ね、思っちゃうよね。
やっぱりこのゼータアラーの文章ってすごい良いですしね。
すごい良い小説だわ。大絶賛すぎるかな。
こんなに好きな作家ってなかなかいないんですしね。
いや、うん、だよね。分かるわ。俺もアンソニードーはこのレベルになっていくってことです。
そんなゼータアラーの話ばかりしてましたけども、ちょっとここでですね。
では作品の方に戻って、次はストーリーですね。この本書のどういう話なのかっていうのを触れていきたいと思います。
今回は具体的に登場人物一人一人のストーリーを語るというよりかはですね、
ちょっと全体的な構造の部分であったり、全体的な話をですね、中心にざっくりとしたいなと思います。
まず、舞台はオーストリアの架空の町、パウルシタットというところです。
この町に野原と呼ばれる墓地の一角があって、ある老人がですね、毎日野原を訪れて、
そこのベンチに腰掛けて死者の声に耳をすますというですね、死者の語りを聞こうとするですね。
そういう老人がいるというところから話が始まってきます。
この死者たちっていうのはパウルシタットの町にかつていた素朴な市民たちであります。
どういう人たちかというと、例えば町の学校に長く勤めていた教師であったり、町の教会にずっといた神父さんであったり、
町で成果展を営んでいる移民未成の男であって、
あとギャンブルで破産した男とか、周囲に反対されながらもその男と結婚した女とかですね。
中にはですね、町で長いこと親子で二代で市長を務めていた男とかですね、
他にももっとたくさんいて、本当に様々な立場の人たち、中には子どももいるんですけども、が語りつつとして登場してきます。
この死者たちが語る物語ですね、それを聞いていくと次第にですね、このパウルシタットの市民たちにつながりというのがですね、見られるようになっていきます。
中には薄いつながりもあれば比較的強いつながりもあったりするんですけど、どういう町でどういう人たちが住んでいるのかというですね、
その町の姿というのも浮かび上がっていきます。
平凡な町だとは思うんですけども、そこで歴史の中で神父によって教会が崩壊された事件があったりとかですね、市長が気も入りで作ったレクリエーションセンターというですね、
ショッピングセンターみたいなものかな、そこの崩壊する事故が起きたりとかですね、市民の間で語り継がれる事件というのも歴史の中にはあったと。
その29人の死者が自らの人生の一つの場面であったり、人生そのものを回想したり、あるいは世の中に抱いている感情というのを吐き出したりするというですね、
そこにはですね、穏やかなものもあれば切羽詰まったものまであって、町で生きてきた人々の人々の人間ドラマというのを見せてくれるんですけど、
で問題はその後ですね、大学卒業してサラリーマンになって同僚の女性に恋をするんですけど、
その恋した女性が高校時代ボコボコにされた相手と付き合っていたっていうのがですね、分かって。
なんともね、これ読むとすごく寂しい話だなと思うんですけども、でもちょっとなんか分かるところもあるなとも思ってですね。
インガーラントって結構恵まれていた立場の人だと思うんですけども、じゃあそのシャープなって人生回想した時に、
自分の中の本当に悔しさというか、好きになった人がまさかあの男と付き合っていたとはっていうところで、
なんとも言えない感情っていうのが語りとして伸びられていくっていうところに何かちょっと寂しい切ないっていうところを感じましたね。
そうだよね、いや分かる。俺もちょっとこの見てしまった時のゾーニャとヨハネスカが抱き合っている時を見てしまった時のこの描写は結構忘れられないですね。
ちなみにこのインガーランドの次にあのゾーニャの話が差し込まれるんですけど、でもそのやっぱこれも面白いのはゾーニャの視点から見ると、
このインガーランドもヨハネスも死んだ後語ってないんだよね。
おじいちゃんとチェスしている時の話が差し込まれるんだけど、なんかその流れもすごく良くて、すごい良かったな。
これなんか本当面白いですね。人がどこを切り取るのか何を語るのかってね、本当にバラバラなんだなって思わせてくれますし。
まだまだですね、ちょっと印象的な人いっぱいいるんですけども。
次はですね、ヘルムライ・リッケっていう人ですね。お父さんなんですけども、息子にですね語りかけているっていうですね、そういう話で。
とにかくこのお父さんから息子への語りがすごい良くて。
