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2022-08-15 40:57

第89回 シェイクスピアの幻想喜劇「夏の夜の夢」ウィリアム・シェイクスピア著

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【今回の紹介本】

 ■『夏の夜の夢』ウィリアム・シェイクスピア著 福田恆存訳 新潮文庫他 

今回はシェイクスピアが残した名作喜劇をご紹介。
幻想的な月夜の晩に妖精と人間が織りなす一幕は、笑いと愛と平和に満ちたドラマを生み出す。
ラジオで紹介する最古の作品にして、初めての戯曲。
戯曲を読んだこともない人もこの機会に是非! 

【番組内で紹介したトピック】 

■『夏の夜の夢』ウィリアム・シェイクスピア著 福田恆存訳 新潮文庫 

https://www.shinchosha.co.jp/book/202008/ 

■『シェイクスピア全集 4 夏の夜の夢 間違いの喜劇』ウィリアム・シェイクスピア著 松岡和子訳 ちくま文庫

 https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480033048/ 


【文学ラジオ空飛び猫たちを初めて聞く人向けのnote記事】

声で届ける文学!Podcast番組「文学ラジオ空飛び猫たち」おすすめエピソード特集

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【文学ラジオ空飛び猫たちとは】

硬派な文学作品を楽もう!をコンセプトに文学好きの二人がゆる~く文学作品を紹介するラジオ番組です。

案内役の二人は、 東京都内で読書会を主催する「小説が好き!の会」のダイチ

京都の祇園で本の話ができるカフェを運営する「羊をめぐるカフェ」のミエ

文学のプロではない二人ですが、 お互いに好きな作品を東京と京都を繋ぎ、

読書会のようなテイストで、それぞれの視点で紹介していきます!

毎週月曜日朝7時に配信しています。

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#本 #小説 #読書 #読書会 #文学 #海外文学 #ブック

