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理科っぽい視点で、身の回りのことを見てみませんか。 そんない理科の時間B、第431回。
そんない理科の時間B、お送りいたしますのは、よしやすと、 かおりです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。 今日はですね、
安全とか安心っていう話と、 あと、世の中の基準値の話を絡めてお話ししようと思っています。
今日の話はちょっとだけネタ本というかですね、 参考にした本があって、
ブルーバックス、公団社か。
基準値のからくりという名前の本がありまして、
これの中をいくつか参考にしてお話をしていこうと思っていて、
一番頭のところにですね、 安心と安全って何かっていうのが書いてあるんですけど、
安心は心配でないとか、恐れがないみたいなことが安心っていうのがあるんですけど、
安全のほうがわかりやすそうで、
実はどうやれば安全かってわかんないよねっていうところから 前書きが始まるんですけど、
お酒は20歳になってからっていう、 20歳はどうやって決まったかっていうのが真逆に書いてあって、
なんで18歳じゃなくて20歳で21歳じゃないか?
アメリカに行くと21歳からのところが多いんですよね。
へー。
そうなんですよ。
日本は20歳からなんで、20歳の人がアメリカとかに行ってお酒飲もうと思うと、
身分証明書を出せって言って出すと、
まだ20歳だから飲んじゃダメだって言われてお酒が飲ませてもらえないっていう。
で、なぜそれが決まったかとかが面白いんですけど、
それは本編で話すとして、ちっちゃいお知らせ事項をまず話していいですか。
はい。まず。
オーディオブックっていうサービスで番組の配信をさせてもらってます。
おまけがついた配信を毎週同じようにしてるんですけど、
そちらが一つのタイトルで配信できるのが100話、100エピソードまで。
一つのグループで100エピソードで、
オーディオブック.jpでの配信が100を超えてしまったので、
まとめますってことになって、名前がちょっと変わりました。
これまでは、そんなエリカの時間Bっていう名前だったんですけど、
やややりとりがあって、
一番最初から100話ぐらい、100エピソード分ぐらいは、
そんなエリカの時間B、スペース、ボル1、ボリューム1になりました。
03:05
で、今配信している、どんどん配信が付け足していかれるのが、
そんなエリカの時間B、ボリューム2になってます。
じゃあ今後、新しいものが3000になったり4になったりって感じで、
数が増えて、フォルダが増えるっていうのかな。
塊が増えていくっていう感じで、
まあまああと2年ぐらいは平気な予定ですけど、
週1で1年に50話ぐらい増えるんで、
あと2年ぐらいはボリューム2が増えていくという状態ですけれども、
これまで聞いていて見つからなくなった方は、
そんなエリカの時間B、ボリューム2を探してみてください。
それが新しいほうが入っています。
古いエピソードを聞くには、
ボリューム1を聞いていただくと古いエピソードが聞けるという状況になっています。
今まで聞いてた人は、それがそのままボリューム1っていうふうに名前が変わるのかな?
そこの意向がですね、
私はこの100話目が増えた増えないのところで、
いろんなものを効読するとか解除するとかを試してしまったので、
そのまま自動で移行するっていうふうになってないんじゃないかというか、
そこは確かめられてないので、
これまで聞いていて、
あれ?エピソードが増えないなと思ったり見つからなくなっちゃったなという方は、
ぜひ、そんなエリカの時間B、ボリューム2を聞いてみてください。
でも、そんなエリカの時間B、ボリューム1っていうふうに、
今までのやつの名前が変わりましたね。
そうなんですね。
なので、最新エピソードが足されないって思った方は、
ボリューム2を探してみてくださいということですね。
これまでaudiobook.jpを聞いてない方も、
ぜひaudiobook.jpを聞いていただけると嬉しいです。
