1. 「大人の近代史」今だからわかる日本の歴史
  2. #153「美談では語れない硫黄島..
2024-03-19 38:21

#153「美談では語れない硫黄島の戦い」太平洋戦争における日米最大の激戦地

★番組運営のため寄付を募集しています☞
https://otokin.com/sponsorship
絶対国防圏が崩れ本土空襲の危機に晒された日本にとって
近辺で唯一飛行場を建設できる土地があったのが硫黄島。
その硫黄島は日米にとって譲れない土地であり両軍がぶつかるのは必然であった。
その戦いの悲惨さは決して美談で語られるようなことはないほどのものであった。
------------------------
★Instagram☞ https://www.instagram.com/otonanok/

★お便りはこちら☞ https://bit.ly/2YkUaRB

★番組HP☞ https://otokin.com/

★X☞ https://twitter.com/@otonanok

★YouTube☞
https://www.youtube.com/channel/UCEbdwlrCAusVxhUv09CUO3g

★大人の近代史公式グッズ☞ https://suzuri.jp/otonanokindaishi


<関連エピソード回>
第98回「ミッドウェー海戦」太平洋戦争の勝敗を分けた戦いhttps://podcasters.spotify.com/pod/show/shi-kindai/episodes/98-e1t6ihe

第93回「真珠湾攻撃」日米開戦の経緯 〜パール・ハーバー Pearl Harbor〜
https://podcasters.spotify.com/pod/show/shi-kindai/episodes/93--Pearl-Harbor-e1rmj86

第79回「日本にとっての大東亜戦争」
https://podcasters.spotify.com/pod/show/shi-kindai/episodes/79-e1mg4ju

第73回「サイパン島の戦い」大東亜戦争での絶対国防圏
https://podcasters.spotify.com/pod/show/shi-kindai/episodes/73-e1km1ql

サマリー

太平洋戦争末期のイオージマの戦いは、イオー島とも呼ばれる小笠原諸島の南端に位置し、重要な戦略拠点となっています。この戦いは1945年の2月から3月まで行われており、島の特徴や地理的な要因により、日本軍とアメリカ軍の取り組みが激化しています。太平洋戦争における日米最大の激戦地である硫黄島の戦いでは、アメリカ軍の上陸前の準備や戦闘の様子が詳細に語られています。日本軍の防衛体制が次々と崩壊し、組織的な抵抗が終わった後も一部の兵士が遺骨を残し玉砕しています。戦死率は約95%で、戦争の悲惨な現実が浮かび上がっています。硫黄島の戦いは、水と食料があったために実現した死地であり、終戦後、イオウ島に潜伏していた横井さんを含む2人が日本に生き残って帰還しましたが、1人は自殺しました。

