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2022-07-05 26:28

第73回「サイパン島の戦い」大東亜戦争での絶対国防圏

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大東亜戦争の激戦の1つである戦い。
絶対国防圏の島であり本土防衛において死守しなくてはならなかったが、
作戦が事前にアメリカ軍に漏れていたことで上陸を簡単に許してしまう。
その後は日本軍の大きな抵抗で両軍ともに多大なる犠牲が出るが最終的にアメリカ軍が占領することとなる。
00:04
王貞原は言った、僕の役目はホームランを撃つことだ。
始まりました、「大人の近代史」よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いしまーす。
なんか、先に人を言ってくれたからすごいイメージがついたよ。
あ、ほんとに?
ね、かっこいいよね。僕の役目はホームランを撃つことってシンプルだけどさ。
ね、自分の役割を全うしたわけだからね、すごいよね。
ね、人生でそんなにね、ホームランを撃つことってうちらもないじゃん。
まあ、おが太郎はほら結構さ、人生的なホームランは多いじゃん。
いやいや、いつもナイヤゴロだって。
いやいや、ゴロじゃないでしょ。一応ヒットは出てるよ。
俺はほら、三振とかが多いからさ。
いや、その、なんの自虐的な。
いや、自虐的じゃない。あの、人生をこう振り返ってみるとやっぱり三振だなって。
ファールとかでもないんだよ。俺はもう、あの、そもそも弾当てられてないっていう人生だからね。
ダメだこれ。
まあ、そういうことで、今日は近代史というフィールドで長室がどんな一本足打法を見せてくれるのか、楽しみです。
はい、今日の一本足打法は、サイパンとの戦いをやりたいと思います。
おお、一本。
一本?
なんて言った?ごめん、集中してなかった。
いやいやいや、なんでそれ。
サイパンと。
サイパンとの戦い。
おお、興味がありますね。
じゃあ、まあ早速内容の方入っていきたいと思います。
はい、お願いします。
サイパンとの戦いは、第二次世界大戦、太平洋戦争下の日本とアメリカの戦いで、
1944年の6月15日に開戦になって、7月の9日に一応組織的な戦闘としては終わったというところで、約1ヶ月ぐらいの戦いだったんだけれども、
まあこれは日本におけるすごい重大な戦いだったっていうところで、ちょっと今回は取り上げさせてもらったっていうところで、
ちょっと時系列的な部分というか、簡単にざっくりと太平洋戦争のところを経緯としてまとめたいんだけれども、
まず太平洋戦争の始めって真珠湾攻撃じゃん。
はいはい。
真珠湾攻撃、日本の奇襲によって始まるわけよ。
で、アメリカに戦線布告して。
うん。
で、初めはアメリカっていうのは戦争になるかもしれないけど、まあなっても日本なんか楽勝でしょっていうところもあったから、あんまり準備してなかったのちゃんと。
うん。
だから真珠湾で叩かれて、結構艦隊もロストしたし、なかなかこう日本に対する反撃体制っていうのが整ってなかったから、
うん。
この太平洋戦争の序盤戦っていうのは、とにかく日本軍の勝利続きだったわけよ。
はい。
なんで日本はどんどんどんどんこう南方に戦線っていうのを拡大してたんだよね。
うん。
ほら水木しげるの回でさ、ラバウルとかって出てきたじゃん。地名で。
03:00
うん。
まあもう本当にそっちの方まで、要はそのニューギニアとかさ、もうそっちの方までさ、日本軍っていうのは侵軍してたんだよね。
はい。
ただ、ミッドウェイ海戦で負けてからちょっとずつこう戦況が変化してくのよ。
うん。
ガダルカナル島はさ、あの、取られて、で、そこを基地にされて、そこからこうソロモン諸島とかニューギニアで、戦い自体は結構いいところまでは行ったんだけど、結果的にもう負けるのよ。
うん。
で、そこで負けたことで、もう拡大し続けてたその南方戦線を維持することがすごい難しいところにまで来ちゃったのね。
うん。
