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2021-04-19 06:41

#21 ポッドキャスト翻訳プロジェクト第1話

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音声業界の海外市場が見えてくる番組 ポッドキャストアンバサダー

今週から「ポッドキャスト翻訳プロジェクト」というタイトルで、3話に渡ったシリーズをお届けしたいと思います。

第二話は来週の月曜日、4月26日の予定です。お楽しみに。

本編の書き起こしはこちら

https://note.com/rinaarailevia/n/nf00d0286914f

コメントは

Twitter @RinaAraiLevia または note:https://note.com/rinaarailevia

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音声業界の海外史上が見えてくる番組、PODCAST AMBASSADOR。
この番組では、自称ポッドキャストアンバサダーことあらいりなが、
音声は音声のまま、コンテンツをボーダレスに楽しめる世界を目指して、
国境を越える番組作りに向けて日々リサーチしている業界情報を、
様々な視点でお伝えしています。
さて、今回は、ポッドキャスト翻訳プロジェクトというタイトルでお送りしたいと思います。
このプロジェクトは、このポッドキャスト冒頭の部分でも言っている、
音声は音声のまま、コンテンツをボーダレスに楽しめる世界を目指す、
という自身のミッションステートメントの下に進めてきたプロジェクトの一つです。
今週より、週2回の放送のうち月曜日の放送を、
この翻訳プロジェクトについての今までのプロセスを、
3週にわたってシリーズでお届けしていきたいと思います。
本編の書き起こしをご覧になりたい方は、概要欄にリンクを貼っておりますので、
そちらからご覧ください。
さて、今週より毎週月曜日、3週にわたって、
ポッドキャスト翻訳プロジェクトについてお届けをしていくんですが、
今回がその第1話。
どうやってこのプロジェクトを思いついたのか、
プロジェクト誕生についての回です。
物語の始まりは、今から4年前、2017年に遡ります。
と言うと大げさなんですが、
その当時ですね、私がポッドキャストにハマってすでに3年が経ってたんですね。
当時で、おそらく月に聞くポッドキャストの本数は50本以上。
好きな番組もどんどん増えて、
外出先でヘッドフォンを忘れようもんなら、
もう絶望感でどん底、
と言うほどスキマ時間があれば聞いていました。
そんな時ですね、こんなに面白い番組がたくさんあるのに、
周りの友達に勧めても、実はみんなふーんという感じだったんですね。
もちろん私が当時ハマった番組は英語ポッドキャストだったので、
言葉の浮かべというのもありました。
当然、日本にいる友人に勧めたところでピンと来なかったんですね。
ただ、そんな友達もポッドキャストで知った新事実とか、
面白かった話題を日本語で説明すると、
おおっと、すごく食いついてくれるんです。
そこでやっぱり、翻訳かと。
要は言葉の壁を取り払うことが、
この番組の面白さを伝えるにはまず必要になると思ったわけなんです。
そこで、どこかにこういうポッドキャストの翻訳というのが、
そもそもあるのかなと思って探してみたんですね。
ただ、ないんですよね。
当時はポッドキャストの書き起こしすらあまりメジャーではなかったのか、
公開している番組というのは少なかったように思います。
唯一書き起こしが見つかったジャンルというのがあって、
それは英語学習系のポッドキャスト。
要は番組内の英語が聞き取れなかった人向けに書き起こしを公開している。
しかもそれは有料みたいなサービスでした。
この数少ない書き起こしを使って、
私自身が翻訳するというのは一つありかなと、
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その時なんとなく思ったんですね。
具体的な手順としては、
すでにあるポッドキャストの英語の書き起こしを、
私が日本語訳をして、
文字として読めるようにしてから、
友達に進めるという方法ですね。
要はそもそも音声だったものを文字にして伝えるという方法です。
ただ、こうなると、
もともとの音声という要素はなくなってしまうんです。
もちろん文字によってもともとのメッセージというのは伝わっていくんですが、
音声という要素がなくなった時、
感じる印象というのは大きく違うんですよね。
例えばビジネスシーンでも、
メールだと冷たく聞こえる文章も、
電話で申し訳ございませんと気持ちを込めると伝わりやすかったり、
それこそちょっと大げさな例かもしれませんが、
第二次世界大戦の終戦宣言もですね、
ラジオで天皇の生の声を聞いた人と、
新聞で文字を見ただけの人では、
きっと受け取り方というのは違ったと思うんです。
このように音声から文字とか、
映像から文字とか、
媒体の種類を超えて翻訳されることで、
出てくる落とし穴というのは、
元々の要素が一つ抜けていくことなんですね。
音声から文字になると、
音という要素が抜けてしまう。
そこで考えたのが、
音声は音声のままであるべきなんじゃないかなということです。
最初に思いついたポッドキャストの翻訳は、
元々音声だったものを文字に変えての翻訳だったんですが、
そこからさらに音声に戻してしまえばいいんじゃないかと考えたんです。
この新たな手順というのは、
まず英語ポッドキャストの書き起こしから日本語訳を作って、
それを元に日本語で声を吹き込んで、
日本語版ポッドキャストにまでしてしまうということです。
これをすることで、音声を音声のまま、
どの要素も抜けることなくできるポッドキャストの翻訳だなというふうにたどり着いたんです。
これがポッドキャスト翻訳プロジェクト誕生の瞬間でした。
スタートはですね、友達にポッドキャストの面白さを伝えたい、
こんな笑える番組、人にこう進めたいなという単純な思いでした。
そこからどうやったら伝わるのかな、
元々の番組の面白さを失わずに100%を活かせる方法は何なのかと、
なんとなく考え続けていった先に、
日本語版ポッドキャストにするというゴールが見えてきたのでした。
さて、今回はポッドキャスト翻訳プロジェクト第1話と題して、
このプロジェクトが生まれた瞬間についてお話をしてみました。
こうして英語ポッドキャストを翻訳、吹き替えして日本語版として配信するという、
自我自賛なアイデアを思いついたのはいいんですが、
その当時、私自身は日本の音声業界やましてやエンタメ業界での経験は全くゼロ。
それこそ翻訳は自分である程度できるにしても、
吹き替えは誰がやるのか、編集ってどうやるのかなどいろんな難関が出てきます。
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しかもですね、自分が仕事ともしている翻訳、
これはさすがにすぐ解決できるだろうと軽く思っていたんですが、
実は全く違いました。
続く第2話では、プロジェクトの第1ステップである翻訳のプロセスでの難関についてお話をしたいと思います。
今週金曜日は通常放送、そして来週の月曜日、
こちらのポッドキャスト翻訳プロジェクト第2話配信予定です。
ぜひお楽しみに。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ポッドキャストアンバサダーの新井理奈がお送りしました。
それでは次回のエピソードで。
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