川口 あい
よろしくお願いします。
はい、続いてりっちゃさんお願いします。
中澤 理香
初めまして。中澤理香と申します。
今、りっちゃって言っていただいたんですけれど、本名は中澤理香なんですけど、
Twitterとかをずっとりっちゃでやっておりまして、
りっちゃの方が認知されている感があるので、お気軽にりっちゃと呼んでください。
私は今、NUMO、これNUMOって呼ぶんですけれど、
NUMO株式会社というタクシーとライドシェア事業をやっている会社で、
PRと、あと政策企画っていう、ちょっとロビング関連のところを兼務でやっております。
NUMOというのは、ちょっとまだできたばかりなんで、少し説明させていただくと、
今年の1月に設立をしたタクシーとライドシェア事業の会社で、
元メルカリで日本事業の統括とか、メルペイの代表をしていた青柳というものが立ち上げた会社です。
ちょうど今日朝に日経新聞の一面に実は記事が載っているんですけれども、
一個発表させていただいて、大阪のタクシー会社さんがグループに参画いただいて、
突然できたばっかりなんですけど、大阪で大数が大阪5位のタクシー会社になりました。
素晴らしい。ありがとうございます。
私自身は10年ちょいぐらいですね、スタートアップ界隈、ITベンチャー界隈で働いておりまして、
最初はミクシー、その次が外資系のイエルプのジャパン、その後メルカリで、
メルカリは4年半ぐらい広報をやっておりました。
本当に入って100人ちょっとのところから上場だったりとかあって、
最後2000人ぐらいの規模に一気に大きくなったというところを体験させてもらって、
その後は10Xというネットスーパーのプラットフォームの会社に直近はおりまして、
取締役でコミュニケーション領域を見るというところもやらせていただきました。
今年で頭に転職したという感じです。
今日は色々とどういう方向に話がいくか、そんなに事前打ち合わせしていないので、
アドリブも交えつつ、ライブで楽しく話せればと思います。よろしくお願いします。
川口 あい
よろしくお願いします。ありがとうございます。
そして野村さんお願いします。
野村 高文
皆さんこんにちは。
Podcast Studio Chronicle代表の野村と申します。
私は今ですね、Podcast音声コンテンツの制作レーベルを営んでいまして、
2022年に創業しまして、今年で3年目になります。
音声コンテンツ、皆さん聞かれたことある方、日常的に聞いている方どれくらいいらっしゃいますか?
鈴木 聡子
すごい多い。
川口 あい
すごいですね。
野村 高文
これフラットに聞くと大体1割ぐらいみたいなパターンが多いんですけど、
さすがIBSにお越しの皆さんは感度が高いなと思いました。
まだの方はすごいそこにはいろんな世界が広がっているので、
ぜひ聞いていただければなと思うんですけど、
最近その音声コンテンツが企業さんのブランド価値を高めるとかですね、
あとはそのメッセージを発信するっていうののツールとしてすごく有効に使われていまして、
私の会社でもそういう企業さんの情報発信っていうのを支援するっていうお仕事をしています。
例えば最近だと経営中毒っていう本が出たんですけど、
これはブランディッドポッドキャストをまず1年ぐらい配信した上で、
それが結構いろいろ評価というか出版社からも声かけいただいて、
書籍になったという例ではあります。
なのでこういうふうにポッドキャストとテキストを連動した展開っていうのを主にやっています。
その前の職場、独立起業する前はニュースピックスですね。
まさにこのセッションの。
川口 あい
プロデュースさせていただいている。
野村 高文
なんでちょっと今日フルスに呼んでいただいたっていう感じなんですけど、
ニュースピックスで7年ぐらい記者編集者とか事業マネージャーを務めていまして、
その前はコンサル会社にいたりとか、あとは出版社にいたりっていうそういうキャリアを歩んできました。
今日はですね、まずメディアを経験した立場から、
どういうふうな発信がメディアから見るとどう見えるのかっていうお話ですとか、
あとは実際コンテンツを作っている立場として、
どういうものを作っていくとより届きやすいのかっていうお話ができればなと思っています。
おそらく今日座っている4人のメンバーは全員聞き手属性でして、
そうですね。
どっちかというと聞き役を務めることが多いんですよ。
だからちょっとボールがお見合いしないように率先して喋っていきたいなと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。
川口 あい
はい、お願いします。
今ここでポッドキャスト毎週聞いてますって話してた方がいらっしゃったので、