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文学ラジオ空飛び猫たち。夏の夜の夢。シェイクスピアが残した幻想的な喜劇。現代でも繰り返し上映され、映画化もされる普遍的な笑いと愛と平和に満ちた劇局を今回はご紹介します。
どうもみなさんこんにちは。文学ラジオ空飛び猫たちです。この番組はいろんな人に読んでもらいたい、いろんな人と語りたい文学作品を紹介しようコンセプトに、
文学と猫が好きな2人がゆるーくトークするラジオ番組です。お相手は私小説家好きの岡本愛一と羊を巡るカフェのミエの2人でお送りします。
文学のプロではない2人ですが、東京と京都をつないでお互いに好きな作品をそれぞれの視点で紹介していく番組です。番組概要欄に詳細情報を記載しているので、
初めてお聞きになる方などそちらを見ていただけるとありがたいです。 今回紹介するのはウィリアムシェイクスピアの夏の夜の夢になります。
いろんな出版社から本が出てまして、大地さんが読んだのがちくま文庫の松岡和子さん役で、僕が読んだのは新潮文庫の福田常有さん役になりまして、
それぞれ出版社は違うんですけども同じものを読んで、それを紹介していきたいなと思います。 三井さんはあれですね、シェイクスピア初めて? そうですそうです。
実は読んだことがなかった。 私は先に話しちゃうと、大学の時に英米文学科でイギリス演劇が一応専門だったので、シェイクスピア作品は何作か読んでます。
夏の夜の夢も大学の時に読みました。授業ではやりませんでしたが、なんかの流れで読んだのを覚えてますね。
大地さんの中では夏の夜の夢はシェイクスピア作品の中では好きな部類になるんですか? あ、そうですね。私結局ハムレットが一番好きなんですけど、喜劇の中では好きな方だな。
でも読んだのは、ベニスの承認と間違いの喜劇と、ジャジャーマン嵐は読んでないんだよな。
あ、12話は読んだか。その辺りになってくるんで、全部読んでるわけじゃないんで、喜劇も。 なんですけど、夏の夜の夢は結構幻想的で結構好きな劇曲ですね。
あと、オットサマーズナイトドリームか。響きがいいですよね。 タイトルがすごいかっこいいですよね。
だからそんなに惹かれてた記憶はすごいあります。 まあちょっとまた三重さんが初めて読んだ感想っていうのは今日たくさん聞けると思うので、
楽しみにしてますが、私イギリス演劇専門だったんですけど、そこまで飲めり込んでやったっていう感じではないので、ここもそんなプロっぽい話ができるわけでもなく、ちょっといつも通りの感想になっちゃうんですけど、ついにあの
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古典ラジオとかゆる言語学ラジオさんみたいに、なんかその道のプロがちょっと素人の人に語るみたいなフォーマットが作れたら、この番組でも申し訳ないんですけど、ちょっとそのレベルまでは立つないです。
あれはね、膨大なリサーチがあって、ちょっとね我々には大変ですね。 あとね、専門性が高すぎるんで、とても真似できないですね、ああいう形のが。
これやっぱり夏だからいいかなと思ったんですけど、ちょっと最初に断っておきますと、夏の夢の夢っていうのは、5月1日の前夜、
7月30日の夜の話です。 これ、海外の月始っていうのが5月1日になるので、その前夜を舞台にしております。
結構多分誤解されがちなところではあるので、真夏って訳してるところもあるので、思われるかもしれないんですけど、本当は5月1日前夜の話になってます。
だからちょっとこのタイミングで扱う、この8月の半ばに配信かな、のタイミングだとだいぶ時期実はずれてるんですけど、まぁそこはちょっとご愛嬌ということで、はい。
あとは、このラジオで紹介する作品の中では一番古い作品になっていて、これがですね、書かれたのが、まぁ諸説あるんですけども、
16世紀末ですね、400年以上前に書かれたのではないかと言われているので、今までの中ではもうダントツの古典作品になるというのと、
ラジオで議局になるんですけども、初めてですね、議局を紹介するというのも、ちょっと今まで扱ってきた小説とかとは違った経路のものを今回語っていくということになります。
まあこの後いろいろ話しますけど、シェイクスピアって結構難しいイメージ持たれている方多いかもしれないんですけど、
夏の世の夢はですね、かなり読みやすいですし、わかりやすいですし、そしてですね、これコメディなので、古びない面白さがあるので、
そのあたり今日ちょっと紹介していきますので、あまり皆さん難しく捉えず、だいぶ気を楽にして聞いていただけるとありがたいです。
ではですね、作品紹介に移っていきたいと思います。まずあらすじをウェブサイトから引用しまして、
これはですね、カドカワから出ている新約版の説明文ですね。一番簡潔にまとめられていたので、ちょっとそちらを説明しますと、
貴族の娘ハーミアと恋人ライサンダー、そしてハーミアが好きなディミートリアスと彼に恋するヘレナ、妖精に惚れ薬を誤用された4人の若者の運命は幻想的な月夜の晩に妖精と人間が織りなす傑作喜劇となっていて、
本当に妖精が人間界にちょっかいを出して、男女4人の恋愛をぐちゃぐちゃにしちゃうというですね、そんな話になりますね。
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割とメイン舞台が森の中なんで、妖精がたくさん出てきますね。まずですね、じゃあちょっと全体的な魅力を伝えてからストーリー話していきたいと思います。