そこで、まあ陸軍と海軍で意見は違ったんだけれども、一応日本っていう国としては、戦線を下げることを決めるのよ。
うん。
戦線を抗体させることによって、要はその、分散してた人員もそうだし、兵器もそうだし、もうそういう食料とかそういったものも全部含めて集めることができるじゃん。
分散してたのを。
それで、戦線の抗体を決めたわけよ。
うん。
で、この戦線の抗体を決めるときにあたって、一個指標というか、絶対国防権っていうのを決めたんだよね。
うんうん。
この絶対国防権って何なのかっていうと、簡単に言うと、当時の日本を守る上で、もうここは絶対落とせないよねっていうラインを定めたの。
うん。
ラインっていうのは地理的なラインね。
はい。
ここのラインを越えられたら、やばいぞみたいな。
うん。
だからここは絶対守らなきゃいけないっていうエリアをこう決めたわけよ。
うん。
で、この絶対国防権の決めた一応理由の一つとして、当時の飛行機の技術とか燃料の、燃費とかそういった部分の問題で、アメリカのB-29が日本本土に爆撃できるギリギリのラインっていうのを測ったのよ。
うんうん。
で、実はそれが最半島なわけね。
はい。
そう。最半島を取られると、本土爆撃を可能にされちゃうのよ。
うん。
そう。だから最半島に飛行機を作られて、そこからB-29が飛び立って、日本本土を空爆しますと。
で、B-29っていうのは高度高いからさ、日本の地上からの攻撃っていうのはもう届かないわけよ。
うんうん。
だから無傷でリスクが少なく日本本土を直接攻撃されるっていう結構ピンチな事態になっちゃうわけね。
はい。
そう。だからこの最半島っていうのはとにかく絶対国防権の島ということで守らなくちゃいけないっていう、そういう状態。
うん。
で、戦線を交代させたことによって、まあ最パンに限らないんだけれども、その絶対国防権のラインのところっていうのは結構今まで散らばってたさ、装備とかそういったもの、人員もそうだしを集めることができて、一旦はこう万全の体制を整えることはできたんだよ。
うん。
ただね、この最半島の守備にあたっては、まあここもちょっとなかなか日本軍のさ、ちょっとダメなところっていうのも出てきちゃうんだけど。
うん。
基本的にさ、日米のさ、太平洋戦争っていうのはさ、日本軍の情報ダダ漏れっていうのがさ、常にあったのよ。
06:00
ああ、はい。
そう。これだいたいどの戦いでもこの問題は出てくるんだけど、要は暗号を解読されちゃってたアメリカに。
うん。
で、暗号で通信するわけよ。でも暗号自体解読されちゃってるから、通信は防御するのは難しくないから、要は情報抜き取られちゃうんだよね。
うん。
そう。っていうのはもうこの太平洋戦争においてずっと起こってたことなんだけれども。
はい。
で、今回のこのサイパン島守備にあたっての作戦っていうのが実はもう露呈しちゃったんだよ。ある事件で。
うん。
そのある事件っていうのが、まあサイパンじゃなくてパラオなんだけど。
うん。
パラオにこうアメリカが攻撃しに行った時に、パラオのちょっと防備は難しいって日本軍は判断して撤退するのよ。
うん。
で、撤退する時にそのサイパンの作戦を書いた書類を持ったまま撤退するわけよ。
うん。
飛行機でね。
はい。
で、当時日本領だったフィリピンにこう逃げるんだけど。
うん。
日本軍の守備がしっかり固まってたのがミンダナ大島なんだけど。
ミンダナ。
そう、ミンダナ大島。
ミンダナ大島に行きたかったんだけれども、まあ天候が悪かったりとかそんな状況で、あのセブ島に不時着することになっちゃうんだよね。その飛行機が。
はい。
で、セブ島はね、反日ゲリラが超多いとこだったのよ。
うん。
で、あえなく反日ゲリラに捕まっちゃって、書類取られちゃうっていう。その作戦が書かれた。
うん。
で、フィリピンっていうのは元々アメリカ領なわけよ。
はい。
それがさ、太平洋戦争になって日本がこう侵中してきて、日本領になってるんだけど。
うん。
だからフィリピンからしたらさ、別にアメリカだろうが日本だろうが侵略者じゃんっていう感じするじゃん。
うん。
