00:01
もっとPRの話をしよう。聴くPR TALK
はい、皆さんこんにちは。聴くPR TALK by talentbook。私がパーソナリティーの久保 圭太と申します。
そして、PR Tableの大堀 幸です。よろしくお願いします。
この番組は、PR Tableで働く我々二人がテーブルを囲み、PRを実践する様々なゲストを呼びして、もっとPRの話をしようという趣旨の番組でございます。
今日のゲストはですね、PRの中でもパブリックレーションズの色々なリレーションがあると思うんですけども、
今日はですね、IRをテーマにしたゲストをお呼びしております。IRはインベスターリレーションズの略なんですけども、投資家とか株主とのリレーションと
こちらをですね、テーマにゲストの方とお話したいなと、この方とちょっとお話したいなと思ってですね、お声掛けさせていただきました。
はい、それではちょっと早速お呼びしたいと思います。IR支援会社のですね、リンクコーポレートコミュニケーションズから一ノ瀬病太郎さんに来ていただきました。よろしくお願い致しまーす。
よろしくお願いしまーす。
ご無沙汰しておりまーす。
相変わらず爽やかですね。
いえいえいえいえいえ。そんなそんな。
相変わらず爽やか。
一ノ瀬さんとは多分3年、4年くらい前からのお付き合いだと思うんですけど、リンクアンドモチベーションズさんでIRを過去に担当されていた時に、
投資家でイベントとかインタビューで最初にお付き合いさせていただいたっていうところからのきっかけですよね。
そうですね。
その時ぶりという形で、コウさんが最初あれですか、きっかけとしてはそのイベントからって感じですか?
最初のリンクアンドモチベーションズさんのIRの話をどっかで聞いて、一ノ瀬さんと話してみたいなっていうので、多分お邪魔させていただいたのかなオフィスに。
そうですね。覚えてます。銀太のオフィスにお越しいただいて。
感銘を受けたというか、とても共感したのが、IRにおける組織とか人のエモーショナルな部分、人の生産性を含めたところが株価っていうところにつながる形でお話を聞いて、
とても共感したし、お話も腹落ちをできるような内容だったので、というところからですね。
なるほどですね。記事もぜひ読んでいただきたいんですけど、まずちょっと最初にその辺の話が入っていく前に、一ノ瀬さんから簡単に自己紹介からしていただければと思います。
そうですね、私は今、IR支援会社ということでですね、リンクアンドモチベーショングループの中でコーポレートコミュニケーションを支援する立場にいるんですけれども、もともとはですね、リンクアンドモチベーションという会社に新卒で、2010年から新卒に入って、
03:12
コーポレート部門の方でですね、いろいろとファイナンス周りとか経営とか財務とかですね、そういった業務をいろいろと携わらせていただいたということがありまして、その中で最初その経営とか財務とか経営企画とかそういう数字系を中心とした会社づくりのチームにいたんですけれども、そこからですね、コミュニケーションを統括するチーム、
広報秘書っていうチームだったんですけども、そちらに移って、そこからですね、IRの出会いがあって、主に社外広報、PR、IRの担当マネージャーとして、数年間、リンクアンドモチベーションという会社の、メインはIRだったんですけども、そちらを担当させていただいたという形ですね。
2019年から今の会社ですけれども、そんなキャリアの中で。なので、なんて言うんですかね、IR、モチベーションっていうキーワードを大事にしながらIRをやってきた人、みたいな感じですね。
なるほど。ありがとうございます。じゃあそうですよね、そのIRっていうもの自体に、じゃあ携わられたというか、本当になさったのは新卒で入ってから数年経ってからってことですね。
そうですね。本格的に携わるようになったのは入社して5年ぐらいですかね。それまで経緯だったので、決算とかも対応してたんですね。
市販機ごとに決算の数字を占めて、監査法人と対応した上で、対外的にこの数字が作れるねっていうアウトプットまで作る、決算単身とか、説明会資料とか、その後までやっていたんですけども、そこからまさに投資家とのコミュニケーションというところでしたね。
そこは全然私はやってなくて、アウトプットするところで終わってたんですけども、なので本格的にIR担当として投資家と向き合う、会話するというところが始まったのはそうですね、2015年、2016年ぐらい。
なるほど。そこでIRの担当されて、今は支援する側をやられているという理解ですかね。