こちらですね、最初にちょっとお伝えしたいのは、シェイクスピア作品にはほぼ共通しているかなと思う特徴でもあるんですけれども、
もちろん戯曲なので、こちら基本的にはセリフだけで進行する内容になっています。
戸書きがあるんですけど、基本的には誰が入ってきた、誰がここで退場したみたいなことが、戸書きでは書かれていることが多くて、
基本的にはセリフで状況とか説明してくれるような形になっています。
なんですけど、このシェイクスピアですね、このセリフに感情ががっつり乗っているので、誰が今どんな感情なのかっていうのは結構わかりやすく表現されています。
このあたりは結構ザ演劇っていう感じがして、シェイクスピア読んでるとわかりやすいポイントかなと思いますね。
これは悲劇でも同じですね。ハムレットとかでもだいぶこのあたりは上手く使われています。
私、先ほど英米文学科にいてイギリス演劇の方、結構最後の方専門でやっていたので、もちろんシェイクスピア以外の作品も読んでたんですけど、
ノーベル文学賞を取ったからといってちょっと有名であるかどうかわかんないんですけど、
ハロイド・ピンターという戯曲家がいるんですよ。これイギリスの人ですね。2000年代に会ってから撮ったはずです。
この人の作品も読んだんですけど、マジでわかんなくて、セリフだけ読んでも今何が起きてるんだろうって最初全然わかんなくて、
自分、この戯曲読む才能ねえんだなって思ったら、シェイクスピア読んだらすげーわかるっていうこともあったりして、
ハロイド・ピンターはちょっと不条理演劇になるんで、とはいっても話しながらなくなっちゃうけど、
ゴトーを待ちながら、ベケットの、サベル・ベケットのゴトーを待ちながらなんか結構わかりやすかったりしてるんで、
なんとも言えないところではあるんですけど、ちょっと話を戻すと、やっぱシェイクスピアの作品っていうのはセリフ読んでればだいぶわかるので、
だいぶ読みやすい作品だなと思いますし、セリフがやっぱり魅力的なので、かなりこのあたりは時代を越えて惹かれる部分ではあるんだろうなと思います。
僕も読んだ印象ですごい直接的な表現を使って会話をしていてですね、
特に恋愛話のところですね、男女4人が恋愛トークを繰り広げたりするんですけど、
そこの語りとかすごいストレートに気持ちを表していて、本当にすごくわかりやすく読んでいけましたね。
ここは好きって感情のこともすごいわかりやすいんですけど、俺ちょっとストレートに話すと思うんですけど、
嫌いになったりする時のセリフが結構ねえぐくてやばいですね。
結構ひどいことを相手に言ったりしまくるんですけど、その辺の好き嫌いの度合いが本当にはっきりと書かれていて、その辺はやっぱりわかりやすくていいなと思いましたね。
これも演劇の要素の一つと思うんですけど、語り部役というのが局面局面にいてですね、それは妖精であったり人間であったりするんですけども、
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その言い回しがすごく雰囲気を醸し出していて、ちょっとこれがシェイクスピアならではなのか、
儀局というのはこういうものなのかというところまでは詳しくはわからないんですけども、すごく語り部の話の持っていき方と言いますか、表現力というんですか、そこも今回読んでみてよかったなと思ったところですね。
では次の魅力のところに話をしていきたいんですけど、まず今回はシェイクスピアの中でも喜劇をちょっとご紹介するんですが、シェイクスピアの喜劇、他の喜劇もそうかもしれないんですけど、
だいぶ普遍的な内容で、現代でもだいぶ上映もされてますし、映画化も90年代にされてたかな、これは。
今回改めて読んでみて思ったんですけど、この惚れ薬が出てきて、それによってこの登場人物が好きな人がコロコロ変わったりするんで、その中で結構ドタバタしてて面白いんですよ。
でこれ読んでて、なんかこんな話よく見るなと思ったら、おそらくね少年ジャンプの絵とかの少年漫画か、少年漫画のコメディ系の漫画では必ず1回はあるこの惚れ薬の展開があるなと思って、
よく見るモチーフというか話だなと思って、やっぱりこういうことの面白さって変わらないんだなと思って。
たぶん惚れ薬っていう概念自体はギリシャ神話あたりが初でなんじゃないかなとちょっと思ってるんですけど、まぁちょっとそれに関して詳しく調べてるわけじゃないんであれなんですけど、
でもだいぶ昔からあるこのテーマというか表現だなと思っていて、人間って笑いの部分、他の部分、喜怒哀楽の部分か、結構変わんないんだなってやっぱこういう昔の作品を読むと思いますね。
なんかこの辺もしかもやっぱりわかりやすさっていうのがあるなと思いましたね。さっきの話にやっぱりなりますけど、例えばあのヘレナという女性が寝ている男性に近づいてですね、ライサンダーという。
で、そのライサンダーが目が覚めたらいきなり飛び起きて、なんかヘレナにそれまで好きという感じはなかったのにいきなり告白をしちゃうんですね。
なんかねそれとかすごくあの絵が浮かぶような描写がされていて、これは結構コメディ、漫画で確かにここまであのいきなり告白してしまうとかっていうのはなんかちょっと絵になるなーって思いましたね。
それは確かに今の漫画とかでもありそうっていう。
あるあるだよね。
