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おはようございます、鶴岡慶子です。この配信では花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
視観やナレーションを通じて日々感じたこと、学んだこと、それからちょっと嫌だなと思ったことも視点を変えて前向きに物事を捉えたり、
最終的に良かったねと思えるように考え方のコツなどをシェアしています。日本の秋田県から毎朝更新しています。
暑さ寒さも彼岸まで。本当その通りでした。昨日の朝は15度終わったので非常に涼しいというか肌寒い朝でした。
あんなに暑い日がずっと続いた夏だったんですけど、ちゃんと気温って下がるんですね。
そしてちゃんとお彼岸の頃に気温がぐっと下がるっていうのはその通りだなと思いました。
お彼岸の意味と由来
さて今日はお彼岸についてお話をします。お彼岸とはというお話です。
十分ご存知の方が多いでしょうけれども、おさらいということで今日はお話をします。
お彼岸は春彼岸と秋彼岸がありますが、いずれも春分の日、秋分の日を中日とした1週間をお彼岸と言います。
今年は昨日が秋分の日でしたので、秋分の日をはさんで前後3日をたしますから、9月20日から9月26日までが今年の秋彼岸ということになります。
お彼岸は仏教的な意味合いが非常に濃いんですが、現在私たちはご先祖様のお墓参りであったりとか、奉仰を行うということが一般的になっています。
歴史的に見ますと、始まりはすごく古くて、飛鳥時代までさかのぼると言われているんです。
飛鳥時代って聖徳太子がいた時代です。平安時代にはもう朝廷の年中行事となりましたし、源氏物語や影朗日記にも登場しているんです。
ただ現在のようにお彼岸にお墓参りをするっていうこの習慣ができたのは、江戸時代中頃のことのようです。
さらにこの習慣は 日本独自のものだそうです。
さて漢字で書くと、彼岸は彼の岸と書きますよね。これは向岸という意味です。
じゃあこっちが回って言うと、これに岸と書いて志岸と読みます。
お盆はご先祖様の霊を 彼岸から志岸、こちらに迎え入れて 黒曜をするという、そういう夏の行事のことなんですけれど、
お彼岸は彼岸と志岸、この距離が一番近くなるということで、春と秋の2回行われて、ご先祖様をより近い距離で供養しようという行事なんですね。
ぼたもちとおはぎの違い
お供え物としては、春彼岸にはぼたもち、秋彼岸にはおはぎ、これが一般的です。
春はぼたんが咲きますからぼたもち、はぎの花が秋に咲きますからおはぎ、
こう読んでいますけれども、両者は同じものというのが 一般的のようです。
ただ、区別をするとすれば、ぼたんの花は花が大きくて豪華なので、ぼたもちの形も丸くて大きく作られることが多いです。
ぼたもちに使われるあんこは、秋に収穫していた小豆を春に使いますから、小豆の皮が固くなっているんですね。
つぶあんではなくて、こしあんにすることが多いようです。
さらに使われるお米は、もち米が多いようです。
一方のおはぎは、つぶあんでうるち米のことが多いようです。
これも、さっきのぼたもちと同じような理由です。
はぎの花は、小さくて上品な感じです。
ですから、おはぎの形も、小ぶりで細長い、たわら形で作られることが多いようです。
そして、小豆も収穫したばかりなので、皮がまだ柔らかいんですね。
ですから、つぶあんにすることが多いということです。
さらには、お米も新米を使ったりして、うるち米を使います。
ですから、お餅よりもねばり気が少ないという感じですよね。
まあ、でも、基本的には同じものであるということではあります。
日本では、古くから赤い色っていうのが、まよけの力があるとされていて、
この小豆の色、小豆の赤い色っていうのは、お祝いですとか、儀式の時に使われてきて、
そのことから、お祈願の時には、古国宝錠のお餅、そして、まよけの小豆、
さらには、貴重だったお砂糖を使った、ぼたもちやおはぎを お供えするということです。
秋田は、雪が降りますので、3月の春祈願の時には、まだ雪が残っている時もあります。
そういう年もあります。
そういう時には、春祈願は、なかなかお墓参りに行けないことが あります。
そして、うちは、父の命日が、8月2日です。
8月2日に 命日だということで、お墓参りに行きます。
そして、お盆は、8月13日に行きます。
さらに、秋祈願に行きますと、ここは、結構 密集しています。
密集していて、ずっとお墓は きれいな状態に 保たれます。
その後、雪が積もって、雪が溶けた後というのは、街も含めてですけど、結構 汚いんですよね。
雪がまだ積もっていて、春祈願の時期を逃してしまうと、
4月末から5月の頭までの大型連休なんかは、いろんなイベントが入ってきて、
そのイベントの準備で、4月は使われますので、なかなか行けないんですよ。
そうなると、5月、連休明けに行きましょうってなったら、季節はいいんですけれども、
ものすごく草まみれになった状態で、お墓参りをしなくちゃいけないという状況になるので、
やはり、タイミングを逃さずに、その時期に行けたら一番いいですし、
今日、お話をしたようなことを考えると、やはりその時期、そのタイミングっていうのが、
一番 ご先祖様にとってもいいんだなというふうにも思います。
今日は、未暴露的になりましたけれど、お祈願についておさらいをしました。
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ではでは、また明日もお会いしましょう。
駿河慶子でした。