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今日は、マシュマロからいただいたお悩みに回答していきたいと思います。
早速、読んでいきたいと思います。
X型の小枯らしと言います。
自分の様子について、いろいろ気になることはあるのですが、
その中で、人から言われて一番気になるのは、身長が低いということです。
背が高く見えるイコール、スタイルがよく見えるということではないと思うのですが、
背が低いという印象を薄めるためには、服装についてどんな工夫ができるでしょうか、
教えていただけますと幸いです。
ということで、小枯らしさん、ありがとうございます。
このX型というのは、うちの体型診断の4つのタイプのうちの1つです。
この方は、おそらく私が出した書籍、
最高にしっくり似合う服選びで、セルフ診断していただいたか、
もしくは、うちのスクールの卒業生のスタイリストに診断を受けたか、
どちらかなのかなと思うのですが、
今日はこのお悩みに関して、X型という情報も加えていただきましたので、
その情報を加味しつつ、身長が低いとなるべく見せないようなスタイリングは
どんなことが考えられるかもお伝えするのですが、
それ以外に、体型問わず、自分の様子について誰かに言われて、
つい気にしちゃうという方って多いと思うんですよ。身長のことに限らず。
そういう時にどうしたらいいか、そういう気にしちゃうことをどう考えていけばいいか。
これは体型問わず、言われる内容問わず、いろんな方に使っていただける内容だと思うので、
そのあたりもお話ししていきたいと思います。
それではスタートです。
おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で349回目の配信でございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、
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服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
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本日もよろしくお願いします。
早速お答えしていきたいと思うんですけど、
X型という体型、まずどういう体型かというと、
典型的には肩幅も比較的広く、胸があったり胸板が厚かったり、
腰がくっとくびれて、ヒップが比較的ボリュームがあるという、
非常にメリハリのある、そして立体感のある体型というのが、
典型的なX型と私たちが呼んでいる体型になります。
それをベースにお話ししていきたいんですけども、
こういう時に、例えば身長が低いと言われるのが嫌なので、
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その印象を薄めたいという時に、
なんで薄めたいのか、なんでその印象を薄めたいのかというところが結構大事で、
それによって対策って結構変わってくるんですけど、
今回この小枯らしさんのメッセージには、
背が高く見えるイコールスタイルがよく見えるということではないと思うんですが、
って書いてあるので、書くってことはそれが気になるってことだと私は思うんですよね。
なので背が高く見えた方がスタイルがよく見えるだろうから、
やっぱり身長が低いという印象を薄めたいという結局ことなのかなって思うんですよ。
そう限ったわけではないと思うんだけど、やっぱりそう思っちゃうんだよねって、
小枯らしさん的にはそういうことだと思うんですよね。
そう仮定すると、それとX型であるという体型と考えていくと、
確かにX型ってスタイルのメリハリがある、厚みとか幅に関してメリハリがあるので、
体型ってメリハリがあるよりも何ならスッとメリハリがなくて、
細くてスッとしてた方が縦の長さは強調されるんですよね。
人間という人間の人体の縦の長さは横幅がない方が当然長く見えるわけですよ。
強調されるわけです。
なのでそういう意味では、縦の長さが強調されづらいというところは確かにX型の方はあると思うんですよね。
ただスタイルがよく見えるというのは、いろんな観点、価値観がスタイルがいいというのはいろんな価値観があるじゃないですか。
ある人にとってはそのメリハリがあること自体がスタイルがいいって思う人もいるわけですから、
そういう人から見たらX型はスタイルがいい体型ってことになるんですけど、
もしかすると小林さんにとってはスタイルがいいイコール背が高いスラッとしているっていう何かそういう思いが、
そういう自分の固定観念があるんだとすると、確かにX型っていう自分の体型が身長が低く見えてしまうと、
それはスタイルがよく見えないってことなんじゃないかって思ってしまってるのかなっていう感じがしますよね。
そうすると小林さんの思う背が高いスタイルがよく見えるっていう体型に少しでも見た目を近づけるのであれば、
メリハリをできるだけ目立たなくすればいいわけなので、特に上半身ですね。
特に上半身がボリュームがあると、その分ちょっと背が低く見えやすいところはあるので、上半身をすっきり見せる。
例えば肩幅が広いようであれば、肩幅が目立ちづらいようなドルマンスリーブと呼ばれる、
袖から前身頃、後ろ身頃まで袖がつながっている、ひとつながりになっているようなものを着たりですとか、
あとはドロップショルダーと呼ばれる、肩が落ちている形で、どこが肩か、どこから肩か、どこからが腕があって分かりづらいようなものを着るとか、
ということが考えられるかなと思います。
あとは胸が大きいということであれば、ボリュームがある部分を斜めの線で切ってあげるとそこがすっきり見えるっていう錯覚効果があるので、
