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2022-08-17 24:48

渡名喜、堀川はこうして世界で勝つ パーク24柔道女子・園田隆二監督

いま、日本柔道界で最も強いチームだろう。
昨年夏の東京五輪では、代表入りした所属選手が金メダル3個、銀メダル1個を獲得。
今年10月の世界選手権(タシケント)には個人・団体に男子6人、女子2人の代表選手を送り出すパーク24柔道部だ。
注目は、女子48㌔級の2017年世界女王で東京五輪銀の渡名喜風南(27)と、26歳にして初の世界代表入りを果たした63㌔級の堀川恵。
今回の世界選手権で好成績を残せば、2年後のパリ五輪へと大きく前進する。
2人の持ち味は。
世界の強豪と渡り合うポイントは。
指導する柔道部女子監督の園田隆二氏に聞いた。


■園田隆二(そのだ・りゅうじ)監督
1973(昭和48)年9月、福岡県生まれ。
柔道男子60㌔級のトップ選手として活躍し、明大在学時の93年に世界選手権で金メダルを獲得した。
指導者としては全日本女子代表コーチ、監督を歴任。
2016年4月、パーク24柔道部女子コーチに就任し、現在は女子監督。


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【制作】産経新聞東京本社・運動部
【更新】毎週水曜日(予定)

                                      

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産経新聞のポッドキャストでお送りする、スポーツここが知りたい。担当は産経新聞運動部の森田恵史です。
今回は、パーク24柔道部女子監督の園田隆二さんをお迎えしました。
園田さんは現役時代に60kg級のトップ選手として活躍され、1993年の世界選手権では金メダルを獲得されました。
指導者としては、全日本女子代表のコーチ監督を歴任され、現在はパーク24柔道部女子の監督をなさっています。
パーク24柔道部からは、2021年夏の東京五輪に男女4人の代表選手が出場し、個人戦では金メダル3個、銀メダル1個を獲得しました。
今年10月に宇津べき市産の首都田志県都で開かれる世界選手権では、個人戦・団体戦に男子6人、女子2人が出場します。
園田さんが指導する女子は、48kg級の戸崎風奈選手、63kg級の堀川恵美選手が代表入りしました。
この2人が世界の競合を相手にどんな戦いを見せてくれるのか、園田さんにお話を伺いたいと思います。
園田さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
まずは、戸崎選手について伺います。
東京五輪の銀メダリスト、世界選手権は2017年の大会で金メダル、2018年、2019年の大会で銀を獲得され、この階級の日本の顔と言っていいと思います。
東京五輪の後、去年銀メダルに終わりましたけれども、戸崎選手の柔道はどのように変化、あるいは進化したかを教えていただければと思います。
去年の五輪が終わってから1年ぐらいですけれども、1年で大きく変わったというところはないです。
というよりは、やっぱりそれまでの東京五輪までの過程において、やっぱり強化してきた部分が、しっかり身になっている部分が出ているので、そういったところの延長で進めてきているというところが正直なところです。
これという強化とかということよりも、去年のオリンピック選手として、日本代表として銀メダルだったんですけれども、そこを一つオリンピックを終えて、
次のパレのオリンピックに、代表14人のうちにみんながすぐ次のオリンピックを目指しますとか、意欲的にやれる選手もいればどうしようかなという部分の選手もいますし、
どちらかといったら、戸崎の場合はどうしようかなという部分が最初にあり、それでも1年1年を前向きに捉えて進めていければパレにつながるのかなというような進め方なので、
特段去年から今年に向けて強化したということよりも、今までの強化の継続性を続けてきたというところは、そういった部分が大きいです。
03:07
知事 ということは、どのタイミングで戸崎さんの心がパレに向けて切り替わったかという段階ではまだないという感じですか?
そうですね。僕の主観ですけど、話している中身からすると、明確にパレに目標を置いてパレで金メダルを取りますよというような心の余裕というか、心の充電という部分はまだまだ足りていないのかなというのは思っています。
知事 ということは、1年1年の積み重ねがパレに結果的につながっていければ一番のいい形になりそうでしょうか?