なんだけど、実はフィリピンっていうのはね、反日侵米なんだよ。
あーそうなんだ。
そう。これは何でかっていうと、元々アメリカはフィリピンに対して植民地的な支配をしてなかったのよ。
へー。
どっちかっていうと、もうほぼほぼ独立国的な地位まで与えて、しかももうそろそろ独立させますよぐらいなちょっとこう流れがあったのよ。
うん。
そう。そんな中に日本がこう入ってきたわけよ。
あーそうなんだ。
そう。だからどっちかっていうとちょっとこう、日本が本当に侵略してきたっていうイメージの方がもうフィリピンの人からしたら強いわけよ。
へー。
それで、だからさ、ゲリラからしたらさ、まあ反日ゲリラだからさ、単純に敵は味方っていう考えもあるんだろうけど、単純に日本とアメリカをこう天秤にかけたときさ、あーもうこんなんアメリカでしょみたいな感じで、もうすぐ書類渡しちゃうわけよ。
あーはいはい。
そう。それで、もう情報ダダ漏れだったわけよ。
うん。
で、その作戦っていうのが、最一般にこうさ、攻めてくるじゃんアメリカ軍が。
うん。
攻めてくるのはもちろん船なわけよ。
で、攻めてくるときに日本は水際で防ごうとしたわけよ。上陸させる前にもう潰そうと。
はい。
で、そのために、ただ日本のさ、抗戦能力っていうのはもう船の数とかじゃもう負けてたわけよ。
うん。
艦隊だけじゃちょっと勝てそうもないなっていうところで、島を利用することを考えてたのね。
うん。
サイパーの周りって結構こう小っちゃい島がバーってあるんだけど。
はい。
そういった島に飛行場とか作って、そこから、まあ要は島を要塞化して島と一緒に戦うみたいな。だから島が船みたいになるわけよ、イメージ的に。
09:08
うん。
そうするとさ、あの船の数じゃ勝てなくてもさ、周りの島とかがさ、砲撃とかさ、まあ飛行機飛び立たせたりとかさ、そういうことができるようになればさ、抗戦能力持てるわけじゃん。
うん。
っていう作戦だったの。
はい。
で、これ作戦が漏れちゃったことによって、あ、じゃあ周りの島から制圧していけばいいんでしょって言って、発砲撃破されてっちゃって、どんどんどんどん。
うん。
あえなくこの作戦は失敗しちゃうっていうね。
あー、はい。
で、結局のところムキズの約7万人の米兵っていうのが、サイパーにこう上陸していくわけよ。
うん。
で、水際の抵抗は頑張ったんだけど、やっぱりどうしてもさ、物量とか数にはさ、勝てないからさ、まあ上陸はパッてさせられちゃうわけよ。
うん。
で、当初アメリカっていうのは、このサイパンの、まあサイパン島に上陸してからの戦いっていうのはもう3日で終わらせるつもりだったんだ。
うんうん。
3日あれば十分でしょと。
で、これはもちろん武器や兵力の違いもあるし、で、兵力差で言ったら日本軍は3万人いたの。
で、アメリカ軍7万じゃん。
うん。
倍以上なわけよ。
はい。
で、もちろん兵器とかの差もあるし、当時これが一番致命的なんだけど、正解権はもうアメリカにあったのよ。
うん。
まあそれは何でかっていうと、その前の作戦のところで言ったけど、結構撃破されちゃってたじゃん、島は。
うん。
つまりもう日本の船がそこを運航できるような状況じゃなかったわけね。
うんうん。
だから正解権は取られてたから、もう補給できないのよ、サイパンの兵士たちっていうのは日本の。
孤立しちゃったわけよ。
うん。
だからサイパンの物資だけで戦わなくてはいけない。
そんな状況。
はい。
で、だからもう3日あれば十分でしょという感じでアメリカ軍は、まあ舐めてたわけじゃないんだけど、もう3日で終わらせるぞぐらいな感じでやるんだけど、
うん。
ここで日本軍っていうのはものすごい抵抗を見せるわけよ。
はいはい。
どうしてもさやっぱ物量とかで勝てないじゃん。
だから基本的に日本軍っていうのは作戦でどうにかしようとしたんだけど、その作戦っていうのが夜襲ね、夜中にこう襲うっていう。
うん。
これを基本的な戦術としたわけ。
はい。
夜にこっそり忍び寄って銃剣突撃っていう、このなんかもう日本軍っぽい戦い方を行うことにした。
で、もちろんこれ銃剣突撃する理由もちゃんとあって、なんつーの、まずさ、鉄砲撃ったら音出るじゃん。
