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おはようございます、鶴岡慶子です。
この配信では、視界やナレーションを通じて日々感じたことなどをお話ししています。
ちょっと嫌だなぁと思ったことも、視点を変えて前向きに物事を捉えたり、
結果オーライ、良かったねーと思えるように、考え方のコツなどを皆さんと一緒にシェアしていきます。
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今日は、パソコンのフォントについてお話をしていきます。
とりわけ、角ポップ体についてお話をします。
特に私が気になるのは、創英角ポップ体というデザイン文字です。
これ、私が住んでいる市町村からのお便り、例えば健康診断であるとか、
税金のことであるとか、行政からお便りをいただくときに、この角ポップ体が多用されているんです。
例えば、何年から何年のお生まれのあなたは、
このハガキでその検診を受け、
このハガキでその検診を受けるような申し込みをしてください、と書かれてあります。
これは非常に残念なんですけれども、仕事の価値を下げます。
素人の仕事に見えてしまいます。
あと、よく見かけるのは、高速道路のパーキングエリア、サービスエリアのトイレの中に、
トイレットペーパー以外は流さないでください。
ご協力をお願いいたします、という張り紙。
そこに使われていることが多いです。
ちょっと古い話になりますが、
一発の再稼働の裁判だったと思いますが、
裁判が終わって、無罪とか、そういう紙を持って走ってくる方いるじゃないですか。
あれが、縦書きで各ポップ体が使われていたことがあります。
あとは何でしょうね、コンサートとかの行列ができていて、
最高尾とかも各ポップ体のこともありますよね。
それから、入場券をお持ちでない方は、この列にお並びください、とかいう、
それ、世界遺産で使われてたりするんですよね。
非常に残念です。
この総営各ポップ体っていうのは、マイクロソフトオフィスにデフォルトで入っている書体です。
一方で、マックには入っていないです。
マックでもオフィスを使えば、そこには入ってくるんですが、もともとは入っていないです。
マックは、デザインとかクリエイティブな仕事をする方が、たくさんこのマックキーっていうのを扱っています。
結局、そういう人は、このフォントを絶対に選ばない、ということでもあります。
一方で、行政では、
ウィンドウズが使われていることが多いんですけれども、そうなると、オフィスが入っていて、
この総営各ポップ体を選びやすくなってしまっている、ということでもあると思います。
ですから、これは想像なんですが、おそらく観光庁とかでお勤めしているデザイナーではない、
まあまあ一般の人、まあ素人さんが、なんとなく可愛いから、っていうので選んじゃうんですよね。
うっかり選んじゃうのが、この総営各ポップ体だと思います。
太くて、そして、
見出しに使えそうだな、と思う、その書体を選ぼうと思ったら、
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この各ポップ体か、あるいは各ゴシック体、おそらくこの2択になるんじゃないかなと思います。
ここでもし、あなたがパソコンをお持ちであれば、そしてマイクロソフトオフィスを入れているのであれば、
各ポップ体を見ることができると思うんですけど、ぜひチェックしてもらいたいんですが、
ポップっていうカタカナ、見てもらうと、ポップのプの字をチェックしてみてください。
プの丸の位置、おかしなところにありませんか?
本来のプっていうのは、この丸の位置が右上の方に位置しているはずなんです。
でも、ポップ体の丸は、下の方に、右下の方に位置しているんですよね。
こうやって、わざとバランスをおかしくしているんです。
あと、字のバランスが悪いということで言うと、本来は払うところが止めになっていたりすることもあります。
これ、広告のために、
するためのデザイン文字なので、わざとバランスを崩している。
わざと、嘘の字を書いている、ということでもあるんですよね。
このポップ体のポップって、何を表しているかっていうと、
ポイントオブパーチェスの略なんです。
ポイントオブパーチェス。
どういうことかっていうと、さっきも言ったんですけれども、広告のための文字なんです。
ですから、バランスが悪くて、ついつい見てしまうという、目を引くためのものなので、
この文字が最も似合う場所っていうのは、店頭。
しかも、例えば、みかんの売り場のところに、みかんっていう、吹き出しの中にみかんって書いてあったら、
この文字を使っていると、非常に効果的だと思います。
こういうルールを知らない方が、チラシとか掲示板を職場のパソコンで作っていると、
残念ながら、ああいうことになっちゃうんだろうな、と思います。
そして、あ、素人が作ったんだなっていうふうに思いますし、
仕事の価値を下げてしまいます。
私以前、ラジオの生放送をしていたときの旧シート、進行表のことですけれども、
これに、この総営、各ポップ隊を多用しているディレクターがいたんです。
それは、私、お願いだから、Windowsを使っているのであれば、
メイリオか、あるいは、MS民調隊か、ゴシック隊、いずれかにしてほしい、というふうにお願いをしました。
考えてみてください。
あの文字で、ニュース原稿が、
書かれてあったら、どうですか?
あの、わざとバランスを崩している文字が、ずーっと並んでいたら、
内容が入ってこないし、非常に読みづらいんですよね。
こう考えると、例えば緊急性の高いものであるとか、
重要度、公式性の高いもの、
あるいは、専門性とか、価値の高いものとか、真面目なメッセージとか、
フォーマルなものについては、各ポップ隊は、全くそぐわない。
っていうことなんですよ。
ですから、私、市町村から来るお手紙は、毎年、もやもやしています。
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今年も、検診のご案内が来たんですけど、
やっぱり、各ポップ隊なんですよね。
もし、お時間があったら、新聞広告の折り込みチラシってありますよね。
そこを見てみてください。
あのチラシって、プロがデザインしているんですけど、
ほとんど、この書体は使われていないはずです。
文字のレイアウトや、色合いで、
勝負しているはずです。
もし、あなたが、何かの専門家だとして、
サービスや商品のチラシを作ろうとした時には、
書体からも伝わることがあるんだっていうことを、
よく分かっていた方がいいと思います。
今日は、書体について、フォントについてお話をしました。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなど、
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それではまた、明日もお会いしましょう。
鶴岡恵子でした。
ご視聴ありがとうございました。