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こんにちは、PitPaの富山です。
今回は、一人でスケジュールを立てて行動できる子供に育てるには、という話題なんですけれども、
いやいやいや、小学生にはさすがに難しいんじゃないかなと、ちょっと思ってたんですけれども、
意外とできる子も多いようでして、
それは、子供の持って生まれたセンスというものではなく、
子供に時間間隔を教えられてきたかどうかによるというところが多いらしいです。
この時間間隔を身につけされる方法、
それによって、一人でスケジュールを立てて行動できる子に育てていく、という
子育て術についてお話を聞いてきました。
小川先生、今日もよろしくお願いいたします。
はい、お願いします。
今日はですね、少し前に第7回のエピソードのところで、
友肌だらけの家庭でも、進んで勉強ができる子育てというところでも、ちょっと触れてたと思うんですけれども、
子供がですね、自主的に、自分で時間を管理したり、スケジュールを管理できるようにさせるには、といったことについて、
より詳しくお話ができればと思います。
困っているお家が多い話題ですね。
ですよね。
時間間隔、スケジュール間隔というのは、どうやって覚えさせることがよろしいんですかね?
まずですね、時間間隔という、その間隔という言葉であることに注意をしてほしいんですね。
小学校1年生で初めて、学校のカリキュラムでは時計というのを見て、
で、何時間何分でどれぐらい進んで、といった時計のこの動き、時間の流れというのを勉強するのは2年生になるんですけれども、
で、これは時計の見方の勉強ですね。
でも、子供たちはそれより遥か前からもちろん日々を過ごしているので、時間の中に生きているわけですよ。
ただ、子供というのは目の前に集中するからこそ子供で、
時間を忘れるところに子供らしさがあるわけですね。
ああ、はい、ええ。
はい、もう好きなことに熱中していて、
間隔で言うと5分しか経っていないつもりで、2時間過ごせてしまうのは子供なの。
なるほど、なるほど、はい。
面白くない人の話は、10分聞くのでも3時間聞いたくらい疲れるのが子供の能力なわけです。
で、だからそういった子供のその今を集中する、今だけの言葉で言うとまさにマインドフルネスである、
子供というものを理解した上で、そこにですね、
時間の間隔というのをいかにこう同居させてあげるか。
というところがこのスケジューリング力の土台を育てるコツなんですね。
感覚的に時間を分かるようにしてあげるってどういうことですかと言うと、
ご飯を食べたとします。テレビを見たとします。
今って25分経ったんだね。
ドリルをやりました。2分でできた。とか、本人が過ごした時間に対して、
今何分だったよっていう事実を合わせてあげると、
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徐々に今の体の感じが5分ってことか。
10分あれば自分ってこういうことができるんだなっていうのが徐々にストックが
できてくるわけですね。
具体的なかかった時間っていうのを教えてあげるという形で。
集中している時は感覚の中でやってるんだけど、
現に動いたこと、触れたこと、自分が実行できたことと、
何分という事実を足していくことで、これはちょっと難しく言うと自分客観視する練習。
後で振り返って自分が
一定の時間の中でどういう行動ができる人かを徐々に教えてあげる。
そうやって
時間というものを認識する力を育てる。これが一つのまず捉え方。
もう一つは時計を見ることができる力を育てたいんですね。
この時計を見ることができるというのは、時計を見て何時何分かが分かるってことではなくて、
今1時だと。1時半になるとお出かけをする。
そうすると25分ぐらいから準備をした方が僕はいいんだろうな。
じゃあ遊ぶのもあと10分15分ぐらいしかなさそうだからやっちゃおう。
時計から見えてくる時間からこれからの自分の動き方をイメージする。そういう
センスであったり感覚っていうのを養いたいわけですよ。
だからこの時計というものが本人の体の感覚にうまく息づくようにしたい。
それを
身につけるために僕としては本当に幼児期から
時計のおもちゃとかね。壊れた時計でもう電池抜いている時計。
なんかで針をぐるぐる回して
時間をどんどん。
超心、分心ですね。をぐるぐるぐるぐる回して60周させたら
単身が1時間分動くというその動きを実際に体感させてあげて欲しいんですね。
実際に子供に触らせて。そうそうそうそう。
もうどんどんどんどん時計の針を回して回して回して
じゃあ徐々に連動して動いていく感じ。
例えば
じゃあこの
短い針が2にあるから3に持ってきてよと。この長い針の方をぐるぐる回して3にしてみようよと。
今のって1時間って言うんだよって呼び方はね。
じゃあ今3まで来たでしょ。2時間って言葉この短い針がどこに来るのかな。
5って分かりますね。そうですね。4歳5歳でも
2から3に動いて次に2に足すんだから5だって感覚が分かります。
メモリーあるし。じゃあそこまで持ってきてみようよ。
分かったってやってまだとか言い出します。120回回さなきゃいけませんからね。
1分1分の積み重ねで1時間になるっていうのは結構な量だってことをここで学ぶわけですよ。
でそんな体験をしたタイミングで
ここの短い針が指すのを何時って言うんだよ。
長い針が指すのを何分って言うんだよ。言い方教えてあげて
じゃあ