ポイントがですね、1がピッタリの女を見つけようなんて努力するなとかですね。
2が多分神はいないとか。
3はもし神がいたらピッタリの女を見つけられる可能性もあるかもしれないとかですね。
ちょっとね、冗談めかしたことを踏まえてですね、ポイントが全部で15個息子に対してアドバイスというか忠告みたいな感じでされるんですけども。
最初はね、冗談多いんですけども、後半の方になってくるぐさっと来るような忠告があったりして。
特に9番の戦争があるかもしれない。戦争がいつでもどこかでやってるからなと。
で、ここで戦争が起きても不思議ではないということを言っていて。
ただですね、そういう戦争があったとして脅迫されたり何か怒鳴られたりしたとしても、それはお前の戦争じゃないと。
お前がこの世に生きているのは最後に腹を裂かれてどこかの泥沼に倒れて終わるためじゃないんだ。
お前の戦争じゃないというようなことを言っていて。
こことかね、すごい泣きそうになりながら読んでたところですね。
うんうんうん。
分かる。これもう序盤の俺のピークですね。
エブライディケア。
もうここで泣きそうになった、本当に。
俺、どっちかっていうともう最後の方だね。
14番、15番だね。
お袋の男に言ってほっぺたに手を当ててやれ。しばらくそうしてろ。
俺は一度もしてやらなかった。間違いだったよ。
言ってみろ。愛してるって。
分かってる。お前の耳には馬鹿みたいに嘘くさく響くだろうな。
でも相手の耳には響かないんだ。
俺は一度も言ったことがない。どうしたか分からない。
言えなかったんだ。いろんな人に言ってくれって頼まれたよ。
期待された。要求された。何度も何度も。
でも俺は言えなかった。
このね、お父さんの後悔と自分と同じ間違いをしてもらいたくないっていう息子への思いと息子への愛がもう要所要所にあふれてる。
この短い中で。
ちょっとこれなんか訳も分からず泣きそうになっちゃった。
本当に。すごい。
いやいや、すごい良いこと言ってるんですよね。
こういうのがね、突然前の人物に続いてね、いきなりこういうね、パッてね来るからね。
やっぱり引きこもりましたね、ここは。
次ちょっとね、面白いなと思ったのはカップルの話なんですけど。
マルタアビニューっていう女性とローベルトアビニューっていう男性、夫婦がそれぞれ連続で出てくるんですけど。
まずマルタアビニューっていう奥さんの方ですね。
奥さんっていうのが街で靴屋さんを自分で作って、それでその靴屋さんが成功した人ではあるんですけども。
最初のローベルトと結婚するまで、結婚してからか。結婚するまで結婚してからぐらいがすごいんです。
なんていうか、幸せそうな夫婦で。
で、この先どうしようかというので、靴屋やれば成功するんじゃないかと。
このマルタがひらめいて。
そうやってね、成功していくんですけども、ただ街にもなんかそのちょっと資本主義が入ってきたというか。
やっぱお金持ってる人がちょっとよそから来て、大きな靴屋さん作って、みんなそこで買うようになって。
マルタの店がですね、ちょっともうこれ以上やっていくのが厳しくなっていくというですね。
まあそういうステップ集まった展開になるんですけど、最後の展開ですね。
そうやってマルタが一回、今日はもうお店営業せずにローベルトとドライブに街にできたレクリエーションセンターというですね。
そこに入っていくんですけど、そこでですね、ある大きな出来事が起きるというですね。
そういう展開で。で、ただこのマルタっていう人が結構自立心が強い人で。
ローベルトとはだいぶ性格が違って、ローベルトはどっちかというと大人しくて、家にこもるタイプというんですかね。
で、マルタは自立心が強くて、女性ですけど自分でね、お店を立ち上げたりしたし。
で、セリフの中ではそのお店が立ち行かなくなっていった時に、なんかね、その大きなお店を出したそこの人にちょっと言いがかりをつけに行ったりして。
で、その後ですね、家に帰ってきてローベルトに、なんかええやってやったわよ。なんならもっとやってやる。
女の人生にはもっともっとやるべきことがあるはず。そう思わないというふうに言っていて。
かなり意志が強いというですね。そういう人物というのがすごく描かれているというふうに思いましたし。
その後ですね、ローベルトの話ですね。語られるんですけど、ローベルトがそもそもなぜマルタと結婚したのか。
で、マルタとの生活どうだったかというところが語られていて。