00:04
スピーカー 2
正義の反対は悪ではない。また別の正義なんだ。
始まりました、「大人の近代史」よろしくお願いします。
スピーカー 1
よろしくお願いします。
まあそうだね、正義の反対は悪ではないよね。
スピーカー 2
ああ。これさ、あの、パワープロックンポケット7っていうゲームの中で言われてたのが元ネタらしいんだけど。
スピーカー 1
なんで?ゲームやんないでしょ、だって、おが太郎。
スピーカー 2
これはやんないんだけど、なんかこの言葉をどこが元なんだろうって調べていったら、パワープロに行き着いたっていう。
スピーカー 1
ああ、パワープロね。なんでパワープロで正義とか悪とかが出てくるのかちょっと謎だけど。
スピーカー 2
で、やってないからね、なんだけどさ。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
これ確かにさ、まあ戦争とかもそうだしさ、よくその近代史で言えばさ、まあ幕末のさ、明治維新なんてまさにそうじゃない?
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
ね、徴収とか合図なんてさ、まあどっちも正義を掲げてさ、戦ってさ、殺し合ってっていうさ、本当にそう感じるなと思って。
スピーカー 1
ああ、まあそうだよね。
スピーカー 2
ふふふ、なにそれ。
スピーカー 1
いや、まあそうだよねってしかちょっと言いようがなかっただけなんだけどさ。
スピーカー 2
まあ、じゃあということで、今日は長丸のポケットからどんな正義がこぼれ落ちるのか楽しみです。
スピーカー 1
ああ、今日はね、もう、まあ俺はね、正義っていう言葉がそもそも好きじゃないからさ、すべてが悪だと思ってるから、人間がやることすべてがね。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
で、今日はイオージマの戦いをやりたいんだけれども、
スピーカー 2
ああ、はいはい。
スピーカー 1
えっとこれ、リクエストもらってたんで、ちょっとリクエストコメントもちょっと読みます。
うん。
ラルラさんからいただきました。
こんにちは。いつも楽しみに引かせていただいています。最近イオージマからの手紙と父親たちの政治を起きという映画を見ました。
イオージマの戦いについてもっとよく知りたいので取り上げていただけると嬉しいです。っていただきました。
スピーカー 2
ああ、はいはいはい。覚えてる覚えてる。
スピーカー 1
このコメントの中でもいただいたけどさ、2つ映画見たって言ってたじゃん。
うん。
俺もさ、実はこの戦争をちゃんと知ったきっかけっていうのはこの映画なんだよね。
スピーカー 2
ああ、どっち両方とも見てんの?
スピーカー 1
両方見てるけどもちろん。イオージマからの手紙と父親たちの政治を起き両方。
スピーカー 2
俺もさ、このたぶんお便りを見てなのかもしれないけど、
うん。
正月にイオージマからの手紙見たよ。
スピーカー 1
父親たちの政治を起きは?
スピーカー 2
そっちは見てない。知らない。
スピーカー 1
たぶんね、みんなたぶんそうなんじゃないの?
俺ね、父親たちの政治を起きを見てる人ってあんまり出くわさなくてさ、意外と。
同じね、てか二部作みたいなもんだからさ、これって。アメリカの視点と日本の視点とで作ってる映画だからさ。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。
スピーカー 1
そうそう。あの、イオージマからの手紙見てるんだったらあの、
ね、これアメリカの映画だけどさ、めちゃめちゃ日本人キャストでさ、もう、
てかむしろ日本の映画だろうみたいな感じで作られてんじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
父親たちの政治を起きは、そうじゃなくてもう完全にアメリカ軍側からっていうかアメリカからの視点で作られた映画なのよ。
だからちょっと全然、なんだろう、もう物語のストーリー構成とかも全然違うんだけど。
スピーカー 2
えーそうなんだ。
スピーカー 1
そう。ちょっとあの、見てたことない大人の方いたらぜひちょっと、どっちもおすすめ。
まあやっぱり日本人だからさ、イオージマからの手紙の方がこうちょっと心情的な部分とか、
まあシンパシーとかは感じられると思うんだけど。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあどっちも名作だよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
ちょっとネタバレしちゃうからちょっとこれ以上内容にはちょっと触れないけど。
はい。
で、まあリクエストいただいたんで、じゃあそのイオージマの戦いっていうのをやりたいんだけど、
ちょっと一応先に触れておきたいのが、イオージマっていうのは正式な名前というか、まあ今イオージマって言わないんだよね。
あーそうなんだ。
イオー島なんだよ。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
島じゃなくて島って呼ぶのがあの正式な、まあていうかもともとそっちが正式だったらしいんだけど、
うん。
で、それがね2007年にイオー島っていうちゃんとしたその故障を変更しますみたいな感じにして、
だから今例えばそういうさ、まあ日本政府とかさ何でもいいけどさ、こう発表されるものはイオー島ってなってるわけよ。
はいはい。
まあ一応ね、ただちょっと弁議所イオー島からの手紙とかさ、イオー島っていう言葉がちょっと根付いちゃってるから、
自分もちょっとイオー島って言っちゃったりイオー島って言ったりちょっと混じっちゃうかもしれないんだけど、ちょっとご容赦いただきたいっていうところです。
はい。
イオージマの戦いの概要
スピーカー 1
で、まあそのイオー島の戦いの概要の部分なんだけれども、1945年の2月19日から3月26日まで、まあ約1ヶ月ちょこっとの間で行われた戦いなんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあ1945年って言ってるからもう大体その太平洋戦争で言ったら結構末期の方だっていうところもなんとなくはわかると思うんだけれども、
