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2022-08-09 11:57

517.悪用厳禁!場を制する技術としてのカウンセリング from Radiotalk

会話の中では、たくさん喋っている人よりむしろその人を喋らせている人がその場の主導権を握る人。
人に喋らせる「質問力」はカウンセラーの必須スキルですが、上手に使うとその場を思うままにコントロールできる技術に変わるんです。


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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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おしゃれの呪いを解くラジオ、本日で517回目の配信でございます。この番組では、あなたに巻き付くファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバッサワと解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。お相手はパーソナルスタイリストで公認心理師の久野梨沙です。本日もよろしくお願いいたします。
最近、SNSで、主にツイッターで広告が出てきていて、すっかり載せられて、読んでいる漫画がありまして、ファブルという漫画を知っています。私のツイッターのタイムラインにも広告がよく出てくるという方が結構多いと思うんですけど。
ちょっと前にね、元V6の岡田純一さんが主演で映画化もされているので、そちらでご存知の方も多いんじゃないかと思うんですけれども、ファブルって呼ばれている殺し屋がいて、すごいテクニックを持った強い殺し屋がいて、その人がひょんなことから、殺さずに一般的な社会生活を送ってみろということで、
普通の人間として暮らすことになって、でもいろいろ事件に巻き込まれちゃって、という漫画なんですけど。面白いんですよ、すごい。
それで、物騒な漫画ではあるんですけど、一応殺さない期間、殺さないで社会生活を送れっていうことが前提なので、そこまでグロくもなくっていう感じかな。
その中で、すごい印象深かったシーンがあって、ファブルの11巻の73ページなので、お持ちの方は是非そこを見ていただきたいと思うんですけど、どういうシーンかというとね、ファブルの強い男性の殺し屋の相棒として、
女性の殺し屋というか、人を殺したことにならずに相棒の女性がいて、その人も体操が強いわけですよ。その人が、ある組織にその殺し屋ファブルとその女性が狙われて、その人が、その女性の方がヨーコって言うんですけど、ヨーコが一人で家にいるときに、狙っている組織の人間が一人入ってくるわけですよね。
その組織の人間は、ヨーコのことを女性なので、すごく見くびっているんですが、全然、ヨーコとファブルの方がその組織にもレベルが高くて、全然強いわけですよ。それでその入り込んできた男性から、ヨーコが銃を奪って言うセリフなんですけど、
あなた程度で私はどうこうできるわけがないと、そのヨーコが相手に銃を突きつけながら言うわけですよ。どうこうできるわけじゃないと。最後にさぁ、質問は私がする。あなたは答えるだけだ。というセリフがあります。この前の場面で、押し入ってきた男性が銃を構えて、ヨーコに対して、質問、俺が質問する。お前は答えるだけだ。というセリフがあっての、
女性ヨーコが銃を奪い返して、私が質問する。あなたは答えるだけよ。という、こういうシーンなんですけど、これね、質問とは何かっていうことが、ちょっと斜めの見方なんですけど、質問とは何かっていうことが非常によく分かるシーンなんですよね。質問っていうのは、実はしている方がその場を制している人間であるということなんですよね。
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で、何か例えば、その会話の中で、とうとうと持論を語っている方が、その場の主人公のように一見見えますが、実はその場を動かしているのは、その持論をとうとうと語らせている側、つまり聞き手であることが結構多いわけなんです。
これを知らずに、あまり質問というのを重視していない方が多いんじゃないかと思うんですよね。実は質問に答えているだけでは、実は受け身なんです。すごく答えている、しゃべっているということで、自分がこの場を制しているような錯覚に陥りますが、実は質問に答えているというのは受け身の状態、つまり質問という攻撃に対してやられっぱなしの状態であるということなんですよね。
何かというと、質問に対しての答えをしゃべっているということは、しゃべることを相手に規定されているということなんですよね。つまりこの場を制されているのと同じことになるわけです。ということは、こちらから質問をして、相手に答えさせてこそ、この場を制することができる。
そのカウンセラーというのは、心理カウンセラーというのは、質問のプロなんです。聞く力がないと絶対できないということで、ひたすら質問をするというのがメインの仕事といったら、他に沢山の仕事はあるんですけど、まず一番初め、ファーストステップとしては、ひたすらクライアントさんに質問をするということが仕事なんですが、そういう意味ではカウンセラーになっている、質問する力を持っているということは、その場を制する力を持っているとも言うことができる。
私も心理カウンセリングを、今はオンラインサロンの服装心理学部の会員さんと、あとは定期しているというか、契約を結んでいる企業さんの社員さんに向けてというのが主になっているんですけども、よくカウンセリングを私のところに受けに来た人から、他のカウンセリングも受けたことがあるんだけど、質問をされて答えるだけで、ずっと自分が喋っているだけだったから、よく意味がわからなかった。
何がこれで効くのか、何のためになっているのか、全然わからなかった。カウンセラーって聞いているだけじゃないかと。何しているんだ、質問しているだけじゃないかということを結構言われることが多いんですけど、でもカウンセリングを受けた効果をクライアントさんが感じられないのであれば、それはもちろんカウンセラーの力量不足みたいな面ももちろんあるのかもしれませんが、