そうですね。連続して出場する選手において大きな大会が終わった後に次の目標をすぐパッと置けない場合においては、毎年の1年1年単位で見ていった方が、それが結果として後ろを見た時に4年続けてきたなという部分だと思うんです。
やり方がちょっと人によっては違うので、隣の場合は関連たいかなというふうな捉え方でいます。
知事 具体的に隣さんからは現状あるいは将来に関して何かお話はされたことはございますか?
オリンピックが終わってから次のパレに向けてという話はしていましたが、明確にまだ確実に目指していきますという段階ではなかったので、
とりあえずオリンピックが終わった後にゆっくり休んでから徐々に練習を始める、試合に出るということの中でいろんな感情が出てくると思うので、そこが1年内で経験しながらその先にパリに繋がればいいなというのが戸田北さんが話している中での感想で、僕の感想ですね。
知事 4月の全日本選抜体重ベスト選手権で代表選考会でしたけれども、体力強いなという受導をされて、国際舞台の東京オリンピック以来となると思うんですけれども、7月のグラウンドスラム、ハンガリーで優勝されて、そのあたりの充実ぶりというのは相変わらずだったというふうには思えるんですけれども。
そうですね。でも実際のところ、そこの試合に向けてピークに来ていたかと言ったらそうではないと思うんですね。ただ彼女の今までの東京オリンピックに向けてのここ数年の自分の努力という部分が身についているということは、彼女の力であり、その力をもってやはりここの2試合は勝てているのかなと。
だから新しいこととか次の強化に取り組んでその成果が出てというよりは、今まで持っている貯金でしっかり勝てているなという印象があります。
知事 ということは、ちょっと遊ぶことでは動かない自力というのが、隣選手の中にはもうしっかり下地としてできているというふうに受け取ったかもしれないですね。
女子の48kg級というのは、勢力図が本当に大きく変わりそうだなというふうには見ているんですけれども、今まで東京オリンピックまでのトップを走ってこられたウクライナのビロディト選手が、ロシアの進行ということもあって今はスペインに避難されているということで、
06:15
それから東京オリンピックを金メダルを獲得されました倉須道選手ですけれども、先日のグランプリザグレブ大会では52kg級に出場して阿部宇太選手とも対戦されました。
これを考えるとやはりトップ層がかなり動きそうな流動的な印象を受けるんですけれども。
そうですね、まずは今までずっと東京オリンピックまでの4年間5年間というところで、一つの目標がトナキの目標がやはりデノビルを倒すというところだったので、
今のロシアがウクライナに進行していて、今の状況で練習環境もままならないと思うんですよね。
いろんな国を心配してとか、まずそういうところがですね、選手として心痛めている部分がなくなってくれればいいなとは強く思いますし、
それとコスモの選手もプラス1選手も階級を上げましたので、どちらかと言ったらトップの選手が上に上がっていったというところで軽薄になった部分はあると思うんです。
その中でのトナキ選手の立ち位置ですね、ポジションとしてはどういうふうにご覧になっていますか?
そうですね、去年のメダリストの中で金と銅がいなくなったわけですから、トナキは銀ですから、当然優勝候補とか率先的に上がってくる選手だと思いますし、その能力というかその実力というのは十分持っていると思います。
そういう意味ではパリへの世界の48kg級を牽引するというポジションにいる1人ではあることは間違いないということですかね?
そうですね、そう思いますし、そうあってほしいと思います。
続いて世界選手権初出場となる堀川選手について伺いたいと思います。堀川めぐみ選手の柔道について、まずこういう選手だというセンスポイントを監督の方から伺いたいなと思います。
そうですね、体の柔軟性があるということと、いろんなところからある程度無理な体勢からも技が入っていけるという部分と、これは日本人独特なんですけど柔道がうまいという部分がありまして、あと技が入れば持っていける、その切れという部分は世界レベルにあると思いますので、そういったところが彼女の特徴とか良いところだと思います。
先日の7月のグランドスラムハンガリー大会ですね、やっぱり内股の強さというのが本当に光っていたと思いますし、今年2月のテルガビーでも優勝された時もやっぱり内股の強さというのが目を引く選手だと思いますけれども、この威力というのはいかがでしょうか?
