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2022-09-28 23:48

選手経験生かしパリ五輪にトライ ラグビー審判・桑井亜乃さん

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選手としてグラウンドに立った五輪に、今度はレフェリーとしての出場を目指している人がいる。ラグビー7人制女子で2016年リオデジャネイロ五輪に日本代表として出場した桑井亜乃さんだ。

ターゲットは2年後のパリ五輪。国内だけでなく海外の大会にも積極的に出かけて技術向上を図る桑井さんに、レフェリーを目指した理由や武者修行の日々、五輪の魅力などを聞いた。(聞き手・橋本謙太郎)

■桑井亜乃(くわい・あの)
1989(平成元)年10月生まれ、北海道幕別町出身。帯広農業高や中京大では陸上の円盤投げの選手として活躍。その後、ラグビーを本格的に始め、立正大大学院に進学。FWとして7人制女子日本代表で活躍し、2016年リオデジャネイロ五輪にも出場。2021年に現役を引退し、レフェリーに転向した。

 


■この番組は

産経Podcast「音声で聴く スポーツ、ここが知りたい」は、アスリートご本人やコーチ、団体運営者の肉声インタビューをお届けします。

【制作】産経新聞東京本社・運動部
【更新】毎週水曜日(予定)

                                      

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産経新聞のポッドキャストにお届けするスポーツここが知りたい。担当は産経新聞運動部の橋本健太郎です。
今回は、2016年リオデジャネイロ五輪ラクビー長人生女子日本代表で、現在はレフリーとして活躍されている桑井杏さんにお話をお伺いします。
桑井さんは北海道幕府町出身、帯広農業高校や中京大学では陸上の円盤投げの選手として活躍しました。
その後、ラクビーを本格的に始め、立証大学大学院に進学、パワーを活かしたプレー武器に登格を表し、1年後には日本代表入り、リオデジャネイロ五輪にも出場しました。
昨年現役を引退し、現在はレフリーとして新たな道を歩み始めておられます。
本日は桑井さんにセカンドキャリアとしてレフリーを選んだ理由や夢やりがいについてお伺いします。桑井さんよろしくお願いします。
長い間ご無沙汰しております。先日も女子15人生の日本代表と南アフリカのテストマッチでアシスタントレフリーを務められておりましたが、現在お忙しい日々を送られているのでしょうか。
はい、充実した日々を送らせていただいております。
海外にも武者修行に行かれていると聞いているんですけれども、今年になってどういったところに行かれているんですかね。
今年に入ってからはフィジに1ヶ月間、その後帰ってきてまたヨーロッパに2ヶ月間、大会でヨーロッパの時はイギリスで4大会、シリーズ4大会とアムステルダム1大会とヨーロッパチャンピオンシップにポーランドに行かせていただいて、
4日間インドネシアの方に大会で行かせてもらっています。
ヨーロッパに帰ったのはいつからいつ。
5月10日から7月4日まで。
その後日本で15人生の笛を吹いて。
15人生のエアール、アシスタントレフリー。
で、高校生の大会も。
男子のセブンズの全国大会が行われた大会もレフリーとして参加させてもらいました。
すごい忙しいですね。
毎週本当にスケジュールが埋まっている形になっていて、
桜7の練習試合を3日間対応させていただいて、本当に毎日忙しい日々を過ごさせてもらっています。
レフリーとしてのトレーニングも試合がない日はされているんですか。
レフリーもアスリートだと思っていて、
選手の時には感じていなかったレフリーの体験をしているんですけど、
ほぼ選手の時と同様にウェイトトレーニングだとか。
ウェイトもやっているんですか。
走り込みだったりとか。
言ったらフィットネス数値とかは選手の時の維持、
03:05
もしくはそれ以上の走りをできないといけないので。
そうですね。
レフリーもアスリートだと思っています。
1年前まではまだ元気だったわけですね。
東京オリンピックの前直戦、ユメインセブンズシリーズに出演されて
代表目指して最後まで頑張っていた姿が記憶に残っているんですけども、
その引退を決意した時期とか、レフリーになろうと思った時期というのは
いつ頃だったんですかね。
私は選手を2020年東京オリンピックでまず一区切りだなというのを考えていて、
引退に関しては東京オリンピックが終わってみてどういう感情なのか
というのを見てみないと引退ができないと思っていて、
レフリーに関しては2020年3月にお話をいただいていて、
