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35回目の配信になりました、おしゃれの呪いを解くラジオでございます。
私は子供がおりまして、3年この前に1人産んだんですけれども、
こういう仕事をしていると、産む前から結構パーソナルスタイリングのお客様で、
お子さんいるママ、結構多くてワーママですね。
忙しいので、なかなか洋服買いに行く暇ないということで、ワーママ結構多くて。
あとはスタリストスクールの方でも、働きながら子供育児しながら、
またもう一つスタリストという夢に向かって勉強している人なんかも結構いて。
やっぱり私のパーソナルスタリングの手法が、服装心理学も使っているので、
結構その仕事内容的にカウンセラー的な仕事も、業務というかな、サービスというかも含んでいるんですよね。
その悩みを聞いたりとか、どういうふうになりたいのかというところのことを聞いて、
それをファッションも含めて解決していくということですよね。
その悩みの相談に乗ったりとか、何か目標実現に対してのサポートをしたりとかする中で、
やっぱりお客様のことをどれだけ理解しているかということによって、結果ってどうしても変わってきちゃうと思うんですよ。
その時に、できるだけお客様と同じ経験をしていた方がいいのではなかろうかという議論が、
やはりカウンセリング業界には結構あるわけですよ。
よく言われるのが、離婚カウンセラーは離婚経験があるべきかという問題が、やっぱりカウンセリング業界には結構あって、
つまり、何かの悩み相談に乗るときに、悩み相談に乗るカウンセラー本人が、
その悩みを経験しているべきかどうかという議論って、やっぱり絶えずあるんです。
私自身も、ワンママが世代的にどうしても同世代のお客様が多いとなると、ワンママが多かったときに、
子供を産んだら、もうちょっと深くこの方のことを理解できるようになるのかななんて思っていたんです。
で、今出産しました。子供が3歳になりました。どうか、どうだったか、今日はそれの話をしたいと思います。
それではスタートです。
はい、ということで始まりました。35回目かな?の配信。もう回数がわかんなくなってしまった。
配信でございます。おしゃれの呪いを解くラジオでございます。
この番組では、あなたに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれを持って楽しみ、自分を変えるコツをお届けしています。
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お相手は、パーソナルスタリストで、日本服装心理学協会代表理事の下西でございます。
今日もよろしくお願いします。
ということで、子供を産んだわけですよ。
私の出産、出産する前からね、妊娠中から、この経験がきっと私のこれからのスタリスト人生に生きるわなんて、横島なことを考えつつ過ごしていたわけですよ。
そして出産しまして、出産も全然望んでなかったんですけど、フルコース体験できまして、
つまり、無痛分娩というのを計画しておりまして、それができる病院あんまり多くないんですよ。
数少ない病院を頑張って予約取りまして、痛みなく産めるぞなんて思ってたら、なかなか子供が降りてこず、
これはちょっと麻酔してると、なかなか腎痛も弱くなにかしたから、一回麻酔切るよなんて言われちゃって、
もう正味2、3時間くらい普通に腎痛を経験し、それでも産まれず、なんと体王切開をするというですね、
麻酔をグサッと刺す痛みと、普通の腎痛の痛みと、そして体王切開、お腹をかっ切る痛みとですね、全て味わったという。
真下から産んでないのでね、その辺の痛みはもちろん経験ないんですけども、ほぼほぼフルコース味わってしまったと。
産後は若干産後痛っぽい状態にもなりまして、ああ、これはもう経験したと。
これはもう、今後ね、子供もお客様とかの、さぞ私は気持ちがわかってアドバンスできるはずだと思ってみたら、とんでもないですね、やっぱり。
やっぱり出産経験したので、周りのお子さんがいるお母さんとかと出産話になったりするんですけど、
まあ一人一人経過が違いすぎて、誰一人同じ人なんていないですよ。産後なんてなんない。
なんで結局、子供を産んでも産まなくても、私がパーソナルスタリストとか、ちょっと半分カウンセラーとしての寄り添い方って結局一緒だったんですよ。
何に一つ変わらない。だって私のお産とお客様のお産が一緒のはずないんだもん。
ということはね、やっぱり結論としては、よく言われることだったんですけど、離婚カウンセラーが離婚している必要はないと同じように、
やっぱりわんももの気持ちを知るために出産をする必要はないというか、出産をしたところでわんももの気持ちなんかわからない。
