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視覚障害者からの問いかけラジオ、この番組は、プロトタイピングチームPLAYERSが提供する視覚障害者からの問いかけワークショップから派生した音声コンテンツです。
いずれも、PLAYERSのメンバーである視覚障害者の中川と、
晴眼者の本間が、
見えない生活で感じる疑問や、見える世界で感じる違和感について緩く対話を繰り広げる雑談ポッドキャストです。
毎回のトピックに関連して投げかける問いかけにも耳を傾け、自分なりの考えに思いを巡らせてみてください。
はい、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
初回放送ですね。
はい、ついに初回始まりました。
はい、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
では、
自己紹介しますか。
はい、じゃあ中川からしますね。
はい、PLAYERSのメンバーであるというふうに最初に話していますが、
PLAYERSのメンバーで、視覚障害の当事者です。
見え方としては、弱視と言われるんですが、
左目が全く見えなくて、右目の中心だけ見える状態で生活しています。
普段はソフトウェアのエンジニアの仕事もしながら、PLAYERSの活動をしたりしています。
あとは福岡に住んでいて、子供が2人で、家族4人で生活しています。
中川さんが目が見えなくなり始めたのは、いつ頃ですか?先天性ですか?
見えなくなり始めた記憶があるのは、10歳ぐらい。
一生は夜、星が見えないとか、夜外、月明かりで歩けないっていうところから始まって、
病気の診断がついたのは14歳で、
手帳を持ったり、視覚障害者を使う白い杖を使い始めたのは24歳のときなので、
その頃まではまだ見えるけど見えないっていう杖を使い始めるタイミングが僕次第だったんですけど。
今も進行しているという状況ですか?
そうですね。なんかここ3年ぐらいの変化だと、パソコンとかスマホの画面を目で見て作業するのではなくて、
音声読み上げとか音声を使って操作するってなってるのがここ2,3年なので。
それより前は目で見て作業できてたし、コンタクトレンズつけたり、眼鏡使ったりしてました。
本間さんの自己紹介もお願いします。
ありがとうございます。私もプレイヤーズのメンバーとして活動している本間彩と申します。
普段はIT企業の企画部門で働いておりまして、PLAYERSメンバーとしては社外の活動として参加をしています。
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私は晴眼者という立場で、晴眼者とは視覚に障害がない人のことを言いますが、晴眼者です。
小さい子供が2人いまして、4人家族で暮らしております。よろしくお願いします。
ありがとうございます。PLAYERSの紹介も続けてお願いできますか?
私からPLAYERSをご紹介させていただきます。
PLAYERSは一緒になってワクワクし、世の中の問題に立ち向かうスローガンに活動しているプロボのボランティアのチームです。
様々な社会問題の解決に向け、当事者とともにワークショップやリサーチ、アイディエーションなどを行い、
そこで生まれたサービスや製品をプロトタイピングし、企業と連携した社会実装も推進しています。
最近では総合スポーツメーカーのミズノさんと共同企画を行ったミズノケーンという商品を2022年に発売をして、
その年のグッドデザイン賞を受賞することができました。
なんかカタカナ多いですよね。
そうですね、そう言われると。
自分でもどういうチームなのか説明に困る時があります。
そうですね、何やってるんですかって聞かれると説明難しいですね。
難しいですね。でも今話してもらったミズノケーンっていうものが共同企画で出たので、
こういうのをやってますっていう一つの形ができたのはすごい良かったですよね。
本当ですね。しかもグッドデザイン賞とかを受賞したり、すごく多くの人に目に触れる機会があったのはすごく嬉しいですよね。
そうですね。この視覚障害者からの問いかけラジオの元になったワークショップもPLAYERSの活動の一つなんですけど、
その問いかけの説明もすると、視覚障害者からの問いかけっていうオンラインのワークショップを
2020年の4月に中川の発案で始めたんですよね。
そのオンラインのワークショップっていうのは、普段こういう視覚障害者が関わるワークショップとかでは、