そうですね。IRの実務担当者から、今はIR支援者の立場に転身しているという形で。
実務者から支援者になってどうでした?気づいたこととか。
いやー、難しいですね。日々、正解はないなってことをすごく痛感してまして、
06:06
人間のモチベーションのIRさせていただいたときは、非常に恵まれた環境の中で、経営としてもIRコミットするぞというところもありましたし、事業的にも追い風だったりとか、現場の成果がすごく出ていたフェーズだったので、
3年間で株価がマックス14倍ぐらい上がったんですよね。
自分一人の力なんて全く思ってはいないんですけれども、頑張って活動するほどに手応えもあったので、
すごいIR楽しいなとか、やっぱりこういうIRがいいんじゃないかとか、自分の中でうっすらと正解像みたいなのが見えてきた部分があったんですよね。
実務から今度は支援者の立場になるわけですけれども、やっぱりその自分が見えてきた正解像みたいなのを、ちょっとこう押し付けるじゃないですけれども、こうあるべきでしょうみたいなことをですね、いろいろとクライアントさんともお話しさせていただきながら、
これはインカのモチベーションのIRだったんだなということで、そこから使えるエッセンスもあるかもわからないですけれども、それが全てじゃなくて、やっぱり各社さんとも状況も違うし、お付き合いをされているステークホルダーも違うということを踏まえると、
やっぱり一社一社が答えを見つけていくしかないんだなっていう、そういう旅みたいなものなんだなということをですね、日々支援者構えになって改めて学ばせていただくというか、通過をする日々ですね。
前回のインタビュー記事で、2年で株価を8番にした全社一丸IRというテーマで取材をさせてもらったわけですけど、その時にすごい、改めて読み返していて印象的だったのが、IRといえど、投資家、株主に向き合うだけじゃなくて、社内にも向き合うべきだと。
うちと外の双方が地続きに存在しているから、全体コミュニケーションを設計することが重要だったのしか、とても印象的だったんですけど、この辺りのスタンスっていうのはでも、やっぱり大事にされた上で支援とかもされてたりするんですか。
そうですね。先ほど正解はないという話はさせていただきましたけれども、ただそれでも、かなり普遍的に使える考え方というかテーマはあるのかなと思っていて、伝え方とか表現の仕方、PRもIRもあると思うんですけれども、
09:04
そういう表現の追求だけではなくて、やっぱり中身を作っていく、より良い会社という作品を作っていくということに関わっていくということはすごく大事なのかなというふうに思ってまして、そこは今でもすごく大事にしてますかね。
コウさん当時ね、それこそ最初にお声掛けしたときに気になって連絡してイベントは実現したと思うんですけど、前職ではIPOとかも経験されてたりとか、そのIRというもの自体に結構興味がもともとあったんですか、コウさん自身というのは。
そうですね、前職でIRの本流はやってないんですけど、まずマテリアル準備、数値面以外のところのマテリアル準備とかは直接だったりしていて、企業をしてメンチャーキャピタルさんから出資いただくって、これもIRだと思うので、これを自分でやった身としてすごい思ったのは、数字とか成長性もちろんのこと、やっぱりエモーショナルな要素も、
加味されて出資に至ってるっていう経験もしてるので、何でしょう、そういうのもあって共感というか、そうなんですよね。
共感って大事ですよね。
大事ですよね。
私、やっぱり経営の大きなテーマは共感なんじゃないかなって、そこは今でもずっと変わらずに思ってるんですよね。
それはIRっていう切り口だけじゃなく、会社のコープレートコミュニケーション全般として、IRっていう部分にこれまでフォーカスしてやられてきてるじゃないですか、一ノ瀬さんは。
それは何だろうな、特に会社のコミュニケーションが数字としても見える化されやすいみたいな感覚ってありますか。
結構広報とかPRって数値化されにくかったり、結果が見えにくいってよくあると思うんですけど、IRってやっぱり結構数字に変動というか、反応が返ってくるみたいなイメージなんですかね。
いやー、それがだから難しいんですよね。もしかしたらPR活動以上には株価とか時価総額とか、もうちょっと細かく言えば出来高とかありますけれども、そういう指標で今の会社が資本市場からどういうリアクションを受けているのかみたいなところは、
うかがい知る指標はいくつかはあるかなというふうには思うんですけども、それが全てでもないかなと思いますし、特にその資本市場はやっぱりマクロの環境とか政治的な動きとか、そういう影響も多分に受けるので、自分たちがこうやった、例えばこの3ヶ月IR活動これしました。