で、最後、マルタの一番最後がレクリエーションセンターに行く話だったんですけど、
で、ローベルトの最後もマルタとレクリエーションセンターに行って、で、マルタからレクリエーションセンター一緒に行かないって言われるんですけど、
一緒に行かないっていうかね、一緒に、マルタは一緒に行くもんと思ってたけど、ローベルトはね、いやもう一人で行っておいでと。
僕は行きたくないって言って。で、まあ残るんですけどね。
その後のローベルトの行動とかも、なんかちょっと思っても見ないもので。
だからね、この辺が2人のね、行き違いなんだろう。もう見え方の違いとかってね、結構鮮明にあって印象的でしたね。
完全にマルタとローベルトで見てるものが違うっていうか、マルタ側から入っていくんですけど、話としては。
で、ローベルトはこういう人間だってマルタは思っていたけれども、実は全然違くて。
ローベルト側からすると自分はこういう人間でみたいなことがあって。
で、やっぱりマルタとローベルトは結局は憎しみあっていたっていう部分では共通しているんですけれども、
お互いどう思っていたかっていうのは結構そこがあって、ここが本当に面白かったなと思いますね。
このカップル話は結構面白いよね。
そうですよ。他にもカップル出てきましたもんね。
レニーとルイーゼ。これは男性のレニー側から語られて、これはこの2人は結婚はできなかったんだよね。
その前に別れちゃったんだけど、でもこの2人がやっぱりこの死者として思い返した時にお互いのことを話しているっていうのは結構私は熱いなと思いましたね。
ちょっとなかなか問題のあるカップルだったけど。
そうですね。このレニーというのがだいぶ問題地ではあったんですけども。
でもいい話でしたよ。
あれこそね、やっぱり生きている間じゃなくて死んでから語るからそういう見えたっていうのは絶対あるでしょうね。
うん、そうだね。
次はちょっと面白い人物がいて、ハネス・ディクソンという人なんですけども、この人が新聞記者をやっている人で、
やっぱり新聞記者なので、やっぱり真実を伝えるというところにすごい価値を重きを置いていた人で、
最初は少年時代から始まってジャーナリストになっていってという話があるんですけども、
これが印象に残ったのは終わりですね。最後どう終わっていくかというと、
やっぱりお母さんが死んだというところを述べていて、お母さんのために続けていたんだと言って、
お母さんに対して言っていて、
お母さんが僕のことを誇りに思ってくれたら良かったのにと思うよと、悪く思わないでと。
最後に真実、何が真実だという話をするんですけど、
このハネス・ディクソンという人の最初のジャーナリストというところの印象とちょっと違って、
もっとそのうちにはお母さんへの思いというか、そこの家庭環境のところから、
そこがすごく根っこにはあったんだなという、これもいろいろと考えさせられる話にも思いましたね。
これ、俺すごく好きなんだけど、たぶんこれハネスが子供の時から大人になって、しかも年老いていく、
割と年老いた段階から話が始まったりするんだけど、自分の人生の時系列もぐちゃぐちゃにしながら自分のことを語るみたいな構成になっていて、
すごくこの小説っぽいなと思って、ほんと後半の後半に入ってくるんだけど、この小説のいいところがぎゅっと詰まった語りだったなと思っていて、
すごく良かったですね。短い文章の中でいくつもの時間を語るっていうのはすごくいいなと思った。
次が最後です。ハリー・ステイフェンスという人ですね。男性なんですけども、
最初読んだ時は普通のおじいちゃんだと思って読んでいくわけですけども、
読んでいくとですね、ちょっとある重大なところに気づくっていうですね。なんかそんなすごい面白い話で。
みえさん、いつ気づいた?
やっぱもう最後の一行です。もう本当に。
これあれなんですよ。たぶんね、みえさんスルーしてる可能性あるなと思って。
これさ、そもそもこれハリー・ステイフェンスとリハルト・レニエって、
リハルト・レニエって結構用心用心出てくる人物で、リハルト時代の語りはないんだけど、
この29人の語りの中では出てくる人で、結構ね、俺のイメージ結構いい奴なんだけど。
こいつと二人で街の飲み屋でビールを飲んでいて、でちょっと歩いてっていう時で、
あの人のこと気に入ってるんだろうっていうセリフ出てくるじゃん。レニエがこのハリーに聞くところ。
このあの人誰だかわかる?
