1. Ray Wow FM
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2021-01-03 14:34

#99 ティール組織再考⑥ 土台構築の重要性

ティール組織で語られる一つ一つの組織が成熟しないまま次の組織に行こうとしても、元の組織に戻ってしまいますよという罠について
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みなさんこんにちは、Rayです。
Ray Wow FMの時間がやってまいりました。
実家から帰ってきたんですけども、めっちゃ筋肉痛です。
ひたすら鬼ごっこをしていました。
久しぶりに鬼ごっこをしましたね。
だるまさんが転んだっていうのもやったんですけども、
宿命なのか、ひたすら鬼をして、ひたすら走っていました。
普段ですね、運動もしてるんですけども、
ちょっと革靴で行ってしまって、変なふうに走り回ってですね、公園を。
いい形で筋トレになったかなっていうふうに思っています。
本題なんですけれども、前回、ティール組織における、
ティールっていう枠組みに進化した場合に、
何が起きるのっていう話をしたと思うんですけれども、
ティールまでの段階、
レッド、アンバー、オレンジ、グリーンっていう段階で言うと、
ある意味、積み木を下から上に重ねていくような、
大きな家みたいなもので、
1段、2段、3段、4段と積み重ねていくような感じなんですね。
飛び箱、飛び箱ね。
飛び箱みたいな感じなんですけども。
最後、ティールになったら、
ティールという箱を、飛び箱を、5段重ねにするっていうよりは、
土台ですね。
土台が変わると。
ティールには土台が変わって、形状が変化するみたいなイメージで。
積み木というよりは、レゴですね。
レゴのようになって、ブロックを組み合わせて使えるようになりますよっていうのが、
ティールというお話でした。
これはですね、ある意味、形態変化みたいな形で、
昆虫がさなぎから、例えば蝶がさなぎから成虫になって羽ばたくように、
そういうものがくっついて、形も大きく変わって、飛び立てるようになると。
大きく性質変化が起きますよね。
さなぎ、昆虫、幼虫から成虫になるにしたがって、
飛べるという、そういう機能が加わって、大きく性質が変わるんですよね。
同じようにティールもですね、大きく性質が変わってですね、
イメージで言うと、
今までの飛び箱というかね、それぞれで使ってきたものを、
自由に組み合わせて使える、レゴブロックのようなものになりますよっていうのが、
前回までのお話でした。
それってどういうことなのっていうところも、
少しちょっとつまんで話そうと思うんですけども、
例えばですね、レゴブロックのように使えるようにするには、
4段飛び箱のそれぞれの段階の、
レッド、アンバー、オレンジ、グリーンっていうのを、
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それぞれ育てていかないといけないんですね。
これを育てずして、次の段階に行こうとすると、
ある意味、下の段階にまた落ちちゃいますよ。
飛び箱を重ねても、飛び箱崩れて、下の段に落ちちゃいますよみたいな、
そんなイメージなんですけども、
逆にその育てる、下の段階を育てる、ちゃんと1段、2段と飛べるようになる、
飛び箱飛べるようになるっていうのは何かっていうと、こういうことなんですね。
例えば、
アンバーっていうのは、法とか、法律とかルールとか、
権威であったりとか、あるいは階層っていうもので、
組織を秩序を持って運営するっていう話だったと思うんですけれども、
その中で、結局法律とかルールを決めたとしても、
それを守らないと、別になんてことないよっていうような状況だと、
結局守らないんですよね。
いくら大事だよって言っても。
やっぱりここは、その恐怖であったりとか、
何かを守らないと罰せられる。
罰せられるって怖い。
怒られるとか、お父さんに怒られるとか、
そういうものがあるから、しつけみたいなものが成り立つんですよね。
こうやってやっちゃだめだよ。
今後やらないようにしようね。
そういうルールとかしつけっていうのは、やっぱり恐怖が裏にあるからなんですね。
それをしっかりと恐怖っていうのが成り立つには、
レッドの段階でしっかりと何かあったら罰せられると。
怖いっていう恐怖っていうのが、大前提として培われていないとだめなんですよね。
別に恐れさせようっていう意味ではないんですけども、
何かあったら注意される。
そこにはルールがあらかじめ定まってなかったとしても、
それは絶対だめだよと、よくないよと。
それに対して怒りを覚える。
そういう行為に対しては、行き通りを感じるっていうところの、