長い針が今一番上の10にどこ指してるでしょ。さっきぐるーって一瞬回したら
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この短い針がちょこっと動いたよね。
じゃあこの長い針を下のところで止めたら
この短い針ってどんな動きすると思う。
そんなことを言ってこの0.5分の感覚と逆に
短い針がこの時間と時間の真ん中のところに来たときこれ30分って言うんだけど
半とも言うんだけど長い針何回回すんだと思う。
そんなことを色々やりながら実際にやってみようって言って1,2で一緒に回すわけですね。
じゃあ本当だって針動いた。
そうですね1,2週間も時計ぐるぐるぐるぐる回して遊んでたら
時計読むようになりますね。
これ3,4歳5歳ぐらい。4歳5歳ぐらいだいたいできますね。
ただあのねその時計が今みたいに一緒にぐるぐる回してたらみんな覚えるんですけど
なかなか覚えないって困ってらっしゃるお家の様子聞いてると時計の文字は本人に
渡してやってごらんって1,2回やって
あと放置してる。一緒に回してないんですよね。
子供も時計のおもちゃだけもらってくるくる回してもだから何と。
大人と一緒に回して今が何時って言うよってちょっと教えてもらうことによって繋がってくるので
ぜひね一緒に遊んであげてほしいなと。
でね時計のそうやって張り回し遊びをして
ある程度遊んで何時だ何分だって言うようになってきたら
家の壁掛け時計を見るわけですね。今何時だ。
では今4時半です。ママは5時からご飯を食べたいです。
じゃああの短い針がどこに来た時にご飯でしょう。
だからあそこ。
じゃあ長い針は何回回るんでしょう。30回。
じゃあ30回回る間に何々ちゃんは何をしますか。
ドラえもん見たい。ドラえもんはいつも何分でしょう。
コマーシャルを入れて30分だよね。
でそんなこと。じゃあドラえもん見終わったら
ご飯食べれるね。そうやって時計を回す感覚、
時間の感覚、本人が何をしたいというのを繋げていくことを土台にしておくと
徐々にあと何分あるからこれだけやってみようっていうことが本人も
コントロールができるようになってきて。これは小学生
3年4年ってなってくると計画を立ててできそう
できそうじゃないっていうこの自分なりの計画の実行力っていうふうに
繋がっていくわけですね。なるほどですね。
デジタル時計よりもアナログ時計の方が子供を育てる上では良いですかね。
どっちもあった方がいいですね。どっちもあった方がいい。というのはアナログ時計だけでは
お子さんだけでなかなか読み取れない。だからデジタルとアナログ両方あれば
アナログの時計を見てデジタル見て何時何分だってもう一回アナログ見て繋げていけるので
両方あるのが望ましいと思います。そうなんですね。
でまあ時計を見るっていう感覚を覚えさせた上で
生活にあるいろいろなことをここから家まで何分で帰れるとか
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スーパーに行ったらとかそういう時間の感覚っていうのをいろいろ子供に教えてあげるっていうところが
時間感覚を育てるっていう部分になってくるんですね。
あとは時計で遊ぶので
60秒ぴったりで止めてねっていう
ストップウォッチ遊ぶとかよく昔やったと思うんですけど
アナログも実は時間感覚を養っているわけですよね
ぜひね遊びながら
時計と自分の行動する感覚と
子供に結びつけさせてあげてもらってそこを十分に養ってあげておくと
先々のスケジュール管理力実行力に実はつながりますよ
計画表に書いてやりなさいって渡すのが
スケジューリング能力ではなくて
実は体感的な時間の感覚を養うことが
スケジューリング力の土台になるということを知っていただけるといいんじゃないかなと思います。
なるほどですね。わかりました。今日もありがとうございます。ありがとうございます。
今回は一人でスケジュールを立てて行動できる子供に育てるにはというお題で
そのような子に育てるにはまず時間感覚を覚えさせるということが重要ということでした。
時間感覚を身につけさせるには一つは子供の行動に対して
かかった時間を一つ一つ教えてあげること
もう一つは時計を理解させること
この時計を理解させることに関しては
できれば小さい頃のうちからですね時計のおもちゃを使って
大人が一緒に針を回して何時間何分ということを教えてあげる体験が効果的ということでした。
このようにして時間感覚を養いながら今度は
実際の生活行動の中に時間を意識させてあげる声書きをする。
例えば何時何分からお風呂にしよう。
何時何分から夕食にしよう。
何時何分には寝ようといったことですかね。
この段階を経てですね、その生活行動を時間を見ながらできるようになれば
今度はそれを勉強時間に置き換えることで
自主的に時間を見て勉強ができる子どもに育てることができるということでした。
うちの子もですね全然スケジュール通りに行動できないんですけれども
実際にこういう声書きをすることによって
時間管理ができるようになったという子どもが多くいるようですので
なかなか一長一短にできるということではないですけれども
そこまで難しいことではないのかなと思って
我が家でも意識して取り入れていこうかなというふうに今思っております。
さて、この番組では子育てや中学受験を中心とした勉強について取り上げてほしいテーマや
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今日も最後まで聞いていただきありがとうございました。