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はい、今晩もリノベの時間をやっていきたいなというふうに思っております。
今晩は、bluestudioを徹底的にね、分解して、開放して、聞いてみたいなというふうに思っております。
もう僕の興味でございます。それでは早速タイトルコールいきます。
リノベの時間!
この番組は、窓差し断熱計算でおなじみの桜東洋銃株式会社と、
建築建材といえば株式会社リクシルの提供でお送りします。
はい、こんばんは。大阪港区でリノベショーをやってます、美想空間鯛島です。
こんばんは、アシスタントの三浦です。
よろしくお願いします。
忘れました場所を。
自分の本拠地を忘れないでください。
どんな鯛島やったかなと思って。美想空間の鯛島だと思って。大阪だ。すみません。
この番組は全国のリノベーションと街づくりで活躍する多彩なクリエイターや事業家をゲストにお招きし、トークセッションでお送りする30分です。
それでは早速本日のゲストをご紹介いたします。
前回に引き続き、bluestudioクリエイティブディレクターの大島芳彦さんです。
こんばんは。よろしくお願いいたします。
大阪を忘れそうになりました。すみません。
先週に引き続き大島さんにお話をお伺いさせてもらう感じでございますけれども、
先週はbluestudioがどうやってできて、どんな会社でっていうのを聞きたいなっていうところで終わってしまったので、その辺を掘り起こしながらなんですけど、
たぶんこのリノベーションの会社やってて、bluestudioのこと知らんっていう会社はまあまあないかなと思うんですけど、
ただ実際、中がどんな感じでマネージメントで運営されてるのかとか、
大島さんほとんど全国にいてて、どうやってやるのかとか普通に経営者的に素朴に疑問に思うので、その辺を聞かせていただけたらなんですけど、
よくある社内会議みたいなんて定例であったりするんですか?
曜日が決まってるとか、この曜日実は大体東京オンデみたいなのあったりするんですか?
今オンラインで会議ができるので。ほとんどオンラインですか?ほとんどオンラインですね。
やっぱりコロナ禍は毎月月初に社員全員が集まるミーティングがそれみたいなのがあったけど、それはそれでさえオンラインでコロナでやってて。
まだ未だにやってるんですよ、オンラインで。もうそろそろそれぐらいはみんな集まったほうがいいんじゃないかみたいな。それはそれ。
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それ以外のミーティングも、立場がみんなあるんで、前回も言ったようにマネージャーの会議みたいな、それから経営の立場にある経営会議みたいなのは、
マネージャープラス役員僕らっていうそんな体制でやる。さっきもマネージャー会議ってマネージャーはどう回していくかっていうことを、
マネージャーだけで考えるんで僕ら入らないとか。
マネージャーだけ会議があってそこには役員入んないんですか?
入んないです。入んないほうが、やっぱりマネージャーたちが自分たちのやり方でどう合理的に回すかを考えるわけだから、
演技いないほうがよくて、それは経営会議のほうでマネージャーから報告を受けると。
そこに対して、違うじゃんとか、これのほうがいいじゃんとか言うけれども、
マネージャーたちの運営会議ってのは僕ら入らないです。
2点聞きたいんですけど、全体集まってやるっていうのは、どんな話するんですか?
全体集まったときっていうのは、まず1ヶ月に1回なので、
その前月に竣工したりとか管理をした業務みたいなものを担当者が発表するんですよ。
事例発表みたいな感じですか?
そうそう。竣工事例報告会みたいな時間がいくつかあって、それをみんな知らないことが多いから。
なので、やっぱり大事なんですよね。
それってグラフィック担当の方とかで、大木さんとかって建築は作らないですけど、
そういうのをちゃんと共有される?
そうそうそう。そういうのも。
グラフィックだけの仕事も当然あったりするし、
あとは例えばソーム・ケリーのチームが新しい仕組みを作りましたみたいなこともそこで報告してもらうし、
自分たちのウェブサイトの更新とかあるじゃないですか、そういうものもこういうことを始めましたんで。
それってどれくらいの時間かけて月に1回やるんですか?