12:18
の結果としてこの株価ですよねっていう、やっぱり紐付けは非常に難しいなぁと思うんですよね。
あとは、やっぱり企業のステージによっても株価みたいなものを単純に掲げるべきなのかどうかみたいなところもあるような気がしていてですね。
基本的には企業価値皆さん上げていきたいので、株価が上がるほど良いよね、みたいな話ではありますけれども、やっぱり適正な株価、株価の乱高下と言われますけど、そういうのがない状態を投資家に提供してあげるということも、やっぱりそれも価値だと思うので。
上げるだけがゴールじゃないってことですよね。
そうなんですよね。難しいなと思うんですよね。
フェアバリューっていう言葉もありますけど、本当に高値で買ってもらうためには何でもするじゃなくて、いかにお互い情報を開示して適切に売買されるかっていうね。
そこってすっごい難しい世界線なんだろうなぁって思います。僕らもまだプライベートなんで。
PRもなかなか同じ悩みとか苦しみってあるような気がするんですよね。
営業数字みたいな目に見えて、自分が稼ぎましたみたいなのがやっぱりないわけですし、時間軸もだいぶ違うと思うんですよね。ずっと活動し続けて詰め上がっていくものもあると思うので。
非常に難しいなぁっていうことをいろいろぐるぐる考えて、結果やっぱり落ち着いたことは、やっぱりファンをどれだけ作るかっていうことを大目的に掲げて、
これはファン想像になっているんだろうかっていうことを問い直す活動として点検する、チェックするっていうことがすごく大事なことかな。
中傷的な話なんですけども。でも忘れちゃいけないことだなぁ。
なかなかIRの話とか、割と専門的だと思うんで、そこに関わってない方だと、その知見だったり、この話って聞く機会あんまないと思うんですよね。
15:00
そうですね。
勉強させていただきたいですもん。
IRの情報ってやっぱりないんですよね。
一応本とか出版されていらっしゃる、それこそこの業界の初先輩方がいらっしゃいますけれども、そういうのもすごい大事だと思うんですよね。
勉強になることもありますし、やっぱり経験値がなく、これから初めてIRやるっていう方も多くいらっしゃる中では、すごく業界の財産になっていくと思うので、非常にいいところですけど、
やっぱり他の領域のビジネスで、例えばPRだったり、マーケティング、広告宣伝とか、営業、セールスとか、そういう領域に比べると非常に手に入れられる情報はすごい少ないのかなと思います。
ありがとうございます。
あと一ノ瀬さんとぜひお話してみたいなと思ってたのが、先日リンクアウトモチベーションさんのリリースをちょっと拝見させてもらったんですけど、
いわゆる投資家が最も望むのは人的資本開示の充実化であるという意識調査結果のリリースを一ノ瀬さんが出されていて、
あと開示自身の認証取得しました、みたいな記事も出ていたのを拝見しまして、ここら辺に投資家の意識の変化みたいなところを、
実際今支援されている一ノ瀬さん自身も感じられているのかなと思って、このあたりのテーマでぜひお伺いしたいなと思って拝見させてもらいました。
このリリースとかは何か、一ノ瀬さんご自身に関わったりしたんですか。
そうですね、主体はリンクアウトモチベーションのリリースになるので、
人的資本に関する調査の部分は調査チームがあって、そこが動いていた形なんですよね。
私はアンケートの項目設計のところで、ちょっとだけ自分たちの意見をお伝えさせていただいたぐらいなので、
リンクアウトモチベーションの方で主体で動いていて、
ISO30414の方の取得といったところも、本社の方のIRチームと人事のセクションを中心に進めていたので、
全く関わりがないわけではないんですけれども、メインはそちらで進んでいったという形かなと思います。
調査というのは、こういった背景というか意識の変化を感じられているというところがあって、調査をするという流れになったんですか。
そうですね、もともと私たちグループでリンクアウトモチベーションという、社名にもモチベーションと入れている通り、
18:04
従業員のモチベーションが非常に経営においては大事であって、そこのモチベーションが高まることによって経営がドライブされるという、
そういう考えを大切にしましょう。そして経営の中においても、そういうモチベーションをマネジメントしていくという考え方が広がっていければ、
もっともっと日本が良い国になるんじゃないかという、そんなところがやっぱりグループの創業の原点なんですよね。