ちょっと他に話していきたいんですけど、やっぱりですねこれ登場人物結構いるんですけど、なんだろう貴族側の人たちですね。アテネの公爵から始まり、惚れ薬で好きな人たちがコロコロ変わる4人の若者とか出てくるんですけど、貴族側の人間と、
街の人々というか職人たちですね。この人たちが劇中で劇中劇をやるんですけど、あと森の妖精たちですね。
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大きく分けるとその3つの所属する人たちがいるんですけど、その基本的には結構出番が少ない人も多いんですけど、
メインで出てくる人たちはどれも結構魅力的というか、そしてどこかちょっと滑稽ですね。でもなんというかこの結構気持ちの良い人物がこの話では多くて、
シェイクスピアっていうとリチャード三世とかのイメージを持たれている方いるかもしれないですけど、ドロドロとした政治劇だったりとか裏切りとか、
そういうのがテーマになってたりする話もあるんですけれども、夏の世の夢はそんなドロドロしたものがあんまりないので、カラッと気持ちよく読める登場人物が多いですね。
そうですよね。確かに特に人間側は何だかんだ悪い人はいないというか、読んでると結構好きになってくる人が多いなっていうのを思いましたね。問題はちょっと妖精側のキャラたちですね。
妖精側でオーベロン、タイターニア、パックっていう主にこの3人の妖精が出てくる。この3人が結構ひどいんですよね。
読んでいくと、この妖精が勝手に人間界を課金に出してしまうっていうしかもね、その辺のちょっとひどいことにしたりするんですけど、ちょっとご愛嬌的なところもあったりして、これも魅力かもしれないですね。
ある意味、劇局の主役はパックかなと思いますね。
そうですね。
ちょっとあんまりこの劇局わかりやすい主役っていうのはいないんですけど、そこもこの劇局のいいところなんですけど、なんとなくだけどちょっとパックはやっぱなんていうのか、シェイクスピア作者的な立場だなってちょっと感じましたね。
改めて読んでみて。
話をちょっと作っていくというか、どんどん面白い方に転がしていくっていうのをパックがやってますしね。
だからなんかパックちょっとひどく見えるのは結構面白くなればちょっと何やってもいいなみたいな空気を感じるんですけど、そこちょっと作者っぽいっていうところと。
あとやっぱりパックってなんだろう、結構妖精の中でも今いたずらっ子みたいなイメージがあるせいか、いろんな漫画とかゲームとかで名前よく見る妖精の名前でもありますね。
皆さんがちょっとパックって聞いて出てくるイメージは結構このあの劇局からでも外れないかなと思います。
確かに。僕はなんかベルセルクという漫画に出てくるパックが浮かびましたね。
ベルセルクもね悲しいことになっちゃった。結構好きだったんだけど。
僕はね。
あと劇局なんですけど、よくでもないかたまにある手法なんですけど、劇中劇という形がとられております。
あの作品の中でさらに劇が上映されるという形ですね。
劇が上映されているのを見てる登場人物がいて、さらに我々がそれを見てるっていう構造になってきます。
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こういう二重構造っていうのは結構、劇局の中ではたまに見るんですけども、個人的にはですね、この方式っていうのはね、私が触れてきた作品だとコメディが多いかな。
悲劇でこのタイプあんま見たことないんですけど、コメディが多いかな。
ちょっとパッと出てくるのはあれですけど、個人的にはこれすごく喜劇向きだなと思ってまして、すごくわかりやすくなります。
なんか奥行きが出るので、なんかやっぱ喜劇ってこう、俯瞰で見ないと、マクロで見ないと喜劇って感じないことがやっぱり多いなと思っていて。
それにはやっぱり今回のこの劇みたいに上映されている、それを見てる登場人物がその劇に対して反応を示している。
それを我々がまたその俯瞰で見ることによって、これは笑えるシーンなんだっていうのを感じるっていう構造になっているので、これはやっぱり非常にうまい方法なんだなと思います。
で、やっぱり特にこの劇中劇のシーンというのは最後の第5幕なんですけれども、職員たちがですね、貴族の前で劇をやるんですけど、
ちょっとやっぱり額が足りないのでセリフがおかしかったりするんですよとか、ちょっと設定がおかしかったりするんですけど、そのあたりが結構やっぱり面白いんですが、
でもこれやっぱり引きでマクロで見てるからやっぱり喜劇で見えるんだって、この職人たちは真剣そのものなので、この人たちからするとただの真剣になってるだけっていう形になります。
やっぱり他も共通するのはこの好きな人が惚れ薬によってコロコロ変わってしまう4人の若者なんですけど、これも引きで見てるとめちゃめちゃ笑えるんですけど、この人たち本人にとってみたら悲劇でしかなかったりするので、
こういうやっぱりこのミクロとマクロっていうのをうまく空間の中に取り込むことができるのは演劇の良いところだなと思いますので、こういうのはちゃんと表現できてるっていうのは非常に観客にとって親切な作りだなと思いますね。
なるほど。他単純に面白かったですね。この劇中劇がやっぱり入ってくることによって、この職人たちも無礼があったり失敗があると打ち首にされるんじゃないかっていうですね、すごいビビりながら劇をやっていてですね。
