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2023-02-13 20:26

グレッグのダメ日記、知ってますか?

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世界中で大人気の児童書「グレッグのダメ日記」、我が家でも長らくブームが続いています。どんな本か知ってるという方も、知らないという方も、ぜひ聴いてみてください!

【今回の内容】
全世界69言語に翻訳、2億7500万部突破/小学校の図書週間にも人気/グレッグのダメダメな毎日に笑いと元気をもらえる/内容は?子どもたちはどこが好き?/挿絵の魅力/おすすめシリーズランキング/映画にもなっている/コメディ映画の魅力再発見

☆9話目「最強王図鑑を語ろう」はこちらからhttps://open.spotify.com/episode/3jrvvIK7aYYumBpTszAKyW?si=10fb92cde3814d85

☆参考文献 :「グレッグのダメ日記」ジェフ・キニー作(ポプラ社)

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迫真のイドバタ番組、職業、主婦です。主婦の目線で世間を見る、イドバタ会議的な番組です。
縁の下から社会を支えている、けど意外と知られていない主婦の世界を、都内で子育て中の私、PIUがご案内します。
主婦の方だけでなく、主婦のパートナーの方にもヒントになればというのと、主婦が身近にいないという方にも楽しんでもらえたら嬉しいです。
この番組は、Spotify独占配信でお送りします。
今回のテーマは、グレッグのダメ日記、知ってますか。
グレッグのダメ日記というのは、子どもたちに大人気の児童書ですね。
前に9話目で最強図鑑を語ろうということで、子どもたちが大好きな本の話をしたんですけど、今回もうちの子たちが長らくハマっている本について語りたいと思います。
これ、うちの子たちだけじゃなくて、学校の図書室でも大人気なんですね。
学校で1年に1回図書週間というのがあるんですね。
その時に生徒が絵日記みたいな感じで、おすすめの本を絵と文章で紹介するという企画をしてまして、各学年で選ばれた子が壁に貼り出されているのを何度か見てるんですけど、
毎年誰かしらがグレッグの本を取り上げているんですね。幅広い学年の子が、シリーズのいろんな作品をそれぞれ愛情を持って紹介しているというのを目にしてきました。
作者はチェフ・キニーさんという、もともとはオンラインゲームの開発やデザイナーをされていたアメリカ人の男性ですね。
これまでに全世界69の言語に翻訳されていて、シリーズなんとすでに2億7500万部を突破しているという、世界でも大人気の本ですね。
今、日本ではシリーズは17まで出ているかな。これにさらに派生したシリーズ、主人公の親友を主役にしたのとか、そういうのも何冊か出ているんですね。
我が家は全部揃っているわけではないんですけど、子どもたちは図書館で借りたりもして、だいたい読破しているんですね。
私はその中から子どものおすすめを中心に、今読んでいる最中なんですけど、10冊は読んだかな。
そんなくらいなので、細かいところでは説明不十分なところもあるかもしれないんですけど、ご容赦ください。
今回、改めて親の私自身もファンになったんですね。だから知っている方には、「はいはい、そうだよね。」って一緒に共感してもらって、なんというかグレックの輪を広げられたら嬉しいなと思います。
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まずは内容ですね。
グレックのダメダメな毎日に、笑いと元気をもらえる。
主人公のグレック・ヘフリーはアメリカで生活しているんですけど、年齢は一応中学生ということを見たいですけど、学校が舞台になることもあるんですけど、知らずに読んでいたら小学生っぽいというか、十分に小学生でも共感できるような少年だし、少年の生活ですね。
そんなグレックとその家族、親友を中心としたダメダメな毎日、途方な日常が日記風に書かれているんですね。
英語の現代はウィンピーキッズって言って、弱虫な少年です。
日記風っていうのは、まずノートみたいな感じで横線が引いてあるところに文章が書かれて、文体も一人称なんですね。
多少語りかけるような感じもあるんですけど、そこに頻繁に白黒の端絵が書かれているんですね。
公式ホームページのグレックの紹介だと、お金持ちになりたい、人気者になりたい、モテたいっていうグレックが将来お金持ちの有名人になった時にどんな子供だったかっていう質問を一日中受けるのはバカバカしいっていうことで日記を書き始めたっていうページですね。