怒りの感情っていうのが、きちんと育まれていないと、
いくらルールとかを定めても、やっぱり機能しないんですね。
なので、レッドっていうのは、別に恐怖政治っていう意味で、
害もあるんですけれども、
良い面、良い側面としては、その恐怖っていうところを、
やっぱり統治する、大事なので。
なので、そういう何か会社で問題が起きたときに、
起こる必要ってないんじゃないのかとか、
そういう厳しい姿勢っていうところを、ある意味、否定しすぎてしまうと、
結局、いくらルールを定めても、守る人がいないっていう形で、
無秩序になってしまうんですよね。
なので、しっかりと罰とかペナルティとかっていうルールとともに、
しっかりと怒る、行き通りを感じるとかっていうのが大事なんですよね。
こういう部分っていうところは、同じように、オレンジでも起きるんですね。
例えば、目標を設定しますと、オレンジで合理的な数値目標とかを設定する、
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そういう科学的、あるいは客観的な合理性っていうところを求めるのがオレンジで、
オレンジは、基本的に産業革命以降の株式会社とか、大企業、組織とか、
そういうものがオレンジなんですけれども、
ある意味、そういう計画を立てて、目標を立てて、数値で人をコントロールしようと思っても、
結局、それだけで言えば、人は動かなくなってしまう。
動かないんですよね。
これ、何かっていうと、アンバーですよね。
アンバーですね。
例えば、古くからある教会組織とかもそうですし、
そういう大きな組織っていうのは、必ず階層があって、
上の人は権威なわけですね、権威。
神から力を授かったみたいな、そういう神の力を権威として使うっていうやり方も、
そういうやり方としてはありますけれども、
いい意味での、そういうアンバーの組織のポイントというのは、
ある意味、ビジョンとか、ミッションとか、権威とかっていうのが、うまく働くんですよね。
別にそこに合理性とか客観性っていうのはないんですよ。
ただ、このビジョンですよね。
そのビジョン、ここを目指したいと。
会社としては、こういうところを目指したいと。
あるいは、こうあるべきだと。
そういった部分っていうのを示すことっていうのは、
別にそこに客観的に合理性っていうのはないわけなんですけども、
そこに向かいたいという、ビジョンをそこに向かいたいという強い願い、思いですよね。
あるいは、そこに行くべきだよね。
そういう使命があるんだよねっていうマストとしてのミッション。
そういうものを掲げていくっていうのは大事で、
それがあってからこそ、夢に日付を入れるじゃないですけども、
そこに対して、じゃあどういうふうに向かっていくのかというので、
オレンジの組織では、具体的に計画を立てたり、
数値を立てたり、組み立てていくわけなんですよね。
それによって、現実、実行可能性が高くなっていくと。
ただ、数値だけがあってもですね、
なんかそこに向かって、別にやる気起きないよっていうふうになってしまうと、
結局、意味がないんですよね。
なので、そのオレンジにおいて、別に数値を立てていくっていう合理性だけではなくてですね、
合理的ではないんだけれども、
確かに人を動かすっていう意味では、
ミッションとかビジョンっていうのが大事で、
そこはですね、実はこのアンバーの組織において、
培われているものなんですよね。
結局、物語でもあるんですよね。
宗教とかもそうですね。
物語っていうところで、人を統治していくわけなんですけども、
その宗教の物語の中には、ある意味、別に客観的には、
合理性とか科学的な根拠っていうのはないわけで、
ただ、意味付けとしては、人を納得させたりとか、
そうだよねっていうふうに、理解、興味、関心、
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腹押しさせるものっていうのはあるわけなので、
そこを語っていくっていうのは、とっても大事なわけなんですね。
意外にこれっていうのは、アンバー組織における役割なんですね。
じゃあ、オレンジを超えて、グリーンになったときに、
結構陥りがちなのが、例えばですね、
いろんな価値観って大事だし、多様性っていうのを大事にする、
人間性を大事にするから、別に必ずしも、
儲からなくても大事なことってありますよね。
社会貢献であったりとか、あるいは何か新しいこと、
別に儲からないかもしれないけれども、
世の中に役に立つようなサービスとかって大事じゃないですか。
郵便局もね、地方、地方の郵便局って、儲かってないと思うんですけど、
大事じゃないですか、社会インフラとして。
そういう、いろんなマイノリティを大事にするっていう、
人間性、グリーンの組織は良い側面があるんですけども、
