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皆さん、こんにちは。笠野美希です。 宮武哲郎です。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報をゆるーく深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、資金調達の進化について話していきたいと思います。
はい、ということで、前回から引き続き、最近のVC事情について話しているんですけれども、
前回は、アンドリー・センだったり、新しいVCのキャピタリストの人たちがどうやってメディア戦略を立てて投資をしているかという話を主にしたんですけれども、
今回は、もう少しVCとしての役割だったり、他にも資金調達の仕方が増えているというところを教えてもらおうかなと思って、
前回の話で言うと、シードの調達というところで、アンドリー・センもそうですし、個人のエンジェルの人も増えていますし、マイクロファンドみたいな新しい世代のVCのキャピタリストも増えていて、
じゃあ、アーリーステージ、レーターステージ、もう少しプレIPOぐらいになってきたときに、どういう人たちが投資をしているのか、どういう資金調達をしているのかというのを聞きたいなと思うんですけど、最初にアーリーステージで言うとどういう…
アーリーステージで言うと、草野さんがおっしゃったように、個人がすごい増えていまして、個人とかマイクロファンドとかですね、それこそもうその当時先でハウスという会社があるんですけど、そこも多分100人ぐらいですかね、エンジェル投資家がいて、すごい多分キャプテーブルになっているんですけど、結構その場合によっては個人がリードするケースも最近増えたりとかも
それはエンジェル投資家、元々企業家の方みたいな人がやってるんですか?
そうですね、元々企業家の方であったり、場合によっては元々VCの方であったりとかが個人で、ラウンドの半分以上別に出してるわけではないですけど、個人で集まっていろんな個人が投資するっていう案件っていうのもすごい増えたりとか、
最近クラブハウスも4000億の自家総額で調達してますけど、そこも結果今200人以上のクリエイター、ファンド、エンジェル投資家が株主として入っているので、
それって企業家、スタートアップ側からのメリットって、たくさんお金集められるところが一番のメリットなんですか?
結構自分たちのクリエイターとかファンの投資できるっていうところで、いわゆるアンバサダー化するっていうことですよね。
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なるほど。
逆に株主側としましてはエンジェルで入ると、やっぱり一部株を保有することになるので、やっぱりよりその会社をプロモーションしたりとかするようになるじゃないですか。
やっぱり彼らのネットワークもしかしたら使えるかもしれないですし、そういう意味でウィンウィンにできるのかなっていうところですね。
特に前回話したように、最近だとVCが何か手伝えることありますか?っていうことを聞くのではなくて、見せないといけない時代になってるので、何を支援できるかっていうのを。
それって結構個人の方が支援しやすいんですよ。
あー。
なるほど。
やっぱりよりライトに動けますし。
そうですね。何かに所属しているというよりは個人として応援している。何か支援した方が確かに。
個人ですと結構選べるじゃないですか。
選べる。その創業者の人が。
スタートアップ側からすると、いわゆる例えばアンドレイセンですとここらへんすごい強いですけど、サースのプライシングについてすごい特化している人がいるかというといないかもしれないじゃないですか。
でもそこにすごい特化している人を、もしかしたらエンジェル出資してくれたらその人からアドバイスもらえるかもしれないじゃないですか。
確かに。選べますね。
そういう意味でやっぱりここで、より投資家選びがやりやすくなっているという状況ですね。
ただやっぱりその中でもトップティアのファンド、いわゆるアンドレイセンとかセコイヤとかアクセルとか、そういうところの価値は未だにあって、価値とすると2つあると思ってまして、
1つはPR効果。いわゆるアンドレイセンが投資してますよっていうのって、やっぱり未だに強いので。
いい案件なんだな、いい会社なんだなっていうのはありますよね。
自動的にそうなるじゃないですか。
例えばセコイヤが投資してたら、多分いい案件なんだろうな。
ありますね。
実は昔、実はそれをコンセプトにしたファンドっていくつか実はありまして。