そこの確かに真剣さと滑稽さって両方あって、恋愛もそうですもんね。本当この時代もすごいね、昔の話なんで、自由な恋愛とかってなかなか許されない設定だったと思うので、やっぱり片方を選ぶことはそれなりに覚悟を持って、
この国を離れてとか、そのくらいの決意を持ってやってるんで、その分やっぱり式で見ると滑稽に思えるっていうところが見えてきて、今の大地さんの話聞いてなるほどなと思いましたね。
結構ねコメディね重要なんですよね。真剣になればなるほど見てる側が笑えるっていうことっていうのを、ポイントとしてはそれを笑ってもいいんだっていうのを伝える作りをしてるっていうことと、
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やっぱり真剣になればなるほど、笑いがヒートアップするっていう構造を作り出すってことが、やっぱりこの劇局のコメディにおいては結構すごいポイントだなとは個人的にはずっと思ってますね。
とはいえ、まじで堅苦しく考えずに世界楽しめるんで、あんまり気にしなくてもいいと思います。
単純に面白かったので。
ストーリーの方ちょっと行きたいと思います。で、多分夏の世の夢ってタイトル自体めっちゃ有名なので、タイトル聞いたことないよって人はほぼいないんじゃないかなとは思います。
でも多分ストーリーみんな知らないんじゃないかなと思うので、ちょっとストーリーは短くまとめますが、全部話してみたいなと思います。
これですね、舞台はアテネです。アテネの公爵シシーイリアスとアマゾンの女王ヒポリテとの結婚が間近に迫っているところから始まります。
これは一応ギリシャ神話とかをベースにしているので、ちょっとその辺詳しく話すと長くなっちゃうんですけれども、この二人は結ばれる運命にあるというところです。
貴族側の人間ですね。ちょっと若い男女の人がいるんですけれども、まずハーミアという女性がいます。
ハーミアという女性とライサンダーという男性がいるんですけど、この二人が今愛し合っていて結婚したいと思ってるんですけど、
ハーミアの父のイジイアスというものは、自分の娘ハーミアにはディミトリアスという若者をくっつけたいと思っています。
なんですけど、ハーミアはですね、もうライサンダーのことが好きなんで、そんなことはちょっともうできないということになります。
ここでですね、ちょっとイジイアスがですね、結構厳しいんですけど、父の言いつきに背く者は娘は死刑にするという古い法律にのっとってですね、
この公爵であるシシイアスにハーミアを死刑にすることを願い出ます。
シシイアスが基本いい奴なんですよ。このシシイアスが基本いい奴で、このことについてちょっと考えて、
自分の結婚式が4日後なので、それまでを猶予として、ハーミアにディミトリアスと結婚するのか、それとも死刑を自分を死刑にするのか選べと伝えます。
そんなハーミアとライサンダーなんですけど、もう駆け落ちすることを決めます。
夜ですね、抜け出して森で落ち合い、もうこのアテネから逃げようと、そういう話になってきます。
ハーミアはですね、この時親友のヘルナにこのことを打ち明けます。
ヘルナはですね、このハーミアのことが好きなディミトリアスという男性が大好きで、ディミトリアスを自分のものにしたいと思っているんですけれども、
ヘルナはその気持ちを知っているので、ハーミアもヘルナの気持ちを知っているので、
もうそれでディミトリアスを手に入れるために走るかなと思いきや、ヘルナはですね、ディミトリアスにこの二人が逃げるということを言ってしまって、
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ディミトリアスはですね、この二人を追って森へ行きます。ヘルナもついてきますっていう状況ですね。
隠して、この若い4人が森をさまようことになります。
一方、町ではこの公爵シシーアスとヒポリタの結婚式をお祝いの芝居をするために、6人の職人が集まっていました。
彼らはちょっとある演劇をすることを決め、練習のために森でやろうかということになります。
結果ですね、この夜に若者4人と職人6人がこの月至の夜ですね、妖精が集う森に出かけていくことになります。
ここまでが結構前半パートのところなんですけども、結構ね、ここでも読んでて最初から面白いなっていうのは印象としてありましたね。
やっぱりこのハーミアの恋愛事情というんですかね、結婚するか死刑を取るかみたいな、この生きるか死ぬかっていう選択に追われていたりとかですね。
あとこの男女4人の人間関係とかも、最初はね、誰が誰を好きだったっけってちょっと混乱しがちなんですけども、この辺はちょっと整理するとスムーズに読んでいけるかなと思いますし。
最初ちょっと説明的なセリフもちょっと多いかなとは思うんですけど、そこは気にせなければ結構スッと入っていけると思いますね。
やっぱり職人ですね、その芝居を、結婚式で芝居をするために職人が出てくるんですけども、そこから結構面白いなっていうのはありましたね。
コメディ要素が一気に出てきて、なんかこの配役を決めるんですけども、劇の。
中にはライオンの役割とかあってですね、ライオンがもし吠えて婦人方を怖がらせてしまったら打ち首になるんじゃないかってですね、ちょっと心配して。
この職人たちも劇とかやったことないんで、もうほんと全員素人だからささやくように吠えようよとかですね、なんかそんな会話があったりして。
結構ね、最初からちょっと笑えるところがありましたね。