視覚障害者が質問責めにされるというか、いろいろ質問してもらうんですけど、
逆に視覚障害者側から質問する機会があまりないなということがあったりとか、
お互いのコミュニケーションを円滑にというか仲良くなるために、
僕たち側から質問して対話をするっていう形も面白いんじゃないかと思って始めたのがこのワークショップでした。
そこからワークショップを何回も実施してたんですけど、今はそれは少しお休みしていて、
ワークショップに参加するって一個ハードルがありますし、
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ワークショップ中って視覚障害の当事者から質問されて、もし目が見えなくなったらどう思いますかとか、
視覚障害者に声かけしたことありますかとか、直接質問されて答えるって一個ハードルがあるというか、
ワークショップに参加する形ではなくて、こういう音声コンテンツ、ラジオという形だと広く聞いてもらえるし、
聞きながら自分の中で考えてもらうのは簡単だしいいかなと思って、
視覚障害者と健常者の間の接点の一つになったらいいなと思っています。
ありがとうございます。
すごい真面目なことをしゃべってしまいましたね。
本当ですね。
ある意味、こじつけみたいなところが僕の中ではあって、
音声配信、ラジオ自体はもっともっとずっとやりたかったんです。
どういう内容で、いつ誰とやるかがずっと僕の中でもここ2,3年ずっと頭の中にあって、
視覚障害者からの問いかけっていうものがあるなっていうことで、
ここをくっつけたらうまくいくんじゃないかと思って始めたんですけどね。
なんでラジオ配信やりたかったんですか?
普段ラジオを聞くのが多いからっていうのもあると思うんですよね。
ラジオって見える人と見えない人関係なく楽しめるもの。
ポッドキャストでもラジオでもいいけど、それもいいとこだと思うし、
見えなくなったからなのかどうかって言われるとどうなんだろう?
見えなくなったからなのかな?でもやっぱりラジオはずっと聞いてて。
本間さんはどうですか?聞きますか?
そうですね。私も本当に小さい時から、学生の時からずっとラジオが大好きで、
ラジオを録音して、わざわざ後で聞いたりとかもしてましたし、
今はラジオとかポッドキャストとか結構いつでもどこでも聞けちゃいますけど、
深夜の配信とか、それこそ昔だったので、
スケジューリングして録音するとかができなかったので、
夜中その時間に目覚ましをかけて、起きて録音ボタンを押してまた寝るとかやってましたね。
まあそれを聞くとね、何で録音してた?どの世代かがなんとなくわかりますね。
本当ですよね。昭和感満載ですいませんって感じです。
多分今売ってないやつですよね。
売ってないですよ。カセットから始まり、その次、もう今もないですけど、MDになり。
いやー、録音して繰り返し聞くっていうそのヘビーリスナー感が伝わってきて。
本当ですね。今はポッドキャストとか、誰でもいつでもどこでも配信もできるし、
聞くこともできるっていうこの革新がすごいなと思ってます。
ちょっと我々のこのラジオが好きな感じはまた。
そうですね。そこだけで。
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いろんな時に話していけたらいいと思うんですけど。
本当ですね。
はい、ということで今後も。
はい、よろしくお願いしますということで。
はい。
紹介は何かね説明が多くて何かねサクサク。
本当ですね。
しょうがないですね。
今日は聞いてもらって。
はい。
では今週の問いかけという時間を今からパートをやりたいんですが、
このパートはですね、毎回毎回そのトピックに関連した視覚障害のある中川から
いつも一つ質問をして、それに対してリスナーの人には頭の中で考えてもらいたいですし、
この放送の中では本間さんの回答であったり、あとはPLAYERSのメンバーからいただいた回答だったりを紹介していきたいんですが、
今回は初回なので本間さんとやりとりますが。
はい。
はい、紹介はですね、視覚障害者を見かけたことはありますかという問いかけなんですが、どうですか。
はい、見かけたことはもちろんあります。
最近で言うと、街中でちょっと先ほどもPLAYERSの紹介の中でお話しさせていただいたミズノケーンを使っていらっしゃる方をたまに見かけることがあって、
ミズノケーンって見たことない方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、白杖って白い杖に先っぽの方が赤い色になっているっていうのがベーシックなものだと思うんですけど、