そうですね、もともと内股の威力はあったので、自分のストロングポイントをどう活かすかという部分があったので、内股の入り方とか、入り方の部分において1種類じゃなくて2種類3種類という風な工夫をやっていこうというのは彼女とお話ししていたので、
09:16
そこの部分がここ半年、1年弱くらいですかね、という部分が彼女自身もこれでいけるんだというところに自信がついた部分があって、そこの創生効果でよくかかっているなという印象がありますね。
今年入ってからも本当に絶好調で、その意味では内股のバリエーションが栗川さんの中で増えたことによって柔道の幅が広がった、それが強さに直結していくという形でしょうか?
そうですね。いろんな部分で取り組んできたことが実になった瞬間に、精神というのは実心がクッと湧いてくるので、その実心がものすごく強く出ている部分があって、それと同時に成績につながっている。
つながるからより次の段階に目指そうとするという、良い方の循環に来ているなというのを感じています。
栗川選手は2020年の夏にご結婚されて、現在の栗川生になられたということなんですけれども、旧姓の津田根選手としてご記憶の方、柔道ファンは多いんじゃないかと思うんですよね。
そうですね。
2012年の17歳の時にグランドスラム東京大会で優勝されまして、これが国際大会の先立なデビューということになると思うんですけれども、早崎の選手だというふうに現場の取材している記者の目に映ったんですが、
そういう意味では今回が初代表というのが非常に意外に思えるぐらいの選手だと思うんです。
監督の目にはここまでの10年の道のりというのはどういうふうに映っているんでしょうか。
そうですね。それこそ17歳の時に初出場を出したのですから。
そうでしたね。
若手でいい選手は早く国際舞台を踏ましたいという経験をさせたいという部分があったので、それで日本のグランドスラムを使ったんですけれども、そこでいい試合をして優勝しましたし、それから順調にいけば当然世界につながってくるというのを期待していたんですけれども、
本人も苦労して安定的に勝てないというところが彼女にとって一番の問題点があったので、勝つ能力があって落としている試合をどういう試合なのか、そういうことを積み重ねで一つ一つ潰していきながら、
どこかで負ける要素というのがあったと思うので、その負ける要素を一つ一つ潰していきたいという結果が今につながっているのかなと思います。
もともとポテンシャルとしては世界のトップレベルの選手だと思うんですけれども、勝てる要素を自分で落としていたというのは、これはどういうところに要因があったと思われますか。
12:09
私たちの指導者から見て、外側から見ている柔道の内容の部分と本人がやっている部分の柔道の内容が合致していないというか、
それだと相手としてはこういうふうに考えるよとか、いろいろな選択肢を考えなきゃいけないんですけれども、どちらかといっては自分がこうしたいというようなところのほうが意固地になりやすかった部分があったんですけれども、
そういった部分がやりたい柔道よりも勝てる柔道に意識チェンジしてきたのが大きいのかなと感じています。
なかなかご結婚されて現役を続けるというのは、女子でもなかなか前例というのはかなり少ないケースだと思われるんですけれども、
その中でこれだけの結果を残されているというのは相当、本人の中で何かの大きな切り替わりがあったのかなというふうにも思うんですけれども、
これから東京オリンピックの後、堀川さんの中で大きく変わったという意識の面から何かを感じることはございますか?
意識の面からすると、入社してからずっと言い続けているようなことが、先ほど言ったように自分の中で違うのではないかとか、
何かしらの不安要素があったと思うんですけれども、そこら辺がなくなってきて、これでやれるんだというような感覚を多分、
彼女自身がつかんだのかなというところにおいては、ものすごくこちらが言っていることを素直に入っていき、それを実践する。
実践してダメだったところの修正部分を修正する。良かった部分を引き続きやるという、本当にいい形に乗ってきたなというのは、ものすごく感じています。
世界選手権に受けたお二人の近況に関してお伺いしたいんですけれども、7月の大会を終えられた後、近況、近頃の調整具合ですね、世界選手権に向けて。
まず、隣選手に関してはいかがでしょうか?