結局10時から12時って2時間とってるんだけれども、そんなにかかんないですね。
だいたい90分ぐらいなのかな。
発表が多いときはちょっと時間がかかったりするんだけれども、
竣工事例の報告会っていうのは、竣工に限らない官僚物件の報告会で、それが結構主役級なんだけど、
それ以外はそれぞれの部署、不動産の部署であったりとか事業系であったり、
いわゆる個人住宅の部署の連中が、それ以外の報告をするっていうこともある。
数字の共有とか。
そうですね。だから情報共有ができる貴重な場なので。
あとはやっぱり大事なことは、実際の数字がどうなのかってことをみんなで共有する。
それを売りとか売り上げとか目標に対してみたいな。
細かい話で恐縮なんですけど、それ共有会って、例えば大きいプロジェクトでこれが竣工しましたもあれば、
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個人邸でやってる案件とかもあると思うんですけど、どこまでを報告会に挙げてるんですか?
だから報告会は完了したものなので、例えば個人邸であったとしても、マンションの1つのリノベーションであったとしても、
ちゃんとクライアントの背景がどうでどういうことができたのかっていうことを担当者が報告するっていうのがある。
それは報告会。
それとは別に、それぞれの個人邸部門、事業系部門、不動産系部門、あるいはプロモーション部門の人間たちが、
そのマネージャーが自分たちの今の受注の状況であったりとか、予測であったり、そういったことを伝えたいことを報告するような形なんですよね。
事例はそうしたら全部、成果物に対しては全部共有されるってことですね。
できる限りやっぱり共有しようと。
僕ら多分、三浦はクラシカレッジ、いわゆる企画系のメンバーなんで、
僕ら建築のメンバーが何やってるか知らんよね。
そうですね。今聞いてて、自体欲しいなって思いまして。
それやったほうがいいですよ。
建築メンバーだけではやってたんですけど、そりゃそうよね。
オンラインでっていうのは、オンラインでもできるんですね。
できる。
それっていつからそんな感じになったんですか?
結構それやるんだって長いですね。
10年以上はそうしてると思うんですけどね。
先週、この話になったときに何が聞きたかったかっていうと、
大島公務店から会社にしないといけないっていう、
今戦ってるんですよね。いろんなこと。
どんなやったんかなと思って。
その話で言えば、やっぱり初対の大きさで全然違うと思うんだけども、
僕らって最初は2人で始めて。
僕と代表の2人で。そういう時期があって。
それが3人、4人になると。
だいたい5、6人ぐらいで一旦落ち着いた感じでやっていくでしょ。
10人ぐらいまでなのかな。
とにかく全員がマルチプレイヤーでやってたんです。
2人のときもそうだし、
僕ら自身の発想が建築設計を建築設計にとどめることなく、
それをちゃんと流通させるとか、
マネージメントであったりとか、
プロモーションであったりとか。
前々回ぐらいに言ったと思うけど、
物とことと時間のデザインを10日に捉えてますって話。
それを自分たちで全部やってたの。
だからお客さんの案内、
入居したい賃貸のお客さんの案内も僕が言ってたし、
ウェブサイトも自分が作ってたりとか、
建築設計も自分が詰め込んで、全部やってた。
マルチプレイヤーで。
マルチリニューアルであってほしいって今でもそういう言い方をするけど、
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どっかだけっていうのはやめようと。
それはブルースタジオらしさでないからね。
ちゃんと全体を俯瞰できる。
それをやってたんだけれども、
やっぱりそれに興味を持って入ってくるスタッフっていうのは増えていって、
それが10人ぐらいになった。
そうするとね、だんだん起きてきた問題は、
僕がね、まどろっこしくなるわけ。
なんでそれはわかんないんだ。
なんかどっか聞いたことあること。
で、そうなってくると、
なんか怒ってることが多くなる。
で、ある日言われたのが、
ある意味泣きべそをかきながら、
僕は大島さんじゃないですからって言われたんだよ。
で、その時にハッと思って、
そうだよな、自分の苦労を育ててどうするんだと。
で、自分だったらこうするっていうことができてないことに腹立ちちゃう。
意味ないじゃん。
いや、そう、そうなんですよ。
はい。
だからそう思ってから、
またこれいただくお仕事も増えたので、
人を増やさなきゃいけないんだけれども、
その増やす時に、
自分の持ってない才能、
自分より優れた人を雇おうと思った。
ということをすごく意識するようになって。
だから自分はその分野においては、
明らかに勝っている人だから、
それを尊重するっていう環境を作っていかなきゃいけない。
それに気づいたのが、
10人、15人ぐらいのタイミングでその事件があって、
そこからやり方が変わっていったってことですか?
