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2023-08-15 05:42

【0438】2023/08/15 お盆とはどういう期間のことなのか

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2023/08/15

サマリー

お盆は、故人やご先祖様の魂があの世と呼ばれる場所からこの世に戻ってくる期間です。お墓参りをするだけでも、とても意味のあることだと思います。

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おはようございます、鶴岡慶子です。この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて、日々感じたこと、学んだこと、それからちょっと嫌だなぁと思ったことも、視点を変えて前向きに物事を捉えたり、
最終的に良かったねと思えるように、考え方のコツなどをシェアしています。日本の秋田県から毎朝発信しています。
お盆の期間と意味
今日は、お盆についてお話をしていきます。ふと、「お盆っていつまでなの?」っていう、そんな話になったんですね。
なんか13日がスタートな気はするけど、終わりはいつなんだろう?っていう話になったんです。
これも地域性はあるんですけれども、多くは8月13日が迎え盆、送り盆は8月16日とされています。
お盆は、故人であるとかご先祖様の魂が、あの世と呼ばれる彼の地から、この世に戻ってくる期間のことなんですね。
こちらの世界では、その御霊さんが迷わないように、庭先だったり玄関先に火を焚きます。
ただ最近のマンションですとか、集合住宅では火を焚けない場合もありますので、その場合はLED電球になっている場合もあるようです。
あとは、茄子やキュウリといった夏野菜ありますよね。
その野菜に割り箸を差し込んで、動物のような形のお供え物があるんですが、
御霊には早く帰ってきてほしいので、キュウリで作った馬でお飾りをして、早く帰ってくるように願います。
逆に送り出す時は、茄子で作った牛を飾って、少しでも長くこちらにいてくださいって、ゆっくりしていってくださいっていう気持ちを込めます。
うちではこのキュウリとか茄子とかは飾った覚えはないんですけれど、
盆棚という飾り棚をその期間だけ特別に作って、そこに宝月を紐で結ってかけていたりとか、
あるいはカラフルなもなかみたいなのをかけていたりとか、そんな記憶はあります。
お盆に付随する行事としては、盆踊りはよく知られていますよね。
これ、お盆の時期にお迎えしたご先祖様をもてなす行事です。
いずれ、お盆の期間のこの4日間というのは、ご先祖様の霊がこの世に戻ってくるという、そういう期間だっていう仏教の考え方で、
日本では古くから大切な行事とされてきたんですけれども、最近では各家族化も進んできて、このお盆の習慣は薄れている過程も多いようです。
各いう家もですね、特別なことは何もしていません。
昨日の配信の中でも、うちのお盆の過ごし方みたいなことを少しお話ししたんですけれど、
まずは朝一番にお墓回りに行きます。日中はそれぞれに過ごすんですが、夜になると家族みんなで食事をするということが習わしになっています。
夜は必ずみんなが大好きな握り寿司を食べることになっていて、
ちょっと豪華なカニがあったりとか、お肉があったりとか、それはその時によって違うんですけれど、お寿司だけは必ず決まっているっていう感じです。
そうやってなんとなくお盆を迎えていたっていう感じなんですが、このお盆はうらぼんえ、またはうらぼんというのが正式な名称で、
サンスクリット語で逆さずりの苦しみを意味するうらばんなから来ていると言われています。
お釈迦様の弟子である木蓮が、腎痛力で亡くなったお母様が地獄で逆さずりの刑を受けているその姿を見てしまいます。
それでなんとかして救いたいので、そのことをお釈迦様に相談するんですね。
そうしたらお釈迦様は心から供養しなさいって言ったんですね。
そうして木蓮はその通りにして、お母様が無事往生することができたっていうことだったんです。
その時期が旧歴の7月15日、現在の8月の中旬頃、今ぐらいっていうことですよね。
それが元になってご先祖様を供養する、先祖様に心から感謝する、そういう期間としてお盆の行事が始まったと言われているんです。
その歴史は本当に古くて、水戸天皇の時代ですから、6世紀頃から始まったと言われています。
お盆の歴史と風習
江戸時代よりも前は、貴族とか武士、僧侶などの上流階級だけの行事だったようですけれども、
江戸時代以降は、お盆の風習が庶民の間にも広まっていきます。
これはどうしてかっていうと、蝋燭が普及したからだそうです。
仏壇とか蝶珍に欠かせない蝋燭が大量生産できるようになったのが、江戸時代以降ということです。
今日はお盆の意味と歴史について少しお話をしましたけれど、地域によっても大きく違いますし、
もっと言うと、我が家なんかは、そのお盆の意味をほとんど考えずに、夏休みのある一日として、なんか過ごしてしまうという感じです。
お盆だけに限らず、なんか古くから伝わってきている風習とか観習っていうのは、一つ一つ意味があると思うんですよね。
先人の知恵っていうんですかね。その意味については、私たちは分かっていた方がいいなという気がしています。
例えばお盆であれば、中心にあることっていうのは、先祖の礼を供養する気持ちなんですよね。
そこをぶれずにその期間が過ごせるのであれば、迎え火とか送り火とか、その形式を実施しなくても、お墓参りをするだけでも、すごく意味のあることじゃないかなというふうに思います。
そうやって年に一度ご先祖様に感謝する機会として、私たちが日々頑張っているんだよっていうこと、その姿を見せるっていうこと、
それだけでも大きな意味があるんじゃないかなっていうふうに思いました。
この配信は、Apple Podcasts 他各種プラットフォームでお届けしています。
ではでは、また明日もお会いしましょう。 鶴岡恵子でした。
05:42

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