一個質問が来ていて、
私たちのところに入る報酬ってどうやって計算されてるんですかっていう質問が来ていて、
スマホとかだと聞き放題に登録して、
エピソードを一個一個ダウンロードして再生をするっていう手順なんですよ。
ダウンロードしただけでは報酬は全く発生しなくて、
結構真面目にね、再生時間を確認しているようで、
私たちのところには再生時間が何時間何分何秒でしたっていうのがやってきて、
06:00
それに比例して報酬は計算されるのかな。
実際に聞いた時間によるっていうことですね。
そう。なのでたまに100%を超える時間再生されてる番組があって、
要は、お一人2回とか3回とか、
中身がわかりにくいのかもしれないけど、
あとは寝てしまって、途中から聞いてなくて最初からもう一度再生するとかがあるのかもしれないですけど、
そういう感じで、お一人が100%にも聞かれてるっていうときもあったりするようです。
ということで、再生時間に比例していますというお話です。
ここまでがお知らせで、たまたまなんですけど、
前回というか収録してるときの最新の、「そんない美術の時間」という姉妹番組。
兄弟ではなく姉妹番組。
165回のオーディオブックのおまけで、
らちさんがいいこと言ってたので、その話していいですかね。
お、何。いいことを言ってたんですか。
天才の定義とはという話をしてました。
天才は、価値とレベルの掛け算で、それが優れてる人というところで、
価値とレベルですね。
どんな価値をどのくらいのレベルで実現するかっていう話で、
それが両方高いと天才と言われるっていうふうな定義があるっていうのが、
村上隆さんっていうアーティストの定義としてあるよって話をしてるんですけど、
そこはそれでいいんですけど。
その後らちさんが、自分がみなさんに提供できる価値は、
ラジオで美術のこと、アートのことを語ることですっていう話をしていて、
深く私もうなずきまして、
私もみなさんにどう役に立てるかって考えたときに、
世の中を理科っぽく見る視点っていうのを話すことっていうのが、
一番価値として認めてもらえるんじゃないかと思って、
この番組やってるなっていうのをしみじみ感じたっていうのがありました。
ポッドキャストの番組って、
雑談でお隣の喫茶店とかカフェのお隣のテーブルで話されてることがちょっと面白いみたいな番組もあるじゃないですか。
09:08
だから対話を横で聞いてる感じの。
私たちの番組って、リスナーさん向けに物の見方を説明するっていうタイプでしょ。
なので、私はこんなこと面白いと思ったんだよねっていう日常のことをお話しするよりも、
テーマを決めてお話しするってほうが価値がありそうだなっていうのが一つと、
もう一つ、100%どんな人でも楽しいっていう価値の提供の仕方じゃなくて、
私の説明が響いてくれる人にうまく価値が伝えられればいいかなって思っていて。
なので、番人、誰にも向けた価値ではなくて、
ある一部と言ったら変ですね。
うまく会う方のためにお話ししてるっていう感じも再認識したっていうのが私の感想です。
はい。
そうそう。
で、その価値がすごくて、なおかつレベルが高ければ天才なのかもしれないですけど、
まあまあそこまでは行ってないだろうなという気がしていて、
チャートとかでも200位とかね、そのくらいをフラフラするのが常なんですけど、
そんな気持ちで番組のほうをやっております。
かおりさんはどんな価値をどんなレベルで提供できてるんでしょうか。
できてるんでしょうかって何ですかそれ。
私は人に価値を与えなければならない存在ですか?
私は存在そのものが価値あると思ってますよ。
そうそう。なので、そんな点で見てみると面白いのかなっていうお話でした。
私はもう、存在するだけで人々を幸せにする価値ある存在でございますからね。
もうレベルっていうのは、
やおろずのすべての人たちを対象としたレベルですよ。
ということで、皆さん引き続きこの番組ご卑怯にお願いします。
大丈夫、吉谷さんも番人にかちってるから。
かちってるって言うんだね。
12:01
ということで、今日は安心と安全の話をするんですけど。
安心と安全といえば、まさにタイムリーじゃないですか。
何が?