ただ言えることは、そのカウンセラーが淀みなく質問し、それをひたすら答えるというだけで、カウンセリングの1時間、1時間という時間があっという間に終わったのであれば、それはカウンセラーとして必要最低限の能力は備えている人だということができるんですよね。その場を制しているわけですから。
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つまり、それぐらい意外とひたすら1時間質問して相手に喋らせろと言われたら、結構難しいんです。なぜかというと、質問が把握する能力であるにも関わらず、一般的な学校教育って、いかに質問するかではなく、いかに回答するかという教育ばかりじゃないですか。
どううまく回答するか、どううまく相手の意を汲んで答えるか、振る舞うかという教育ばかりだからと思うんですよね。でも実は、質問されているうちは動かされているのと一緒なので、本当に必要なのは、逆に答える能力ではなく質問する能力なんだと思うんですよね。
非常に、教育現場であまり質問する能力というのが鍛えられてこなかったせいで、質問した方がいいんだ、場を制しているんだと言われても、なかなか質問が難しいと思う方が多いと思います。
私がやっているフォースタイル・パーソナルスタイルズスクールでもよく言っていることとしては、スタイリングを受けてくださったお客様から質問をたくさんされる立場ですよね。コーチングの方とかもそうだと思いますし、どんなことでも何かを教える先生というのは皆さんそうだと思うんですけど、
質問にされる立場として、質問に答えているだけでは、そのサービスをしっかりコントロールしてお客様に提供しているとは、なかなか言い切れないんですよね。質問されたら、私は傍で切られたと思えと言っているんですけど、切られたら切り返すのは戦いではないので、そんな物騒な話ではないんですけど、
やっぱり質問されたというのは、切られちゃったと同じことで、質問を相手からお客様から一方的にされているようでは、まだまだ短いものだと思った方がいいと思うんですよね。逆にその質問を根本から立つ気持ちで答える。もう二度と質問させないぞ。それは質問したいのに止めるって意味じゃなくて、そんな疑問がわからないようにするというか、それぐらいの気持ちで教える。
この場を制するっていう意識がすごい大事なんじゃないかと思うんですよね。そういう意識がないと、お客様に聞かれた質問にただ回答しちゃうんですよ。例えば、私は青が似合うって言われましたが、赤は似合わないんですかって言われた時に、赤でもこういう赤なら似合いますよって単に答えちゃう。これは全然ダメなんですよ。
つまり、質問されたら二度と質問されないって考えたら、多分、ただ答えるだけでは絶対ならないと思うんですよね。絶対質問し返すってアクションになるはずなんです。青が似合うって言われたんですが、赤は似合わないんですかって聞かれたとしたら、なんでその質問をしたんだろう。
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だって、赤は大丈夫ですよって言ったら次に、じゃあ緑は?ってなりそうじゃないですか。そしたらまた質問されてまた切られちゃいますよね。それを防ぐには、この人は青が似合うって言われたけど、青は着たくないのかなとか、青以外に着たい色があるのかな、その辺から聞いた方が質問の根本的な回答になる。つまり、二度とその人が質問しなきゃっていう状態になるのを防ぐことができますよね。
それって実はお客様にとってもすごくメニューが高いことなんですよね。なので、もし青が似合うって言われたんですけど、赤はダメですかって聞かれたときは、あ、まるまるさん赤の方がお好きでしたか?青はあまり着たくないですか?とかね、あとはその赤以外に気になる色着たいなと思ってるありますか?とかね、そういう質問から入っていくんじゃないかなと思うんですよ。もし質問を根本から立とうと思ったら。
なんでね、そういう質問がでもなかなか浮かばないっていうのは、やっぱり練習してきてないっていうことだと思います。パーソナルスタイリストスクールでも、やっぱり相場言われても、実際にお客様とマンツーマンの場面になると、何を聞いたらいいのかわかんない。とにかくたくさん質問しようって言われるけど、その質問が浮かばないっていう質問がすごく多いんですよね。
それをひたすら練習して、それはねっていうことで、今みたいな話をするわけですけれども。なので、何を質問するかわからないっていう状態っていうのは、やっぱりずっと自分が受け身になってしまうっていうことと同じ意味なので、やっぱり質問する力って、今お話ししたパーソナルスタイリストだけではなくて、あらゆる仕事に必要なんじゃないかなと思うので、そういう意味では、そのカウンセリングを学ぶことっていうのは、悪用しちゃいけない技術ですよね。
悪用しちゃいけない技術ではありますが、把握性することにもなるので、全ての方が身につけると便利な能力なんじゃないかなというふうに思います。ということで、そんな質問する力っていうのも、かなりしっかりお伝えしている私のやっているパーソナルスタリストスクール、FPSS4スタイルパーソナルスタリストスクールは、現在第14期生を募集中でございますが、募集1ヶ月で半分ぐらいの席が埋まっちゃいまして、
9月末が期日だったんですけれども、残り席がわずかになってまいりましたので、単純に人に似合う服を選ぶだけではなくて、質問する技術とか、人の話をうまく聞く技術とか、そういったカウンセリングテクニックも含めて、より深くお客様の悩みを解決できるスタイリストになれるようなカレキラもご用意していますので、
そんなスタリストになりたいなとか、おしゃれなことをより深く学びたいなという方は、ぜひぜひサイトをご覧になってみてください。番組概要欄にURLは貼っておきます。それではまた。
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