いや、わかんないです。
いやこれね、答えあるんだよ。
俺ね、だからこれ一番全部読んだら、一番最初の29人の声が始まる序章の声を読み返そうと思ってて、
読み返したら出てきた。
あの人じゃない?
この声の中の。
そう、花屋の。
あ、そう。そうそうそう。グレゴリーナ。
そうだそうだ。ほんとだ。
よくよく読んでいくと、あの手を見てみるといい。すごく細くて真っ白なんだ。
爪は違う。淵が黒ずんでいる。園芸の土で。みたいな話が出て。
ほんとです。
グレゴリーナだってなって。
最初俺、この老人がさ、グレゴリーナが死んだ時に泣くじゃん。
すでにここで感動したんだけど。
このね、ほんと一言二言しか交わしたことがないあの女性。
一度代金を支払う際に手が触れ合って以来、男はあの目立たない女性との間に奇妙なミスぶつきを感じていたので。
で、彼女が死んだ時に、ほぼ涙が伝ったって。ほんと一番最初のページの方にあった。
それがね、ここに生きてくるって。
なるほど。
もうちょっと俺、ちょっと興奮してしまった。
すごい、すごいですよ。よく気づきましたね。
なるほど。確かにまあ、言うことね。最初は言うテスト、確かに。
うん。わかるよね。
ちょっとビビっちゃった。
だからやっぱり、この最後絶対老人出てくるなと思ったの。
あの最初の語りが始まる前の、下の声に耳を澄ましている老人は、
最後絶対出てくるだろうなと思ってたから、ここは結構予想通りの展開なんだけど。
まあ、この作り方とか、このレニエの使い方とか含めて、
やっぱめちゃめちゃ上手いなと思って。
っていうのはちょっとね、やっぱ最後それで超興奮してしまった。
いや、そうですよね。最後ね、この最後の閉じられ方って本当に上手いですよね、これは。
でもほんと誰もが、最初の老人と最後の語りの人物が同じになるようになってます。
最後の最後の一部でわかるようになってるもんね。
そうですね、ちゃんとベンチあるかと。白樺の木は。
それがね、答えかなと思ったんですが、その前にちゃんと答えがあったっていう。
上手いなと思った。
やっぱり、複数回読まないとわかんないですね。
絶対ね、気づかないといけない。
絶対ある。相当散りばめてる。
じゃあ最後、テーマトークいきますか。
テーマトークはこれちょっともう、ゼータアラーは三重さんの方に考えてもらいましたが、
自分たちが死んだら何を語るか。
これしかないかっていうところではあるけど。
これ難しいね。
この小説4話では、自分がもし死んだ時とか、
もし死ぬ直前に自分の人生を振り返った時に何が出てくるだろうなって思った時は、
自分の人生のハイライトって、すごく喜びに満ちた瞬間かなと思ってたんだけど、
やっぱり人生それだけじゃないなっていうのをこの小説を読んで感じたから、
なんかやっぱり悲しかったこととか、叶えられなかったこととかが出てきそう。
それ分かりますね。
成し遂げたかったけど成し遂げられなかったみたいな。
これね、タイミングが結構重要かなと思いましたね。
やっぱりある程度若い時にもし死んでしまうと、
やっぱり成し遂げられなかったこととか、夢の途中とかですね。
そこにちょっと悔しさを感じるんじゃないかなって思うし、
ちょっと年取っていくともしかすると幸せな部分とか、そこに注目が行くかもしれないですし。
最初のハナハイムみたいに幸せな部分に結構包括する可能性もあればね、
でもわからないね、生き方によっては師匠のように自分がどう見られていたかみたいな。
気になってしまっていてそこが出てくることもあるかもしれないしね。
個人的にはあれだな、多分わかんないけど60、70、もっと生きるのかもしれないから、
その時の自分の人生の厚みがどうなっているかわかんないからあれだけど、
なんとなくだけど自分は何かを諦めたことを思い出しそうな気がする。
小説家になりたかったけどなれなかったみたいな。
わかんないけどね、この後俺なるかもしれないしね。
僕の場合は今の状態だと、どこか一つのシーンというよりかは結構人生全体を思い浮かべて、
自分の中には結構10年スパンでやっぱり人生の転機があるなとは思っていて、
10代はこういうことがあって、20代こういうことがあって、30代こういうことがあったっていう、
その転機転機で自分はこういうふうに変わっていったみたいな。
そうですよね、人ってちょっとずつ変わっていって今があるんだなみたいな。
そんな話をしてしまいそうな気がします。
確かにね。
あんま感情とかはね、語るイメージっていうのがあんまり浮かんでこないですね、自分の中では。