そうですね、隣に関して言えば、今の状態で福岡とハンガリーを勝てているので、やはりここからもう一つもう一つ体調のアップとか、
ピーキングを上手く乗っていけるように、世界選手権に乗っていければ十分勝つ実力というのがありますし、そこに関しては力という部分に関しては心配していないんですが、そこのピーキング作りというところにもっと集中していこうかなとは思っています。
世界の経験としては、本当に世界の中でも多分、隣さん以上の経験を積んだ方というのは、今の48人はいないんじゃないかというふうに思いますけれども。
15:04
そうですね、もう実際に先ほど話をしたディロイロ選手は48でずっとトップの選手だったので、その選手に日本人として唯一勝ったのがトナキですし、そこに勝つために彼女自身もものすごく努力してきたのは私自身も見てますし、一緒にどうやって対応していいのかということで、
そういう結果も出ましたから、そういった部分においては力的には一枚上かなと感じています。
東京であと一歩で金メダルを逃したそのあたりの悔しさですね、これは今のトナキさんの柔道に何かつながっている部分というのを感じていますか?
実際何がどうということはないんですけれども、彼女自身が負けず嫌いなので、ものすごく負けず嫌いなところが彼女のストロングポイントでもあるので、相当悔しかったとは思います。
本人があそこをあれ以上行けなかったなというのも感じていますし、技術的な部分です。
いつ見てももうちょっと動かせればとか、でも動かなかったんですというような話だったので、そういうことをすれば出し切っての銀メダルは銀メダルだったと思うんですけど、
そこでもう一つ次のパレに向かっていくというところの仕切りというか心の壁という部分を今彼女が一生懸命乗り越えようとしていると思うんですけど、
唯一やるのはそこの負けず嫌いな部分がありますので、そこの部分を今自分自身で引き出していけて、勝つというような気持ちになってくれれば一番いいかなとは思っています。
そういう意味ではそこの壁を乗り越えた先にまだまだ強くなる余地というのが船木さんの場合はあるということですか?
今までいろいろ技術的面に関しても、17年に優勝した以降、18、19とデロメロ負けて2位になってますよね。
それで何とかしてデロメロに勝ちたいという彼女の思いの中で、試合が終わるたんびにやっぱり怪我が出てた部分の身体的な体の弱さと、
それともっと有効的に使える組み手と、ただそういった部分をいろんな取り組みの中でやってきたので、それがいろいろ揃っているとは思うんですよ。
だからその揃っている部分をどう挑戦していくかというのが今後の彼女の課題かなと思います。
堀川選手は初代表ということで、また大人区選手とは違った意味での面白さ楽しみというのが見ている側にあると思うんですけれども、
実際初代表の部分というのはどうでしょうか?大人になりそうな感じでしょうか?それとも彼女にとってのプラスになりそうでしょうか?
18:00
今回の彼女の代表になった経緯とか、今までの代表になった選手たちの選考過程を見ていると、
意外とラッキー的な部分が大きかったと思うんですよね。
ただそのラッキーな部分もありますし、今まで自分がやってきたことが結果に出てきているという強みもありますので、
一つはチャンスだと思うんです。
チャンスを彼女自身がどう彼に向けてつなげていくかというのが今回の試合の一番大きい課題だと思うので、緊張もするでしょうし、
実力的にまだまだ世界経験も浅いと思うんです。
ただそういった中でのフレッシュさと彼女のストロングポイントをうまく生かせれば優勝に届かない位置ではないと思うんです。
パリオリンピックまでも残りすでに2年を切っています。代表争いに占める10月の世界選手権の重みですよね。
これに関してはどういう位置づけを占めるというふうに監督がご覧になっていますか?