免許の更新に行ってきましたよ。
あ、はいはいはい。
なんかあれだよね、ビデオ見せられるよね。
あ、そうそうそうそう。今ね。
なんかすごい混んでた。
混んでるかどうかは何とも言えないですけど。
そう、何とも言えない。
だからそれがすっごく混んでるのか、普通に混んでるのかは、いまいちよくわからないんだけど。
少なくとも早い時間に行ったんですよね。
だけどそれなりに並んでというか、結局自由に中に入れるんじゃなくて、
やっぱり数人ずつって言うのかな。分けて入って、
効率よくあんまり人が同じところに固まらないようにっていう感じなんでしょうけど、
中でいろいろ並んで待ってるときに放送があって、
初めて免許を取る人向けかな、学科試験の人あてに、
新型コロナウイルス対策のために席を空けて試験を実施していると。
そのスペースを空けてね。
なので、同じタイミングで実施するには人数制限があるというか、
今までよりは少ないと。
教室に入れる、テスト解除に入れる人数が少ないですよと。
なので、受付時間内であっても定員に達した場合には、
午前中の試験が受けられない可能性があるっていう放送を、朝一番からしていたのね。
定数があって、その日のキャパシティが今までよりも少ないってことね。
そう。
っていう、ちょっと学科試験がどのくらいのペースで、
何時から何人でどういうふうに行われるかは全然もう覚えていないので、
なんとも言えないんだけど、
それを朝一番の段階で放送しているってことは、
それなりに来ているのかなと思ったし、
それは昨日今日決まったことではなく、
しばらく前からそういったような状況だと思うんですよね。
なので、当然試験を受ける人たちはどういう情報を調べてきているから、
どんどんみんな朝早く来るのかなと。
だから余計に朝の時間が込むのかなとも思ったんだけど。
はいはいはい、そうですね。
びっくりっていう感じです。
そうですか。
やっぱり会場の設備が結局足りなくなってしまう。
15:02
人の見方を考えるとね。
かおりさんは安全運転の講習を受けたんですか。
安全運転の講習受けましたよ。
安全意識が高まりました?
もうグイグイグイグイ高まりましたね。
対向車線から車が飛んでくるかもしれない運転をしなければと、
常日頃意識して運転していますよ。
かもしれない運転ね。
結構さ、大丈夫かもしれないってついつい思っちゃうよね。
うちの近所に、まだ道が整備されていない細い抜け道のようなところがあるんですよ。
そこは今後大通りができるっていうふうに幼虫買収が済んでいて、
おそらく数年以内に道は開通するんでしょうけど、まだ全然そういう工事をしていないので、
普段使っていた古い道がまだ残ってるんですよね。
幼虫買収が済んでいるので、微妙にその道以外の場所は空き地なのよ、まだ。
だから草ぼうぼうなわけですわな。
定期的に手入れをして買って、今はもう草はないんだけど、ちょっと前まで草ぼうぼうだったわけですわ。
かなり細い道、本当にすれ違いないような細い道で、しかもカーブしていて、
ちょうどカーブの頂点あたりにカーブミラーがあってっていうようなところで、
普通に通れるんだけど、速度を落としていくんですよね。
草ぼうぼうのときにはいつもアラームが鳴るんですよ、ピーピーピーピーってぶつかるぶつかるぶつかるアラームが鳴るんですけど、
手入れされて草がなくなったらアラームが鳴らなくなりました。
だから小さな子供がいるんじゃないかってセンサーが感知してしまったわね。
そうそうそうそう。
まあ何かを感じ取ってぶつかるぶつかるぶつかるって毎回言われてたのが、
最近はシーンとして見通しが良くなりました。
いいじゃないですか。
うん。
今日紹介するお話のタネ本の基準値のからくりっていう本には、
交通安全の基準値の話も載ってるんですけど、
交通事故の死者数を減らすために何をするかっていうのをいくつか対策の話が出ていて、
18:01
出勤予備運転を厳しくした。
どう厳しくしたかっていう話とか、
アメリカの出勤予備運転はどう取り締まられているかっていう話とか。
あと、一時期問題になった高速ツアーバスが大きい事故を起こしたってのがあったじゃないですか。
はいはいはい。
結構過酷な勤務条件で、夜にガードレールとかそういうところに突っ込んじゃったってやつですよね。
そうそう。
その運転手がどれくらい運転していいのかっていう基準が見直されたというか。
それがどうやって決まっていったかみたいなストーリーが書いてあったりします。
ほう。
そうなんですよ。
500キロっていうのかな、今。
距離?
そうそうそうそう。
走行距離ってこと?
そうです。
今の基準っていうのは、一晩400キロかなっていう基準があって、
これを超えて運転してはいけないというふうになってるようなんですけど、
これってただ単にざっくり決まったわけではなくて、
夜間に安全に運転できる自信がある距離っていうアンケートや。
アンケート?