その太平洋戦争のもう終わり際に、まあイオー島っていうのは小笠原諸島にある火山島なんだけれども、小笠原諸島の中では南の方なんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、そこでまあ日本軍とアメリカ軍がまあ戦いましたっていうのがまあ超ざっくりな話なんだけど。
うん。
で、ちょっとあのまず地理を理解しておいてほしいからちょっと地理にも触れておきたいんだけれども。
うん。
さっきまあ小笠原諸島だっていうのは言ったから、まあ大体の位置はなんとなく想像つくと思うんだけど、とにかく南ね。
はい。
小笠原諸島のもう本当に南端の、まあ南イオー島もあるからちょっともっと南端にもあの島はあるんだけど、まあほぼほぼ一番南の端にあるのがあのイオー島であって、
で、大きさはまあ実際そんなに大きくはないんだけれども、まあ実は小笠原諸島の中じゃ一番大きいって言われてて。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
東西が大体8キロ、で南北は4キロの島なんだよね。
スピーカー 2
えー、あ、そうなんだ。
スピーカー 1
うん。まあ8キロ、4キロだからそんなに広くはない。
うん。
で、あの島の特徴としてはすり鉢山っていう山、まあこれ結構あのこの戦いでも大事になってくるんだけど、すり鉢山っていう山があるんだけど島には。
はいはい。
これが標高172メートルある山なのね。
うん。
で、なんと山これだけであとねすごい平たい土地なのよ。
あーそうなんだ。
そうでこぼこしている島とかじゃなくて、すり鉢山がぽーんって172メートルぽーんってあの南の端にあるんだけど、それ以外はもう本当にまったいらな土地なんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、あと名前にイオーってついてるだけあって、島のいたるところでイオーっていうのがこう紛失してるんだよ。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
で、火山島っていうのもあって、あのちょっとこう地熱なんかもこう吹き出してて、まあとりあえずなんか人間が住むにはあまり適してない、人間っていうか動植物が生存するのにはそんなに適している島ではないんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから植物も生えてるんだけど、まあそんなにこう植生が豊かじゃないし、南の島だけどなんかジャングルっていうよりはひざ丈ぐらいの草がボウボウにちょっと生えてるぐらいなイメージなんだよね。
うんうん。
そんな感じのあの島なんだよ。
はい。
で、この島って、じゃあそんなね別に南の偏比な島だからさ、大してね重要じゃないかっていうと、これはあのめちゃめちゃ場所が重要だったんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
日本本土とマリアナ諸島のちょうど中間に位置してるのが実はこのイオー島なんだよね。
うんうん。
で、かつイオー島ってさっき平たい土地って言ったじゃん。あの山はあるけど。
はい。
つまりね、飛行場が作れるんだよ。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
そう。これさ、小笠原諸島ってさ、まあいいや父島でも母島でもいいけどさ、飛行機じゃいけないんだよね。
スピーカー 2
あーそうだよね、今でも。
スピーカー 1
うん。そう。みんな船に乗っていくでしょ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それは飛行場が作れないからなんだ。
スピーカー 2
あーそうなんだ。
スピーカー 1
そう。やっぱ滑走路作るってなるとさ、結構長いさ平たい土地が必要になるじゃん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だからあの物理的に作れないところっていうのは、まあ最悪海埋め立てちゃうとかそういうことすらいくらでもできるんだろうけど、まあそれはちょっとまた話別じゃん。
はい。
で、そういうのを除いたときにやっぱり平たい土地じゃないとできなくて、でそのマリアナ諸島と日本本土の中間に位置しているあたりで平たい島っていうのはイオー島しかなかったっていうね。
要は飛行場が作れる大きさもあって平たい島はイオー島しかないっていうところで、めちゃめちゃ最重要拠点として日本もここは絶対守んなきゃいけないって思ってたしアメリカとしてもここは取りたいっていう感じの島だったわけね。
はいはい。
こういう戦争から日米争奪戦の舞台ってなるっていうのがまあちょっと地理的な要因ね。
うん。
で、時代背景ちょっと軽く触れておきたいんだけど、まあ太平洋戦争末期だからなんとなくわかると思うんだけれども、1941年の12月から太平洋戦争、真珠湾攻撃に始まって幕開けしましたと。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、そこから半年ぐらいは日本軍は優勢だったんだけれども、1942年6月のミッドウェイの戦いで日本が惨敗を喫したことによってどんどんどんどん正解権が取られていっちゃうんだよね、太平洋における。
うん。
で、一番南にあったのがガダルカナル島なんだけど、ガダルカナル島の戦いでも結構戦力費やしたけど負けちゃって、そこからもなしくずし的に南の島っていうのはどんどんどんどん米軍に取り返されていっちゃうんだよね。
はいはい。
で、とうとう1944年の7月、これが西半島の戦いなんだけれども、ここで日本が定めてた絶対国防権っていうものも崩れることになるんだよね。
うん。
で、この西半島が取られたことによって、西半島からB29を飛ばして日本本土への空爆っていうのが本格化していくことになるんだよ。
はい。
まあこのあたりはさ、真珠湾にせよミッドウェイにせよ、ガダルカナルやってないけど、西半島の戦いにせよ全部おときんでは一回やってるんで、ちょっと是非どういう話だっけっていうのが気になった方は聞いてほしいんだけど。
うん。
地理的な要素と戦略拠点
スピーカー 1
一応ね、西半島が落とされた段階で、まあ日本っていうのはさ、もうめちゃめちゃ空爆の危機に晒されるんだけど。
うん。
これってアメリカにとってもまだまだリスキーな空爆だったのよ。
スピーカー 2
ああそうなんだ。
スピーカー 1
うん。なんでかっていうと、あくまでも後続距離が行って帰ってこれるギリギリの距離が西半島だったわけよ。
うんうん。