あー、そっか。俺でも感情になっちゃいそうだな。
あの時抱いた感情を思い出しそう。話しちゃいそう。
感情というか、その時で大切だったものとかっていうのを思い出しそうな気がしますね。
あと関係で言ったら、今飼っている猫のことを話してしまうかもしれないな。
どんなにiPhoneが進化しても、撮影機器とかが進化しても、記録に残せないものって絶対あって、
それって猫が一番強い気がする。
家族とかね、結構写真とか撮ったりとかして、写真に対してちゃんと反応してみんな撮るじゃないですか。
やっぱ猫とかって写真とかに意識してくれないからさ。
記録に残さないことすごい多いなってたまに思う。
だから何か時たまこの時のことはちょっと覚えておこうとか思うこと多いから猫と過ごしてると。
結構ね、やっぱり今回出てくる29人の話が、今の自分たちに置き換えると予想外なところもあったと思うんです。
なんかその、就職して仕事に対しての悩みとかってあんまりなかったなと思いますし、
それ以上に生きる死ぬ恋愛とか、
そういう、ゼータラーも語ってる中、結構大きなものがかかってる状態をやっぱり話してる人がいるのかなと思うんで。
やっぱあれかな、死なないと判断下せないっていう最初の文章の通り。
この瞬間死ぬかもしれないじゃん。この瞬間死んだら絶対何か残る感情違うし、残るもの違うだろうし。
あとさらに30年生きたら全く変わってくだろうし。
そうですよね。
なんかね、いろいろ考えてしまうっていうのがもしかすると間違ってるのかもしれないですね。
なんかこう、もっとシンプルに単純に描く、これだっていうのがですね。
浮かび上がってくるんだろうね。
自分ではね、10年ごとの人生とか言っときながら、全然関係ないなんか、親の話をしたりとかね。
猫の話をしたりとかね。そういう可能性ありますから。
じゃあ最後ですね、感想をどんな人に読んでもらいたいか、お伝えして終わりたいと思います。
私なんですけれども、読み始めてすぐに名作だと思ったんで、ほんと外れなかったなと思いました。
時間をかけてゆっくりとぜひとも読んでもらいたい一冊なので、
29も入ってると結構時間かかるかなって思うんですけども、
その一つ一つ味わえる作品なので、これ時間かけて読んでいい本だと思ってます。
構成とか表現も含めてですね、最高の一冊だったので、ぜひいろんな人に読んでもらいたいなと思います。
読むと必ずいろんな感情が巻き起こると思うので、そしてですね、自分の人生を振り返ってしまうと思うので、
ぜひとも年末、これ多分年末かな?年末に発信するはずなので、年末年始で時間ある人は読んでいただけたらなと思います。
確かに年末年始いいかもしれないですね、この本は。
ちょうどいいよね、これね。
そうですね、本当に思います。
俺たちちょっと早いタイミングで読んじゃったけど。
やっぱり今回もある一章の時と読んだ時と同じ感覚で、やっぱりゼルターラってすごいなって本当に思いまして、
孤独を感じさせるような話を結構書いていたりするんですけど、
でも人の素晴らしさとか豊かさとかっていうのを感じることができて、
この感覚を味わえるってなかなかないなと。
ゼルターラの小説っていうのはやっぱり味があるし、なかなか他の作家の作品とは違った感覚をもたらしてくれるなっていうのをすごく感じました。
唯一無二の作家かなと個人的には思っていて、
最新刊が読めたっていうところで、やっぱりその嬉しさっていうのもちょっと加味はされているんですけども。
本当にこの本、年末年始読むのにいいかもしれないなと思いまして、
静かに熱狂できるタイプの小説かなと思うので、年末年始に限らず落ち着いて読書できる時期なら試しに読んでみてもらえたらなと思います。
次回予告して終わりたいと思います。
次回はですね、年始最初の回となっておりまして、番外編をお届けしようと思っております。
お楽しみに。
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もっと我々のエピソードを聞きたい人のためにやっております。
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番組の感想やリクエスト、またこのラジオを聞いて紹介された本を読みました。
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ではまた来週。
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