職人に言うとこのボトムという男がメインなんですけど、ボトムが配役が発表されるたびにそれも俺がやるとか言い出して、結構その辺りが一人で何役やるんだよみたいな。
とかあったり、目立ちたがりなやつがいたりして、ちょっと面白いですねこの辺りね。
ちょっと先進みますか。森の話にちょっと移ってきます。森ではですね、妖精王のオベロンと女王ティターニアというのがいます。
妖精王オーベロンか、オベロンじゃないですね。
妖精王オーベロンと女王ティターニアというのが暮らしています。
この2人なんですけど、ちょっと些細なことから喧嘩をしていて、非常にこの時仲が悪いです。
ちょっと顔を合わせると喧嘩するという状況になってますね。
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ちょっとオーベロンの方がですね、オーベロンに使えているパックという、ちょっといたずら好きな妖精がいるんですけど、
そのパックを使ってですね、ティターニアのまぶたに花の汁か作った美薬を塗らせるということをします。
これ魔法の薬みたいな感じで、この薬を目につけられたものは目を覚まして最初に見たものを恋してしまうという魔法があります。
これに見事パックが成功するんですけど、ティターニアのまぶたに塗ることに成功するんですけど、
でもなかなかティターニアは起きないんですね。
若者4人を見たオーベロンは、ちなみに妖精は基本的にはあまり人間から見えないっていうことになってますね。
言い争ってるのを見て、あ、なるほど、こいつらは恋の矢印がうまくいってないんだなと思って、
オーベロン気がいい奴なのか、それをうまく2人のカップルを作ろうと思うんですけど、
ここでパックが間違えて、これ本当はディミトリアスが自分のこと好きなヘレナに振り向くようにオーベロンはしたかったんですけど、
パックが間違えてライサンダーの目に塗ってしまったことによってライサンダーがヘレナを好きになっちゃうんですね。
さらにその後ディミトリアスに塗っちゃってヘレナを好きになってしまうという状況になります。
だからライサンダーとディミトリアスはどちらもハーミヤか、ハーミヤのことが好きだったんですけれども、
あるタイミングからヘレナを好きになってしまうという状況になります。
ヘレナが急に2人から好意を向けられて、全然その好意を信じられない、なんで私のことをそんな風にからかうの、もうひどくないっていう状況になってきますね。
この辺りがすげえ面白い。
逆にさっきまでハーミヤのこと大好き大好きって言った2人が、この2人のところがハーミヤのことをクソミソ呼ばれているので、この辺りがなかなかコメディ要素がヒートアップしていくところですね。
この辺から一気に面白くなってきますよね。
本当、ライサンダーもそうだし、オーベロンも女王のチターニアと喧嘩をしているので、この辺の男性人の口がみんな悪くてですね。
確かに。
そこまで言うんだっていうね。オーベロンはチターニアに惚れ薬を塗らせて、チターニアが初めて見る相手に、ヘビでもなんでもいいから忌々しい思いがムラムラと湧き上がる。
だったらもうそうなれって言ったりとかですね。
ライサンダーも、ヘレナがライサンダーってハーミヤのことを好きだったんじゃないのって聞くんですけど、ライサンダーもいきなりハーミヤに不足はないって終わりだって言って、僕は後悔している。
あれと過ごした退屈な時間、もう取り返しがつかないって言うんですね。
なんか今までのハーミヤ好きだった気持ちを全部否定しちゃったりとか、この辺がみんな口がだんだん悪くなっていくんですけど、それが面白くなってきます。
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一方ですね、職人たちもこの森に来ていて、パックがその職人たちを見つけるんですけれども、パックはボトムですね。
さっきちょっと目立ちたがりのボトムっていう話だったんですけど、これがちょっとメインのやつなんですけど、ボトムの頭をロバにかいてしまうのを見ます。
その時に目を覚ましたチターニアがこのボトム、ロバの頭をしたボトムに惚れてしまうという状況になります。
これずっと面白いのがチターニアが、おそらくちょっと私が想像するにチターニアはですね、ずっとポレ薬を塗られた状態で、ずっと眠ったまま多分舞台の片隅にずっといたと思うんですね。
これ見てる側からするとこいついつ目覚めるんだろうってちょっとドキドキする楽しみとかあったりして、それがこう多分最高潮になった瞬間にパックがボトムの頭をロバにかいて、それを見ちゃうチターニアみたいな構図になると思う。
たぶん結構ここドカッと笑えるようになるシーンですね。この辺り作りうまいなと思いますね。
で、オーベロンが最終的にこの後いろいろあるんですけど、こんなロバの頭の男好きになっているチターニアが気の毒になって、最終的に魔法は全部解きます。
で、解いた段階でオーベロンとチターニアはもともとこの2人王と女王なので、夫婦関係ではあるので和解します。
この時ですね、ライサンダーとかにかかった魔法も解かれ、ハーミアとの関係も元通りになります。
魔法、ちょっと私ここよく取り方がわからなかったんですけど、ディミートリアスには魔法がかかったままなのか、それとも魔法がかかったことによってヘレナの愛が生まれたのかわからないんですけど、
ディミートリアスですね、この後ハーミアではなくヘレナに求愛するような形になります。