やり方っていうか採用の仕方を変えるとかね。
採用って今どんな感じなんですか?
今?
採用を出すことはないんですか?
もうずっとホームページに来るみたいな。
今は中途採用と新卒と両方やってるので、
新卒は世の中と同じタイミングで会社説明会をやって、
何回か講習させてもらったんですよね。競技会で。
競技会でもね。あれは中途採用じゃない?
新卒に向けて、
新卒もあったか。
コロナ前に、
まさに美創空間の。
そうですそうです。台湾南蛮のところでやったやつ。
あれコロナの前で、
コロナ禍やってなくて、
今年やるって動いてたんですけど、
結局この6月に間に合わなくて、
戻したいなと思ってるんですけどね。
参加させてください。
ぜひぜひ。
ごめんなさい、話しとれちゃったんですけど。
採用のあれって、
書類選考があって、
面接初期、
一時面接みたいなのってどんなんなんですか?
基本はマネージャーに見てもらってからっていう感じ。
一時面接がマネージャー、担当マネージャーですね。
グラフィックの担当マネージャー、
建築の担当マネージャーさんがまず。
それは中途採用なのか新卒で全然考え方が違うから。
中途採用はあくまでも即戦力であったりとか、
こういう人材が欲しいってあるじゃないですか。
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だからそれを一番欲しいと思ってるのは、
まずマネージャーたちなんですよ。
だけど新卒採用っていうのは、
もっと長い目でプロパーを育てるじゃないですか。
それはむしろ僕らなんですよ。
経営に関わっている人間の方が、
どういう人間であって欲しいか。
でないとマネージャーが、
こいつはCGができるからとか、
そういうんで取っちゃ、
やっぱりせっかく新卒の、
金の卵の意味がないから。
だから新卒に関しては、
その必要書類を提出してもらって、
それは僕が全部目を通す。
で、彼女は面白そうだねって。
で、次の段階。
やっぱり新卒と中途で違います。
新卒、そうですよね。
新卒育てるのも時間もかかりますし、
業界的に、建築業界って広く見たときに、
建築学部に出てる人間の、
多分過半がハウスメーカーとか、
多分残りの30%ぐらいが設計事務所なのか、
新しいものを設計するっていうところにまず行って、
リノベーションにまず来るっていうのが、
もっと広がったらいいなって、
すごい思ってるんですけどね。
打ち手って、リノベーションの経営も、
例えばこのラジオもそうですし、
協議会でやってる活動とかもそうかなと思うんですけど、
こんなんやったらええんちゃうっていう、
アイデアベースってあるですかね。
やりたいですね。
採用の話に戻すけれども、
新卒の場合っていうのは、
どういうことが今僕の会社で起きてるかというと、
まちづくりしたいですとか、
そういうことを言う学生すごく多い。
終わってきますよね。
そういう人がいると思う。
悪いことじゃないし、
言ってみれば、
建築というより建築を包括する周辺環境までって、
立派な視点ですよ。
なんだけど、
そこから急に入ってしまうと、
何者でもなくなってしまう現象って大きな一致なんだよね。
何のプロなのかっていう、
誇りを見出すチャンスを失っちゃう。
残念ながら。
なので、
まちという視点は忘れないでねと。
だけども、
新卒で入ってきて、
やっぱり数年間は、
ちゃんと自分は何のプロになるのかということを意識して、
仕事をしてほしいと。
不動産のプロなのか。
不動産のプロ?
何の選択肢があるんですか?