それって、実際のところ、基盤がないとですね、
オレンジの基盤がないと、きれいごとになってしまうんですね。
つまり何かっていうと、オレンジの組織だと、合理的に、
例えば研究開発とか新規事業っていうのも、合理的に考えていくわけなんですよね。
研究開発よし、新規事業っていうのも、合理的に考えていくわけなんですよね。
研究開発予算っていうのを、しっかり決めてやっていく。
新規事業も、撤退基準を決めて、ステージ1、ステージ2っていう形で、
段階的に、それを乗り越えていければ、撤退せずに、次のステージに行ける。
これは、スタートアップとかにおける、VC投資における、
そのステージっていうのがあると同じように。
そういうですね、しっかりとした枠組みの中で、挑戦をしていく。
こういうオレンジの組織の良い面があってからこそ、
グリーンの組織で、掲げていく。
掲げるような、マイノリティであったり、社会貢献であったり、
新しい活動っていうところをできるんですよね。
そういった、オレンジ組織の合理性がないまま、
グリーンの組織で、いろんなことをやろうとすると、
比例ごとになったりですね、結構行き詰まったりとか、限界がやっぱりあるんですよね。
そういう形でですね、このように、それぞれの組織がしっかりと機能していくには、
つまり、レゴブロックのようにですね、
合わせていくには、それぞれ一つ一つの飛び箱、一段一段をしっかりと組み上げていく、
しっかりと構築していくっていうのが必要なので、
それがないまま、一足飛びに、次の段階に行こうとすると、
飛び箱崩れちゃいますよ、壊れちゃいますよっていうことなんですよね。
逆に言えば、しっかりとした基盤があった上で、
つまり、それぞれの飛び箱がしっかりと組み立て上げられた上であれば、
ティールになった段階で言うと、
いろんな組み合わせができるようになるんですね。
そうですね、例えば、オレンジからレッドを使うと。
オレンジとレッドを組み合わせて、レゴブロックのように使う場合、
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先ほどの目標設定っていう意味では、
ビジョンとかミッションというアンバーっていうのが大事だっていう話だったと思うんですけども、
別にその、ビジョンとかミッションっていうのは、
この組織が目指すべき、
姿とか、この組織はこういうところに行きたいんだっていうところをベースに、
目標っていうものを掲げるわけなんですけども、
それ以外に、いや別に、レッドの組織で言う、カリスマ的な人ですよね。
別にこの組織がどうなるかは知らないけども、
オレはこれがやりたいみたいな、
オレはこういう、この組織でこういうことをやりたいんだ、みたいなものを掲げてもいいわけなんですよ。
ジャイアンがね、オレはこのリサイタルをやりたいみたいなね、
そこをもしかしたら、ノビタとかスネ夫が共感してですね、
じゃあそこの目標に向かってやろうっていうふうになるかもしれない。
そこから新しいサービスとか事業が生まれるかもしれない。
別にこの組織のミッションとかビジョンに大きく外れていなければ、
個人がやりたいことっていうのを組織が掲げて、
そこにこう輪が広がっていくっていうのはあっていいわけなんですよね。
ただそこにしっかりとした合理性がないといけないので、
まあその、オレンジっていうところを使って、
その衝動とかアスピレーションとか、
その思いとかっていうのをうまくレッドの部分を使いながら、
組織の目標っていうところにうまく適合させていくっていうのが、
このオレンジのやり方ですけども、
オレンジのやり方をですね、使ってですね、
レッドをうまく活用して、オレンジ的に物事を計画的に進めていくっていうのは、
あっていいんじゃないかなと思いますし、
実際のところ、いろんな反対があったとしても、
なんかこうね、周りから反対があったとしても、
大きな何かこうね、サービスを立ち上げていくときっていうのは、
そういうものかもしれないんですよね。
そこにおいてはレッドが大事になるんですね。
ただレッドだけだとダメで、
オレンジのようにしっかりと段階的にサービス開発をしていくっていうところが、
必要になるわけなんですよね。
このあたりでですね、いろんな組み上げ方っていうのは、
多種多様にあるんですけれども、
大事なのは、それぞれのレッド、アンバー、オレンジ、グリーンにおける、
しっかりとした土台を作っていくっていうことなしに、
一足飛びにやってはいけませんよっていうのが、
今回のポイントになっています。
今回はですね、ティール組織における土台構築の重要性についてのお話でした。
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