出産なんて、育児なんて、どこまでもどこまで言っても本当にごく個人的な出来事でしかないんですよ。
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逆に、私は子供がいるから、出産したから、育児したから、他の子供がいる人の気持ちがわかるなんて思っちゃうほど怖いなって思いましたね。
これって何に対しても言えるんじゃないかなと思っていて、一見なんか属性が同じように見える人でも、
同じような大企業に勤めるサラリーマンだから、とか専業主婦だから、とか同じように起業してるから、とか、
そういった属性で相手のことがわかるなんてやっぱり思わない方がいいんですよね。
だから結局私、わんままの人に対してね、スタイリングするときとかに、ちゃんとまとえたカウンセリングができてるかなとか、
まとえたお洋服が選べてるかなとか、例えば、今だったらきっとお子様が小さかったら睡眠時間が足りないから、
なるべく手入れの手間が少ないお洋服のほうがいいんじゃないだろうかとか、
受入するってことはこういう服がいいのかなとか、一生懸命、当時出産育児未経験だった私は想像を働かせて提案してて、
でもこのどこかでこの提案って的外れじゃなかったのかな、私やっぱり経験してないからダメかなってちょっと思ったことがあったんですけど、
でも結局今、経験した後に提案する過程も、あの未経験の頃と変わんないんですよ。
私はそうだったけど、相手が同じとは限らないので、私は保育園に送るときこういう服がいいと思ってるけども、
でも相手がそうとは限らないんですよね。だからどこまで行っても自分の人生って自分の個人的な経験でしかなくって、
それで他人を押し量るってやっぱり無理なんですよね。
よく服装心理学の関連の取材をメディアの方とかから受けたり、後は講演依頼をいただくときによく聞かれるんですけど、
やっぱり心理学を勉強していると、相手のことが手に取るように分かれるようになりますかって聞かれるんですけど、逆なんですよね。
心理学を勉強すればするほど、人と自分の違いに気づいてしまうんですよ。
その個人差がすごく大きいってことに気づくんですよね。
もちろん人類共通のものがある。
例えばこういう色を見たら、共通でこういうイメージを抱きやすいですよっていう共通性も勉強する。
だからこそ多様性っていうのかな、違うところにもすごくよく気づけるようになっちゃうんですよね。
だから心理学って学んだからって、みんなのことが心の中が読めるようになることでは決してなくって、
やっぱり人と自分の心がこんなに違うんだっていうことを理解する学問だし、
だからこそ相手のことをちょっとでも知るためのノウハウを学ぶ学問なんですよ。
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だからこういう聞き方をすれば、少しでも相手の心の中の一部分でも掴めるようになるよっていうその技術というかノウハウというか試行錯誤の歴史、積み重なってきた歴史からちょっとノウハウを学ばせていただくぐらいで、
やっぱり相手のことを知るっていう作業なしには何もわかんないんですよね。
だから私よく言ってるんですけど、常に良いカウンセラーとか良いスタイリストっていうのは、やっぱり何回目のクライアントさんとの面談だったとしても、
もう何年もね、私の場合はもう十何年のお付き合いのお客様もいるんですけど、
それでもお客様と相対したときに、私はこの人のことを何も知らないっていう姿勢で接するかどうかっていうところが、
やはり良いスタイリスト、良いカウンセラー、これ接客業全般だと思うんですけどね、の良いサービスをできる姿勢なんじゃないかなって思ってるんです。
で、分かってたはずなのに、なんかやっぱり主催駆除したらちょっと分かるようになるかななんて思っちゃうものなんですよね、人間ね。
弱いんですよね。なので、何をやっても誰かのことを簡単に分かるようにはならないし、
だからこそ相手のことを知ろうという姿勢をとるっていうことが大事なのかななんて思っております。
ということで、この番組では皆さんからの質問も受け止まっております。どうひとし送ってください。
番組概要欄に質問を匿名で送ることができるマシュマロというサービスのリンクがありますし、
ラジオトークでもアプリで質問を送れる機能がついたようなので、そちらからでも結構ですのでどんどん質問を送ってみてください。
お知らせについてでも、新計画についてでも構いませんので、どんどん質問を送ってください。
そしてこの番組の更新情報はラジオトークではクリップすると受け取ることができます。
だいたい毎晩9時前後に配信をしておりますが、ぜひぜひお聞き逃しのないよう配信情報を受け取っていただければと思います。
それでは次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。