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2024-04-20 04:19

【0687】2024/04/20 八方咲 #打揚花火

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2024/04/20

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おはようございます、鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
司会やナレーションを通じて、日々感じたことなどを語る声の日記です。 日本の秋田県から毎朝更新しています。
今日は打ち上げ花火のお話です。 タイトルのハッシュタグにもありますが、打ち上げのあげという漢字。
本来は、てへんに陽という文字を書きます。 太陽の陽は、小里編ですが、これのてへんバージョン、この陽という字を書きます。
高揚感とか、刻意発陽の陽を使います。 この陽の文字というのは、上がるという意味だったり、それから開くという意味があったりします。
花火業界では、この陽と上の文字を使い分けています。 本来はすべて陽の字を使うところなんですけれど、
おもちゃ花火で遊ぶ子供たちには、この陽の文字が難しいということで、上の文字を使うことになりました。
ということで、正式な陽の文字は、通常の花火というか、煙に火と書く煙火、職人技の花火という感じですかね。
それに使います。そして上の文字は、おもちゃ花火に使います。そうやって使い分けているんですね。
なので、私たち花火鑑賞師が扱う題材というのは、上ではなく、陽の文字で使われる打ち上げ花火なんです。
1週間後には大曲りの花火、春の賞が行われます。 そして2週間後には日本国家園桜祭り花火賞です。
私は2週間後の花火の解説と進行をする予定になっています。 今年は八方咲きの花火が何発か上がります。
八方に咲くと書くんですが、その文字通り、地方八方に花火が上がる、広がるという、そんな特徴を持っている花火です。
打ち上げられた花火が中心から放射状に広がって、まるで花が開くような、そんな美しい模様を描くんですね。
八方咲きの花火は、万華鏡という名前で打ち上がることもあります。
万華鏡という名前でわかるように、色とりどりの花火が広がっていきますので、多彩な色彩とか、それから模様が見られたりします。
色でいうと赤とか青とか緑とか、いろんな色が混じり合って、本当に美しい光景を描き出す、そんな花火です。
今年の日本国家園桜祭り花火賞では、緑銀蘭八方咲き、紫銀蘭八方咲き、ピンクオレンジ点滅八方咲きが打ち上がります。
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銀蘭というのは、別名で光雪、雪が降るということもあって、光の咲きが毛羽立つような、そんな印象もあったりする、そんな花火なんですね。
これが八方咲きと組み合わせた花火ですから、いろんな変化が楽しめそうです。
点滅の方は、文字通り点滅する花火なので、これが八方咲きと組み合わせたものということになります。
こちらは瞬きせずに見てもらいたい花火です。
こうやって銀蘭の花火、点滅の花火というのは、それぞれ以前は単体のものだったんですよね。
菊銀蘭とか菊点滅、菊咲き点滅みたいな、そんな花火だったんですよ。
それがさらにいろんな花火と、今回はこの八方咲きと組み合わせているわけなんですけど、こうやって組み合わせて、いろんな花火がどんどん生み出されているってことです。
年々高度な技術を駆使した花火になっているなっていう印象です。
コンクールの花火ではそんな風に鑑賞すると、もっと楽しめると思います。
この配信はアップルポッドキャストを他各種プラットフォームでお届けしています。
ではまた明日もお会いしましょう。
鶴賀恵子でした。
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