不動産のプロ、
建築設計のプロ、
それからあとはグラフィックデザインのプロとかね。
だいたいそんな感じです。
それは、
とはいえ建築で出た人間が、
まちづくり出てきたら、
建築なのか不動産なのか、
みたいな方向に進んでいく、
みたいな感じですかね。
でもそこの移動も、
本人が望めば全然、
新卒の場合はあるので。
建築設計のバックグラウンドでも、
より不動産に興味があるのであれば、
不動産の部署を配属をして、
学んでもらって、
またそこで設計に戻る、
なんてこともあるし。
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立ち上げて2人から作って、
今の組織になって、
ちなみにこれも個人的質問というか、
疑問というかありますけど、
大島さん次どうしたいとかってあるんですか。
僕の会社っていうのは、
地方出身が多いんですよ。
ある程度30代半ばとかこうなってくると、
やっぱり独立したいっていう話は、
月並みどこでもある話なんだけれども、
その時に、
自分の地元に帰るっていうのは結構いるんです。
自分の地元に帰って、
事務所を立ち上げて、
建築のみならず、
地域の課題に取り組みたいっていう、
大島さん知ってる人でも、
そういううちのスタッフ知ってると思うんだけど、
何人かイメージできるでしょう。
そういうのが多いんです。
僕はそれはすごくあってほしいと思っていて、
ブルースアジアの仕事っていうのは、
東京よりも地方の方が今多いぐらい。
いろんな地域の仕事をしてる。
その時に、
その地域でうちのOBたちと、
一緒になって仕事ができる。
OBおじいたちとっていうのが、
いいなというふうに思って。
今僕らは福岡に支所、ブランチがあって、
そこにはブルースアジアの社員が、
今3人いるっていう状態なんだけれども、
界隈の仕事が多いので、
そういう体制をとってるんだけど、
別にブルースアジアの支社じゃなくても、
そういったうちを卒業したOBおじいたちが、
その地域にいて、
その地域周辺の仕事をするのであれば、
一緒にしましょうよっていうことができた方が、
いいんじゃないかなと思って。
出身社作るまでもないと。
OBとブルースアジアで入ってきた案件を、
元一緒にやってた専用たちとやる。
いろんな地域でできたみたいな。
それはなぜいいかというと、
ブルースアジアを卒業した連中っていうのは、
建築一つをとっても、
街の視点を絶対に持っているので、
共通言語を持って話ができるので、
だから仕事しやすいんですよね。
卒業生であったとしても。
仕組みだけですね、それで言うと。
あとどういう、
雇用じゃないですね。
契約形態って言うんですかね。
それだけちゃんとできたら確かに。
プロジェクト取り組みにあたって、
やっぱりそこには、
コンフィデンシャルアクリメントもあるわけだから、
書費義務があったりするからね。
契約関係っていうのは、
慎重にしなきゃいけないけれども、
やっぱり何でもかんでも東京からっていうことではない、
地域の当事者の話です。
地域の当事者として、
僕らと共通言語を持った人間と一緒になって、
その地域の課題に取り組むってことができるのは、
理想だなって。
大島さんはその先、
どうしていきたいとかってあるんですか。
自分自身、会社は。
僕自身ですか。
僕自身どうなんでしょうね。
僕はずっと医者だと思ってるって。
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学生の時はバックパッカーで世界中回って、
今は日本中央。
今も変わらないですよね。
バックパック背負って全国回ってますもんね。
これはずっとやるようなイメージなんですかね。
半分ね、自分の生き様と趣味と全部兼ねているようなもんなので。
これが自分の仕事というよりは生き様みたいなもんなんでね。
変わらないと思うんですけれども。
移動も結構好きってことですか。
移動大好きですよ。
SNSとか拝見させてもらっていると、
結構移動の箱とか電車とかを結構撮ったりするんですよ。
食と移動物と結構それも好きなんやろうなと思って。
旅は昔から大好きだし、
その前をたどれば、
僕は時刻表研究部っていう部活に所属してたことが。
時刻表研究部。
鉄道系とかも好きだったんですか。
鉄道系もてっちゃんでしたからね。
ノリ鉄ですよね。
ノリ鉄はどこにあれがあるんですか。
乗ってる車窓とか。
自分の知らない世界を鉄道を通じてっていうことだと思うんだけど、
鉄道ってやっぱり公共交通機関だから、
鉄道に乗ってるっていうこと自体が、