ただその1年オリンピックが延びたので選手がそのまま継続したりということで
一旦その話はなくなって、そのままオリンピックの前にまたその話をいただいて、
私の中では引退したらレフリーをしてみたいなというのがあったので、
東京オリンピックがもうダメだったという時に次に行きたいなという思いと、
選手としてオリンピックという存在は大きかったので、
また次3年後を目指すということが私はもうできない
と思った中でラグビーを続けることをもちろん大好きだし、
選手としてもまだ生きるのかもしれないんですけど、
大きい目標を担いた私は日々努力というかそこに向けて努力したい人なので、
それだったらレフリーとして早くチェンジして、
次へのステップとして東京オリンピックが終わって、
次パリオリンピックになった時に私はそこにレフリーとして出場したいなと思ったので、
そのタイミングで引退表明とレフリーをやるというのを同時に、
8月末に決めさせてもらいました。
よく言われるのがレフリーの強化は代表協会にもつながるという話をよく聞くんですけれども、
レフリー協会にも意識されているところはありますかね?
私自身が本当に目標として大きい目標を掲げさせていただいているので、
それが代表にとってプラスになったらいいなというのはもちろん思っていますし、
06:00
それで私もワールドシリーズオリンピックを目指すにあたって、
代表もそこがターゲットだと思っているので、目標は一緒だと思います。
そもそもセカンドキャリアについて意識し始めたのはいつ頃だったんですかね?
2020年に入ってからですね。
もともと東京オリンピックが予定された年なんですね。
その中でどういう選択肢を考えていたんですかね?
一つは今もさせてもらっているんですけれども、
解説とかいろいろ物々でやっていきたいというのと、
他にラグビーとして関わりを持てるものをやっぱり探していた。
もちろんコーチだったりとか、マネージャー業務だったりとかいろいろあって、
やっぱりラグビーが好きだから何か支える側じゃないですけれども考えていたりとか、
していたんです。
レフリーを選んだのはどういったところですか?
レフリーを目指した理由は、もともと英語を話したいというのがあったので、
正直留学を考えていたんです。
オリンピック終わってから1年か2年ぐらいどこかに留学して英語を取得してというのを考えていたので、
そのときにレフリーの話をいただいたときに、
レフリー留学もできるという話をしていて、コロナ前だったので。
何か目的がないと英語を取得できないと思ったし、
レフリーでまた世界を目指せるチャンスがあるんだとしたら、
そこに私はすごい魅力を感じて、
私がやりたいことを2つレフリーで叶えられるんだとしたら、
私はレフリーで今後やっていきたいなというのを感じました。
オリンピックというのはかなり大きいモチベーションになっているわけですか?
そうですね。いろんな大会に参加させてもらっていて、
ワークシーズンもその他の大会も。
オリンピックってスポーツの祭典と言われるだけあって、
2016年のリオを経験させてもらった時に、
やっぱり特別な場所だなというのを改めて実感して、
小さい時からの夢はオリンピック選手だったので、
そういうのを含めてやっぱり違う立場で、
やっぱり選手として出場して、レフリーとして出場したという人は今のところいないので、
私はそこの世界初を目指したいなと思います。
かっこいいですね。
実際、レフリーとして動き始めた時期はいつだったんですか?
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レフリーがどういうものなのかというので、
1回、編集という形で菅平に出させていただいていたのは、
高校生のセブンリー大会だったのですが、ちょうど1年前。
引退決意した後ですか?
引退決意するかしないかぐらい。
1回見てみようかと。
まだやるとは言っていない時です。
それだったら1回編集として来て。
本当にそれからまだ1年じゃないですか。
もう大事な試合で、
試合を吹けるところまで来て、
相当3つは残り1年だったと思うんですけれども、
どんな感じでここまで来たんですかね。
最初は練習試合とか練習で、
最初は日帯内に高校生の男子と日帯内の女子が
ADみたいな感じですると言っていたので、
その時に吹かせていただいたのが最初。
そこから12月に、12月頭にドバイが、
ドバイのインビテーショナルというクラブチーム、
いろんなチームが来るところで吹かせていただいて、
そこで全然ダメだなというのを実感させてもらって、
3月、1月、2月は代表候補の合宿に参加させていただいたりとか、
3月にフィジに行って、
なんとなく自分にも自信が持て始めてきたというか、