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例えばカシュクールみたいに斜めの線が胸元に入るようなものを着るとか、
あとはVネックのものを着るとか、
あとはVじゃなくてもV字が描けるようなペンダント、ロングネックレスを着けるとか、
そういったことで上半身をすっきり見せる。
と同時に、やっぱり縦のつながりを大事にした方が全体的に長さって長く見えますので、
そういう意味で上と下、トップとボトムスの色を変えたりしてしまうと、
その色の効果で分断されてしまうので、
同色で上下合わせて一つながり、上から下まで一つながりになるように見せたいとか、
あとはブラウスとかシャツみたいに前ボタンのものを着て、
スカートなんかにも前ボタンのものがあったりするじゃないですか、
ボタンがずっとつながる、一つのものがずっとつながることで縦のラインって強調できるので、
そういったものを着たりとか、上から下まで一つながりになるように工夫するというのも有効なんじゃないかなというふうに思います。
ここまでが特にX型の方に使える、背が高く見せるコツなんですけども、
ただこれをやってもね、よくあるんですけどうちのお客様でね、
体型のことをこう言われてしまうのがすごく嫌だから、そう見えないようなコーディネートをしたいと。
やってみても、それでもすっきりしないというかね、という方がいたりするんですよ。
そうなってくると、やっぱりそういった心理面も結構あるので、
ですから外見に対して気になることというのは、体型カバーとか見た目で少しでもカバーできる方法を知ると同時に、
やっぱり自分の心理面からのアプローチもちょっと同時に知っておいてもらいたいなと思うんでしょう。
この心理的なアプローチは、外見に関してどんな悩みかということにかかわらず使えることなのでお伝えしておくと、
なぜ身長が低いと言われることで嫌なのかっていうのを一度考えていただきたいんですね。
身長が低いって言われたら、自分はどういうことを連想して嫌だなって思うんだろう。
例えばね、身長が低いって言ったとしても、それを決して、たぶん小倉さんは薄々気づいていると思うんですけど、
それが言った人が、あんにスタイルが悪いって言ってるわけじゃないことの方が多いかもしれないですよね。
例えば身長が低くて羨ましいなっていう目で言ってるかもしれない。身長が低くて可愛らしく見えていいですねとか、親しみやすくていいなとかね。
そんなふうに、背が低いっていうことの中にそういう羨ましさ、いいな、可愛らしくていいなっていう気持ちも込めて言ってるかもしれないですよね。
だけどそれを受け取れずに、小倉さんはもしかしたら嫌だなと思ってるのかもしれない。
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なので小倉さんが背が低い、身長が低いって言われたときに反射的に思い浮かんでしまう考えって何かっていうのを書き出してほしいんですよね。
こういうのを書き出すとすごくわかりやすいので書き出してほしい。スタイルが悪いって言われてるんじゃないかとかね。
逆に、可愛らしいって意味合いで言われてることがムカつくっていう場合もあると思うんですよ。
なめるなよみたいなそういうのもあると思うんですよね。そういったら書いておく。
こういうのを何か言われたときに勝手に反射的に思い浮かんでしまう考え、何か書いたときに反射的に思い浮かんでしまう考えっていうのを自動思考って言うんですけど、
この自動思考が悩みを生んでしまったり、悩みをこじらってしまったりする原因になることが結構あるんです。
背が低い、身長が低いってことは、それそのものでは決して悪いことではないわけですよね。
でも、それを言われたときに自分の中に浮かぶ自動思考が、その身長が低いっていう事実を悪者にしてしまうっていうことなわけですよ。
なので、その自動思考をまず自分で明らかにして、何でこういう考えになってしまったのかなって考えてみたりとか、
あとはその自動思考を自分で論破してみるというのかな。
自分で論破してみると、ちょっと自動思考が浮かびづらくなったり、浮かびそうになっても、はいはいまた出た出た自動思考っていうふうに自分でセリフ突っ込みを入れられて、
ちょっと気にならなくなってきたりすることがあるんですよね。
なので、もちろん自分の個人的な理想として、誰に言われようが個人的な理想として、やっぱりスラッと高い背っていうのに憧れてるんだということであれば、
さっき言った、見た目の体型カバーの方法を活用していただければいいと思うんですけど、
そうじゃないと、でも何か人から言われてついついくよくよ気になっちゃうんだっていう場合には、
ぜひその身長が低いと言われた時の自動思考、ぜひちょっと考えてみていただけるといいんじゃないかなというふうに思います。
こんな風にね、やっぱりファッションの悩みとかって、なかなかそのテクニック論、ファッションのテクニック論だけでは解決できない部分っていうのがあって、
それはやっぱりオシャレとか外見と心理ってすごく密接に結びついているからなんですよね。
私がそのオンラインサロンのね、服装心理っていう名前をつけたのもその辺にあって、
単純に見た目だけじゃなくて、その心理面も含めてより楽しくオシャレ化できるように、
自分の外見を好きになれるようにっていうことをね、ぜひ知っていただけるとね、本当楽しくなるんじゃないかななんて思いますのでね。
そういう話を服装心ラボの方でもしていますし、自動思考の話なんかもしていてね、皆さんにも実践してもらっているので、
ちょっと一人じゃ難しそうだなと思ったらね、ぜひぜひ入ってみてください。
あとはね、その集団でやるのはちょっとっていう場合には、もちろんマンツーマンで私のオンラインファッションレッスンっていうサービスがあるので、
そこであればマンツーマンでお悩みを聞いて、そういうレッスンもやってますのでね、ぜひ試してみていただきたいと思います。