で、ここで無事目指し目指し2人組のカップルができるという形ですね。
で、この時タイミングよくシシーアスが現れて、この気持ちの良い若者カップル2人が出来上がったと。
だから自分たちと同じタイミングで結婚式をあげようという流れになっていきます。
物語としてはここでだいぶ大縁打を迎えるんですけれども、最後ですね、1幕あります。
その1幕というのがこの6人の職人たちによる結婚式の余興の芝居ですね。
これが上映されます。で、なんかこの全部落ち着いた後にドカドカ笑える劇がやって、
それで最後ですね、パックがこの一晩の芝居かな、ちょっとセリフがあって終わるというような喜劇になっております。
最後はもうめでたしめでたしで終われて、いや良かったなというところで。
最後に大縁打の後に結婚式で行われる余興の劇が結構ボリュームあるんですよね。
多分30ページぐらいあって、ここが僕すごい面白くて、何が面白かったかってこの職人たちの劇ってすごい滑稽なんですけど、
それを見ているシーシアスとかライサンダーとか貴族サイドの人たちが結構曖昧にツッコミを入れていくんですよね。
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ここ笑いどころですよっていう合図かもしれないんですけど、面白くて。
それまで大恋愛をしていたあのテンションと全然違って、冷めた目で貴族たちが劇を見ていてですね、
何が面白いかってツッコミの面白いんですけど、そのテンションのそれまでとのギャップが結構面白かったりして、
ここはね、もう結構ね、普通に面白かったですね。ツッコミとしてはいろいろあるんですけど、
ライオンが登場した時ですね、劇でライオンとか月光とかですね、人以外のものが役割として登場したりするんですけども、
ライオンが自分は本物じゃなくて偽物ですよっていうのをちゃんとネタバラシして、
だから怖がらないでくださいねっていうのを観客に言ったりするんですけど、それに対してシーシアスが馬鹿に気の優しい獣だなと、
それに結構良心的だってツッコんでいたりですね。
これね、さっきも話したときとおり、職人側は真剣なんだよね。真剣にいろいろ考えた結果、
これライオンが出てきたらびっくりするんじゃないかみたいな。貴族の方々びっくりしちゃうんじゃないか。
じゃあ危険がないって言っとこうぜみたいな、断りとこうぜみたいなことを真剣に話し合った結果、
こういう形になっていて、だいぶ、それもね、前段で見せてくれてるから、ここもちょっと面白いところですね。
なんかその月も三日月を表現したいのに、それがなんだかんだあって、結局全然三日月じゃない形の、
あの、チョウチンみたいなものを月に三日月だと言ってるですね、職人が。
そしたらね、なんかもうシーシアスとかも、あれ、あの頭どう見ても三日月じゃないだろうとかね。
でヒポリタが、もうあんな月ごめんだって言っても早く引っ込めばいいのにとかね、言ってたりして、
すごい懸なしながら突っ込んでいくっていう、なんかね、そんな点、結構ね、突っ込みはそんなのばっかりで。
結構個人的にはこのシーシアスが、公爵のシーシアスが結構心が広いというか、
なんか最初もね、この劇見ます?みたいな感じで部下に言われたときに、
いやぜひ見せてくれって、純粋で、純木で忠実な心が差し出すものは何であれ、不都合のあるはずはない。
その者たちを呼び入れてくれって結構ね、こう積極的に見たいって言ってて。
その後もいろいろ見た後も、芝居というものは最高の出来でも所詮は陰。
その代わり、最低なものでも陰影かということはない。想像力で補えばいいのだって。
すごいあの、なんか、心が広いことを言ってて、なかなかいい公爵だなって。
そうですよね。
僕もですね、結構シーシアスに感動した場面があってですね、
これも大演談のところなんですけど、男女のゴタゴタが解消されてですね、
二組のカップルができますっていう、そういう報告を受けたときにですね、
なんかそこでもシーシアスが想像力の話をしていて、そこで言ってたのが、
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物狂い、恋するもの、それと詩人だと、彼らはいずれも想像で頭がいっぱいになっているっていう風なことを語ってですね、
そこから詩人の話とかをしたりするんですけども、結局何を言ってたかというとですね、
強い想像力には常にそうした魔力があると。
つまり何か喜びを感じたいと思えば、それだけでその喜びを仲立ちするものに思いつくし、
闇夜に怖いと思えば、そこらの茂みがたちまち熊と見えてくる。
それこそ何のわけもないこと。
恋する人たちの、それも想像力かもしれないんですけども、
なんかちょっと飛躍したような感情というか想像とか、
なんかそういったもの、すごく肯定するようなことを言っていてですね、
そういう一行の男女の成り行きを肯定していてですね、
シーシアスすごい良い人やなっていうのがそこでちょっと感動しましたね。
ちょっと感動するよね。
そしてこれあれだね、ずっとシーアスって言ってたけど、シーシアスだっつってね。
言い間違えてました。
本当ですか。気づかなかった。
そんなところですが、ちょっとストーリー、まあざっと話したけれども、
そうですね、なんかどうでした?なんか気になったところとかありました?
そうですね。
ちょっと俺は、その最後のディミトリアスのヘレナの愛は本物の愛なのか、