私もコーチや代表監督をやっていた身からすると、2年前の世界選手権というのはある程度オリンピックに向けて絞っていくような意識になってくると思います。
4年ある中で1年目、2年目で広げた部分を2年目後半から3年目に向けて絞っていって、
4年目の代表を決めていくということを強化する人間を決めていかなきゃいけないと思うので、今回の場合は3年しかないということで、
ほぼ1年がなくなったということになれば、これ以降に絞り込まれていくというところになってくると思います。
そこのチャンスを2人は掴んでいるわけですから、そのチャンスを生かすも殺すも自分だと思うので、
ぜひそこは掴み取ってほしいなと思います。
例年のオリンピックとオリンピックの間の4年間ではなくて、新型コロナで東京が1年運気になって、
ということはオリンピック後の1年目ですけど、実質残り2年しかないというかなり制約された時間の中で、
ここである程度かなりの良い結果を残すと、その意味ではパリ五輪に向けたレースとしてはかなり優位になっているという年でもありますよね。
そうですね。今の戦後過程の状況を見ていると、やはり世界選手権の結果というのが大きい比重になると思うので、
ここで結果といえば当然もうパリへの道というのが自分自身で開けてくる、近づいてくると思っています。
パリ五輪に向けた代表争いということで言いますと、48キロ級にはこの世界選手権には角田夏実選手も出られます。
そういう意味では田中選手にとって今後かなり厳しい代表争いということも変わりはないと思うんですが、
ここで勝ち残っていくためのポイントというのは田中選手に関してはいかがでしょうか。
そうですね。私自身、どうしても所属利益になるという部分もありますし、
21:03
今まで彼女がやってきた部分も裏方から見ていますから、そういった部分で彼女がどれくらいの実力があるかというのも分かっていますし、
そういった部分がすると、やはり十分勝つ力もありますし、能力もあると思うんですよ。
ただやっぱりオリンピック終わってからの充電期間がちょっと短かったという部分もありますし、
そういったいろんな要素もあるとは思うんですけど、彼女自身がやっぱりそこに向かって何をやっていくべきかということは分かっていますし、
当然、角田選手が去年の世界選手権に優勝したというのも分かるんですけど、
そこで厳しくなるという部分もあり、もう一つは福岡できっちり投げて勝ったという部分もありますので、
力的にはまだ戸崎が十分上だと思っていますし、もっともっと先ほど言った戸崎の柔道の完成形の域に達してきているとは思っているので、
やっぱり今までやってきた部分の身につけた武器をどのように使っていくかという部分の、
チョイスの部分のそこがうまくいけば断トツで勝てるのかなとは感じています。
都市の63kg級には2月のグランドスラムパリ大会で優勝した鍋倉民選手もいます。
今後、堀川選手が勝ち残っていく上でのポイントはどうご覧になりますか?
63kg級に関して言えば、先ほど言った、ある意味ラッキーな代表の部分もありましたし、
今おっしゃっていた鍋倉もいますし、オリンピックで出た田代さんもいますので、
そういった中では彼女たちも力がありますから、今後やっぱり怪我を治して等々で出てくると思うんですけど、
日本の63kg級の代表というのは堀川なので、こういうチャンスをいただいたのを、
いかに自分のチャンスを最大限生かすかということだけに集中して、周りを見るという余裕はないと思うんです。
まだ追いかけていって、世界に向けて挑戦していく方なので、
周りと比べて勝たなきゃいけないとかプレッシャーを受けるよりは、
思い切った柔道をして自分はこういう柔道ができるんだというのを畳の上で見せてもらえればなと思います。
そういう意味では初出場ですが、思い切った柔道を教えてくれたら、まだまだ可能性が開ける選手ですよね。
そうですね。ブランスの選手でも十分戦っていける、そういう切れの部分では十分戦えると思いますし、
そういったところまでの試合展開等々もありますけど、そういうこと一つ一つを今初代表なので、
今後経験していくと思うんです。今年が1年目というか、通常でいけば2年目の状態ですね。
ホップの状態なので、来年でステップしてジャンプをパリオリンピックに行ければと思っています。
世界選手権、それからパリオリンピックに向けた代表争い、本当に楽しみにしております。
24:03
隣選手、堀川選手の活躍を期待したいと思います。
今回はパーク24柔道部女子監督、園田隆二さんにお話を伺いました。
園田さんどうもありがとうございました。
ありがとうございました。
24:48

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