新メンバーへのオンボーディング
プロジェクトキャスト第2回です。最近ですね、うちのチーム、職場のチームに新しいメンバーが入ったので、
その人に向けてのオンボーディング、入ってもらって、どういう役割があって、具体的な作業をやっていただくにあたっての準備、
慣れていただくところを進めています。そんなときに、僕がどういうことを心がけているかについて、今日はお話ししたいと思います。
新しい人がですね、職場、そのチームに入ってくるときっていうのは、いろいろ分かんないこともあったり、情報が少しずつ増えていくっていうので、
不安があったりですとか、あるいはちょっとどんなことができるのかなっていうふうに楽しみにしていることもあるのかなとは思うんですけれども、
とにかく新しい人にとっては、情報が増えていきますと。なので、その人目線で必要な情報を一通り用意しておいて、
これを見てくださいであったり、説明が必要なところを説明しながら段階を経てもらって、一通り準備が揃った状態で実作業を始めていくというやり方があります。
これ昔風のやり方なのかなというふうに思っているんですけれども、ちょっと考えたいのは、この新しいメンバーが入ってくるっていうときに一方で新しいメンバーを受け入れる側のチームもあるわけですよね。
そっちのチームとしては、今までのチームが動いている中に新しい方が入ってくるっていう変化が生まれます。
そっちのオンボーディングっていうか、そっちのことも考えるっていうのが大事かなと思っていて、
ウェルカムパッケージみたいな、新しく入った人がこれとこれをやっていけば準備OKになって、
あとはいきなり入ってきて一緒にやるっていうちょっとハードな感じの参加の仕方っていうよりも、
今私がやっているのが、少しずつ顔合わせであったり、話していくっていう機会を増やして、慣れるっていうようなことを大事にしています。
ちょっと作業をやって成果、仕事としての成果が出ることを焦るんじゃなくて、まず関係づくりからやっていくっていうのを進めています。
これがですね、ダニエル・キムっていう人が提唱している成功循環モデルっていうのをちょっと参考にはしているんですけれども、
失敗循環モデルっていうのと成功循環モデルっていうのがあって、
受け入れる側のチーム
失敗循環モデルっていうのは結果の質から求めていくんですよね。
結果を上げようとすると人への強制が増えて、そうすると関係の質が下がるんですよね。
メンバーにストレスがかかるとか、人間関係がちょっと悪くなるとか、
関係が悪くなってくると思考の質が下がってくる、疑心暗鬼に陥ったりとか、結果以外のことにちょっと無関心になったり、
そうするとですね、行動の質が下がると。短期的な生活作りに走ったり、メンバー間の協業もちょっと減ってきたりとかすると。
ここまで関係と思考と行動の質が下がると、やっぱり結果の質って下がるんですよね。
なので、いいことがない、こう失敗の循環モデル。
一方で成功循環モデルっていうのは、その結果を最初に求めるところから始めずに、
関係の質、対話から始めていくんですよね。
率直に話し合う場を作って、まず信頼関係、この人とだったら安心して話せるなとかっていう空気を作るっていうところから始めていきます。
次に思考の質っていうのが、関係の質ができてくると前向きな気持ちになって、いいアイデアが生まれやすくなる。
そうすると行動の質ですね、一人一人が自律的に行動するっていうことがしやすくなったり、問題が起きたときに助け合いやすくなると。
ここまで関係、思考、行動っていうのができてくると、自然にパフォーマンスが高まって結果が出ると。
結果が出るっていう風になると、このチームいいなっていう風になって、チームへの帰属意識みたいなものが深まって、
さらにこのチームでやっていくのはいいなっていう風に結束も固まって、関係の質が良くなるというモデルがあります。
なのでですね、新しく入ってくださった方には、最初は私がいろんなことを話しながらなんですけれども、
少しずつ今いるメンバーとの挨拶であったり、話し合ったり、一緒に少し作業をしたりするっていう機会を少しずつ作っていっています。
そうすると、今度受け入れる側のチームの方もですね、どんな人が入ってきたのかなっていうこととか、
最初は全然知らないときにはどんな役割なんですかとか、何ができるんですか、何やってくれるんですかっていう風にもしかすると感じているかもしれないんですけれども、
少しずつ顔合わせをして、何か作業をして、こんな感じの人なんだなとか、こんな風にできるんだということを少しずつ知っていってもらうことで、
段階的にその人との関係ができていって、だったらこういうことは一緒にやりやすいなとか、一緒に頼む、何かこれをお願いできると助かるなとか。
逆もあって、その方がもしかするとあんまり得意じゃなかったり、そんなに慣れてないっていう部分については、自分の方がむしろ手助けができるぞとかっていう風に考えられるようになると。
そんな対話から始めるという、新しいメンバーが入ったときのオンボーディングをやっています。
今日は以上になります。ありがとうございました。