ちょっとびっくりしましたが、
ちょっとそんないい声の野村さんにいろいろお話していただければと思います。
はい、そして最後に本日MCを務めさせていただきます、
ニュースピックスで女性活躍支援ダイバーシティ推進のプロジェクトをやっております、
ニュースピックス4Wiiの川口と申します。
今日本当にダイバーシティ時代の企業発信ということで、
発信って本当に大事だなと思うんですけれども、
いかにそこの本質をつかんで発信していくかっていうところを、
どんどん皆さんに深掘って聞いていきたいですし、
我々も経済メディアとして発信している知見を、
今日わずかながらご共有できればと思いますので、
本日はよろしくお願いいたします。
本日こういったような形でトークテーマを用意させていただきました、
企業発信として重視すべき点、
発信の方向性やハブの部分でしたりとか、
あとスタートアップがやるべき発信、
そしてあと皆さんちょっと気になると思うんですが、
炎上リスクですね。
どういうふうに向き合いながら本質的な発信をするのかというところと、
あと企業はメディアとどう向き合うかということで、
今回企業側とかメディア側とか、
いろいろ経験していらっしゃる方々なので、
川口 あい
今のが三つ目か。
野村 高文
ごめんなさい。
独自性と時事性と新規性。
川口 あい
新規性が。
独自性、時事性、新規性。
確かにその、
押しつけがましくなく、
なぜ今これを見て、
それがなんで面白いのかみたいなのを、
うちはこれが面白いんです、面白いんですってやったところで、
そこの切り口がなければ、
やっぱり受けては面白くは思わない。
野村 高文
そうですね。
なので結構、
ベンズみたいなのがあって、
自分たちの会社が伝えたいことっていう丸と、
世間が知りたいことっていう丸の両方を考える。
これは当たり前の話なんですけど、
そこを結構考える必要があって、
その重なっている部分が一体何なんだろうなっていうのを、
まず多分指しにいくのがいいと思うんですよね。
そこが指せると、
多少自分たち寄りになっていっても、
付き合ってくれるんですよね、そこから先は。
川口 あい
なるほど。
中澤 理香
結構この話ってPRのストーリーを作っていくっていうところで、
やっぱり新規性、時事性とかってそもそも、
鈴木 聡子
注目して書くよね。
中澤 理香
そうですね。
ニュースにしてもらえるかっていうところが非常に重要だと思うんですけど、
それがそのトラディショナルメディアだけじゃなくて、
スタートアップだからこそっていうところで言うと、
このプレスリリース画像を眺めるところに戻るんですけど、
特徴だなって思うのが、
メディアを介した情報だけじゃなくて、
直接すごく伝わるんですよね、SNSを通じて。
ある意味狭いコミュニティなので、
これぐらい、今私たちが出したプレスリリースで、
多分こういう人たちが見てるみたいな、
1.5万人とかぐらいの界隈の人がすごく見てるんだろうなって、
目に見えるようなところっていうのがすごく大きいと思っていて、
あとその他この5年で進んだことで言うと、
やっぱり人で売り手市場、
みんなとにかく採用に困ってると思うんですよね、どの会社も。
なんで採用したいっていう話の発信はすごく多いと思うんです。
そういうことを考えていったときに、
ただ報道に載ってるだけじゃなくて、
じゃあちょっとなんでこの画像をピックアップしたかっていうと、
ダイバーシティ時代の情報発信っていう話もあるんですけど、
やっぱ採用候補者とか採用潜在層に、
この会社で働きたいとか、
この会社のキャラが何か好きだって思ってもらわなきゃいけないみたいなのがあると思っていて、
そういうときにこの5年でまたかなりジェンダーに関する意識とか、
ダイバーシティに関する意識って相当リテラシーの特に高い層の中では上がってきたと思っていて、
そういうときに5年前私はこの画像を見ても別にそんなもんかと思ってたんですけど、
今見るとちょっとうっとなるんですよね。
鈴木 聡子
こっちですよね。
中澤 理香
もちろんみんな好きなんですよ。
このちょっと同質的なコミュニティ、ある意味同質的なコミュニティだったりとか、
どうしても男性ばっかりみたいな、
どうしても企業風土に見えてしまうじゃないですか、この写真だけを見たときに。
そうですよね。
そうすると今この時代にこういう感じで出したときに、
本当は全然そうじゃなかったとしても、そう見えてしまうってこととか、
もしくはそれを社内の誰かが思っていても言い出せないのかなみたいな、
そういう風土なのかなみたいなことを。
川口 あい
誰か気づいてくれなかったのっていう話。
鈴木 聡子
使読み推しするみたいな感じなんですか?
