2023-09-19 01:57

日本の暦、全世界共通?

私達が過ごしている日本では、当たり前のように日曜日が休日であり、祝日が年に何回か有り、土曜も休みな会社が多いって感じですよね。
日本が独自に決め、時代と共に改正されてきた法律により2023年現在4つの祝日が月曜日固定となっています。

ハッピーマンデー制度
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%BC%E5%88%B6%E5%BA%A6

これによれば、成人の日・海の日・敬老の日・スポーツの日が月曜固定ですので、土曜休みの会社だったりすると3連休になります。
このWikipediaの記事はなかなか読み応えありますよ。

そして興味ある数字として、はたして日本人は他国に比べて祝日は多いのか?ということですが、まぁ先進国の中ではトップクラスに多い国なのです。
がっ!年間ではあんまり休まない国民なんだそうです。

2017年の記事ではありますが、こちら
https://president.jp/articles/-/21927?page=1
を見るかぎり、さすがプレジデント社、かなり深い考察だと思います。

働くために休むのか、休むために働くのかみたいな、モードの差、つまり心情・文化の差がありますね。
まぁ往々にして多くの日本の会社員文化では、会社のために皆で働いてるんだから、制度として有給休暇や休日が有るとは言え、和を乱さないようにふるまわなければならない、各自きちんと節度ある休み方をしなさいね、的な感じでしょう。

基本この考え方は理解できるけど、私個人的にはちょっと違う考えで以下を実行しました。
・有給休暇を100%取得する権利が有るので、年間カレンダーの自己陣取り合戦で、遊びの日程を先に決定する。
・できれば2週間連続の休みを年に3回取得することを基本とする。
・誰よりも早くこの休みの予定を、共有カレンダーに入力(陣取り)する。

100%、遊ぶために働いているモードですね。
これをまぁ長年やってきて、クビにならず、もちろん自分のリフレッシュにもなり、加えて知見が増えるのでなにかとどこかで役に立つ経験が休み期間中にできていたんだろうなと感じています。

そんな勝手な休み方していいの?と思われるかもですが、そんなの関係ありません。
明文化されている会社の規則と、法律さえ守ればよく、それよりも自分の休暇の設計の方が重要ですから。

こんな考え方をしている海外法人の人たちは、会社の年間スケジュールを決める時に、会社の行事の予定ではなく、自分たちの休暇の陣取り合戦が年間予定で最重要会議なのだと言い切っていました。
全員が長期に休むと会社が止まりますからね。
そして、彼らの休暇は最低3週間、長ければそれ以上という場合も。

だいぶハナシが横道にそれました。
でもまぁそもそも、休日・祝日の定義の前に、どの暦を使って国が動いているのかというところから理解をしておいたほうが、同じ地球上の人たちの社会の動き全体が見渡せるかもです。

日本の暦(こよみ)はグレゴリオ暦です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%82%AA%E6%9A%A6

普段わざわざグレゴリオ暦なんて言いませんから、あまり認識されてないか知らないなんて人も多いでしょう。
1年が12ヶ月であったり、大の月小の月、閏年(うるうどし)なども定義されている、いつもの普通の暦のことです。

しっかしまぁこの記事読んだら目からウロコ落ちますよ!
私のびっくりした点をいくつか、、、
・1582年から使われている。
・それまでは、紀元前からのユリウス暦が使われていた。
・グレゴリオ暦が採用された理由は、精度が良いから。
・1582年10月は21日間しか無く、4日の次は15日ww
・グレゴリオ暦の閏年は、400年間に97回(100-3回)
・日本は他国に遅れること291年でグレゴリオ暦を採用
・実は中韓露タイなどは日本より後に採用
・サウジアラビアに至っては2016年に採用

あと、そもそも独自の暦を今でも採用している国は多そうです。
イスラエルに居たときには、ヘブライ暦(ユダヤ暦)で生活していましたが、休日は土曜です。
日本では日曜が休みですが、それはグレゴリオ暦がキリスト教由来の暦だからですが、なにせユダヤ教はそれよりもずっと前からあるし、国がユダヤ主体なのでそりゃカレンダーはヘブライ暦になりますわなぁ。

休日は土曜と書きましたが、正確には金曜の日没から土曜の日没までが安息日で、シャバットと呼ばています。
経験なユダヤ教の人は聖書に仕事と定義されていることは禁じられていて行いませんので、たとえばエレベータのボタンは押しません。
シャバットエレベータというのが有って、各駅停車で上下します。

そんなわけで週の初めは日曜日で平日。
土曜の昼じっとしていてつまらなかった人たちは、土曜の日没から街中に毎週どっと繰り出すのです。
日本ならサザエさんシンドロームの時間帯が土曜の夜。大賑わいなのです。

新年は毎年グレゴリオ暦の9月のどこかで、毎年変わります。(というか、ヘブライ暦では不変ですが)
ちなみに2023年1月1日は、ユダヤ暦では5783年4月8日だそうで、2023年の9月に来たユダヤ暦の「元旦」は2023/9/17でした。

世界広し。文化多し。
太陽と地球の物理関係がすべてを決めている。

そんなことをふわ~っと感じたときでした。
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https://stand.fm/channels/62c0f5551459d9dde06c0f41
00:05
みなさん、おはようございます。
今日は、暦の話をちょっと。
昨日、竹眼鏡さんの放送で、経路の日とか成人の日ってのが、毎年ずれちゃうよっていう話されてたんですよね。
もともと理由があって決まってたのに、日にちずらしちゃうっていうのは、時代の流れとはいえ、やっぱりちょっと違和感あるよねって話なんですけども。
まあ確かに成人式は1月15日と思ってたら、ハッピーマンデー制度ってのが2001年から始まってまして、成人の日、海の日、経路の日、スポーツの日ってのは、全部強制的に月曜日ってことなんで、週休2日の会社とかでしたら、必ず3連休になるってことですね。
で、これきっかけにしてちょっとあれ?と思ったことがありまして、日本だって昔、旧歴、正確には太陰太陽歴ってのを使ってたりしましたよね。
それを時代の流れとともにグレゴリオ歴、つまり今のカレンダーに合わせたの。
グレゴリオ歴ってこれキリスト教ですよね。日曜日休みってのもその理由だし。
日本ってキリスト教の国でしたっけね。
前にイスラエルにしばらくいた時には、ヘブライ歴っていうユダヤ歴とも言われる、全然別の小読みに基づいて世の中が回ってたんですね。
例えば土日じゃなくて金土が休みとか、2023年は日本でいう9月17日が元旦だったり。
みんな同じ物理的な地球の上にいるのに、小読みってのがこれだけ違っちゃう。
ところ変われば、実はカレンダー自体が変わっちゃうって話でした。
パローでした。ではまた明日。
01:57

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