そうそう。一方で、具体的な過労の話と組み合わせてなんですけど、
その辺の実際のドライバーのフィーリングも含めて400キロっていうのが設定されたっていうのがあって、
こういうふうにいろんな基準値がいろんな理由で決まっているっていうお話をいくつかしていくのと、
安全と安心の話を少しできればいいかなと思っています。
はい。
ということで、本編に行ってみようと思います。
よろしくお願いします。
みなさんどうもこんにちは。
すごい進化ラジオは、生き物の進化や生態の話を分かりやすくかつ楽しく伝えたいと思う学生と先生のコンビニによって生まれた異色のラジオでございます。
一生懸命収録したんで聞いていただけたら嬉しいです。
今話しているのが学生のじゅんきです。
よろしくお願いします。
そしてのりさん一言どうぞ。
昆虫や生物多様性の話をしています。
よろしくお願いします。
以上、すごい進化ラジオでした。
21:07
安全・安心と基準値のことを話していくんですけど、
安心は気持ちの問題だけど、安全は気持ちの問題じゃなくて、
何かしらを保証するっていうのが必要になってくるじゃないですか。
安全ですっていうときに、この基準値のからくりではいくつかの説明があるんですけど、
受け入れられないリスクのことを安全性が低いと言うと、
リスクはあるうちで、受け入れられるレベルであるということを何かしらのことで保証するなり、
基準値を決めるっていうので、安全の基準を決めているってことになっています。
例えば、空気が悪い。
何かしら価格物質が空気の中を漂ってるっていうときに、
環境基準っていうのがあって、
ほにゃららの数よりも下だから安全ですっていうふうに、
例えば政府の機関が言ったりするっていうのは、
有害物質がゼロだから安全ですではなくて、
社会的に受け入れられると合意したというふうにされているリスク以下だっていうことなんだよね。
それがいわゆる基準値ってことですね。
基準値以下だったら安全っていうふうに決めましょうって言った反面、
心配な人にとっては安心ではないかもしれない。
でも一方で、心配だっていう人は、
安心を得るには、自分がなんとかして納得する理由が必要で、
それには自分で研究する手もあるよね。
一方で、専門家が言ってるんだから安心って考える考え方もあって、
もう一つは、専門家がこう考えたんだから、
それだったら安心だなって思う中間みたいなものもあると思っていて。
気になった方は、ぜひこのブルーバックス・基準値のからくりっていう本をドアーッと読んでほしいんですけど。
ドアーッとでいいんですか。
そうそう。ドアーッと読んでいただけると、
交通事故の話とか、水道水の話とか、そんな話があって、
ちょっといくつかピックアップしてお話をまずはしていきたいと思っていて。
賞味期限と消費期限の話。結構身近な基準ですよね。
賞味期限と消費期限。
24:00
違って知ってます?
賞味期限がおいしく食べられる期間。
消費期限は食べられる期間。味の保証なし。
消費期限は過ぎちゃうとどうなるの?
腐る。
つまり食べてはいけないのね。
基本的にあってるんですよ。
一般的には、消費期限は日本語で言うと足の速い。
つまり、悪くなるのが速い食べ物にくっついているラベルで、
基本的に1週間よりも短いようなものね。
それよりも長いものは、日持ちはそこそこするんだけど、
ある一定のところからクオリティ、品質が悪くなってしまうっていうので、
賞味期限っていう風になっていて、
賞味期限を過ぎたものは食べられないわけではないけれども、
おいしくないかもしれないんで、自分で判断してねっていう話。
一方で消費期限って書いてあるやつは、これより先は食べないでください。
健康に害があるかもしれませんっていうのが消費期限なんだけど。
この賞味期限と消費期限って、そこまでは全然問題ないんですけど、
卵のラベルが書いてあるよね。いつまでにってやつ。
あれは賞味期限?消費期限?
賞味期限。
卵は賞味期限。
賞味期限だと私は認識してる?
ってことは、賞味期限を過ぎちゃった卵は、
火を入れて食べればよい。
ふむふむ。まさにあっていて。
やったね。
卵の賞味期限は、生食で食べるための期限なんだけど、
実はそれの決め方は、さっき言った味が悪くなるからの点ではなくて、
サルモレナ菌っていう菌が繁殖してお腹を壊したりが起こるかもしれないっていうのを計算して、
賞味期限が決められてるっていう、
さっき言った味と品質の話とちょっと逆転してるところが面白くて。
海外では、生の卵は食べないでくださいってよく言われるんですよ。
サルモレナ菌のコントロールとかがほとんどされてないっていう地域があるのと、
保存期間について、日本みたいに生食用の計算をしてないから。
27:00
日本って卵は売ってるときには常温で売られてるけど、
うち帰ると冷蔵庫に入れるよね。
売ってるときも冷蔵庫に置いてありません?
