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皆さま、こんにちは。PitPaの富山です。
前回、国語の勉強の話で、
遅かれ早かれ子供たちが触れることになるであろう文章題。
この文章題に対して苦手意識を持たない、
できれば好きになってくれるにはというお話の前半部分として、
物語文が好きになるにはというテーマでしたが、
今回はその後編、説明文が好きになるにはというテーマでお送りいたします。
もし前回はお聞きになられていない場合は、
ぜひ前回の国語の文章題が得意になるには、
物語文編も併せてお聞きいただければと思います。
個人的なですね、この物語文よりも、
説明文の方が苦手というお子さんが多いようなイメージがあるんですが、
説明文を読める好きな子っていうのは、
なんとなく頭が二度整然として、
かなり大人びた感じの子が好きじゃないかなというふうに思っちゃうんですけれども、
今回もですね、この小川先生の話を聞いてきたら、
やっぱりこの文章題、説明文が好きになるっていう部分も、
大人の接し方次第なんだなというふうに改めて思いましたね。
この説明文が好きになるには、
どのような大人側の接し方があるのかというところを聞いてきましたので、
お聞きください。
説明文が読めるっていうところについて、
まず気をつけてあげてほしいのが、
興味がない分野を読むってなかなか難しいよってことなんですね。
お料理が好きです。
自然に関することも興味はあるんだけど、
昆虫は嫌だという女の子に、
ミツバチの生態の説明文を読みなさいと言われても、
読みたいわけないです。
そうですね。
どうでもいいんだから。
読みたい話題でもないものが読めるっていうには、
読む技術の話と、
自分の知らないもの、関心がないものにも関心を持とうと思えるっていう気持ちのところも2つあるわけですね。
興味がないものでも読んでみようかなって、
ちょっとこれ高度なんだよ子供にとっては。
だから最初、説明的文章に触れさせたいなと思うなら、
その子が好きな話題のもの、
新聞記事とかでもいいかもしれない。
何でもいいんですけど、
好きなことに関する説明文、
解説しているもの、コラムといったものに触れさせてあげるっていう視点でいいと思うんですね。
もう一つの、何が書いてあるか読み取れる技術の部分。
今のこの段落、何について書いてたんだっけ。
どういうことがわかったのかな。
実は学校の国語の授業ってそういうことをすごく丁寧にやってるはずなんですよね。
どんなことが書かれていましたか。
この後どうなりましたか。
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読み取る技術の基本中の基本っていうのは小学校でやってるわけですよね。
学校の国語の授業をちゃんと受けてますかって実はポイントで、
あとはまとめプリントとかですね、やったりしますけど、
それを本人自身の読み取りに活かしているかどうか。
物事の話の展開っていうのを矢印を書かれてマスを埋めていくようにして理解させてくれたり、
文章中の繰り返される言葉線引いてみようねとか、
先生によっていろんなやり方してると思います。
まずは学校の教科書、授業というもので読みの基本を確認してあげる。
徐々に文章レベルを上げていったときも、段落ごとの話の中身を確認してあげて、
そうだよね、こういうこと書いてあったんだよね。
本人が分かったことを聞いてあげる、教えようと思わなくていいんで、
こういうこと書いてて、こういうふうに言ってて、最後こういうふうに言ってたんだねって。
確かにそう書いてるよね、なるほどね。
その上で、結局何が一番大事ってこの人が言いたかったんだろうね。
実際読んでみて、どんなことが新しく分かった?っていうふうに聞いてあげたり。
ちょっと問いかけを増やすことによって、文章内容に意識を置かせてあげる。
っていうのは、説明文を得意にする関わり方かなとは思います。
親の方もちょっと読んで、その辺りについて子供が理解してるかどうかっていう声かけみたいなところっていうのが
キーになってきそうな感じ。
そうですね。出てきた内容についてネットで検索して、こういうものなんだねっていう写真を見つけてあげるとか。
そこの文章に書いてあるものを、ちょっと興味を持たせるような促しとか、
そういったところも徐々に説明文に入っていけるようになる子供を育てるっていう形ですかね。
そうです。そういった読む技術がついてくると、今度関心がない話題であったとしても読めるようになるので。
なるほどですね。
興味はないけど、でもそういうことで書いてあることはわかりましたよ。
