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2024-06-08 05:32

【0736】2024/06/08 最高の褒め言葉「いい時間でした」

2024/06/08

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おはようございます。鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて日々感じたことなどを語る声の日記です。 日本の秋田県から毎朝更新しています。
私はライフワークとして20日に1編インタビュー記事を発行していますが、次回は6月17日です。
この6月17日が50人目のインタビュー記事になります。 既に準備は整っていまして、
さらに実はこのところ、先々の対談がどんどん行われています。 私が記事を書くというタスクだけが溜まっている状態なんです。
6月17日に向けた作業をしながら、6月に入って既に2回ズームでの対談をして、 来週またズーム対談をします。
さらにタスクが増えていくっていうことでもあるんですが、大丈夫か私と思う一方で、 その方の人生を深掘りしていくっていうことは、毎回刺激を受けまくる作業なんですね。
私が受けたこの感覚をたくさんの方にも感じて欲しくて、 そしてこの活動が今の自分のまま頑張っていればいいんだと背中を押してくれたりとか、
もしかしたら知らず知らずのうちに作ってしまっていた壁を壊して、踏み出す勇気みたいなものになったりとか、 読者の方がそうなったらいいなっていうふうに思っています。
まさにこの数日の対談の中で、そういえばそうだったなっていうことを思い出したという瞬間があったんです。
それは何かって言いますと、司会という仕事についての評価のされ方について思い出したんです。 評価のされ方っていうとちょっと硬い言い方かもしれませんけれど、
最上級の褒められ方っていうのはおかげさまでいい時間でした。ありがとうございます。 こうやって言われた時に本当に嬉しくなったんですね。
これ詳しく話しますと、私の司会デビューは大学2年生の時です。 20歳になった10月のことでした。
人前で話すのが苦手だったので、社会人になる前にその苦手を克服するためにアナウンス学校へ行ったっていうのがきっかけなんですけど、
声を鍛えるところからスタートして、毎日すっごく声のトレーニングをしたんです。 そうやってトレーニングを重ねていったある時、自分の声が響いて聞こえる瞬間というのがやってきて、
自信が持てるようになったんです。 それでプロの司会者になっていくっていうその道がスタートするわけです。
なので一つ司会の仕事を終えた時に、いい声ですねって言われると、本当にとっても嬉しく思ったものです。
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そのうち上手な司会でしたとか名司会なんて言われると、天にも昇る気持ちになったものです。
それがある時、「おかげさまでいい時間を過ごせました。ありがとうございます。いい結婚披露宴でしたね。」って言われたんです。
その時に、「ああ私はこのためにやってきたんだな。この声を、この言葉を聞くためにやってきたんだな。」って感じたんです。
いい声も上手な司会と言われることももちろん嬉しいんですけれど、その司会の仕事をするその時間の中で、司会の仕事っていうのはその時間の空間、空気を作る仕事なんだなって思ったんです。
その時間、その場所の中で私が一番になるんじゃないんだなっていうふうに思ったんです。逆に言いますとね、気になる存在じゃダメだなって思ったんです。
気になるっていうのは聞きづらい声色だったり、聞きづらい音量もそうでしょうし、正しい日本語じゃないとお客様は気になるし、リズムが変だと気になる。
リズムっていうのはまあ間合いとかですね。つまり変てこな進行の仕方だと気になってしまうので、その時間がいい時間だったっていう風にならないじゃないですか。
ですから、いい声も上手な司会も基本ではあるんです。基本ではあるんですけれども、それができた上でいい空気を作れた時に、おかげさまでいい時間だった、いい結婚披露宴だった、いい葬儀、国別式だった、最高のステージだったとか、面白かった、また来年ってなるんだよなって思います。
そういうことを20代の頃に私はよく話していたんだなっていうことを思い出しました。すっかり忘れていたんです。
このところの対談で記憶のスイッチがピッと押されるようなそんな瞬間があったので、今日はそんなお話でした。
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あわせてご利用ください。ではまた明日もお会いしましょう。
鶴岡慶子でした。
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