西半島の戦いのところでちょっと触れてるからまあ聞き直してほしいんだけど、要はB29を飛ばして日本本土を爆撃して帰りの燃料の分まで考えてギリギリ飛べるっていうのが西半島だったわけ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、これってでもあくまでも大型の爆撃機の話なのよね。
うん。
そういう爆撃機を飛ばすときに、爆撃機って爆弾を落とすだけだから自分から攻撃したりとか、あとはなんならでかいからこう攻撃をかわすっていうのには弱いというか、まあむしろ普通の戦闘機対B29みたいな爆撃機だったら圧倒的に戦闘機が勝っちゃうのよ。
まあ多分すぐ落とされちゃうと思う。1対1なら。
だから普通は護衛艦じゃないけど護衛飛行機をつけるのよ。まあ要は戦闘機をこう周りに配置して守りながら進むっていうのがまあ普通のやり方なわけね。
うん。
ただ後続可能距離っていうのはあくまでもB29の後続可能距離であって、大型の飛行機だから燃料もやっぱりそれだけ詰めるじゃん。
はいはい。
戦闘機っていうのはとにかくさ素早さを重視してたから、まあ日本のゼロ戦を思い浮かべてもらえればいいんだけど、すごい軽量化軽量化でエンジンだって軽量化にしてるし、まあそもそも燃料だってなるべく詰まらないでとにかく素早く動けるようにっていうのをこう目指したというか、まあそれを目的としてたからちょっと全然爆撃機と戦闘機って色合いが違っちゃうわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
硫黄島の戦い前の準備と状況
スピーカー 1
だからB29を日本本土へ持っていけるってなっても結局護衛いないままの丸裸で行くから結構危なかったわけよ。もちろんそれで空爆はやってたけど。
うん。
あんまりもう何百機とか連れて行って一気に撃ち落とされたらやばいっていうんでそんなにこう大掛かりな空爆はできなかったわけアメリカとしても。
はいはい。
だからB29がもしちょっとやばくなってもすぐ降りられるところ、まあ中間地点ぐらいにそういうのがあったらいいねっていうのと、あとやっぱりその戦闘機が行って帰ってこれる距離っていうのも考えたときにやっぱりそれぐらいに飛行場があったらいいねっていうんで、まあイオートっていうのはこう狙われるっていう。
まあさっきのチリンのところにこれが絡んでくるんだけど。
はい。
まあそういう感じで米軍としては狙いたいっていうような状況になってたっていうところで戦争が始まってくんだよね。
うん。
でもうサイパン取られてさ、その後フィリピンとかがこうやられちゃうんだよ。でフィリピンも取られていよいよもう次来るのは台湾か沖縄か小笠原諸島かみたいなそんな感じになってたわけよ日本としては。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
だからじゃあもうこれはいつでも戦争ができるように準備しよっていうんで日本はそのイオートを戦争の要塞化するようにちょっと準備していくんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で当時1000名ほど島民がいたんだよイオートには住んでたんだよ。
うん。
この人たちはもう全員疎開させてもう逃がしたわけよ。
はい。
で第109師団を編成してまあその師団長として任命されたのがまあ有名だけど栗林忠道中将ね。
うん。
これはあのイオー島からの手紙とかを見てもらえればもうこの人はもうすごい出てくるから絶対名前もすぐ覚えられる。
この人が要はこのイオー島の戦いのまあ主人公って言ったらいいのかなまあ主人公みたいな人なんだよね。
この人の指揮の下で戦うから。
うん。
で日本軍ってまあサイパンの時もそうだったんだけど当初は水際であのアメリカ軍の上陸を食い止めるっていう作戦を結構しようとしてたのよ。
イオー島でも同じように上陸をさせないように海岸線にめっちゃ防衛を張ってで上陸しようとしてくるアメリカ軍をこう倒そうっていう作戦を取ろうとしてたのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
でもこれはもうここまでの戦いで圧倒的な米軍の前に日本のその水際作戦っていうのは通用しないっていうのが栗林には分かってたのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だからもうその水際作戦は捨てて上陸させてからゲリラ戦で戦おうっていうのはもう決めてたのよね。戦う前から。
うん。
で米軍が上陸する場所ってまああの島ってさ結局上陸できる場所っていうのはあの要はビーチみたいなところからじゃないとなかなか上陸できないから変な話崖からは上陸できないじゃん。
はいはい。
だから島の中でも多分ここから来るだろうっていうのはなんとなく想像がつく場所があってまあそれが東南の砂浜があったんだけれどもあの島のね。
ここから来るだろうっていうのがもう予想ができてたからここから上陸した米軍を迎え撃てるような準備をするんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で米軍の目的は飛行場のダッシュだからイオウ島のね。
うん。
だからそこから上陸して飛行場まで来るだろうっていうまあその経路も予測できるじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だからその飛行場を囲むように日本軍の陣地をまあ地下陣地なんだけど東地下だったりとか地下号っていうのをこう作ってアメリカ軍を迎え撃とうと準備するんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
でただイオウ島ってやっぱ火山島だからさ地質が例えばこの辺てさ土ってさ別に全然簡単に掘れるじゃん。シャベル1個あればまあそこそこ掘れるじゃん。
はいはい。
イオウ島は地質的にね岩みたいな地面なんだよ。
うんうん。
だからさそんなの掘れないじゃん。
うん。
でも人力でツルハシのみでまあ一応一部手榴弾使ったりしたらしいんだけどほとんど人力でそういう地下号っていうのも掘ったんだって。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だからなかなかその準備も相当な労力というか大変だったらしいんだけど。
うん。
でしかもそのイオウ島ってさあのさっきあのイオウも吹き出してるみたいなこと言ったじゃん。地熱も吹き出してるって。
うん。
