2020-09-02 10:03

第36回 子供の受験と習い事のバランス

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今回は、習い事と受験について。英会話やそろばん、サッカーや水泳など様々な習い事を各御家庭で通っているということも多いかと思います。受験勉強に必要な膨大な時間を確保するのか、習い事を生活の中にどのように折り合いを付けていけば良いのか、このあたりのバランスについてお話いただきました。
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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伸ばす引き出す小川先生の子育て受験ラジオ、この番組は小川大輔先生をお招きし、小川流の子育て術や最新の受験情報などをお送りするお子様を持つ親御様のための音声番組になります。
みなさんこんにちは、PitPaの富山です。前回第36回で、苦悶と受験についてという内容でお送りいたしましたが、
今回はそれに似た内容で、こちらもよくいただくご質問なんですけれども、中学受験と習い事についてのお話になります。
例えば英会話やソロ版といった受験にも直接役立つかもしれない勉強系の習い事、あるいは音楽や絵画などお子さん自身の将来設計に関わるような習い事、
またはですね、サッカーや水泳などスポーツ系の習い事、こちらについてもですね、ある意味受験を乗り越える体力作りという面で役立つかもしれませんが、
こういった習い事と受験について、苦悶の時ですと子供の様子を見て余裕があれば続けてもいいんじゃないか、
ただし受験の勉強量というのはかなり膨大になってくるので、様子を見ながら徐々にフェードアウトさせていくというような流れがいいかなという話だったんですけれども、
これらの習い事についてですね、どのタイミングでやめていくべきなのか、どういった基準で習い事をですね、うまく生活の中に取り入れていくのかというところの折り合いのつけ方、この辺りについて小川先生に聞いてきました。
それではお聞きください。
一番大事なことはですね、そのお子さん自身を形作っている要素というか土台ですね、がどういうものの組み合わせで成り立つのかという見方になってくるんですね。
例えばサッカーを小さい時からやってきましたと、スポーツが好きでサッカーで活躍しています。
朝から晩までサッカーのことを考えています。
その子にとっては自分の存在価値の中でサッカーというものは非常に大きいわけですよね。
こうした時に塾に通い始めました、勉強が忙しいです、だからサッカーやめようね、いきなりやっちゃうと今まで自分を作り上げてきてくれたものを失うので、だいたい勉強の方もうまくいかないんですね。
頑張れる自分だから勉強もやれるはずっていう順番でやっていかなきゃいけないから、急に手放すのはちょっと危ないかな。
例えばサッカーの少年も勉強の方で手応えを感じさせてあげて、もうちょっとやるともっと点数取れるんじゃないか、もう一問もっと解けて面白くなるかもしれない。
そういうところが出てきた時に、毎朝毎晩やっているリフティングの回数を週末だけに減らそうよ、その時間で計算ドリルやろうよ、というような話で徐々に勉強へと切り替わっていく。
でも体を動かす時間というのはどこか残しておくために、試合に出るのは難しくてもパス回ししたりボールを蹴ったりする時間は週の中でやっぱり持たしてあげるというふうなウェイトのバランスの取り方を調整していくようなイメージというのが大事なんですね。
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英語とか音楽、それはご家庭にとって、あとお子さん自身の将来設計にとってすごく重視している場合がありますよね。
そうした場合、それを途絶えさせることでブランクが生まれて、せっかく作り上げてきたものが非常にダウンしちゃうという場合で、例えば英語だったら英語が本人にとってすごく重要で、
はい、それで将来話す仕事であるとか、海外での交流を深めたいんだというものがあれば、その英語の習い事は当然続けることになる。
じゃあどう考えたらいいか。塾の勉強をどう調整するかという視点になってくるわけですね。
塾の勉強、中学受験を考える場合、ほっといても週7日間全部勉強してもできるわけですよ。それぐらいボリュームはしっかり与えられてしまう。
ので、塾を全部言われるままにやった上で、自分にとって大事な習い事もさらにやろう。これは不可能なんですね。
すべてはバランスで、習い事を大事にしたいんだったら塾学習というものについてどの程度調整していくのか。
それは必然的に受験できる学校をある程度絞っていくというか、最も難しい学校はさすがにその勉強を絞る結果届かないよねということが出てきたり、当然しますよね。
そこの事実、現実というものをちゃんと家族で向き合ってですね、我が家は何を取って、その分何を手放すのかというところを話し合っていく。