使読みというよりかは、たぶんりっちゃんが言ってくれてるのは、
みんながちゃんと自分であるっていう風に受け取り側が、
自分の個性を認められている状況になるので、
得られる情報ってそこから自分の役に立つものなのかなって選択が入るはずなんですよ。
その時に男性並んでいたら、女性であれば私は関係ない人なんだなって思ってしまうっていう捉え方になるので、
たぶん受け皿が広がったっていう意味もそうですよね、きっと。
中澤 理香
そうですね。採用広報みたいな観点で言うと距離が近いので、
その会社で自分は意思決定に携われるんだろうかとか、
本当に扱ってもらえるんだろうかみたいなことを考えてもらうと、
たぶんそういうことをいろいろ考えたりとか、
でもミッションは伝えたいなとかいろいろ考えた結果、
鈴木 聡子
たぶんみんなこういう方向になっているんじゃないかと思っていると思います。
今ビジュアルの話になった時に、実際その中身の書き方もだいぶ変わってきたなと思うのが、
正直になったなって思う。
川口 あい
それは盛らないってことですか?
鈴木 聡子
これもう今だから話しますわ。
私METAPSって会社にいた時に、新規性をすごく重視したチームだったので、
我々はこれをできますっていう風に、
リリース発信でプロダクト後っていうのは結構多かったんですよ。
中澤 理香
出してから考えるみたいな。
鈴木 聡子
嘘ではない。
そうやってスタートアップって身の丈よりもちょっと背伸びをして、
プレッシャーをかけていくっていうやり方をしていたんですけど、
直近の流れでいうと、皆さん目にされたことがあると思うんですが、
名前出します。スープストックさんのリリース。
見たことありますかね。
離乳食を提供する話の時ですよね。
どんなんだったっけあれって。
中澤 理香
あれは最初スープストックさんがお店で離乳食を無料で提供しますっていう話を出しましたと。
出したら一部から逆にスープストックは、
ソロで行く女性にとっての松屋みたいなもんであるみたいな。
サクッと入ってサクッともくもく集中して食べたいんで、
そんなことをしたら家族連れがいっぱい来て混んじゃうし、
違うんじゃみたいなので、
ツイッター上でそういうご意見もあってプチエンジョしたみたいな感じですね。
鈴木 聡子
でもその時にすいませんって謝るんじゃなくて、
スープストックさんが取ったアクションがめっちゃかっこよかったよね。
私たちはこういうスタンスでやっていますっていう風に、
線を引いたとは言わないんですけれども、きちんと意思表示をしたんですよね。
やっぱり規模としてもそんなに大きな会社さんではないので、
僕ら私たちができる限りのところで、
今この現在地としてこういうことを目指してます。
今できないかもしれないけれども、
未来に対してはこういう思いがあるので、
努力をしていきますっていう思いの部分を載せていたっていうのが、
めちゃめちゃ親近感というか、
尊敬できるところだなって思ったのがきっかけですね。
野村 高文
今の正直になったっていうのは、
私もすごい大事なポイントで、
中澤 理香
盛らないってことですよね。
鈴木 聡子
あとはその悪い部分も含めて、
盛りすぎないみたいな。
野村 高文
あとは挙声を張らないみたいな。
ちょっとその悪い部分というか、
至ってない部分も含めて、
発信できるかっていう話だと思うんですけど、
結構そこで重要なのが、
受け手の方が長い時間を送れるかってことと、
継続して付き合ってくれるかっていうところが、
結構大事だと思うんですよ。
どうしても今切り取られて、
何かの発信を切り取られて、
それが一瞬で荒む形で拡散してしまうというのはあるから、
それを回避するためには、
しっかりと時間をいただくってことと、
あとはちゃんと、
繰り返し繰り返しの発信に対して、
付き合っていただくっていうのが、
結構大事かなと思うんですよね。
で、ちょっとメディア特性ごとの図表というのは、
ちょっと考えてみたんですけど、
そうですね、これはあれですね、
もうちょっとその前段の話で、
はい、この次ですね。
ごめんなさい、ちょっとポジショントーク入ります。
中澤 理香
すいません。
野村 高文
入るんですけど、