ミズノケーンは白いベースのところに先が青、ミズノさんのカラーの青が入っていて、すごくスタイリッシュでかっこいいデザインになっているんですね。
それを使っていらっしゃる視覚障害者方を見かけたりすると、結構つい声をかけたくなる。
けどかけていいかわからないからかけないっていうのが一つあります。
私はちょっと視覚障害者の方に声をかけられないっていうのが、ちょっと原体験が学生の時に実はあって、
中学生の頃なんですけど、普通に町にいらっしゃったおばあさまがですね、ちょっと困っている様子だったので、
そこで思い立って、一人でいたんですけど、そのおばあさまに声をかけたんですね。
何かありですか、みたいな形で。
で、その方は目もあまり見えていないで、耳もよく聞こえないっていうようなことだったみたいで、
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なんか私が言っていることがわかったらしいんですけど、目もよく見えないし、耳もあまり聞こえないから、もういいねをほっといてみたいなことを言われたことがあって、
それがちょっと原体験になって、声をかけた時に、そういう対応だったらどうしようかけていいのか、かけた方がむしろ迷惑なんだろうかみたいなことがちょっとあって、
なかなか気軽にいけないっていうのはちょっとあるのかなっていうのが。
最初に声をかけたり、会話をしたり、コミュニケーションした視覚障害の人がどういう人かっていう最初の体験って結構大事ですよね。
大事ですね。
電車の中で席を譲るとかも結構同じ感じかなと思っていて、
もちろんいらないと思って譲っても、いいですって言われること結構あると思うんですけど、
私はあんまりそこはもう最近気にしなくなったので、いいですって言われたら、じゃあわかりましたって言ってそのまま座ってたりしますけど。
断られても、そういうこともあるよねって思うようになったのは、たくさんそういう声かけの経験があって、手伝った時も何回もあるからですか。
そうですね。ありがとうって言ってもらったことも多分あるからだと思います。
その経験が視覚障害者の方に対してはまだあまりないので、ちょっと戸惑ってしまうところがあるのかなっていうのを思います。
なるほど。なんかよく声かけしていいんですかってよく役に立てられることあるんですけど。
それ聞きたいです。どうですか。
声かけしていいですよ、もちろん。声かけしてほしいって思ってる人もたくさんいるし、ただ確かに断る人もいるでしょうということで、
たくさん声かけして断られることも、頼まれることもたくさん経験すると、一個一個の経験が薄まっていくと思うんですよ。
なので、もう一個の経験だけだと、一個の経験がすごい重みを持っちゃうじゃないですか。
そうですね。
でも最初の経験がやっぱりポジティブなものかネガティブだったものかっていうのはね、自分の中でやっぱり気になると思うけど、
勇気を持ってって言うとちょっとあれですけど、できれば見かけた時声かけしてみて、断れることありきぐらいの感じで声かけたらいいかなとは思いますけどね。
なるほど。
ちなみに中川さんはどんな声かけをしてほしいですか?
そうですね。何かお手伝いすることありますかって声かけしてもらったら普通に嬉しいです。
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一人で歩けるような場所でも、一緒に肩を触れて手伝って歩いた方が早く歩けたりとか、
物にぶつからずに歩けたりとかもあるので、僕はできればそのままお願いすることの方が多いですけどね。
なるほど。わかりました。ありがとうございました。
ありがとうございました。こういった問いかけを毎回毎回していきたいなと思っていますので、また次回もお楽しみにしてください。
ここまで聞きいただきありがとうございました。
PLAYERSでは一緒に活動する仲間を募集しています。
PLAYERSにご興味のある方はホームページ、players.or.jpにありますお問い合わせページよりご連絡ください。
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それでは次回もお楽しみに。
一言だけいいですか最後に。
どうぞ。
もっと緩くやりたかったですよね。
カタカナやっちゃったね。
ではまた次回ということでよろしくお願いします。
ありがとうございます。