落ち着きが出始めてきたというか。
マリストセブンズというフィジの中で大きな大会で
ファイナルを吹かせていただいて、
帰ってきて、もっともっとと思いながらイギリスに行って、
いろんなコーチからレビューをいただいて、
アムステルダムセブンズでも決勝を吹かせていただいて。
その時にはもう、なんとなく自分の中では、
自分の持っているものをブレーズに吹き始めてきたというか。
いろんな経験をさせていただく中で、
最後、ヨーロッパチャンピオンシップに行かせていただいて、
そこでもレフリーをさせていただいたという、
本当に濃い1年。
成長をきっかけに、
成長を急速に上げていくみたいなのができたんじゃないかな。
まだまだ足りてないと思いますけど。
ヨーロッパの車主業に借りたのは、
海外で名前を売るという目的もあると聞いているんですけれども、
12:03
そこらへんもそうすると、アムステルダムセブンズで決勝を吹いたり、
手応え十分だという感じですよね。
そうですね。最初、私の中では、
日本人が来て、すごい下手くそな日本人がいると。
ただこの2ヶ月で、ちょっと上手くなったんじゃないかって思ってもらえる2ヶ月になったらいいなって思ってたんです。最初は。
ただでもやっていく中で、それじゃいけないんだというのを感じて、
1大会1試合1試合強化していただく中で、
それをもっと高く持っていないといけないんだなという。
アムステルダムセブンズに関しては、予選トゥールがあって、
いろんなコーチがグランドで対応してくださるんですけど、
いろんなコーチに見ていただいて、その時の評価というのがファイナルに繋がったと思っているので、
日本人が思われるかもしれないんですけど、
私の中では評価していただいたんだなと思います。
実際にレフリーになってみて難しいところって、
現役時代には気づかなかったレフリーの大変さってどういったところですか?
外から見ていると、起きた現象に対してすごい見やすいんですけど、
やっぱりグランドに入って一緒に走っている時に、
視覚になったりとかで見えなかったりだとか、
逆サイドでは物事が起きていても、私の方からは見えなかったりとか、
そういう難しさはあるし、
私が大切にしているのは選手の時に感じていた感覚というものをレフリーでも抑えながら、
だけどレフリーになって少しずつターゲットじゃないですけど変わっていくんですよね。
厳しさだとかルールもそうですけど、
その中でどんどん対応していかないといけないという難しさはあります。
レフリー代表としてやっていたことで有利なことというか、
活かされていることというのは何ですか?
それは絶対あると思っていて、
私の場合は代表でやっている期間をすごく長くさせていただいていたので、
選手の時の結果ではないですけど、アドバンテージだと思っています。
ただそこに甘々茶になると成長はないと思っているので、
そこはただただアドバンテージだと思って上を見るだけか。
あとメンタルですよね。
メンタル的には選手の時に世界を目指してやっていたという思いがあって、
それを実行できていたので、レフリーとしても上を見つめやすいというか、
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上が見えやすいというのはあります。
どうやったら世界に行けるのかというので、もっともっと頑張らなきゃいけないんだなと。
どれくらい頑張らなきゃいけないかという分からない数値が
選手の時に経験させてもらっていたものがレフリーとして活かされている。
選手の時は周りにチームメイトがいたり対戦相手がいたりで、
わりとモチベーションを上げやすかったりあると思うんですけど、
レフリーは一人じゃないですかね。そこら辺の難しさって。
レフリーは結構個人で動くことがあるんですけど、
私は団体競技も個人スポーツもやっていた人なので、
正直にどっちも対応できるというか。
レフリーも現地ではワンチームとして動くので、
その中でやっぱり結果がいい人というのは2日から3日目は大事な試合を吹かせてもらえるようになるので、
レフリーも仲間だけどライバル。パフォーマンスを評価されるので、
モチベーション的にはやっぱりファイナルを吹きたいという思いで、
私もさせてもらったと思います。
今後の目標といいますか、いつ頃これみたいなターゲットって設定されているんですかね。
私の中では12月からワールドシリーズ初章が始まるんですけど、
去年やってさせていただいたドバイのインビテーショナルでまずパフォーマンスを見せる。
そこでファイナルを吹かせてもらえるようにする。
そこから多分なんですけど、ワールドシリーズの方に行ける。
見てもらうというか、私がいることを認知してもらって、