あ、でも常温のところもあるか。
常温のところもあるんですけど、その辺も含めて、
生卵は生食のための賞味期限があって、
それを超えても加熱して菌が死ぬようなことをちゃんとやってあげれば問題がないというふうにされています。
卵の殻についてるサルモネラ菌についてはちょっと私最近疑問を持っていて、
いろいろ調べようと思っている項目の一つだったんだけど、ついでに聞いてしまおう。
結局、日本は結構サルモネラ菌に対する対応をしているから、生で食べられるとか、
普通に扱ってもいいって言うんだけど、でもやっぱり外にいないわけじゃないんだよね。
少ないから繁殖するまでに時間がかかるので、
1週間程度は普通に生で食べられるよってことですよね。
食中毒を起こすまでに繁殖に時間がかかる。
夏は11日、冬は54日というのが計算されて、
涼しいところで置いておくと、菌の増殖が進む時間があるから。
卵の料理をするときに、普通に冷蔵庫から卵を出すじゃないですか。
当然それは殻を触ってるわけですよね。
ってことは、そこに菌がついてる可能性があるわけだから、
例えば卵を置いた場所であったりとか、
卵を触った手っていうのは、毎回毎回しっかり洗ったほうがいいのかなーとか思ったんですよね。
実はこの本にも書いてあるんですけど、
サルモネラ菌が体に害を及ぼすには、
数個だとほとんど問題なくて、急激に増えるっていうのが大事で。
数十個しか普通はないんだけど、
卵の中の黄身の栄養をサルモネラ菌が取得できるようになると急激に増えるっていうのがわかっている。
なので、卵を触ったらすぐにサルモネラ菌が何千個何万個ってつくわけではない。
一方で中に入っているサルモネラ菌も、
黄身が栄養にならなければ急激に増えないんだけど、
黄身の膜がじわじわ弱くなって、
30:03
卵白の栄養だけではサルモネラ菌の増殖には限界があるんで、
黄身と白身の間の膜が弱くなるとサルモネラ菌が急に増え始めるっていうことがわかっているので、
それよりも前だったらOKっていう賞味期限の決め方をしていますということです。
そこまで神経質にならなくていいよって。
そうです。普通に手を洗ってとかそういうのをやってれば問題ないですし。
あと、時々殻が割れて中に入っちゃうじゃないですか。
入っちゃいます。
って言うと生では食べないほうがいいのかな。
だから、サルモネラ菌は何個かいるかもしれないけど、
たくさん増殖はしてないので大丈夫ってことです。
サンビオルールってやつですね。
違います。サンビオルールとは違います。
そうなの?何ルール?サルモネラルール?
サンビオルールの話も本に載ってるのでぜひ読んでください。
やっぱりサンビオルールっていうのは、科学者にとっては立派な研究材料ってことね。
とか、他の国にもあるのかとかっていう調査から入ってます。
面白い。それはとっても面白そうだ。
生野菜サラダには消費期限っていうのがあって、
例えば作ってから50時間とかっていうのがあるんだけど、
これは菌が増えるっていう時間ではなくて、
サラダに加工した野菜が50時間ぐらいするとシャキシャキ感がなくなって、
品質が落ちるからこれまでに食べてくださいっていう決め方をしているようです。
消費期限なんだけど、健康に害を与えるんじゃなくて、
品質の話で消費期限が決まってるっていうタイプがあるようで、
本来の定義とちょっとずれてるっていうのがあるのが面白いかなと思っています。
消費期限とか賞味期限っていうのはある程度わかりやすいんですけど、
化学物質が入ってるとか、そういうやつって結構わかりにくいですよね。
何ミリグラム、何マイクログラム以下っていう話がどう決められているかっていうのがあって、
これはリスクとコストとかで決められていて、
自然の中でも有害な物質、例えば発汗性がある物質があるとか、
長期間摂取すると健康に害があるっていうのがあるんだけれども、
全部ゼロにするのは大変と。
例に出てるのはヒ素っていうのが、
肥治器にたくさん入ってるんですよ。
33:04
なんですけど、お米とかにもヒ素っていうのはある程度の量が含まれているっていうのは自然化にあるんで、
特に水耕栽培されてる日本のお米にはヒ素が多めなんですが、
これをゼロにするっていうのは無理な話で、
これについてどれくらい摂取したら健康に被害があるかっていうのを計算して、
摂取量、または肥治器の中にはどれくらい入ってはいけないとか、
お米の中にはどれくらいいいかじゃなきゃいけないっていう基準が決まっているっていうお話です。
ここで出てくるのが、がんの原因になるっていうのがどれくらいかっていう基準値で、