母親、メガネをかけてるんですけど、ママはヘルシーな食べ物ばかり進めたり、やたらと勉強になることをしたがったりとか、あと携帯電話とかゲームにも厳しい。
それから頼りにならないこともある父親とヘビメタ好きでいたずら好きのお兄ちゃんロドリックですね。
あとはまだ幼児の弟マニーが同居しているこの5人の家族ですね。たまに同居はしてないけど、ひいおばあちゃんとかも出てきます。
親友のローリーはパッとしない感じの子っていう設定なんだけど、グレックとのやりとりがしょうもなくて笑えるんですね。
ストーリーは例えばキャンピングカーで旅行に行くことになってなんていう設定で始まるわけなんですけど、
今日はこんなこんなでこんなことがあったってもう準備段階から次々とちょっとした事件、ハプニングが起こって途方が続くんですね。
なんとかそれを乗り越えていくっていう感じです。
ドライブする中で子豚を連れて旅することになったり、一匹のカモメにスナック菓子をあげたのが最後もうサンルーフからたくさん車の中にカモメが押し寄せて大笑わとか、
グレックが自分は人間なのに動物病院に行くことになって、ママが問診票にペット名グレック品種人間って記入したりとか、
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それを淡々とした語り口で書いてて、これが全体には絶対に日常で起こり得ないようなはちゃめちゃ続きなんですけど、
それぞれのハプニングは微妙にあるあるがうまく入ってるんですね。
共感もできるし、ついつい大人が読んでもクスッと笑ったりアハハとなったりするんですよ。
希少転結っていうのはないんですね。切れ目なくだらだら続いてるという感じもあるんですけど、でもずっとくすぐり続けてくるんですね。
なんか日本にはない感じです。
強いて言うなら吉武晋介さんの絵とか文章が近いかなと思うんですけど、吉武晋介さんほどメッセージ性があるっていうわけでもないんですね。
そんなグレッグのダメ日記。子供たちにも聞いた。好きなところいろいろ。
まずは文章ですね。その淡々とした口調、途方な出来事とそれにまつわる自分の気持ちをこうなると決まってこうなんだ。
こうするべきだったんだろう。ちっとも分かっていやしないみたいな感じで心の声を書いてて、これがね結構苦戦になるんですよ。
内容も大体が失敗談だから笑えるし、またそれによってこんな大変な境遇でもなんとかこうやってやり過ごしたんだっていうところにね、勇気というか元気をもらえるんですね。
身の回りで何か嫌なことがあっても失敗続きのグレッグを見てこんなにひどくないわっていうのもあるし、何より楽しい気分にさせてもらえます。
よくこんなに次々とくすぐりどころを入れてくるなと思うんですけど、作者のインタビューにあったのは、ユーモアを大事にしているっていうことで、5ヶ月かけてまず350のジョークを考えるそうなんですね。
そこから原稿を考えるのに1ヶ月かけて、その考えたジョークっていうのの3分の1は捨てちゃうんだそうです。
その後イラストを書くのに1ヶ月半、だから合計1冊に7、8ヶ月かけてるっていうことだったんですね。
そういうめちゃくちゃ考えられてるっていう雰囲気を出さないんですけど、なるほど考え抜かれた作品だなっていう感じです。
それから、さっきもちらっと言った文章の合間にある白黒の差し絵ですね。これね、文章ももちろんなんですけど、この差し絵が抜群に魅力的なんです。
人物も簡単な感じで描かれてて、目はちょっとヘノヘノモヘジじゃないですけど、足がひゅんと細長かったり、髪の毛が3本だったりとか、そういう簡単な感じなんですけど、逆に子供も真似したくなる描き方ですね。
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簡単なんだけど、これ当たり前ですけど、細かいところまですごい計算されてて、線を減らして単純化されてるんだけど、ものすごい工夫をされてるんですね。
実際細かいから見応えがあって、つい隅々まで観察してゆっくり読みたくなるんですね。ページが全部絵っていうこともたまにあるんですけど、そうなると子供たちもずいぶんしげしげと見てます。
私もこれ自動書だからさっさと読めるだろうと思いきや、つい細かいところまでじっくり見たくなって、なかなかさっさと読み進められないっていうところがあります。
ちなみに登場人物の手は指が4本なんですね。アメリカではそういうことが多いみたいなんですけど、日本版だけ表紙の目立つ箇所では手が5本に書き換えられてるそうです。マメ知識です。