なので、そういう意味では私たちは経営の物差しとして、どのような人的資本を抱えているのか、保有しているのか、そしてそれはどういう状態なのか、
ここについて、もっともっと経営としてのプライオリティを高めていくということが非常に重要なんじゃないかという考え方があったわけですね。
昨今、資本市場のここ5年とか10年とか、そういう流れの中で、投資家も非財務の情報について注目をしていきましょうという流れがかなり出てきていて、
その中にESGの文脈があったりするわけですけども、その中でもですね、いろんな非財務があるわけですね。
関係資本があったりですとか、自然資本があったりとか、知的財産系の資本があったりとかあるわけですけど、その中に一つ、人的資本というものが言葉として使われるわけなんですけども、
確かにいろんな非財務は大事なんですけれども、そこが最終的に財務になっていく、変わっていくということは理解しているんですけども、ここをどう考えるかですね。
私たちはその非財務の中でも、この人的資本ってかなり根源的で、他の非財務にも通じるものなんじゃないかなと。
価値の原点は結構そこにあるんじゃないかということを強く私たちは思っていましたので、投資家もきっとそういうことを思っているんじゃなかろうかと。
今考えたので、そこについて今現時点で、この調査は国内の基幹投資家中心ですけれども、企業の内情というか、見えていない部分ですね。
そういったところを見るにあたって、どんな非財務を大事にしているのか、その中でも人的資本のどういうところに注目をしていて、企業を見ているんですかということを調査してみたらいいよね、面白いよねということで、こういう調査が動き出したというのも聞いていますね。
21:04
結果として出た数字を見て、どんな印象でしたか?
やはり、人的資本というところに対しての注目度というのはやはり大きいんだなぁといったところ。
いろいろと伝え聞くところとかもあるんですよね。
投資家との話の中で、そこって大事ですよねみたいな話もありますし、私たちが支援をさせていただくクライアントさんの中でも、人材に対してどのような開示をしていくのか、どういうマネジメントをするか、あるいはどんな状態にあるかの開示をするかとか、
そういったところをテーマとして大きくなってきているという話をいただいていたので、ルールやガイドラインが変わってきているみたいな話もあるんですけれども、そもそもそういう潮流があるなというのは感じてはいたんですね。
やっぱりこういうサーベイで、こういう数字で見えてくると、結構そういう動きっていうのはあるんだなぁみたいなところですね。ファクトで見えてきて。
やっぱりこの流れっていうのは、これから先も広がっていきそうだなぁなんていうことを。
まさに開示が必要だと考える項目の生産性とか組織文化ダイバーシティあたりが高く出てますけど、
コウさんこのあたり結果とか見て、結構ね当社のタレントブックとかで導入しているお客様の実施している目的とかの近いテーマがそう出てますよね。
企業さんによっては、IRの大企業さんとか金融系のお客さんがいらっしゃるんですけど、コーポレートサイトで割と
タレントブックを使って社員が働きがいを発信してますみたいな、割とこう、投資家が見るようなページでタレントブックを使っていることを言ってくださったりとか、
機関投資家向けの資料の中にも、我々をタレントブックを使ってやってるって言ってくださった企業もあったりとか、
なので、我々の今事業としてもここはとても興味が高いですし、今後本当どうなっていくんだろうなーっていうのはね、興味深いでしたね、これ見ていても。
いわゆる非財務情報と言いますか、人の価値っていうところがもっともっと企業の重要資産という形で伝わっていくという、
ルールというか整備されていくっていうのがとてもいいなって思ってますね。
24:01
だから以前からね、エンゲージメントスコアとかが株価に影響するみたいなデータとかはよく拝見してましたけども、なんかそれを改めてこういう切り口でまた取って実証されたなっていう感覚だったんですけど。
そうですね、これがなんて言うんですかね、やっぱり経営戦略に下づいていることがすごく大事だと思うんですよね。
こういう人的資本系の話って、いろんな角度で開示しましょうっていう話があるんですけども、すごくアバウトに分類をすると、リスク観点とか衛生要因的に対応しなきゃいけない観点と、
もう少し攻めの観点というか、生産性向上につながる観点と、両側面があるっていうグラデーションがあるんですけども、そういう考え方がありまして、その前者のリスク要因とか衛生的要因みたいな話で言うと、やっぱりそのコンプライアンスの意識だったりとか、