それを一生ある程度というか普通に食べていたときに、
10万人に1人が、お米の中のヒ素とかで、
がんになる確率が一生食べて10万人に1人よりも低ければいいってことにしましょうっていう妥協案が実際には使われています。
どういうことかというと、リスクをゼロにはできない。
化学物質をゼロにはできないけれども、無視できるぐらい。
さっきの話でいくと、社会的に合意ができる、許容されるリスクっていうのを、
ある食べ物を一生食べ続けても、10万人に1人ぐらいがその影響でがんを発症するよりも低ければいいっていうことにしましょうっていう計算方法を取ってる。
これなかなか大変ですよね、計算するの。
だって、この化学物質が原因で何人ががんになったなんて検証の必要がないので、
多くの場合、いろんな実験を組み合わせて決めることになるんですね。
例えば、動物実験である程度以上濃いヒ素とか化学物質を入れたものを食べさせて、
何年の間にどれくらいの実験動物ががんを発症するかっていう実験をします。
そうすると、体重何キログラムに対してどのくらいの摂取をしたらがんになりますっていうのが、基準が見えてきて、
それから追っかけると、体重当たり何ミリグラム以下にしなければいけないっていうのが動物でわかって、
36:00
それを人間に直接当てはめると、本当に当てはめていいかなんとも言えないんで、安全率っていうのをかけて、
例えば動物だったら、食べ物の1キロあたり、コニャララっていう化学物質が1ミリグラム以下だったらいいっていうのを、
10分の1だったらいいよねってことにして。
それにもう一個安全率をかけて、とはいっても不安があるから、それを消すためにそのまた10分の1にしましょうみたいなことがあって、
そこの計算は緻密なようで、いくつかのところはエイヤーで決まってるというか、慣例で決まってるってところもあります。
でも一般的に、一生食べ続けても他の原因でなくなると見分けがつかなくなるぐらい率が低いっていうことがポイントで、
それが一生食べて10万人に1人っていうのが基準になってるというのがあります。
ただ化学物質によっていくつか違っていて、
1回摂取するととても大変な健康被害が起きるものと、慢性的なものでも、
食べ続けてっていうので被害が出やすいっていうのが明確にわかっているときと、
そうじゃないときっていうのが場合分けがあって、
それぞれについて計算がされるっていうふうになっているというのが、基準値の決め方になっているそうです。
そうそう。
やっぱり空気中の有害物質だとか、放射線量、水道水の中に混じってるものとか、
そういったいろんなものが似たような方法で決められてる一方で、
いくつかのものは、いろんなあちこちの研究から一番安全っぽいものっていうのを選んだり、
一方で、科学的にこれが一番いいっていうのじゃない決め方のものもあったりします。
例えば一時期、こんにゃくゼリーが喉に詰まる人がいるので、
こんにゃくゼリーは食べないようにしましょうみたいなことが起こったことがあると思うんですね。
こんにゃくゼリーは喉に詰まりやすいから禁止したほうがいいっていうのが、そのときの論調だったと思うんですけど。
一方で、じゃあ日本人が食べているものでこんにゃくゼリーが一番喉に詰まるかっていうとそんなことはなくて、
皆さんなんとなく思いつく、お餅がやっぱり一番って言ったら変ですけど、
39:05
最も喉に詰まりやすい食べ物で、
実際に被害も多いと。
なんだけど、社会的に認められるリスクっていう話の中で、
お餅は伝統的にたくさんの人がたくさん食べていて、
死んじゃう人もいるかもしれないけど、
食文化としてそこまで含めて許容されてると判断して、
お餅については規制はない。
なので皆さん、お餅は気をつけて食べましょうっていうのがある一方で、
規制ができる、または作り方でいろんな工夫ができる、
新しいこんにゃくゼリーみたいなものについてはある程度介入をして、
メーカーは工夫をして、なるべく詰まりにくいような柔らかさの話とか、
ちっちゃくするとかっていうのが行われているっていう状況です。
なので何でもかんでも科学的に決まってるわけではないし、
あとはどれだけ社会に許容できるかっていう話も含めて、
基準値っていうのが決められてるというのがポイントです。
この本に載ってるのは、1億回食べたときに窒息事故が起きる頻度っていうのがあって、
お餅は1億回食べると7回ぐらい窒息事故が起きる。
それに続いて飴とかが1から2回起きると。
特にちっちゃい子は飴が多いそうです。