ちょっと猫背なんですね。口を辺の字カーブにしたような表情の絵も多くて、これが淡々とした文章とよくマッチしてて、その世界観にだんだんハマっていくんですね。
グレッグ一家だけじゃなくて、そこで描かれる周りの一般の人たちっていうのが、コアモテの大人からいたずらっ子の子供まで、これまた個性豊かに描かれてまして、いるいるこういう人っていうのも楽しいです。
最初にお話しした読書週間の本を紹介する絵と文ですね。うちの子たちは大体毎年いつもグレッグの本を選んでまして、挿絵を楽しそうに見ながら絵を描いてましたね。
元の絵が白黒だから色は自分で考えるんですけど、それもまた楽しそうな感じでした。実際長男も挿絵について、色がついてないから自分で想像できていいみたいなことも言ってました。
この挿絵はあるけど絵本ではないっていう、これがまた気楽に読めてちょうどいいみたいですね。
あとアメリカの生活が書かれているから異国感があって、知らない世界だし、より冒険している感じというか非日常感を味わえるのも楽しいんだそうです。
日記なんだけど物語になってて、日記ならではの心の声が多く聞けるっていうのが面白いっていうことも言ってました。
ちなみにこれ一応シリーズに番号は振られてるんですけど、それぞれの本に副題が付けられてまして、例えばもう我慢できないとか、何とかやっていくよとか、どんどんひどくなるよとかですね。
読み切りだから順番に読まなくても面白いっていうのもいいところかなと思います。
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はい、ではここでグレッグのダメ日記おすすめシリーズランキング。今回は長男に聞いたおすすめをご紹介しますね。
まずはナンバー3。これシリーズ15作目。副題は何とかなるさ。内容はですね、キャンピングカーでキャンプに出かけることになったんですけど、トラブル続きで途方なお話ですね。
エアコンが壊れててすずむために湖を見つけて水の中に入ったら、わーピラニアがいるって慌てて出て、そしたらそこは鮭の赤ちゃんを育てる養殖場だったんで、不法侵入者として警察を呼ばれそうになってわーってなったり、熊がやってきたり、
ちゃんとしたキャンプ場に行ったら行ったでスカンクにやられて大変な思いをしたり、カヌーをしたら丘の上の高校生たちからスイカをぶつけられて、てんやわんや、なんていうのが次々起こるトラブルのほんのほんの一部なんですね。
長男はお出かけシリーズ推しで、ナンバー2もお出かけシリーズ。これはシリーズ9作目。とんでもないよ。これさっきもちょっとご紹介したドライブの話ですね。豚とかカモメとか動物病院とかが出てくるはちゃめちゃなお話です。
これね印象的なヒゲ男っていう登場人物が出てくるんですね。グレークが怒らせちゃって追いかけられて大変な思いをしたり、いつもながら兄のロドリックのいたずらで痛い目を見させられたりとか、知らない子がやったことを自分のせいにされて怒られたり、あとはねとにかくグレークだけじゃなくて、パパもお兄ちゃんも失敗続きで散々な目に遭うお話ですね。
ハエあるナンバー1はシリーズ12作目。逃げ出したいよ!です。グレークの一家がクリスマスに飛行機に乗ってリゾートに行こうとして、飛行機の道中でもリゾートに行ってからもね、これまたトラブルが次々と巻き起こるんですね。
違う人のスーツケースを持ってきちゃって、ひと腹も二腹もあったりとか、リゾートでいろんなアクティビティを楽しむ中で、次々とこれもまた逃亡法なことが起こったりするんですね。
どのシリーズでもそうなんですけど、周りの人たちに巻き込まれて、楽しいこともあるけど、大体あれもこれも失敗で、でもね、一緒に旅をしてトラブル続きの大冒険をしたような気になれる。これがやっぱりいいところかなと思います。
我が家にはグレックの親友ローリーが主役の本も2冊あるんですけど、「ローリーのいい子アドベンチャー」というのと、「ローリーのいい子怪談話」。怪談話はローリーが書いた怖いお話っていう設定ですね。
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あとね、グレック公認君だけのダメ日記帳っていうのもあるんですけど、これも子供たちのお気に入りです。これは自分で書き込めるスペースがたくさんあって、漫画の吹き出しに会話を書き込める欄とか、理想の家を書く欄とか、うちの子たちは冷蔵庫付きの露天風呂を書き入れてましたけど、そういうのとか、グレックからの質問があって答える欄とか、
自分で本当に楽しみながら書き込めるスペースがたくさんあるんですね。誰も知らない本当の君っていうのを書く欄もあったりして、ボリューム満点です。このグレックのダメ日記ですね、実は映画も何本も作られてる!