だからさ場所によってはやっぱ危険だしでとにかく暑くて地面掘っても地熱が吹き出してるところってもうほんと50度ぐらいあったりしてもうそんなところ長くいられないじゃん。
はい。
だからそんな場所ばっかで結構作業っていうのは困難を極めたっていうのもあってすごいその地下陣地っていうのは作るのはめちゃめちゃ大変だったんだけれどもものすごい総延長距離とかももうなんか今数字がパッと出てこないんだけど恐ろしいぐらい長い地下洞窟っていうのが完成したんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
それでじゃあ戦争になりますってところになるんだけれどもアメリカはまず日本がそんなに良い秋冬に準備してることを知らなかったんだよね。まず大前提として。
スピーカー 2
あーそうなんだ。
スピーカー 1
そうこれはあの栗林中将のあの作戦勝ちなんだけれども。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
普通さアメリカもさ馬鹿じゃないからこう偵察機とか飛ばしてるわけよ。
うん。
そのまだ戦争する前にあの戦う前にこうブーンって飛んでさ島の様子とか見るわけじゃん。
はいはい。
でその時にさ例えばツルハシ持ってさ土掘ってる人間がいたらさこれは地下陣地形成してんなとかってバレちゃうじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから栗林はどうしたかっていうとまず基本的に夜なるべく見えない時に行動はしてたんだって。
イオートの要塞化と地下陣地の建設
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ただそれじゃ間に合わないから昼もやってたんだけれども昼さそうすると土とかが出てきちゃうじゃん。こう掘れば土が出るじゃん。
うん。
例えばその土がさ山積みになってたらさもうそんなのもやっぱりバレちゃうじゃん。
うんうん。
なんかやってんなって。
だからその土はなんかこう箱とか袋とかとにかく見えないようにしてて掘ってもだから袋とか箱とかにこう入れて土があるっていう状態を作らなかったんだって。
はいはい。
で真夜中全くまあもちろん明かりなんかないから全く真っ暗な中海にこう投げ捨ててたっていうその土は。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
だからアメリカ軍はそんな地下人地がまあちょっとぐらいあるとは思ってたんだろうけどあの壮大な地下人地が形成されているなんていうことは知らずにイオン島にこう上陸するような形になるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ただこれセオリーなんだけどアメリカは上陸する前にものすごい数の艦砲射撃と空爆で徹底的に島を丸裸にしたのよ。
はいはい。
もうこれはね俺映像見たんだけどさすごいよ。
うんうん。
で何発撃ってんだよっていうかもう島からね煙が出てて島全部だよ全部から煙が出ててもう視認できないんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
でもちろんあの植物ちょっと生えてたような植物も全部もうそういう爆撃でなくなっちゃうしもう本当に丸裸。
人が陸上を歩いてたら多分すぐ分かるようなぐらいこうなんだ視界も良好な状況にしてたわけよ。
うんうん。
でまあ日本軍の反撃も全然ないからこれもこの空爆と艦砲射撃でもうほとんど日本軍は全滅したんじゃないかっていうぐらいな勘違いの下アメリカは上陸するんだよ。
うん。
そうでこれが1945年の2月19日まあここから戦いが始まったって言われてるんだけどいわゆる。
はいはい。
アメリカ軍が上陸してで上陸するとさ別に上陸してみんなさ兵がさこう一気にさじゃあ飛行場を目指すわけじゃなくて荷物とか武器とかこう下ろすわけよ。
はいはい。
だからこうちょっとちまちましてたんだよねこう上陸はしたけど。
うん。
そこを日本軍は一斉に狙ったのよまず。
はいはい。
でこれがもうなかなかアメリカ軍にとっては大損害を与えてこの時のあの襲撃あの上陸後の襲撃で米軍の2420名役が死傷したって言われてるんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
でこれってさノルマンディ上陸作戦ってあるじゃんヨーロッパの方の戦線の話ね第二次世界大戦の。
はい。
でオマハピーチっていうところがそのノルマンディ上陸作戦で最も被害が大きいって言われてたんだけどこのオマハピーチの時よりもこの洋島の上陸作戦の方が被害が大きいんだよね。
スピーカー 2
あーそうなんだ。
スピーカー 1
日本軍って2万人ぐらいいたんだけど。
うん。
2万もいるとやっぱり式系統がちょっとバラバラになっちゃうところもあって栗林中将はあのとにかくアメリカ軍を引きつけてから攻撃っていうのを厳明してたわけよ。
うん。
ただねちょっとさっき言わなかったんだけど上陸する前に先走って攻撃しちゃった奴らがいたのよね。
はいはい。
それで船沈めたりはしたんだよ確かに戦火はあったんだよ。
うん。
ただ大砲の場所バレちゃってそれであえなく艦砲射撃と空爆でもうほとんどその砲台とか大砲とかはその時点でなくされちゃってなくされちゃって消失しちゃったんだよ。
うん。
だからこれは日本にとっては予定外だったんだけれども上陸時にダメージは与えられたけどその後にこうもう一撃二撃与えられるような武器がなかったのよ。
はい。
だからアメリカ軍っていうのはさほらとにかくこれどこの戦いでもそうなんだけどさ物量ではもう日本の何倍もあるからさ倒しても倒してもまた兵がどんどん出てきちゃうし武器もどんどん補充されちゃうんだよ。
はい。
だから初日は日本の圧勝だった圧勝っていうかもう大勝利だったんだけどすぐその損失は補充されちゃってで体制立て直されてどんどんどんどんこう島上陸地点から勢力を広げられていっちゃうわけね。
うん。
で2月23日まあ4日後だねこれがすり鉢山の戦いなんだけれどもすり鉢山って山があるって言ったじゃん。
はい。
まあ有名だから知ってると思うけどアメリカの西条旗をこのすり鉢山に掲げられちゃうんだよね。
うんうん。
まあ取られちゃったってことなんだけどこの山を。
はい。
で戦闘においてさ山っていうのは結構重要なポジションでさやっぱ上から砲撃だったり何だったりってした方が強いんだよ。
うん。
だから山を取られるって結構痛いんだけどたった上陸から4日で山を取られちゃったんだよ島にある唯一の。
アメリカ軍の上陸と開戦