こんにゃくゼリーみたいなものは0.16から0.33。
パンが0.11から0.25っていって、
パンとこんにゃく入りカップゼリーは大して変わらないリスクなんだそうです。
なんですけど、食文化と比べて相対的に規制がしやすいっていうのもあって、
社会的に受け入れにくいっていう状況で規制が決まるということがあったりする。
あとは、塩分も高血圧を防ぐためには塩分を減らしましょうっていうのがあって、
あちこちで塩分を減らすっていうのは行われているんだけれども、
基準値を低くしすぎるとそんな食事無理だっていう話になってしまうので、
じわじわと基準値を下げるっていうことが行われていたりします。
ということで、リスクとトレードオフっていうのがやっぱりあるなという話があります。
42:05
最近みなさんが一番気にしているのは、コロナにかかってしまうリスクとか、
あとはワクチンを打ったときに副反応が起きて大変なことが起こるっていうリスクとかを、
自分たちで考えなきゃいけないっていうのを、今みなさんやってると思うんですね。
リスクが計測できるもの、さっきまでお話しした実験がたくさんされて、
目安として発願制だったら一生食べて10万人に1人以下みたいなところが、
ある程度指標が決まっているものについては、いろんな実験をして、
お揃いで、横並びで、この部室は何々以下とかって決まってるんだけども。
一方で、個人でリスクと付き合うっていうのがあるわけですよね。
かおりさんが話してくれた交通事故とかも、
道路に出なければほとんど車にぶつからないじゃないですか。
運転しなければ人を引くこともないじゃないですか。
外を歩かなければ膝が悪くなることもない。
紫外線で当たらなければ皮膚の発願制は抑えられる。
っていうようなものがあって、でも普通に暮らしていれば大丈夫っていう、
実績としての安心感がある一方で、
やっぱり日焼け止めを塗るみたいな話だったり、
今コロナのウイルスにかからないようにするには、
マスクをすると何パーセントそれが減るとか、
人に会う率を減らすとか、遠く離れるとか、
手を消毒するとかっていう面倒臭さと付き合いながらリスクを見積もっていたり、
一方でワクチンを打つと副反応があるみたいなところも、
個人で判断してくださいってことになってるじゃないですか。
もちろん不可抗力というか、どうしても人と会わなければいけない仕事。
どうしても人と一緒にいなきゃいけないこと。
例えば家族とは毎日顔を合わせるっていうのは当たり前で、
ずっとマスクをして使うものを全部分けてっていうのは、
もちろんコロナ要請になってしまうと、
家の中でもなるべく隔離しましょうってなるんですけど、
そうじゃないときには、まあ仕方ないじゃないのっていう。
家族がかかったんだったら、症状が出る前だったら見つからないんで、
その前は仕方がないっていうようなある程度の許容されるリスクっていうのがある。
一方で、どれくらいまでやればいいんだろうっていうとこの検討がつかないってあると思うのね。
45:01
ワクチンについてもそんなようなことがあって、
確率とかがいろんなところで報道されるけど、
それって自分にとってのリスクがどれくらいかっていうのはなかなか計算ができないっていうのが正直なところじゃないかと思います。
どんなリスクがあって、それを得ることでどんなベネフィットがあるか、効果があるか。
例えば外を歩くっていうのは、やっぱり買い物に行けるとか好きなところに行けるっていうベネフィット、
つまりいいところがある一方で交通事故に遭うかもしれないとかね。
あとは移動するにも、飛行機だと早く行けるけど飛行機のほうが事故が起こりそうだってどっかで思ってるとかね。
っていうようないくつかのリスクを自分で考えなきゃいけないっていうときに、
自分で決めなきゃだけど、専門家の意見を当てにするっていう手もあるし、
自分で全部調べるっていう手もあるし、その間アイデアは皆さん取ると思うんですけど。
コロナにかかって亡くなる人の率だったり、
あとはワクチンを打ってその後副反応で亡くなる率。
今んとこ、副反応が直接の原因で亡くなったっていう結果はないと言われているんですけど、
ただワクチンを打った後何が起こっても関連事象として調査をされて、
ワクチン解除を打った直後に車にドーンと当たって亡くなったのも、
ワクチンを打った後に亡くなった事例としてはピックアップされるようで、
それは副反応ではないですよね。
関連事象ではあるけど。
交通事故だったらみんな、そんなのワクチン打ったからと関係ねえじゃねえかって思うかもしれないけど、
