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2022-09-16 07:50

【0105】2022/09/16 英語に興味を持つきっかけになった「少年の船プログラム」

2022/09/16

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おはようございます、鶴岡慶子です。
この配信では、司会者として、花火鑑賞師として、そして気象予報士として、日々感じたことなどをお話ししています。
昨日は1日、私、自分のプロフィールを書き上げてました。
1日と言っても、4、5時間かけて作り上げたって感じなんですけど、
実は来月のお仕事の関係で、詳しめのプロフィールが欲しいということを、主催者の方からお願いメールが来ていて、
来月のお仕事の趣旨からすると、私が実家にいた時代の、小学校、中学校、高校時代のプロフィールが詳しい方がいいなっていう判断だったんですよ。
ただ、いつも仕事をする時にでも、こういうことをやってきた人間ですとお話をする時には、
大学時代以降のお話をすることが多いんですよね。
だから、高校以前のお話というのは、忘れていることが本当に多かったですね。
頭の中の奥の奥底に、鍵をかけた引き出しがあるっていう感じでした。
まず、鍵はどこっていうところからスタートしなければ、その記憶をたどっていくことはできなかったですね。
たどってきたら、なかなか面白い少女時代だったなっていうことを思い出したんですよ。
その中で、プロフィールに書かなかったこともまだまだたくさんあって、なんか経歴っていうことにもならないと思うので、書きようがなかったんですけど、
小学校6年生の時に、船の旅で、私はグアムサイパーに出かけて行きました。
現地にいたのは、ほんの3日ぐらいなんですよ。
往復にとても時間がかかって、たぶん10日ぐらいかけて行っていると思うんですけど、
それが私にとっての初めての外国の旅だったんですね。
初めてパスポートを持った。
初めて英語を喋って、現地の人とちょっとだけ会話をした。
初めてそのグアムに降り立った時に、現地の人から礼言って、あの首飾りみたいなのかけてもらったんですけど、
その時にすっごい嬉しい気持ちになったりとか、その時の空気、熱風が体を吹き抜けていく感じとか、
日本では経験したことのない、なんとも言えない甘い匂いがしたような気がしました。
それを思い出したんです。
ただ、それは経験したことで資格を取ったわけでもなければ、それが直接来月のお仕事に結びつくお話ではないので、
それはプロフィールには書かなかったんですけど、すっかり忘れてましたね。初めての外国の旅、思い出しました。
これは地元のテレビ局が主催したもので、800人の小中学生、小学生は5、6年生、中学生は1年生と2年生、
この4学年の秋田県内の子どもたち800人を連れて、少年の船というプログラムで出かけていったんですよ。
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こちらは雪国なので、冬休みがとても長かったんですね。今は夏休みの方が長くなったんですけど、当時は夏休みも冬休みも1ヶ月ぐらいずつありました。
その当時、冬休みは年末、そうですね25日ぐらいからお休みで、1月の20日ぐらいまでお休みでした。
その年明けすぐの出発だったように記憶してるんですけど、その時に船に乗り込んで行きました。
同じ学校からお友達が全然参加しなかったので、ポツンと私は一人だけだったんです。
どうやって友達を作ったらいいか途方に暮れてしまいました。
実は私の地元というのは幼稚園から中学3年までが全く同じメンバーで過ごすんですよ。
例えば小学校に入る時にドコドコ幼稚園とドコドコ幼稚園が一緒になってこの小学校ということもなければ、別れることもない。
さらに別の小学校と統合されて一つの中学校になるということもなく、全く同じメンバーで中3までを過ごすんですよ。
なので仲良しグループっていうのがもう確立されていて、そこから広がるということはあっても、ポツンと一人っていうことは初めての経験のように思いました。
初めての外国旅行でとってもウキウキしていたはずなのに、最初はもう辛くてしょうがなかったんですよね。
ただその後グッと友達の輪が広がるという瞬間があって、どういうきっかけがあったかも覚えてないんですけど、
でも一人とお友達になると、その一人が同じ学校から来ている人たちがたくさんいて、そことも一気に広がるっていう感じがあって、
そこからがぜん楽しくなったのを覚えています。
中学生のお姉さんたちから英語をちょっと教えてもらって、それを現地の人たちとちょっと会話をした時に、通じた時の喜びとか本当に思い出して、
私は英語を頑張ろうと思ったのは、あれが原点だったな。
そして中学校の時はNHKラジオの起走英語を前朝6時に起きて、毎日毎日聞いてました。
それを聞きながら3年間を過ごしました。
それが良かったかどうだかわからなかったんですけど、同級生と比べるとRの発音が綺麗だっていうことで、英語の先生にも褒めてもらって、
中学2年の時は学校を代表して英語暗唱大会というのに出場しました。
そして中3の時は自分の英作文を発表するという暗唱ではなくて弁論大会というのに出場させてもらいました。
その頃、海外の文通もしたくなって、海外の文通相手を探して、そしてオランダの方とつながったんですよ。
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そんなところが私の英語に対する興味の原点だったなぁと思い出すことができました。
それにしても本当に大事なことを忘れてましたね。思い出せてよかったなぁと思います。
その少年の船のプログラムで出会った人たちとはどうなったかっていうと、当時別にLINEがあるわけじゃないし、電話番号を交換するっていうことをしたかもしれないんですけど、
家電でね、家に帰ってから元気いって電話するような感じってないじゃないですか。
そのままつながりは途絶えてしまってたんですけど、高校に入った時に同じ地域の人たちとはまた再会するんですよ。
あー少年の船にいた子だよねって言って、またすぐ仲良くなれたりとか、そういうことが起こってすっごく嬉しくなったりとか、
あと文通相手は、一旦私が大学の時に途切れるんですけど、後にFacebookでつながるんですよ。
今つながっていて、このコロナになった時もあなたの国ではどう?っていうようなやり取りを直接できたりとか、
日々彼女と彼女の家族の写真を載せてくれているので、それにいいねって残したり、コメントを残したりしてつながっているんですよね。
だからそれって本当にこの少年の船が原点だったなっていうことを思い出しました。
こういう自分の原点を見つける旅っていうのはなかなかいいなと思いました。
私の昔のことを掘り下げるきっかけとなった来月のお仕事については、そのお仕事が終わった後でまたたっぷりとお話をしたいと思います。
鶴岳稽古と花火と天気と。 日本の秋田県から発信しています。
それではまた明日。
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