スピーカー 1
はいはい。
これはもうとにかく想定よりも早くすり鉢山が取られちゃったっていうところでこれは完全に誤算なんだよね。
うん。
で栗林中条ってもともとこのすり鉢山って一番南にあるのよ島の。
はい。
飛行場っていうのは真ん中ぐらいにあるの島の。
うん。
要はすり鉢山とその飛行場を囲うようにして作ってた陣地で挟み撃ちにするっていうのが作戦だったのよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
たった上陸から4日ですり鉢山を取られたことによってもう真正面からアメリカ軍と戦わなくちゃいけないっていう状態になっちゃったんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だからここからはもう日本軍がかなり劣勢な状況になるんだけれども。
うん。
ただ日本軍っていうのはかなり粘り強く近後から夜襲によるヒット&アウェイ作戦でアメリカをこうちょっとずつ削るみたいな戦いをするのよ。
うん。
だから例えば1000人が一気に突っ込んでってこう戦うとかじゃなくて数十人規模でアメリカ軍のちょっと部隊を吸収してジリジリと削っていくみたいなそういう戦い方をしていくんだよね。
はい。
ただやっぱりこれも結局アメリカの物量とすぐに補充される人員とっていうのには勝てなくて、日本はさだってもう補充がないからやられたらやられっぱなしになっちゃうわけよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
しかもイオージマっていうのはさ地形的にさまったいらなわけじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
隠れる場所がないんだよ。
近郷でもちろん隠れてるんだけど近郷から出ちゃったらマジですぐ見つかっちゃうようなレベルのところなんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だから昼間にそんなその辺ブラブラ歩くなんてこともできないわけよ。
はい。
だから昼はもうアメリカ軍のもう毒弾状になっちゃってたわけ。
スピーカー 2
うん。
硫黄島の戦い
スピーカー 1
アメリカ軍が火炎放射器持ってきて穴見つけたらそこにガソリン流し込んで火炎放射器でドバーってやったり爆弾投げて穴ごと塞いじゃったりとかっていう感じで。
ただもちろん日本はそれを想定していろんなところに出口作って一個潰されてもどこからでも出れるような体制は取ってたんだけど。
うん。
ただやっぱこうされていくとどんどんどんどん追い込まれてっちゃって飛行場も取られちゃう。
で飛行場の周りにあった基地っていうかその地下陣地っていうのもどんどんどんどん戦線が崩壊してって最終的に島の北側に追いやられちゃうんだよね。
はいはい。
この時にちょうどこれ1ヶ月ぐらい経ってからの話なんだけど3月16日に栗林中将は大本営に最後の電報で玉砕攻撃をしますっていうのを通達するのよ。
うん。
まあこれ正確に言うとね大本営から電報が来て援軍はもう行かないからなんとか耐えてねっていうような電報が来るのよ。
はいはい。
まあこれは要は死ねって言ってるんだけど要は大本営が。
うん。
もうそこできる限り長く守って死んでくれよみたいなことを言ってるだけなんだけど。
で栗林はそれを見て決意して最後に玉砕攻撃を通達するんだけどその時に書かれてた時政の句が結構有名なんでちょっと読み上げたいんだけど。
うん。
国のため重き努めを果たし得で矢玉突き破て散るぞ悲しきっていう。
はいはい。
別にそのままの意味だからそんなに多分解説いらないと思うんだけれども国家のためにこの伊予島っていう防衛線を守るっていう重責をこう自分には課されたけれどもそれが果たせなくて武器弾薬も尽きてしまった。
でこのまま散っていくのはもうものすごく無念ですっていうのを言ってるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう散るぞ悲しきって結構有名なフレーズだからまあなんとなく平穏あるかなと思うんだけど。
で3月16日にそういう玉砕攻撃をするっていう伝報を打ってで3月25日に栗林中将を含めて日本軍は総攻撃を行うんだよねアメリカ軍に対して。
うん。
でこの時生き残ってたのは約400名って言われててこの400名で夜にね米軍の野英地を襲うんだよね。
でそれで全員戦死。
でまあ全員ってちょっと語弊があるんだけど多分重傷とかで生き残ってそのままホロになった方もいるからこの中には。
でまあほぼほぼ全滅して玉砕するんだよね。
はい。
栗林中将の玉砕攻撃
スピーカー 1
ただもちろん最後の最後になんか万歳突撃をやったわけじゃなくてこの最後の攻撃も栗林中将の指揮のもと作戦のように動いたって言われてるんだよね。
ちゃんと指揮命令下のもと考えて行動して最後は散ってったみたいな。
はいはい。
でこの最後の攻撃で米軍側っていうのは170名の死傷者が出たって言われてて。
だから武器も弾薬もほとんどない状態でまあ400人数の上ではさ400名の死傷者と170名の死傷者だからね全然って思っちゃうかもしれないけど全然武器とかがない状態でこれだけアメリカ軍に被害を出せたっていうのは最後の最後の本当に統率が取れてたっていう証拠なんじゃないかなと思うんだよね。
はいはい。
で組織的な抵抗っていうのはここで終わるんだけれどもただ栗林中将が出した命令っていうのを守り続けた兵士っていうのも残ってたんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
栗林が出してた命令っていうのは簡単に言うととにかく本土決戦までの時間稼ぎをしたいわけだから自分の陣地を捨てずにそこを守り抜いて万歳突撃とかやるんじゃないぞっていうとにかくゲリラ戦を継続して敵を苦しめてくれっていうのが命令だったわけよ。
はいはい。
だから日本軍が負けたっていうこともわからないでずっと地下壕に閉じこもってるっていう兵士がすごく結構まあまあの数いたんだよまだまだ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ただこういう兵士もさ銃とか弾とかも尽きちゃってるからさもう戦おうにも戦えないような状況でもあったんだよね。
うん。
だからそうなるとアメリカ軍を削るっていう目的がもうだんだんと自分の命を守る方に向かってっちゃうんだよね。
はいはい。
長くその場を守るっていうのはイコール自分が生きてればできることじゃん。
うん。