そこから入っていきたいと思っているので、
私の中では今年、来年の頭にはワールドシリーズに参戦したいなと思います。
クワイさんが現役を辞めてもグラウンドで走る目的というか、
何に魅せられてそこまで頑張るんですかね。
まだ世界で戦いたいという思いです。
ラグビーが好きというのと、オリンピックが特別な場所だというところが
ちょうど合わさったところがパリになると思うんですけど、
ラグビーの魅力というのはどういったところですか。
ラグビーの魅力は、ラグビーの魅力というよりかは、
レフリーを始めた時にラグビーに対する見方というのはすごい変わった。
選手の時に感じていたものじゃないものをレフリーとして、
ラグビーの魅力、面白さというのをまたさらに上乗せる。
ラグビーの好きな要素がどんどん上乗せされるみたいな感覚で、
18:03
選手の時はもちろんトライ、みんなで勝ち取って勝ちを分け合う。
いろんな、でかい人もいる、小さい人もいるみたいな、
そういうのがラグビーの魅力だと思うし、
セブンズもスピードの展開がすごい面白いというのを選手の時は言っていたんですけど、
やっぱりレフリーになると細かいルールだったりとか、
どっちの対戦相手もチェックしてどういう特徴があるのかというのを抑えたりだとか、
レフリーになっても自分の試合を自分でレビューする。
それをコーチに見てもらって、この笛は正しかったのかダメだったのかというのを細かくやる。
選手の時もレビューしていたんですけど、また違うレビューの仕方というか、
面白いというか、どんどんどんどんラグビーの細かいところに行っている気がするので、
深いなって、ラグビー深いなって思いながら、
また私のラグビーに対する思いがまた一段と上がっている感じがします。
オリンピックが特別な場所だという話もさっきしていただきましたけれども、
どういうところが違うんですかね?
もう何が違うと言ったらあれですけど、
ワールドシリーズだとラグビー単体、男女単体で行くんだけど、
オリンピックって国を背負って各それぞれのスポーツが一つになって戦う。
だけど大きいスポーツの祭典として、難しいですよね、言うの伝えるのすごく難しいんですけど、
やっぱりオリンピックって誰もが知っている舞台だと思うし、注目される舞台だし、
その4年に一度にかけてくる選手たちの思いというのが、
僕は爆発する場所がオリンピックだと思っていて、
必死になって掴んで最高の舞台でパフォーマンスを出すという、
貴重な、誰もが経験できる場所ではないので、
オリンピックの雰囲気とか、グラウンドに入ってからの鳥肌の立つ感じが、
本当に特別だったなと思うので。
もう一回あの場に立ちたいですか?
もう一回、もう一回って思える場所がオリンピックだと思います。
わかりました。
幕別町から本当に陸上の福島千里さんとか、
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スピードスケートの高木奈菜さん、美穂さんもオリンピックに行かれていますけれども、
子供の頃というか高校生までに接点とかあったんですか?
福島さんは陸上だったので、福島さんは大会で何度かご一緒させていただいていました。
福島さんの妹と私が高校の同級生で仲良くさせてもらったんです。
なるほど。高木奈菜さんとかは運命しかなかった感じですか?
なかったですね。美穂ちゃんは私は存在を知っていて、
マラソン大会、幕別町のマラソン大会があるんですけど、
私が大会記録を作っていたんです。
すごいですね。
美穂ちゃんにことごとく抜かれていて、
お母さんが役員だとかやってて、抜かれたよって言って、
そうか、やっぱすごいねって感じです。
それっていくつぐらいの頃の話なんですか?
小学生の時の大会記録を学校に抜かれていました。
わかりました。
どうもありがとうございます。
今後の抱負について、改めて最後にお願いします。
2024年にパリ五輪を目指してレフリーを始めたんですけど、
私自身が目指しているうちに、
私が強くなって、いいパフォーマンスを出せるようになって、
日本のラグビーのレベルも一緒になって上がっていきたいと思っているし、
セカンドキャリアとして、私がレフリーをやることによって、
元気に対してからレフリーをやってみたいなっていう人が増えてくれたらいいなっていう思いでもやってますし、
大きい目標としてあと2年ですけど、
それまでにいろいろな経験をしっかり積んで、
ワールドシリーズオリンピックをどんどん目指して頑張っていきたいなと思います。
わかりました。
どうもありがとうございます。
歩きながら、運転しながら、地下鉄でも大丈夫。ぜひフォローをお願いします。
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