その地域の生活者と同じことをしてるってことになるわけですよ。
だから観光列車みたいなものは全然好きじゃないし嫌な。
観光列車ってこと。
定期運行されている夜行列車って全く身が違うから。
だから在来線のシートに座って眠りしてる自分っていうのは、
それは北海道のどっかローカル線にいようが、
やっぱりその地域と同じ体験をしてるってことになるでしょ。
なるほど。めちゃくちゃ実績と趣味と仕事がミックスされてるんですね。
そうですね。
あんな楽しそうなんですね。
だからバークパークやってた時も川越には行きたくないってずっと思ってたから、
パリとかも何度も行ったけどFLタワーもルーブルもずっと行かずに行ったからね。
とか、あえて行かない。
それはその地域の生活者の体験がしたいっていうのは一番の動機だったから。
だから生まれ変わりたいと思ってるんでしょうね。
このまま本ならずっとその感じなんですかね。
でもそういう気持ちがないと、今はそのりのべまちづくりで自治体の皆さんと一緒に仕事をするときに、
何か地域の人がやることが可能なソリューションみたいなのが見えてこないんだよね。
その生活している人たちが私事として取り組めることが何なのかっていうのは、
自分も入っていって自分も生活者と同じ気持ちで何が魅力なのかってことを僕が気づいて差し上げたりする人があって、
新しくとっぴなものをB級グルメ作りましょうとか、ゆるケラ作りましょうとか、そのプロですとか言ってるわけじゃないかな。
だからその旅の経験っていうのは今もずっと一緒なんですよ。
なるほど。
21:00
それが日常の生活の地域のね、日常生活の中の生活文化の中にこそその地域らしいオンリーワンの価値があるはずだと。
それは編集してまちづくりをしようじゃないかっていうリノベーションまちづくりそのものなんですよ。
その考え方って多分スタッフの方、僕何人かブルースターの方、交流あったりするじゃないですか。
みんな結構同じ考え方なんですよね。
それすごいなって思いますよね。
会社の文化ですかね。
そうだと思います。
そこを一番共有したくて。
本当バリバリ図面書いてイケてる空間を作るぜっていうことを修行したいんだったら、
別にうちじゃなくてもいいんじゃないですかって。
なるほどね。
そんなブルースターで、
ちょっとこの後いろいろもうちょっと聞きたいのが、
去年から含めてですけど、
今ブルースターの中でできたプロジェクトだったり、
その時空からブルースターが次、
みんな大島さんがどこに向かってるのかぐらいの話をお伺いできたらなって思うんですけど、
直近のこのプロジェクトで、
事例でこんなおもろいことあってみたいなことがあって、
何かありますかね。
僕ら自身の今関心事がどこにあるかっていうことだと思うんですけど、
なりわいっていうことは、
これはもうこの5年ぐらいかな。
もう少し前かもしれないですけど、
すごく意識してるんです。
なりわいって漢字で書くと、生きる技と書くでしょ。
生きる部分、なりわいそうですね。
生業まで。
商業って言ったら、
飽きないの技と書くでしょ。
ちょっと待ってくださいよ。
ちょっと書いてみそこに。
なりわいコースよね。
なりわい生きる技なんでね。
商業は当然のことだけど飽きないの技なんで。
その飽きないとなりわいっていうものを、
ちょっとちゃんと分けて考えると、
いろいろな可能性が見えてくるんじゃないかって。
広部まちづくりの現場で思って、
ずっと思い続けたことでもあるんだけれども、
プレイヤーっていう言葉は何度か出てきてると思うんだけれども、
大体その衰退する疲弊した街っていうのは、
その地域の人はプレイヤーがいないっていうんだよね。
そのときに期待しているのは、
すごいイケた商業ができる人なんだね。
プレイヤー、商業。
商業者って言い方があるけど、
商業者イコールプレイヤーだと。
それを望んでるの。
あそこの角の空き店舗で、
素敵なカフェをやる若者がいたらいいのになとかあるでしょ。
そういうプレイヤー、商業者、
それを望んでるわけなんだよね。
それって、その商業者の生活と分離してる可能性がある。
ベッダ場が入ってもらいたいなって、
そういう典型かもしれないね。
なんだけれども、
そういうことを期待しても、
結構ラッチが開かないっていうのが、
本当に地方都市でどこでも見られる状況。
24:00
それ以前に、
いかに高齢化してようが、
やっぱり人が住んでいるんだとしたら、
15歳のおじいちゃんが、
おばあちゃんが、
80歳のおばあちゃんが、
魅力的に光る瞬間って当然あるし、
その経験値ってものすごく豊富なわけだし、