多分何かを発信しようとした時に、
大体多分この4つで選ぶことが多いんじゃないかなと思いまして、
動画を配信、
誰か経営者の方にしゃべってもらう動画を配信するとか、
SNS、これはそのインスタX含めて、
そういったものを配信するか、
テキストはオウンドメディアの場合もあれば、
最近はノートですね、
の場合もあると思います。
で、あと私が本業にしているポッドキャストっていうのがあるんですけど、
一気に拡散させるか、
野村 高文
長い時間かけて長期的にお付き合いしていくかっていうのは、
実はメディアによって用途が全然違うなっていうふうに思いまして、
で、今自分の会社がどちらをやりたいのかっていうのは、
それが一個前のピラミッド構造の話なんですけど、
戦略のところっていうのが、
多分ここがずれると、
選ぶメディアっていうのも戦術のとこですね、
あ、ごめんなさい、作戦のとこですね、
ずれてきてしまうなっていうのがあるんですね。
なので、ごめんなさい、もう一回めくっていただいてよろしいでしょうか。
こちらで、ちょっと繰り返しになっちゃいますけど、
ストーリーとか自分たちの背景情報っていうのを、
多くの人に伝えたいのか、
じっくり継続的に伝えたいのかっていうところで、
最初の分岐があるなと思っていて、
これは結構、経営人とPRの候補の方々っていうのが、
多分本当に経営の一つの問題として、
話すべきことなんだろうなっていうのは思いました。
中澤 理香
これは本当に、確かに結構リアルタイムで
いろんなプランニングをしているので、
そういう話をするなと思っていて、
例えばもうちょっと広報があるようと、
プレスリリースのみにするのか発表会にするのかとかも、
プレスリリースだけで伝えられる情報量ってそんなに多くないというか、
ストリートニュースで、
例えば数字がドーンって出ましたみたいな、
売上30倍になりましたとか、
資金調達いくらしましたとか、そういうのは分かると思うんですけど、
ただそれで目指している世界観みたいなものとかって、
単純なテキストだけではそんなに伝わらないみたいなものは、
例えばちょっとムービーみたいなものを作ろうとか、
結構社内で代表とも話すんですけど、
鈴木 聡子
ニューモも出してましたもんね、動画と一緒にイメージビデオ。
中澤 理香
3月に会社を作って最初からデカめの戦略発表会をするっていうのをやったんですけど、
鈴木 聡子
あれもやっぱり、
中澤 理香
なんで今この会社がわざわざこういうことをやろうとしているのかっていうことは、
かなりしっかり説明をしないと理解をしていただけないと思っていましたし、
あとはニューモで言うと代表の親木が何で起業したのかっていう話が、
ライドシェアの話って今昨年ぐらいから日本だと盛り上がってるんですけど、
ただ親木は7年前にも起業しようとしていて、
その時にタクシーの日種免許とかも取っていて、
鈴木 聡子
本当にタクシーの運転手できるんですよ、ここの代表。
中澤 理香
そうなんですよ、この前ライドシェアも実は運行してますね。
ただそれは全然知られてなかったし、
それを伝えるには、それを言わないことにはポッと出でやってる会社と思われるので、
ちゃんとその現体験とか思いがあるってことは伝えたいけれども、
そんな簡単に記事1本出しただけじゃ多分伝わらないだろうなっていうところもあったので、
戦略発表会なんだけど、企業の背景とかめっちゃ時間使ってるんですよ。
でもそれはすごくその後をやっぱり共感したり応援していただいたりするのにすごく重要なことで、
やっぱりそこで立体的にというか、
立体ことをどういうふうに設計していくかっていうのは、
本当にこの深さで確かに考えてるなと思いました。
川口 あい
それをやる上で、でもそれこそ今の野村さんの話の流れで言うと、
手法をどう選ぶか、何を表現するときに何の手法にするかみたいなのも、
今のその青柳さんの企業ストーリーとかも、
テキストがいいのか動画がいいのかとか、
その辺の掛け合わせもそこも間違えるとめちゃめちゃ大変なことになってしまうなと思うんですよね。
その辺とかって皆さんどういう勘どころを持ってやってらっしゃるのかっていうのはすごい気になるんですけど、
川口 あい
どうですか?