人権の問題だったりとかですね、労働環境の問題ですとか、やっぱりそういう観点になってくるんですよね。ここはここで一つ、企業のリスクですよね、みたいなところであったりですとか、そういうところに真摯に向き合ってない企業には投資すべきではないんじゃないかみたいな、そういうガイドラインも投資家の中にはあったりしますので、
まずそこにどう対処するかというのは非常に重要だと思うんですね。
さらに注目を浴びているのは、従業員エンゲージメントをはじめとする企業の成長に寄与、ダイレクトに寄与していく、あるいはその生産性向上に寄与する人的資本とは何なのかというところなんですよね。
ここがモチベーションであったりとか、エンゲージメント、あるいはそこに付随していく組織文化、カルチャーとか、人材育成とかスキル能力開発とかそういったものもあるんですけれども、
なのでそういう部分は結構注目が高まっているのかなということがあります。
こういう項目で見ると確かにこの生産性とかこういうのを見ていくと業績に直結しそうだなって何か思いますもんね、項目分解してみると。
そうですね。
株価に影響するなっていうのがなかなか繋がっていくなっていう感覚はあります。
やっぱり事業戦略そのものがサステナブルな成長を実現できるかどうかで言うと、やっぱりそれだけだと不十分なんじゃないかっていう見解がやっぱり資本市場の中にはどんどん高まってきてるんじゃないかなというふうに思っていまして、
27:12
当然優れたビジネスモデルあるいはその強みのあるサービスですとか技術とかそういったものでグーッと力強く伸びていくというビジネスモデルやコーポレートストーリーというものも言えると思うんですけれども、
やはりこのビジネスがどんどんサイクルが早くなってきていて、去年すごく伸びたプロダクトやその領域があって、今年はもうそんな感じじゃないみたいなこともすごくあると思うんですよね。
あるいは第一次産業、第二次産業はあまり比率として大きくなくなってきているので、基本的には第三次産業的なソフトビジネスが中心だと思うんですけれども、そのソフトビジネスをアイディアで先行者利益的に進んでいくというところもあると思うんですけど、
追随してくるライバルがあっという間に増えてくるっていうのが、やっぱり今このビジネス環境の競争を劇化させているなぁなんて思います。
そうなってくると、やっぱりビジネスモデルそのもので競争優位を持続的に維持するっていうのはすごく難しくなってくるんですよ。
なので、真似をできない優位性をいかに会社の中に持つかということもすごく大事なテーマになってくると思っています。
その模倣性の低い強みは何かというと、私たちは人的資本じゃないかなと。
特に組織カルチャーとか従業員と会社との結びつき、エジメントと呼ばれますけど、
そういったところを真似しようと思ったらなかなか真似できない。
同じビジネスモデルなのに、あの会社はむちゃくちゃ熱量がある。
同じ熱量を問うんで、この熱をグロースさせることができないのかみたいな。
ここはやっぱり無法不可能なんですよね。
そういう意味でも、持続的に事業が伸びていくかどうかはビジネスモデルの美しさに加えて、
それを実現させ続けることのできる人的資本があるかどうかっていう観点が、やっぱり投資家の中でも非常に今昨今重視されているように感じますし、
そこの開示が企業も増えてきているので、より把握しやすくなってきた時代になってきているんじゃないかな。
30:03
ひも解いていただくとすごく踏み落ちますね。
これからは企業のコアになる、しにくい人的資本というもの。
ここがどんどんオープンになっていく社会になると思うんですね。
これは投資家からの要請があって、企業側もそれを開示していくという動きが、上場企業に留まらず、非常上企業もどんどん開示する動きになっていますので、そこも進みますし、
あとはメディアが発達してきているということもすごく大きなポイントかなと思ってまして、
例えば口コミサイトがあるとかですね、オープンワークみたいな口コミサイトがあったりとか、
SNSも発展してきている、ツイッター上でもいろんな会社の社員がつぶやいているとか、
そして転職が当たり前の時代になって人材が流動化しているので、あの会社はこうだよ、みたいな話もいろんなところから耳に入ってくるようになるということですね。
すごく会社のその人的資本がオープンになってくる。これはもうますます加速する。
そのジョンさんからのご視点で、そういった時に、タレントブックとかのストーリーが載っているというのはどうですか?