うん。
だから遠くから撃ってばれちゃったら結局意味ないわけよ。
うん。
で、近づいて差し殺すっていうのは多分一番音が出ないんだよね。
うんうん。
っていうところもあるし、もう一つはもう単純にもう弾がない。
あーはいはい。
だから接近して銃剣突撃っていう、もうある意味日本軍伝統みたいな戦い方で原始的だよね、言ってしまえば。
だってさ、当時はさ、そんな機関銃とか当たり前のさ世界なわけじゃん。
うんうん。
でも銃剣突撃だからね。
確かにね。
で、ただこれは初めのうちはものすごい効果あったのよ。
うん。
でもアメリカ軍はね、すぐね、こういう作戦に対してはね、必ず対策を取ってくるのね。
うん。
で、取った対策が、アメリカの船っていうのはさ、もう西半島を囲ってるような感じなわけよ。
12:03
うん。
だから船から照明弾を撃つことにしたの。
うんうん。
で、照明弾を撃つことで、夜でも照らされちゃうわけ。
はいはい。
だから日本兵がこっそり忍び寄ってきてるっていうのがバレちゃうわけね。
うん。
あ、日本兵いたら、ってなったらもう機関銃で一掃みたいな。
うんうん。
そういう感じになって、だんだん効果がなくなってきちゃったわけ。
あーはい。
そうそう。
で、こうなると、またやっぱ日本軍っていうのをこう考えて、もう自爆攻撃に今度はなってくるのよ、だんだん。
うん。
で、これは結構有名な話かもしれないけど、爆弾をこう体に巻いて、突撃していくの。
へー。
で、基本的には戦車とかにこう突撃していくんだよね。で、戦車一個壊すみたいな。
自爆して?
そうそうそう。
へー。
そういう戦い方で、なんか、まあいっぱい日本兵とかアメリカ兵とか死んでるわけじゃん。
うんうん。
で、死んでるところにこう戦車とかがーって来るんだけど、実はその中の死体の一人が日本兵のカムフラージュで生きてて、で、急に起き上がってこう、戦車と一緒に自爆とか。
あーはいはい。
そう、そういう、なんだろう、こう、こういう感じの、もうほんとにえーみたいなさ、戦い方をして、とにかくアメリカ軍にこうダメージを与えるっていうことをこうやっていくことになるんだよね。
はいはい。
で、これでさ、結構有名な話があってさ、日本兵っていうのはさ、こう突撃してくるときに、天皇陛下万歳って言って突っ込むのよ。
うん。
で、ただ、日本語じゃん、天皇陛下万歳って。
うん。
だからさ、アメリカ軍からすると聞き取れてないわけよ。
うんうん。
天皇陛下っていうのがわかんないっぽくって。で、万歳はなんかわかるらしいのよ。
はいはい。
だから、通称万歳アタックって呼ばれるんだよね、これ。
あーそうなんだ。
第二次世界大戦の日本絡みの映画とか見るとさ、日本兵が銃剣突撃とかするときってさ、天皇陛下万歳って叫びながら突っ込んでると思うんだけど、アメリカ軍からするとそれはもう万歳しか聞こえてないから、万歳アタックって言ってたらしいね。
あー。
で、こんな感じでサイパントっていうのはとにかくさ、日本軍の超激しい抵抗が続くわけよ。
うんうん。
そう、だから3日で終わるはずの戦いが1ヶ月近く続いたわけよ。
はいはい。
まあ最終的には日本軍ほぼ全滅でアメリカが勝つわけね。
あーそうなんだ。
そう、これすごいんだよ。あの、戦死率が90何パーだっけな、95、6パーぐらいあるのよ。
うわーすごいよね。
そうそう、ほぼ死んじゃってるのみんな、戦死。
うん。
で、残り生き残った人っていうのは、なんで生き残ったかっていうと、あれなんだよね。要はさ、戦ってる中で怪我したりとかで気絶して不本意ながら捕虜になっちゃうんだよね、そのまんま。
うん。
っていう人がほとんどなわけ。だからもうほぼほぼみんな死ぬまで戦ったわけ。
はいはい。
っていうところで、やっぱりこうアメリカ軍からこう日本軍に対するそういう、なんだろ、評価じゃないけどさ、日本っていうのはもうすげえやべえ国だみたいな、こう感じになってくわけね。
うん。
で、サイパン島の戦い自体の話はちょっとここまでなんだけれども、ちょっとここでまず民間人の部分の話をしたくって。
はい。