鈴木 聡子
リッチャーさん、ぜひメディア側でお話ししてください。
中澤 理香
私ちょっと企業側で言うと、だんだん回数重ねてるとそのニュースで、
これ絵ないから、ちょっとこれで絵にすんのはむずいなとか、
逆にこれニュース性としては弱い。
思いとか原体験って別に新聞記事になる話のニュースじゃないけど、
でも青柳のこと知ってる人だったら面白いし、採用候補者だったら絶対知りたい話だから、
それは自社大運動でやるか、もしくは人物が好きそうな企画をやられてるメディアさんかなとか、
ピボットで密着やってるんですけど、あれピボッターっていうキャリアが変わった人っていう企画でやってるので、
そういう等しくならいけるかなとかっていう、ちょっとそのネタがどっちが強いかを考えてるんですけど、
でもその感覚をつけるにはたぶんしばらくメディアとやり取りするか、
メディアさんに聞くっていうのがいいんじゃないかと思います。
川口 あい
野村さん、メディアさんとしてはどうですか?
野村 高文
そうですね、じゃあコンテンツを作るっていう立場で話をすると、
絵が浮かぶか、もう見出しではっきりと引けるみたいな情報はじっくりやる必要はあんまりなくて、
たぶんもう例えば動画であるとか、画像のSNSみたいな割と拡散性の強いものでいけるなって感じがするんですね。
ただライフヒストリーとか、企業のヒストリーもそうですね。
ちょっとその経営哲学みたいな、結構長い時間説明に必要なものっていうのは、
鈴木 聡子
逆にその見出しに集約しちゃうと誤解される可能性があると思います。
切り取りのあれですよね。受け取り側のやっぱり辞書によって受け取りの内容違いますもんね。
野村 高文
なのでその場合はテキストか音声みたいに、ちょっとそのインプット負荷がかかって、
でも興味がある人は強烈にインプットしてくれるっていうようなものを選ぶっていう感じですかね。
だからなんか、見た時にパッと見で自分の心が踊るのか、めくっていかなきゃ踊らないのかっていうところで、
ちょっとその判断するといいかもしれないですね。
鈴木 聡子
今スタートアップ支援をしているチーム4スタートアップにいるんですけど、
やっぱりいろんな企業さんのリリース、そしていろんな企業さんの宇宙に採用してくださいという風にご相談をいただくので、
各社の特徴をお伺いすることがあるからこそお伝えできることになるんですけど、
大きく二つあるかなという風に思ってます。
一つが今野村さんがおっしゃったことにはなるんですけど、ストーリーの中に穴をしっかり作ってあげることだと思ってます。
これ何かっていうと、完璧ですって皆さん書いちゃうんですよ。
川口 あい
わかる。
鈴木 聡子
わかりますね。
プロダクトできました。僕らはここまでやってます。見ててみたいな。
そうすると、あ、おめでとうって終わっちゃうんですよね。
で、穴を作るっていうのは、今ここまで作っていてこういうところに登っている途中ですとか、
今これに事業提供を含めてやっていきたいと思っています。これがあればもっといきますっていう、
誰かに助けてもらう穴を、隙間をしっかり作ってあげるっていうところは工夫できるところだという風にすごくすごく感じます。
川口 あい
めっちゃ面白い。それってさっき言ってた共感とかを得るとか、伝えたいだけじゃなくってちゃんと伝わるっていうことを考えたときに、
その穴が重要だっていうことですよね。
鈴木 聡子
そうですよね。
おっしゃる通りです。やっぱりさっき言った通り、皆さん受け取り側も当事者になってきてるからこそ、
私は何ができるんだっけ、私は何の次の未来を進むんだっけってなったときに、
読んでる情報から自分の役立つところ、自分の未来を重ねていきたいんですよね。
そこでしっかりそれだけ文章を書いていったりリリースがあったりするときには、
記者であれば僕らを手伝ってあげればこのリリースは世の中に届けてあげることができるなかもしれないし、
これを知らなかったことによってダメだったな、もっとそうしなきゃいけないなっていうふうに、
当事者にすることができるっていうことだと思います。
川口 あい
まさに今都知事選やってるじゃないですか、選挙参考の人が全く同じこと言ってました。
野村 高文
そうなんですね、面白い。
川口 あい