ワクチンを打った翌日に脳梗塞になりましたっていうのは、
じゃあワクチンだったのか、副反応だったのかそうじゃないのかっていうのは調べてみないとわからない。
一方で医療従事者からすると、ワクチンはこんな働きをします。
この病気はこのくらいの潜伏期間とこんな原因がないと亡くなるにはいたりませんっていうのを考えると、
まあそれは違うだろうって言って、ワクチンが原因じゃないだろうというようなものと、
あとは精神的な不安とか、熱が出たみたいなところと関連してっていう、
曖昧な関連性があるものとかっていうのがあって、
そんなのも含めて計算されてるっていうのがあって、
自分でリスクを考えるっていうときに、
48:01
専門家の意見がある程度安全だからいいよっていうのをそのまま考えるっていうのもありだと思うし、
もし気になる方は、こんなことがあったよっていう危ないことが起きたっていう、
ゼロじゃないっていうのを気にするだけではなくて、どれくらいどんな因果関係があったかっていうのをちょっと考えてみると安心材料じゃないかと思うし、
もう一つはこれから先、ワクチンの話とかコロナの話以外でも、
やっぱり自分が確率の低いリスクと付き合っていかないといけないことってたくさんあると思うんですよ。
そんなときに自分なりの納得をするために、どんなことを調べればいいのか。
またはどんな感じだったら自分は納得できるのかっていうのを確かめるためにも、
ぜひこういう基準値がどう決まっているかとか、
どんな考え方で安全っていうのを保証っていうよりは安全っていうのを見積もっているか、
みたいなものを学ぶといいんじゃないかと思います。
10万人に1人みたいなやつは、
宝くじの一等って10万人に1人よりも少ないんだよなってある率がね、確か。
組違いとかがあるから。
宝くじの一等に当たるっていうのは、
毎年10枚宝くじを買って、
それを30年ぐらい続けて一等が当たる確率と同じぐらいっていうのが10万人に1人っていう感じです。
皆さんの周りに宝くじの一等が当たった人がどれくらいいるかっていうのはわからないですけれども、
どこからかよりも低いリスクなものについては社会的に受け入れられるって言って、
許容しなければいけないときがある。
一方で、自分にとってはとてもリスクが高いものについては、
なるべく避けるっていうのをうまく使い分けるっていうのが大事じゃないかと思っています。
例えば私はね、今はコレステロールが高いっていうので薬を飲んでたりするってことは、
動脈交換のリスクが高いって先生に言われるわけ。
血圧が高くなって、コレステロールが高くなって、中性症とか肥満とか喫煙習慣みたいなものが重なると何倍ずつリスクが高くなるよっていうのがあるとすると、
私は他の人よりも高血圧のリスクについてセンシティブ、敏感にならなきゃいけないんじゃないかとかね。
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そんな感じで、自分にとって何がリスクなのかっていうのをうまく考えることと、
どこかで納得しないと不安でたまらないんで、納得をうまくできるようなリスクとの付き合い方を考えるっていうのが大事じゃないかなと思っています。
ということで、今日は安全・安心と基準値の話から、リスクをどう考えるかみたいな話をしてきました。
尊内理科の時間では、皆さまからのメッセージを募集しております。
メールの宛先は、
【理科】0438.jp
【RIKA】0438.jpです。
私たち尊内プロジェクトでは、この番組のほか、そんなことないっしょ!
尊内美術の時間、尊内雑貨店などの番組も配信しております。
尊内.com、sonnai.comからすべての番組が聞けますし、
皆さんのお聞きになっているPodcastアプリやPodcast配信サービスからも聞けるようになっておりますので、ぜひ聞いてみてください。
また冒頭でお話ししたaudiobook.jpのサービスもぜひ利用してください。
おまけの音声がついています。
またですね、ボイシやラジオトーク、あとはYouTubeなどでメンバーがいろんな情報を配信しておりますので、
ぜひ尊内とか尊内プロジェクトで検索してみてください。
はい、ということでこの辺にしたいと思います。
audiobookでお聞きの方はこの後おまけがついています。
尊内理科の時間第431回、お送りいたしましたのはヨシアスとカオリでした。
それでは皆さん次回の配信でまたお会いしましょう。さようなら。
ごきげんよう。