それは知りませんでしたっていう、そういう今度入ってき方ができるようになってくるので、
最初は関心のあるところから始めつつ、読む技術を育てて興味ないものでも取り入れられるようにしていくというサイクルでしょうね。
なるほどですね。
この説明文を読めるようになるには、2点確認していくという話がありました。
1つは読む技術があるということ。
もう1つはその隠れている文章に対して、文章の話題に対して関心があるというところで、
1つ目のその読む技術に関しては、基本的なところは、いわゆる学校の国語の授業だけでもかなり身につけることができるということで、
まずはその学校の確認テストなど、これを親側の方でちょっとチェックしてあげて、
1つ1つ何が書かれているのかを理解できているのかチェックしてあげるというところ。
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場合によっては、その文章に対して親側の方でも2、3テストで書かれている問いかけ以外にも少し問いかけを増やしてあげて、
子どもたちにいろいろ聞いてみるということで、少しずつその説明文を読む力っていうのを磨いていくというやり方がお勧めということでした。
2点目の関心があるかどうかというところについては、そもそも関心があることに対しては子どもは結構スッと入っていく傾向があるというところで、
逆に関心のないことを読むということに対しては、多くの子どもにとってかなりハードルが高いことなので、
もし説明文が苦手ということであれば、お勧めとしては、まずは子さんの好きな話題の説明文になるべく触れさせてあげるというようなことを
親の方が気を配ってあげればいいのではないかというようなこともおっしゃっておりました。
物語文に比べると、子どもの様子をしっかり見て対応してあげるという、この親の関わり方がかなり重要だなというところで、
物語文に比べて説明文が苦手な子が多いというのも、なんとなく納得できるところかなというふうに思いました。
我が家も含めてなんですけれども、子どもが説明文が苦手という家庭は、もしかするとちょっと親側の黄色信号が灯っているのかもしれません。
とはいいつつもですね、その関わり方がそこまで難しいものかというと、そうではないかなと思いますし、
子どもの興味関心というものをより深く理解してあげられる良い機会かと思います。
しかもこの現代のインターネットを使うとですね、情報を子どもに対して映像ですぐ届けられるというのは非常に便利かなと思いますし、
それによって新たな興味というのもどんどん起こってくるかなと思いますので、
このインターネットを活用するというのは、説明文を読むというところと合わせて積極的に使っていくといいかなというふうに思いました。
この読む技術に関しては、こうやって子どもの興味関心を広げつつ、あるいは深めつつですね、文章を親御さんのほうでちょっとピックアップして、
それに対して問いかけをする。これは問題みたいな形で聞くのではなくて、会話形式がいいかなとは思うんですけれども、
この問いかけを増やすということで読む技術力というものを上げていくという、両側面から支援してあげるということが説明文が得意になるというところの近道なのかなと思います。
なかなか他のお子さんが説明文苦手とする中で、こうやって説明文が得意になっていくというところは、その子にとっても結構武器になるかなと思いますし、
その大人になるにつれて様々な情報を吸収することっていうのは、人生においても金銭的にも心的にも豊かな生活を送るということができるようになるかなと思いますので、
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このあたり、ぜひお子さんに説明文を読む力というのを付けさせてあげた方がいいかなと言いながらも、この言葉どちらかというと、自分自身我が家に言っているような言葉ではあるんですけれども。
ということで、今回は前半後半にわたって、国語の文章題が得意になるにはというテーマでお届けしてきましたが、いかがだったでしょうか。
こちらのような感じで、この子育て受験ラジオでは、リクナー様からテーマのリクエストや、また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
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子育て受験ラジオは毎週水曜日の更新です。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。