立候補者は必ず自分ができてないところとか、ちょっと子育てでこういうフェーズで失敗しちゃったんで、
こういうところに力を入れたいんですみたいなことを言う方が、
共感性がねっていうことですね。
票が集まるって選挙参考の人がおっしゃっていて。
鈴木 聡子
やっぱり人って完璧じゃないんですよね、そこをね。
そうやって思います。
ちょっとすいません、話し過ぎちゃった。
2つ目、これぜひやっていただきたいです。
相談した方がいいと思うって話。
これ、自分たちの中でこれでいいと思うんだよね、ストーリーもこれでいいと思うんだよねっていうふうに、
一定の組み立てをすると思ったときに、本当に伝わるかっていうところを、
メディアさん仲良くしてくださる方、もしくは候補の友達かもしれないし、
もしかしたらご家族でもいいと思うんですよね。
ちょっと知ってる人にね、これどう思う?みたいな。
どんな受け取り方した?何が足りない?みたいなのをちょっと相談すると、
より伝わりやすい内容に変革することができると思います。
やっぱり伝えたいときってさ、自分の思いばっかり言葉にして、
きっとこれで伝わるだろうというふうに仮説が強まっちゃうじゃないですか。
我に帰るためにも相談するっていうのがめっちゃ大事だと思いますよ。
川口 あい
相談先は主にどういうところが?
鈴木 聡子
誰でもいいと思います。
本当に。
多分フェーズによるとは思うんですけど、メディアさんにご相談するでもいいし、
ちょっとそれこそ自分が働いている企業、企業の内容、事業をちょっと知っている人でもいいと思います。
それに対して新しいものを出したときに、伝わった?どう伝わった?
これ足りなかったなって気づけるので、それによって。
中澤 理香
自分が説明しているときにだんだんブラッシュアップされていきますよね。
それそれそれ!
川口 あい
ぜひこの向き合い方というか対処法みたいなところとかも含めて、
企業側および野村さんからぜひメディア側としてもご意見をいただければと思うんですけれども、
鈴木 聡子
この辺りはどうでしょう、我こそはここを話そうみたいな方はいかがですか。
野村 高文
スライド一番後ろ、はい。
川口 あい
ここですね、はい。
こちらを。
中澤 理香
でもそうですね、たぶんこれちょっとまとめっぽい話があると思うので、
先にそうですね、たぶん私この中で炎上だったら一番経験したことあるんじゃないかと思っているんですけど、
某メル会社時代にですね、いろんな案件がありましたので、小さいものから大きいものまであったんですけど、
私これもまず前提として思っているものは、炎上を恐れすぎない方がいいとはまず思っています。
というのは、さっきの情報発信の話もなんですけど、すごくリテラシーが上がってきていて、
ある意味行儀のいい発信はすごく増えている。
大丈夫みたいなんてもうあんま見なくなったと思うんですよね。
鈴木 聡子
そうですね、少なくなりましたね。
中澤 理香
なんかヤバくないみたいなこと多分結構減ったと思うんですけど、会社公式とかでは。
ただやっぱりツイッターがXに変わってちょっとだんだん荒野になり続けている。
ボクシング会場みたいになり続けているので、そういうところでの炎上リスクは結構上がっていると思います。
思った時に、まず個人的にはX上でちょっと何か言われたぐらいは、そんな気にしない方がいいとまず思っています。
って言うと色々あるんですけど。
というのは別に意見を言うってことは、一定賛同しない人がいるっていうことが前提ですし、
さっき好きとかの話ありましたけど、完璧すぎると誰にも愛されないみたいな、
スタンスを取らないことには賛同してくれる人もいない。
つまり、一定その角度をつけた意見を言うってことは、すごく応援してくれる人もいるけれど、
一部ちょっと反感があるかもしれないっていうことだと思うので、
スタンスを取るとか、自分の考えをはっきり言うってこと自体はやっていた方がいいと思うし、
若干それは今のスタートアップ界隈で言うと、ちょっと怖がりすぎかもって思う時の方が実は結構多いです。
ツイッターでちょっと言われたぐらいを、そんな気にしなくていいとか、
逆にツイッターでの話を企業の公式で謝罪文とか出しちゃうと大事になるんですよ。
鈴木 聡子
応戦しないってね。
