど、
やったら楽しいよって
おすすめしたいなとは思うけど、
絶対やらなきゃいけないとは思わないし、
おしゃれじゃなきゃダメだとは全然思わないし、
その人が、
必要でなくなったら、
気にしなくていいもんだなって思うんですよ。
だからその人の人生に、
もちろんパーソナルスタイリングとか、
オンラインサロン、服装診療とかが
不要になって
卒業する瞬間もあるだろうし、
それは自然なことだなと思っていて、
寂しいけどね。
寂しいけど、
喜ばしいなと思って、
もう17年くらいサービスやってるから、
たくさん卒業しちゃった方もいて、
でも時々、
そういう意味で卒業してくださった方は、
時々近況連絡とかも来れたりするので、
それが私の仕事なんだなと思ってね。
卒業させられるようなスタイリストで、
ずっといようかなとは、
思っております。
ということで、
自信つけるためにオシャレやったら、
オシャレやり続けなきゃいけなくなる、
みたいな恐怖心がある方いたら、
そんなことはないのでね。
あくまでツールとして、
必要なときに必要な分だけ使うものなので、
そういう気持ちでね、
恐れずに飛び込んできていただければ、
よろしいなというふうに思います。
皆さんからのオシャレ心理に関する、
お悩みご質問等々をお待ちしております。
番組概要欄にありますマシュマロのリンクから、
送信していただきますとね、
匿名で送れますので、
ぜひお気軽にお送りください。
ということで、また次回の配信でお会いしましょう。
おやすみなさい。
12:00

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