IRに活用できそうな印象はありますか?
すごくいいんじゃないかなと思ってまして、企業の厚さってなかなかうかがい知ることができないんじゃないかなと思っているんですね。
やっぱりその外形的な会社のブランドであったりとか、情報の開示って広告があったりとかホームページがあったりとか、いろいろすると思うんですね。
最近であれば会社の公式SNSがあったりとかあると思うんですけど、なかなかそこでそこに働く人の本気の思いとか、
どれだけの熱量であるいは覚悟でやっているのかをうかがい知ることってまだまだ難しいかなというふうに思うので、
そういうところがどんどんどんどんフォーカスが当たっていくっていうのは非常にいい世界になっているんじゃないかなというのは、
肌から見て思うところですね。
そうですよね。まさに個人的資本を開示していく流れの中で、エンゲージメント数字を測るもそうだし、こういうふうにコンテンツ化して可視化していくということもマストにやっていかなきゃいけないよねみたいな空気感を作っていきたいなとは思ってますね。
そうですね。最初の話に戻りますけど、やっぱり共感がテーマだと思うんですよね。
33:07
投資家もそうですし、従業員もそうですし、お客さんもそうだと思うんですけども、やっぱりこれがいいことだと思ってやってますとか活動してます。
ここに向かおうと思ってるんです。みたいなことについてステークホルダーがそれいいねって言ってくれるかどうかが、
会社の自由を広げるような気がするんですよね。
やっぱり応援者がいっぱいいるといろんなことができると思うんですよ。
そうですね。IRに限らず本当にパブリクリエーションとか会社のコミュニケーション全般の話をしていただいたなという感じがしましたね。
ありがとうございます。さすがIR実際に実務やりつつ、今も支援されている側も含めたいろんな視点の話をしていただいたなと思うんですけども、
コウさんちょっと今日そうじて話をしてみていかがでしたか?
そうですね。でも本当ずっと一ノ瀬さんのおっしゃってることはもう変わらずブレていないので、
久々にお話できて改めてこのIRにおける熱量っていうかそこのホームポジションを守っていたのでとても幸せな気持ちになりました。
僕らも一ノ瀬さんを応援したいという気持ちになっています。
私こそです。本当に私がIRでお仕事をやらせてもらえているのはPRテーブルさんにちょっと話してみてくださいよということで、
本当に声をかけていただいたおかげだと本当に心の底から思ってますので。
いやいやいや。
そうですね。立場や歩み方は違うかもわからないですけども、やっぱりこの国の人的資本だったりとか働く人だったりとか、
そういったところの可能性や価値を広げていくっていう文脈では同じ方向を歩ませていただいているのかなと思うので、
これからも一緒によろしくお願いしますっていう気持ち。
ぜひ仕事でも何かご一緒できる機会があれば嬉しいなと。
そうですよね。
これもね仕事ですけどね。
確かに確かに。
また本当にいつでもコラボレーションさせていただきたいと思いますので。
ぜひぜひありがとうございます。一ノ瀬さん最後何か告知とかありますか?何か伝えておきたいこととかこの機会に。
そうですね。やっぱり人を大切にする会社を皆さん一緒に作っていきましょうっていうことですかね。
36:02
すみません。色気も何もない話ですけども、やっぱり人がこの国の資本だと思うので、
その人の可能性を広げていく、伝えていくような国や経済、会社が増えていくことを本当に願ってますので。
告知があるとすれば、そんな話に興味がある方がいらっしゃれば、ぜひコンタクトを取っていただけると嬉しいですと。
どんな話でもいいので、こんな話ができたら私は幸せですというところです。
ありがとうございます。非常に学びのある話をたっぷりとありがとうございました。
本日のゲストはですね、リンクコーポレートコミュニケーションから一ノ瀬亮太郎さんに来ていただきました。
本日はありがとうございました。
ありがとうございました。