中澤 理香
ツイッターの援助はまずは完全スルーする、内容によりますよ。
もちろん会社が悪かったら絶対謝るべきですけど、そうじゃないちょっとした意見レベルは、
全部が全部謝んなきゃいけないわけではないですし、全部が取り消さなきゃいけないわけでもないですし、
中澤 理香
そこはしっかり見極めた方がまずいいとは思ってます。
鈴木 聡子
注目と本質だと思っていて、話題になっている時点で一定勝ちだと思っちゃうんですよ。
中澤 理香
本当に申し訳ないんですけれども。
鈴木 聡子
その時にどれだけ対話ができるかだと思います。
それこそ自分たちのスタンスはこうだよねっていうふうに確信を、
それこそ社内のメンバーは強くなりますよね、その瞬間に。
中澤 理香
本当に大きな声では言えないですけど、誰にも気づかれないくらいだったら多少尊重でも見られたほうがいいものだと思ってます。
ただその時に、どうしてその行儀良くなっていくかっていうと、
社内でこれ大丈夫なのって言われた時に、じゃあ一応消しときます?みたいな感じで。
鈴木 聡子
ちゃんとその人の気持ちを救ってあげた方がいいよね。
中澤 理香
ただその時に、私はプロっていうのはどこまで攻められるかが分かっている人だと思うので、
プロだからこそ、これリーガルとかもそうですけど、
プロだからこそギリギリまで行けるラインを見極められるっていうところかなと思っていて、
なんでPR系の人がいたら、一瞬で折れなくていいっていうかある程度。
その意見も分かるけど、ここはこういうスタンスを会社として出したほうがいいんじゃないですかっていうのはある程度、
戦って社内でそこのラインを作っていったらいいんじゃないかなとまず思ってます。
川口 あい
めっちゃ心強いですね。どうですか野村さん。
野村 高文
何の励ましになるか分からないんですけど、
ポッドキャストはそんなに燃えづらいんですけど、
最近一個炎上っぽいのが起きちゃったんですよ。
何とは言えないんですけど、
あるポッドキャストの出演者の方がちょっと大きなニュースになって、
そのニュース後の第一声が私が作っているポッドキャストだったんですよ。
それでなんとなく誰か想像ついちゃうかもしれない。
巻き込みですね。
そこで喋った第一声が、
ちょっとその支持者の方々の反感を抱くような内容だったんです。
という風に捉えられてしまって、
奥歯に挟まった言い方で申し訳ないんですけど、
炎上騒ぎに巻き込まれたんですね。
その時にやっぱりその番組名とかその方の名前で検索すると、
すごい数のコメントがX情報では来ていて、
私のところにも結構いろんなリプライが飛んできていたんですよ。
その時は、さっきリッチャーさんがおっしゃった、
あんま相手にしないというか、悪いことはしてないと思ったんで、
黙ってるっていうのが一個。
数字というかその後の動きの推移を見ていると、
その時だけトラフィックがバーンって上がって、
鈴木 聡子
注目ですね。
野村 高文
はい、注目が上がるんですよ。
上がって、ちょっとは残ってくれりゃいいのにと思ったんですけど、
まったく残らずにシュッて。
まったく元のラインに戻ったんですね。
中澤 理香
意外と傾斜がかかって落ちるから、その間PR何かすればいいとかちょっと思うんですけど、
野村 高文
まったくないってことですかね。
本当に角が立ってスッと落ちたんですね。
で、今はそれで検索しても何もそんなコメント出てこないって感じなんで。
中澤 理香
でも知らなかった。見てなかった。
鈴木 聡子
でもその瞬間に生きてないと、見てないと目にすることないかったりするんですよね。
本当にそうです。
野村 高文
だからその時は結構ドキドキするんですけど、
数日ぐらいですね。3日4日ぐらいはドキドキするんですけど、
終わったらもう誰も覚えてないっていう。
そうですね。
川口 あい
確かに少しは残ってくれようぐらいには思いますよね。
野村 高文
でも全くそういう風にやってきた方々は去っていくんで。
間違いない。
中澤 理香
そこまで傾斜感が。
それは同じような人が来てるんでしょうね。そのもやし屋みたいな人が。
野村 高文
そうですね、可能性あると思います。
中澤 理香
台風みたいですね。
鈴木 聡子
来ましたわーって。
確かに。
誰も帰ってくの。