で、サイパン島にはさ、民間人も多くいたのよ、日本の。
15:02
うん。
で、これはね、なんでかっていうと、サイパンって実は太平洋戦争が始まってから侵略したところじゃないんだよね。
ああ、そうなんだ。
そう、もともと第一次世界大戦のドイツ領だったところだから、ドイツが負けるじゃん、第一次世界大戦で。
うん。
そこから日本領になってんのよ。
ああ、はいはい。
だからさ、ベルサイユ条約が1919年だから、まあ1920年として、そこぐらいからだいたい20年ぐらい統治してたのよ、日本っていうのは。
うんうん。
だからさ、まあ20年いればさ、民間人もこう入職してくるし、現地の人もさ、20年も日本人になるわけだからさ、なんだろ、日本風になってくるじゃん。
うん。
で、日本っていうのはとにかくそういう植民地っていうもののさ、後進国だったから植民地っていうものに対してはさ、すごくこう思い入れというかさ、熱量があってさ。
うん。
教育もそうだしインフラもそうだしさ、校長頑張ってこう、なんだろ、いい国作っていこうみたいな感じのところがあってさ、まあとにかく民間人っていうのは結構多くいたんだよ、サイパンには。
うんうん。
で、この民間人っていうのがやっぱりみんなこの戦死した兵士と一緒で、とにかく最後まで捕虜になるくらいだったらもう自分から死ぬみたいな感じだったんだよね。
ああ、そうなんだ。
そうそう。で、これ地名にもなってるんだけど、バンザイクリフって聞いたことない?
バンザイクリフ、ああ、ちょっとわかんない。
そう、あのこれサイパンのさ、一番北側のところに崖があるんだけど、これは民間人がさ、どんどんどんどんこう南から北に追いやられてって、最後そこから飛び降りて、天皇陛下バンザイって言いながら飛び降りて死んだっていう崖なんだよね。
ああ、はいはい。
そうそう。で、アメリカ軍がだからさ、もうみんな天皇陛下バンザイって言って飛び降りてく様をこう見て、バンザイクリフって名付けてるんだけど、そこを。
うん。
これで民間人ってね、もちろんバンザイクリフで死んだだけじゃないけど、1万人ぐらいさ、捕虜になるくらいならっていうことで死んでるんだよね。
ああ、そうなんだ。
そう。だから民間人も何だろう、組織的に抵抗してたみたいな、そんな感じだよね、イメージとしては。
ああ、はいはい。
で、そうここで、なんで日本ってここまで捕虜になるのを嫌ってんのかなっていうところの部分に行きたいんだけど、
うん。
なんでじゃあこんな抵抗するのかっていうと、まず一つが捕虜禁止命令っていうのが出てたの。
ああ、はいはい。
でね、ただ捕虜禁止命令っていうもの自体はそんなに珍しいものじゃなくて、
うん。
これはね、どこの国もね、だいたい兵隊には出すね。
ああ、そうなんだ。
捕虜になっちゃダメだよって。
なんでかっていうとこれは単純な話でさ、捕虜になったら情報漏れちゃうじゃん。
うんうん。
国際法的にね、捕虜っていうのはある程度こう身分が守られるというか、
うん。
捕虜になったら、例えば拷問したりとかさ、もちろん殺したりとかっていうのはしちゃいけないんだよ。
うんうん。
そう、だからすごいもうさ、激戦でさ、
ああもうこれこのまま戦ってたら死んじゃうな、嫌だな、死にたくないなってなったらさ、
みんなじゃあ捕虜になっちゃえってなるとさ、
なんかそれこそ戦線が崩壊するじゃん。
うんうん。
だから普通は捕虜禁止命令っていうのは出るのは当たり前なのよ。
ああ、はいはい。
そう、いえいえ捕虜は絶対ダメだぞっていうのは当たり前なんだけど、
とはいってもやっぱ捕虜になるんだよ、どうしたって他の国は。
18:00
うん。
でも日本はなぜかこれがなかなか捕虜にならないんだよね。
うんうん。
これはやっぱりさ、その日本のさ伝統的な教育的な部分の側面っていうのがすごく強くて、
うん。
日清戦争の時に真に捕まった日本の捕虜が拷問を受けて殺されたっていうようなことが結構あったのよ。
うんうん。
でそれがさ、こうなんだろ、すごく印象深く国民の中に残ってるというか、
代々的に報道されたりしたから、
うん。