魔法の愛なのかっていう疑問はだいぶ残るなとは思ってはいるんですけど、
劇局なんでね、あんまりその字の分がないからね、
ちょっと解釈の仕様が結構ね難しいんですよね、この辺ね。
そうですね、個人的には本物の愛なんじゃないのかなとは思ってですね、
まあこれも話の流れというよりかは、もうこのジャンルが喜劇なんで、
なんかそれがもし偽物の愛だったらちょっとね、なんか皮肉が過ぎるかもしれないなと思ってですね。
で、やっぱりあのヘレナっていう女性もすごい魅力的な人だと思うので、
なんかね、ディミトリアスもヘレナにようやく振り向いたんじゃないかなっていうのが印象としては思いましたね。
ここはちょっとどう捉えるかはあるかなと思います。
私もだいたい三重さんと同じですね。
でもこれちょっと多分喜劇なので正直主題があるかないかって言ったら微妙なんですけど、
でもまあ喜劇というジャンルだと基本的には主題はあるはずです。
なんか演劇の専門用語だけど、主題がない喜劇はファルスと呼ばれるので、
もう笑わせるだけっていうやつね、ファルスと呼ばれるので、
基本的にはコメディはテーマがあります。
で、テーマ多分これ愛ですね。
この4人の男女の愛もそうだし、オーベロンとティターニアの関係も修復するので、
結局愛するものは元に戻るというか、っていうことが描かれているので、
多分ディミトリアスとヘレナも多分その文脈なんだろうなぁとは思いますね。
まあちょっとそのシェイクスピアの時代にこの喜劇にどれだけテーマを持たせようみたいなことを思ってたかちょっとわかんないけどね。
36:15
三重さんどうでしたこのシェイクスピア初めて読んで。
いろいろ語ってみて。
普通に面白かったです。
で、これ何が面白いって、最初読んでて一人で黙って読むよりかはですね、
ちょっとセリフとか声出して読んでいくと結構やっぱりそのキャラを若干意識して読んでいけるので、
そうなると面白さが3倍増しとかなって。
結構単純にこれは楽しんで読んでいきましたね。
個人的にはこの劇中劇の話が笑えるところばっかりなんで、
そこはね、作品の中でもちょっと癒しの部分というか、恋愛ばっかりじゃなく、
アホみたいな笑いもあったりして、
でもね、シーシアスはいいこと言ってるし、
なかなか僕はすごいこうやって考えれば考えるほどいい作品だなと思いましたね。
なるほど、確かにセリフを多言うっていうのは理解に繋がるかも。
なんかドライブマイカー、映画のドライブマイカーでもひたすらセリフだけ言うし、
あれってやっぱ重要なことなんだろうなって、やっぱり技力とかを理解するようでは。
まあちょっとシェイクスピアもまた機会があれば、
ハムレッドとか重い作品紹介すると。
そうですね、そういうのがいいですね。
まあちょっとね、ストーリー展開とか感想とかも含めると、
結構長いエピソードになっちゃいそうだからあれだけど、
個人的にはハムレッドが私一番好きなので、シェイクスピアの中では。
物飾りとしてもハムレッドは自分の人生の中でも上位に入るぐらい、
すごい好きな作品なので。
ちょっとなんで惹かれてるかっていうのは、
主役ハムレッドの人間味が溢れるとしか言いようがないんだけど。
また機会があったらちょっと話したいと思いますね。
最後、いつも通り感想とどんな人に読んでもらいたいか言って終わりにしたいと思います。
私の方から。
やっぱり劇局ってなかなかちょっと読まないというか、
読みづらい部分もあるので、ちょっと敬遠してる人もいるかもしれないんですけど、
まあこの夏の絵の夢は非常に読みやすいですし、
喜劇なので目出し目出しで終わるので重くもないので、
ぜひですね、力を入れずに気楽に読める一冊だと思うので、
シェイクスピア入門としてもおすすめですので、読んでいただければなと思います。
やっぱりハモネットとかロンベルトジュリエットは話の筋が有名すぎるので、
逆にすげー入りやすいかもしれませんが、
やっぱり悲劇読むよりは喜劇の方がやっぱり私好きだなって思いますね。
ので、ぜひ読んでいただけたらなと思います。
僕も本当に面白い話で、やっぱり喜劇っていいなと思いながら読んでました。
これはもう演劇を鑑賞したいなと思いましたね。
読んだ後、ラジオの収録に向けて振り返ったり、
39:02
大地さんとかやって喋ってると、
シェイクスピアってやっぱり人間とは何かを論じるようなセリフを場面場面で入れていてですね、
特に今回だとシーシアスという人がそういうセリフをよく言ってたんですけども、
そのシーシアスのところをちょっと注意深く読んでいったりすると、
だんだんこの作品が単なる喜劇ではなくて、
ちょっと深みのある名作短編なんだなと思えてきたりしてですね、
味わい深いものだなと思いましたね。
喜劇なのでシェイクスピアがよくわからないなという人こそ、
こういう作品いいのかもしれないなと思いました。
僕もそうなんですけど、
喜劇っていうのが読み慣れていないので、
案外声に出して読んでみると、それでも楽しんでいけるんじゃないかなと思います。
じゃあ次回予告して終わりたいと思います。
次回はですね、マイケル・オンダーチェの名もなき人たちのテーブルをご紹介します。
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ではまた来週。
ありがとうございました。
40:57

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