中澤 理香
なんかその会社のことを本当にずっとファンだとか、
あとちょっと社員から見てもなんかスタンスがおかしいとか、
そういうものはもちろん考えた方がいいと思うんですよね。
鈴木 聡子
そうだね、ローマでね。
中澤 理香
ただそうじゃない、揚げ足取りみたいなものっていうのは
そこまで応じなくていいのかなとやっぱり思いますね。
鈴木 聡子
おっしゃるといいと思います。
さっき言ったその炎上リスクでいうと、注目の続きに伝えたかったのが本質っていうところで、
その発信してる人が何を目的に言ってるのかっていうのを
ちゃんと捉えた方がいいなっていうところになります。
今言ったもやし屋という風に荒らすのが
ご趣味な方もいらっしゃいますよ、本体に。
で実際に捉えなければならないサービスへの
それこそクレームっていうところはサービスのブラッシュアップにつながってきますし、
それこそ私たち自身が使う言葉が違和感になってしまったのであれば
ブラッシュアップをして言葉を変えていくだったりとか、
炎上した瞬間にそれは何の対応をするべきなのかっていう本質を捉えるように
プロだからこそ、しっかり設計をして社内にも伝えて
社外にも伝えられるようにしていくっていうのが大事だという風に思いますね。
川口 あい
地味にこの社員教育っていうのも実はちょっと気になっていて
この辺りのポイントは佐藤さん。
鈴木 聡子
ありがとうございます。
今まさしくみんなが話してたところに近いと思うんですけど
社長も含めてですけど、炎上したらどうしようってなる
そのメンタルをまず日頃から鍛えておくこと
あとはメンタルを鍛えておくこと
炎上って起きますよ、注目されますんだよって言っとくだけでちょっと違うんですよ。
あとは社員ですね。
やっぱり会社が表に立たされた時に
やっぱりみんな優しいから自分事だと思って傷ついちゃう子いらっしゃると思うんですよ
なんで事前にこういうこと起きたよ
もしくはリスク対応と社内でちゃんと対応していますよという風に
メッセージを投げかけてあげる
そういう動き方をしてあげること
あと教育って書いたのは意外とちょっと面白がって
リツイートしちゃったりとか
スクショ撮って社内に回したりとか
社内だったらまだいいんですよ、みんなで解決できるから
ねえねえ、うちの会社さ、こんなこと起きてさ
みたいな、広げるっていう
自分がインフルエンスしちゃうっていう方も時にいらっしゃったりする
あとはリリース、PRが出したもの
会社が公式に出したものが全てではないんですよね、世の中って
社員一人一人がやっぱり今SNSできる時代になってきているので
それこそ会社という看板を背負いながら
何かメッセージングをする時には
相手方のことを考えていきましょう
それこそ言葉尻によってもしかしたら偉そうに見えてしまったり
もしかしたら受け取り側によっては不快に思ってしまったような
メッセージになっちゃう時がたまにありますよね
なのでそれはしっかりと教育という風に言っちゃいましたけれども
どう捉えられるのかっていうのは伝えていってあげられると
みんな素直なのでしっかりキャッチできて
それこそ社内広報がいっぱい増えるじゃないですか
全員広報という体制が取れるようになるから
力強くなると思います
そうですよね
川口 あい
でもまさにゆうとらさんも資金調達のときに
社員さんがね
中澤 理香
なんだっけ、バリューにありますよね、そこで言うとね
元気は利益じゃない
鈴木 聡子
元気は利益的な
中澤 理香
元気は利益めっちゃ好きなんですけど
私も
鈴木 聡子
ゆうとらさんのバリューです
川口 あい
っていうところも一つあるのかなと思うんですが
あと最後にトークテーマどうしても聞きたかったものは
あいさんがやりたいこと
まさにダイバーシティ時代の企業発信なので
ダイバーシティをちゃんと
理解して
それが大前提としての発信をしていかないと
冒頭りっちゃさんおっしゃってる通り
採用とかにも全然効いていかないかなとも思いますし
この企業はこういう会社なんだっていう風に
やっぱり思ってしまう
それがやっぱりブランドに直結してしまうというところがあるので
そのダイバーシティ的な視点を欠かさずに
発信するポイントっていうのも
ぜひ皆さんからお伺いしたいなと思っておりますが