捕虜になるとこういう扱いを受けるんだっていうようななんかこう印象はずっとついてたらしいのね、とりあえず。
ああ、はいはい。
捕虜になったらなんかこう命が助かるっていう保証はないぞみたいな。
うん。
むしろ逆に拷問とか受けて殺されるぞって。
はいはい。
まあ実際そんなことは多分ないんだけど、ないけどただやっぱそういうイメージがついちゃってたわけね。
うんうん。
だからさ、まずそういうところでもう捕虜はならないぞっていうところから、捕虜になるのは恥だみたいなところがこう出てくるのね。
で、これは実際さ、その戦争で捕虜になった兵士の家族とかがこう村八部にされるみたいなことも結構あったらしいのよ、当時。
うん。
そう、だからさ、こうやっぱ組織的に捕虜を嫌ってたっていうところがやっぱり強くって。
うん。
それで一民間人であっても捕虜にはなりたくないみたいなところはあったらしい。
うんうん。
で、やっぱりあともう一つはさ、武士道的な精神論っていうのがやっぱりこう根付いてて。
うん。
あの、この言葉有名だから知ってると思うけど、武士道と言うは死ぬことと見つけたりっていう言葉あるじゃん。
おー、はいはい。
これ言葉の通りにとるとさ、死ねみたいな言葉になるじゃん。武士道と言うのは死ぬことと見つけたりだからさ。
うんうん。
でも実際これちゃんと意味があってさ、この言葉の後にこうさ、実際こう文章が続いてて、要約するとまあ死ぬ気でやれば大体のことはできるぜみたいな感じなんだよね。
うんうん。
だから、まあそういう、本当はそういう意味があるんだけど、ただやっぱりさ、解釈されちゃってて、その言葉だけが一人歩きしちゃって。
うん。
で、言葉だけが一人歩きしちゃうとどうしてもさ、もう武士は潔く死ねみたいな感じの意味になっちゃうわけよ。
うんうん。
だからそういうこう精神論的な部分で、やっぱり武士道の精神っていうのはずっとあったわけじゃん。その第二次世界大戦下でも。
うん。
が、やっぱりこの捕虜になるぐらいだったら死ぬぜっていうさ、考え方になっちゃうんだよね。
あー、はいはい。
まあそんな感じでちょっとこのね、なんで日本軍の組織的抵抗がずっと続いてきたかっていうところまでちょっと話したんだけど。
うん。
で、最後にちょっとこのサイパンが取られたことによって日本っていうのはもう危機的状況に陥るんだよね、とにかく。
うん。
これはそもそもサイパン島をなんで守ってたかっていうのはさ、冒頭に述べた通りさ、絶対国防圏だったからじゃん。
うん。
サイパン島を取られたことによってアメリカっていうのは3ヶ月ぐらいかけてあの飛行場を建設するわけね。
うん。
で、完成したらもう早速B29飛ばして日本本土の爆撃が始まるわけよ。
はいはい。
あ、ちなみになんだけどあの日本本土の爆撃っていうのはここから始まったわけじゃないんだよ。
うん。
単発的にはあったのね。ただアメリカ側にもすごいリスキーな攻撃の仕方だったのよ。
21:02
うん。
なんでかっていうと帰り道を考えない爆撃をしてたわけね。
あーそうなんだ。
真珠湾攻撃の割とすぐ後にちょっと報復攻撃しに行ってるんだけどアメリカ軍って。
うん。
その時は日本をこう攻撃してその後中国に抜けていくのよね。
うん。
で、当時中国っていうのはさ日本とさこう中国が戦ってたわけじゃん。
うん。
日中戦争で。だからさ降りる場所間違えると結局日本じゃんそれって。
そういうちょっと危険なあの感じの爆撃をしに行ってたわけね。
うんうん。
これはもちろんさ燃料の問題であの燃料の問題というかさ、だから結局近づけないからさ日本のこう正解圏がある以上は。
うん。
日本本土には。だからそのギリギリを守ろうっていうのが絶対国防圏だったわけだけどそれがモルクム崩されたことによってもう飛行機を飛ばし放題になったわけね。
うん。
で、これが原因で当時の内閣、東条秀樹内閣っていうのは解散することになると。
はい。
で、ここからがもう本当に知っての通りどんどん日本っていうのはさもう追い詰められてって最後は終戦になるっていう流れになるんだよね。
うんうん。