まあだからそういう極限の状況だからなんとも言えないけどまあ保身っていう言い方が一番悪い言い方になっちゃうけど多分保身の方に向いてきちゃうんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
でこうなると要はこの今自分が隠れている場所がバレそうになったらそのバレそうなやつがもう敵になるみたいなそんな状況になっちゃったわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
簡単に言うと一緒にいた仲間が逃げようとしたらもうその仲間を殺しちゃうとか。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
であとは別の号から逃げてきた仲間が助けてくれって言ってきても入れないとか。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
で入れなかったら何度も言うけどこのイオチマって平べったくてさもう周り遮蔽物もなんもないようなところだからその辺歩いてたらすぐバレちゃうような感じなんだよ。
うん。
だから地下号に入れないイコールもう見殺しにしてるのと一緒なんだけど。
うんうん。
っていうような状況で結構さあの映画とか見てるとさすごくさ美談で終わっちゃうような美談じゃないんだけどさあのなんだろう戦争ってすごい悲しいねなんかでもすごいこの日本のために戦ってくれた人たちがいっぱいいたんだみたいなさ結構こうどちらかというと話としては美しい話で終わっちゃうようなところなんだけれどもそうじゃないんだよっていうところはちょっとあるんだよねやっぱこのイオジマって。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
実際はもう生き残った人もなかなか口を割らなかったんだってそこで何が起きてたかとかっていうのは。
うん。
それはもちろんさ戦争っていうさものすごい悲惨な体験をしてあの喋りたくないまあ多くの仲間が死んでいったり多くの敵を殺したりとかっていうのもあったから単純に話したくないっていうのもあったんだけれどもあるその生き残った人がもう私は全部話しますっていうんで話し喋った話が今の話なんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
日米の戦死傷者比較
スピーカー 1
そうだから自分はそういうふうに逃げてきた仲間を追い出したりとか逃げようとした味方を打ち殺したとかっていう話も別にそれは自分だけじゃなくて周りもやっていたっていうような話をして結局そういうものだと戦争っていうものが人間のこう醜いものをどんどん増長させちゃうっていう状態だったっていうところもあってだから決してこの戦争っていうものを美談で終わらせちゃいけないんだなっていうのは思うよね。
うんうん。
で最後にこの岩大島の戦いでの損害っていうのをちょっと触れたいんだけれども。
はい。
日本っていうのは約2万1000名の兵士がいたって言われてるんだよ岩大島に。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
でそのうち1万9900名が戦死したって言われてるの。
スピーカー 2
うわすごいね。
スピーカー 1
でこれ戦死率パーセンテージで弾くと約95%なんだよね。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
すごいよね。95%戦死だからね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
うん。1個子弾とかってもう3割4割5割死ななくても怪我しちゃって動けなくなっちゃうだけで壊滅って言われてるんだけどだからもうその時点で戦争継続はできない戦闘継続できないはずなんだけれどもでも95%もの戦死率っていうのはそれだけ日本軍が最後の最後まで諦めずに戦ったっていうことがわかるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう。で対するアメリカは戦死者が6821名で戦傷者まあ要は怪我人ねが1万9217名でこれ以外にも戦後のそのPTSDみたいなの発症した人もいるんでちょっと一概に今の数だけじゃないんだけれどもただこれを合計するとまあ約2万7000ぐらいになって。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
要は日本軍の人的損害と米軍の人的損害を見た時に米軍の人的損害の方が大きくなるっていうめちゃめちゃ珍しいというか太平洋戦争の日本軍が劣勢になってから米軍の方がそういう人的被害が多かったのはこの岩島だけなんだよね。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
そうそうだからそれだけ両国にとってもものすごい激戦の地だったっていうとにかく戦いなんだよね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だから全然アメリカが圧倒的にもうなんだろう力で押せたっていう戦いでもないっていうのがもうこの戦死傷者見ればわかるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で一番最後の話になるけれどもこの岩島にはまだまだあの多くの日本人のその戦死者は眠ってるんだよね。
うん。
でこれはさ今の今に続いてるんだけれども遺骨の収容とかその帰還事業っていうのはずっとやっててでただこれもなかなか進んでなくてまだまだ1万以上のあの遺骨が残ってるって言われてるんだよね。
はいはい。
で有名な話なんだけどさ今飛行場があるんだよあの岩島には。
うん。
もともとあったけどでその飛行場はもうコンクリートでこう埋め立てられちゃっててまあしっかりとした舗装がされてるんだけどその舗装の下にももちろん遺骨が埋まってるって言われてるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから今埋まってる遺骨を全部掘り出すにはあのやっぱりそういう今作られたものも全部引き出さないといけないしとかっていうところでなかなかこうね難しいところはあるんだけれども。
うん。
そんな感じでねあの今日の話はちょっとこれを聞いて何を感じるかっていうのは多分人それぞれだと思うんだけれどもちょっと小片郎の感じたことで最後締めコメントしていただけたらなと思います。