その際の親の視点としては、この子を形作っているものは何が大事なんだろうというふうに見てあげていく。
将来考えてとにかく勉強だという前提で親が決めつけちゃうんじゃなくて、やはりこの子の一つ自信を支えているのはバイオリンなんだから、
それは毎日演奏させてあげる、練習させてあげるぐらいの時間的な余裕を作ろうよと。
ではその枠内でできる勉強の仕方というのを専門家にも相談しながらスタイルを見つけていきましょうというふうにして向き合っていただきたいなと思います。
お子様のやっぱりその習い事に対する意欲ですとか、逆にそれを取り上げた時のイメージをしながらお子さんがどうなるのか。
あるいは大変そうであれば止めてみた時にお子様の調子が狂うかどうかみたいなところを見ながらお子様と一緒に話しながら決めていくという。
だから少なくとも親は先を見ておかなきゃいけないですね。
こういう習い事の調整等の話は半年先、1年先を考える。
今回らなくなってきたから今やめましょうというのは子供を傷つけるので、そこはこれぐらいも気をつけていただいて。
なるほどですね。
あとこういう習い事と受験をするっていう話は結構よくあるようなパターンかと思いますので、習い事側の先生とかに聞くっていうのもある意味問題があるかもしれないですね。
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一つ気をつけた方がいいのが、チームプレー、野球やサッカーでレギュラーで活躍してるお子さんの場合、抜けれないっていう問題が。
今少子化で集団スポーツをする子が減ってきてる分、自分が抜ける結果試合が組めなくなるから、みんなに申し訳なくて抜けられないという話はよく出てくるんですね。
なるほど。
だからそういった背景があるときにお子さん本人にどうしたいって聞き方すると、やめるわけにいかないよなっていう気持ちの上で踏ん切りがつかないってことが起きやすいので。
これも人生経験としていい一つの節目だと考えて、何を大事にしたいのか自分たちは。
その結果、一時的に友人関係にさざ波が立ったとしても、そこで自分の思いを投げて人に会わせてしまうことの方がはるかにお子さん自身の将来につながらないだろう。
少々ぶつかりごとがあったとしても、やっぱり意志を通そうと。
じゃあその通した意志っていうのはうちの場合何なんだろうね。
しがらみがあればあるほど強い子育てのビジョンというのを持って向き合っていく必要が出てくるので、そういう点でも結構早くから話し合っていこうがいいでしょうね。
そうですね。
分かりました。
今日は習い事と受験についてお話しいたしました。
今日も岡田先生ありがとうございます。
ありがとうございました。
今回は中学受験と習い事についてのお話だったのですけれども、簡単に言うとそれぞれのお子様にとって何が一番必要なのかということを家族で話し合った上で、どこに時間を割いていくべきなのかを折り合いをつけて見つけていくということになりそうです。
それぞれのお子様が何が本当にやるべきなのか、将来設計的なものや将来設計に関してはさすがにまだ小学生の子供でわかるというのはなかなか難しいかなと思いますので、そのあたり大人である親側がしっかり見極めてあげる必要があるのかなとは思うんですけれども、将来について何をやるべきかということについて家族間でお話しし合うのが非常に大切だなというふうに印象を受けました。
確かに、このご時世すべてが学力で判断されるわけではないかと思いますので、受験をするという選択肢だけにとらわれないで、この子にとっては何が重要なのかというところをバランスよく見ながら育てていくという考え方が大事なんだなというふうに思いました。
それでも、勉強という点にある程度重きを置いていきたいということでしたら、その習い事を親の方から一方的に急にやめさせるということになると、これは子供に対して否定という形になっちゃいますので、あまり良くないのかなと。
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勉強のほうに徐々にシフトしていくには、勉強のほうで子供に成功体験を感じさせてあげて、もう少し勉強のほうに力を入れてみようかなと子供のほうに思わせるというのは、聞いて動画あるようなうまいやり方なんだなというふうに思いました。
何せよ、この習い事については、もろもろいろんなことを体験させたり、お子様が夢中になること、大人になるものを見つけるのにやらせてみせるということが非常に重要なことだと思いますので、これらの習い事と受験の取捨選択をするのに、やはり時間はそれなりにかかってしまう。
時間を逆算して、習い事の調整に半年後、1年後ぐらいを見通して動く必要がありそうですね。
さて、子育て受験ラジオでは、リスナー様からのご意見ご要望などお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
今回も最後まで聞いていただき、ありがとうございました。
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