その人の趣味でもいいし、
今でも続けている何とか作りみたいなものね。
これを生き様、
すなわちなりわいと言うじゃないかと。
そういうなりわい、
生きるその技としてのなりわい自体を、
ちゃんとみんなでシェアするということができると、
商業者がいなかったとしても、
そのなりわい自体のオンリーワンの価値、
みんな気づくから。
本人、やってる本人は、
いや、こんなの人に見せるもんじゃないんですけど、
って言ってるんだけど、
隣の人は、
いや、そんなことないですよ。
そこでやってるマーケットとかに、
お父さん出したらどうですかとか、
周りが気づいてみたりとか、
家の孫のために作ってもらえませんかねとか、
そういうのが出てきたりとか、
なんかこういう、
お互いが発見することによって、
生き様そのもののシェアが、
新たな可能性を向かう状況があると。
それに気づかないと、
地方創生ってのは成り立たないんだっていうのを、
リノベーションスクールやってて、
すごく感じるんですよ。
スーパーヒーローがやってきて、
すごいものを売ってくれるとか、
サービスしてくれるっていうことを、
期待しちゃいけないわけね。
実はそのポテンシャルっていうのは、
この日本が一番使えてない部分だな、
っていうふうに思って、
特に段階の世代がすごくいっぱいいらっしゃる。
僕らみたいに段階ジュニアぐらいの世代もいっぱいいると。
それは人数のパワーみたいなものは、
その人の個性であったり、
表現力のいまだ表現されていない部分っていうのがある。
よく見かけるのは、
例えば郊外の50年前、40年前、
そういった時代の団地とか行って、
子立て住宅がずらっと並んでるとするでしょ。
その人たちでも子育て当然終わって、
おじいちゃんおばあちゃんになって、
車も運転しなくなります。
そしたら駐車場のスペースに車が入ってないもんだから、
そこにいろいろと自分の作ってる盆栽並べてみたりとか、
人によってはこういうボックスカルバートってわかるかな。
横にね、地下室みたいにガレージになってる、
雛壇型の住宅地でしょ。
あそこが自分のアトリエになってますとか、
そういう人がいたりする。
あと玄関入って、
左側に客間なんてあったんだけど、
客間なんか使わないから、
玄関とは別に、
その客間外から入れるようにリノベして、
そこでフラーアレンジメントの教室やってますとか、
そういう人が結構いたりする。
それってその人の生き様を外に開いてるってことなんだよね。
なりわいを共有しようとする意思があるってこと。
結構、団塊世代が住んでる新興住宅地って、
みんなそれの楽しさに気づいてる人がいっぱいいるんだ。
それがその街の力にもっとなっていくっていう姿を
想像したほうがいいんじゃないかっていうことを思って。
これをなりわいのある居住と。
なりわい居住っていう形で。
商店街ってそもそもそういう場所。
商店街で八百屋さんとか魚屋さんっていうのは、
商業というよりまさになりわいだったんだよね。
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魚屋って呼ばれる人がいて、
魚屋の息子ってやつがいてとか、
その人の飽きないなりわいっていうのは、
その人の人格でもあったっていうのは、
昔の商店街だ。
そこに住んでるから。
商業となりわいの、
なんとなく冒頭は意味がわからなかったんですけど、
これがなりわいかっていうのが。
それを使った街づくりの事例みたいなのが、
今やってらっしゃるところがあるってことですね。
ワークライフバランスっていう言葉があるじゃない。
ワークライフバランスがすごく前時代的な言葉に
最近多分みんな感じてるはず。
っていうのは、ステイホームで自分で仕事をするみたいな。
もうワークライフはインテグレートしてるのね。
それは合わさった状況が今生まれてるじゃない。
すると住宅地に様々な街の価値があるんだと。
商業地でばっかりろいろな新しいコンテンツを考えるんじゃなくて、
住宅地こそが金の卵だから。
その住宅でありながら、
秋内に準鶴なりわいを表現できるような、
そういう建築を作っていこうと。
そういうことをやってるんです。
それをじゃあ、来週ね。
そうですね。
そういう時間。
引き返してもらおうかと思うんですけど。
リクエスト等をね。
そうですね。
またDMなどを送りいただければなと思っておりますので、
ぜひ皆さんアーカイブもご視聴ください。
来週最後、引き続きにはなるんですけど、
その辺の話をお伺いできたらなと思っております。
というところで、本日はありがとうございました。
ありがとうございました。