スピーカー 2
はいそうだねこのイオウ島の戦いって本当に激戦であのすごい戦いっていうのは第二次世界大戦でよく聞く名前だし今回長室の話でそんな戦いがあったんだっていうところも知れたしすごく勉強になりました。
スピーカー 1
まあ有名な戦いだからねなんだろう細かなさ全然ちょっと今日細かくは説明してないんであの多分人物で言ったらさバロン西とかも登場したりとかさ結構なんだろう有名な人って参加してるんだけどこの戦いに。
スピーカー 2
あの馬の騎士の人?
スピーカー 1
そうそう馬術でオリンピックの金メダリストなんだけど。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
この人もすごい戦い方であの結構戦車使って上手い戦い方してたんだけれどもなんかそういうなんだろう一個一個話すともちろんこの島の戦い自体広げることは可能なんだけどただね戦争っていうものを見るときにさそのなんだろう戦いの一個一個にフォーカスしちゃうとさただの戦術マニアみたくなっちゃうからさというよりはどちらかというとこの出来事的な歴史的なっていう部分でちょっとこの観点として触れたいなっていうところで自分は結構戦争を扱うときって細かなこう一個一個の戦いっていうよりは
こう概略的なところでしゃべるようにはしてるんだけど。
スピーカー 2
はいはいそうだねアメリカにもそんなに被害があったっていうのはなんかイメージなくてやっぱりどれも他の戦いと同じようにその日本が圧倒的にそのやられちゃったのかなっていうのをちょっとイメージしてたんだけどそうでもないんだなっていうのを改めて感じました。
スピーカー 1
だから作戦が全部うまくはまってたらなんなら日本はもっといい戦いはできてたんだけどただやっぱりこれってもうアメリカはさとにかく物量で押せるからどんなに頑張ったって日本が勝つっていうのはもうこの時点じゃできなかったと思うんだよね。
そうだから難しいけどねここで頑張ったことによってね別の被害が出てるって言われてしまえばそれまでだしここで頑張ったから他の被害が出なかったっていうのもさ言えるわけじゃん。
だからそれはもう後付けの話だからさ何とでも言えるからさだからどちらかというとね実際この戦争でこういう事実があったんだっていうところでどう思うかってところだと思うけどねやっぱり。
スピーカー 2
異様島ってさ水とかあんまないんでしょあそこ。
食べ物だけど。
スピーカー 1
ほら異様が吹き出してるようなところだから植生もないから植物も全然育たないし水も川ないから雨の水で地面を掘っても井戸水って出てくるんだってただ海水が混ざっちゃってて全然そんな飲めたもんじゃねえぐらいな感じの水らしいんだよ。
スピーカー 2
ああだから生き残るっていうことが本当に難しいよね島自体もちっちゃいしさ。
スピーカー 1
そうそうだから単純にそもそもだけど人が住むにはそんなに適した島じゃないもともと。
スピーカー 2
ああはいはい。
スピーカー 1
そんな中さまあだから最後に隠れてた人たちそうなんだけど米軍からさ逃げながらっていうか隠れながらずっと潜んでたってわけじゃんすごいよね。
スピーカー 2
すごいねしかもろくに多分もう食べてないし飲んでもないでしょ。
うん。
いやものすごい過酷だろうなってなんかあのグアムとかルバング島とかさあの横井さんとかさ小野田さんが生き残ったっていうのはさあったじゃん。
イオウ島の死地
スピーカー 2
まあ他にもいくつかあったんだけどそれってやっぱり水と食料があったからできたっていうのもあるわけじゃん。
うん。
このイオウ島においてはさもう本当に死ぬしかないっていうような感じだよね。
スピーカー 1
うん実際ね1949年までね生き残ってた日本人いたんだよ。
スピーカー 2
えこのイオウ島に?
スピーカー 1
そうだよ終戦後あのまあだからその横井さんみたいな感じでこう潜んでてで1949年に発見されてで2人いたのかな確かその時で日本に帰ったっていうちゃんと生き残りで帰ってるんだよ。
スピーカー 2
え隠れてたの?
スピーカー 1
そうそう。
スピーカー 2
えそうなんだ。
スピーカー 1
まあそのうち1人はあの後にイオウ島に来た時に自殺したんだけど。
えそうなの?
そう帰ってからもずっとこう自責の念があったらしくてすり鉢山から飛び降りて死んじゃうんだけどイオウ島に来た時に。
なんかで来た時にまあなんか衣装も返せたからもうずっともうそう思っててそれを結婚したって感じらしいんだけどまあちょっとそれは余談ね完全に。
イオウ島の生存者
スピーカー 2
はいはいいやそうなんだ知らなかったちょっといろんな話が聞けてまたイオウ島からの手紙ももう1回見たくなりました。
スピーカー 1
あそこはねイオウ島からの手紙だから。
スピーカー 2
あそっかイオウ島から。
スピーカー 1
映画のタイトルだからあそう確かね俺の記憶だとあれって2005年とかだったと思うんだよ。
で2007年にイオウ島にしますしますっていうかもともとイオウ島だったんだけどイオウ島にしましょうねみたいな感じで政府が言ったから今イオウ島になってんだよ。
だからそれまでは通称的なのでイオウ島ってずっと言われてたのよ。
スピーカー 2
あーそうなんだ。
スピーカー 1
そうなんか元々の島民がイオウ島って言ってたらしいのねとりあえず。
ごめんちょっと俺はそんなに経緯まで詳しく知らないんだけど。
だからイオウ島からの手紙が出た時は確かまだそれになってなかったからイオウ島からの手紙になってんだよ。
スピーカー 2
あーそっか。
スピーカー 1
のはず違ったら申し訳ない。
スピーカー 2
いけないからね一般の人はね普通ね。
イオウ島からの手紙
スピーカー 1
そうそう普通はいけないあの遺骨収容作業とかに関連する人か自衛隊かまあ政府関係者ぐらいいけるのはあとアメリカ軍か。
スピーカー 2
あーそうそうそうじゃあということで今回はイオウ島の戦いでした。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
それとですねあの大人の近代史はインスタグラムとかxとかyoutubeもやってるのであのもしよかったら大人の近代史って検索していただければ多分出ると思いますのでよかったら見てください。
スピーカー 1
はいフォローとかいいね高評価よろしくお願いします。
スピーカー 2
はいそれでは最後まで聞いていただいてありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
38:21

コメント

スクロール