そう。で、そんなところでやっぱりこうやっぱり日本の負けを決定づけた戦いの一つともやっぱり言えるのがこのサイパン島の戦いって言われてて。
うん。
そんな感じで今日はちょっとこのサイパン島の戦いを取り上げてみましたという感じです。
はい。
いかがでしたでしょうか。
そうだね。なんかサイパン島ってすごい激戦っていうやっぱりイメージがあって。
うん。
だけど実際にその中身とかどんな具合だったのかっていうのってそこまで教科書でも多分そんな深くまで知ることないと思うから。
うん。
なんか今回聞けてああそうなんだって思うことがいっぱいあったね。
あーよかった。
うん。やっぱなんといってもその生存率とか言ってたじゃん。
うん。
なんか90何パーセントほぼなくなっちゃったっていうね。
うん。
なんかやっぱそれを思うとやっぱりそこにいた日本人もそうだけどまあアメリカもそうだけど。
うん。
そこにさ一人のさ人がどういう思いでさいたのかなってやっぱそこを考えちゃうね。
そうだよね。なんかなんだろうねこれはさその戦争を美化するために言うことじゃないけど
あの当時のやっぱりこう日本の兵士一人一人っていうのはさもう絶対日本という国を守りたいっていう気持ちがすごい強かったと思うんだよ。
あー。
まあ要は愛国心と言えばいいのかな。
うん。
でさもちろん捕虜を嫌うって話もちょっとしたけどさそれはもちろん大前提にあったかもしれないけれどもそれよりもっとあったのはきっとその愛国心の部分なんだよね。
あーはいはい。
結局さその自分の家族とかがさ日本の本土にいてでサイパントっていうのが絶対国防圏の島であって。
うん。
でそこを突破されると自分の家族とかがいるその本土を攻撃されることになるかもしれないっていうところがあってさ絶対そこは守らなきゃいけないっていうのはさみんななんとなくこうわかってて
24:07
まあ日本を守るため自分の家族を守るためっていう形でこう戦ってさ自分の命と引き換えにでもアメリカ軍を削ることができるんだったらっていうような多分考えにまでなるんだろうね。
なるほど。いやなんかねそうだねでも一方でさあのこの前やった水木しげるみたいにさやっぱそうでない人もいるとは思うんだよね。
うん。
そうではないっていうか水木しげるもそんなあれだけどさ。
うん。
わからないけどさそこまでは。
いやなんかこの日本の中でさあの生きて履修の恥ずかしめを受けずっていうなんかあるじゃん。
ああ。
死して財下の汚名を残すことなかれっていうなんかやっぱそういうところって特に日本人って強いよねっていうかそのねだってアメリカと比べても相当な違いでしょおそらく。
うんこれはアメリカっていうかもうそのなんだろう。
世界。
他のそう世界で見てもやっぱり珍しいんだよね。
そうだよね。
戦死率がやっぱさその90%超えてくるとかってやっぱ凄まじいわけよ。
うんうん。
だってさだいたいこれ戦争のある程度の常識なところなんだけどだいたいのさ半分ぐらいが壊滅するともう戦闘継続は不可能って言われてるぐらいなんだよ。
うん。
それって別に生きてようが死んでようがの話だからさじゃなくて90%が死んじゃうんだよ。
うんうん。
凄い話だよね。
要はもうとにかく戦えるうちは絶対戦おうっていうさ気がないと絶対無理なんだよねそんなの。
うんうん。
だからもう半分やられた時点でさ戦争の継続能力っていうのはかなりもうないわけなんだよ。
うん。
その時点でもう負けは結構確定的だから普通だったら降伏しちゃうじゃんそこで。
うん。
勝てないんだから。
でも勝てなくても削るために戦うっていうさ。
うんうん。
そういう考えだよね。
いやほんとそうだよね。
だって自分がそれできるかって言ったらさいや俺なんか最終的に自分の命惜しくなりそうだなっていう気はするし。
うんうん。
えーまあということでですねまたあの戦争の話でまあいろんなね意見を持ってる人っていうのはあると思うんですけれども今回のテーマが裁判との戦いでした。
最後まで聞いていただいてありがとうございました。
はいありがとうございました。
26:28

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