ディズニープラスでアニメも見られるんですけど、我が家ちょっとアマゾンプライムしか入ってないので、レンタル代を払って実写版の映画を一話見てみたんですね。
ちなみに長男は誘ったんですけど、アニメも実写版も見たくない。声とか決まっちゃうのが嫌だって言うんですね。違うイメージでやってたら自分の中の世界が壊れるっていうことで次男と見ました。
見たのはグレックのダメ日記の4ですね。実写版の吹き替え版で、ストーリーはもちろんアレンジもあったんですけど、元になっているのはさっきの長男のランキングNo.2のドライブの本です。
これね、期待を裏切らないハチャメチャぶりが本当に楽しくて、久々にあんなに声を出して大笑いをしました。なんなら涙まで出ましたね。
大人になってこういうドタバタ家族劇っていうのを見ると、親の立場からも楽しめるし、子供時代に戻ったような感じもしてね、面白いんだなっていうちょっと再発見でした。
普段こういう映画を映画館に見に行こうともならないし、家で見ることもなかったなとちょっと思いました。
原作のファンからすると、たまに本の差し絵が動くようなカットも出てきたりして、本の世界観からの延長が嬉しいし、あとオリジナルストーリーも結構足してあったんですね。
詳しくは見ていただきたいんですけど、物語の軸になってたおむつハンド、おむつを手で持ってるって意味ですけど、これもオリジナルの話が入ってて、冒頭から大笑いでした。
キャストも原作のイメージを損なわない感じだったと思うんですけど、これね、実は私の見たシリーズ4作目からキャストが変わったそうで、ネットで見たら1作目から見てる人はそれに戸惑ったっていう口コミも見ましたから、私も逆に遡ってみたらね、戸惑うかもしれないですね。
しかしね、グレックも可愛いし、弟のマニーが濱田辰夫くんの子役時代をもう少しふっくらさせたような子で、今回大活躍するんですけど、この子もすごい可愛かったです。
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改めて思ったのが、原作は日記だからセリフはほとんどないんですね。だから、淡々とした文章で書かれてた日記とは違って、映画は完全にドタバタ劇で、グレックの徒歩もセリフに感情がしっかり込められてて、文句もいっぱい言うし、でもね、それが面白かったです。
途中、本ではあんまりそういうのなかったんですけど、家族の絆みたいなシーンもあって、やっぱり映画としてはこういうのがあったほうがいいですよね。
それからね、原作は白黒だったんですけど、映画はもちろんカラーで、弟のマニーがグロテスクな見た目のおしゃぶりをするっていうシーンがあったんですけど、それがカラーになってさらに期待以上のグロテスクさだったっていうのが、それがちょっと印象的だったのと、子供の本向けにありがちですけど、これに汚い方の下ネタですね。
これがカラーで表現されていたことにも、ギャーっと思いました。
最後まで聞いてくださってどうもありがとうございました。
このグレックの映画を見て思ったんですけど、さっきもちょっと言いましたけど、こんなにコメディ映画をしっかり見ることって、これまでなかったかもしれないです。
話題作とか、SFものとか、そういうのを映画館に見に行くことはあっても、コメディを見に行ったことないかもと気づいたんですね。
でも本当に面白くて笑っちゃって、こういう機会をくれた子供に感謝と思いました。
映画館だったらあんなに声を上げて笑えなかったかもしれないから、皆さんにもうちで見るのが実はおすすめかもしれないです。
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