コンセプトにしたファンドってどういう。
セコイヤをフォローするファンドなんですよ。
全部セコイヤが投資したやつに全部貼ってくっていう。
その後に貼るっていう。
より高いバリエーションで貼ってしまうんですけど。
確実だろうみたいな。
その会社の一つがDAGっていうVCで、結構シリコンバレーでは一時期すごいバカにされてしまったんですけど。
彼らのLPへのピッチが全セコイヤ案件に入れますみたいな。
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乗っけから言ってるんですね、その話。
あれ気づいたらって感じじゃなくて、もう自分で。
彼らのピッチがセコイヤにLPとして入れなかった場合に、1ラウンド待たないといけないんですけど、うちらに投資してくださいと。
うちらがその案件に投資しますと。
ちょっとダサいですけど、分かります?やりたい気持ちは。
特にVC業界だとパワーローっていって、勝ち組がどうも勝つパターンになるので大体。
なのでそういうフォローオンファンドみたいなのが出てくるのも自然な流れかなと思いますけど、
それ以外にもやっぱりそういう、例えばマーク・アンドリー・リセンとかアンドリー・チェーンさんとか、
本当に著名な投資家が取締役として入ると、やっぱりすごい価値はあって、
やっぱりいろんなことを見て、いろんなものを経験して、いろんなネットワークを持っている人なので、
そこをその人からアドバイスをもらうっていうのは一つ大事なところだと思います。
でもやっぱりその、今その投資業界がどんどん変わっている中で、
特にこのオールスターファンドっていう、いわゆるトップティアのファンドですね。
セコイヤとかアンドリー・リセンとかが、もともとはシリーズA・Bとかそこら辺にフォーカスしてたのが、
最近どんどん広くなってまして、
レイターステージをやったりとか、シードステージをやったりとか、スカウトファンドを作ったりとか、
本当に全案件を取り入れるような形にしているのが一つの動きかなと思いますね。
シードまで行かれちゃったらもう、そこアンドリー・リセン入ってくれるんで大丈夫ですってなっちゃいますよね。
アンドリー・リセンって昔から有名ですけど、より高いバリエーションで出してくれるので、
お金も持ってる人たちなので、なかなか彼らと対抗できるVCっていなくて。
ネームバリューもありますね。
ネームバリューめちゃくちゃある会社なんで。
なので結果としてアンドリー・リセンが来たら断る理由ってないじゃないですか。
なので結果として他のシード投資家が入れなくなったりとかするんですけど、
でも彼らも元々レイトステージとかもやってたの。
レイトステージ自体もすごい競争が激しくなり始めまして、
それはPEファンドとかいわゆる上場企業に投資してた組が、
今プレイIPOとかレイトステージに投資し始めてるんですよね。
それがタイガーグローバルとかコーツとかドラブルとか結構何社かいるんですけど、
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フィデリティとかもそうですね。
結構ここの過去10年ぐらいどんどん上場企業に投資してた人たちが、
レイトステージ、ミドルステージ、場合によってはアーリーステージに投資し始めていて。
アーリーステージも。
コーツは最近アーリーステージも投資し始めてますね。
それはもうやっぱ早いうちから投資しついた方がやっぱりいいねっていうので。
そうなんですよね。
お金もありますしね。
そうなんですよ。
やっぱりお金、草野さんが言うようにお金持ってる人たちなので、
より大きめなチェック、いわゆる投資をし始めてまして。
これはやっぱりどんどんエグジットもでかくなり始めていたんですよね。
だからこそそこのそこが兼ね合うっていう話で、
これを本当に変えたのがソフトバンクのビジョンファンドなんですけど、
彼らもいわゆるすごいお金を出してくれるので、
それでどんどんレーターステージでもお金が入り始めていて。
逆にレーターステージにお金がどんどん入ったおかげで、
アーリーステージに、レーターステージとかミドルステージに入れてた投資家が、
アーリーステージにプッシュされたんですよね。
なるほど。
そういうのもあって、だからこそアンドリーさんがよりアーリーステージに入ってきているのもあると思ってまして。
もう大金を出してくれるレーターステージの人たち、投資家がいるから、ちょっともう少し先に。
そういう人たちって結構エグジット周りも管理してくれる人たちなので。
確かに。
その意味で結構バリューを持ったりするんですよね。
でもそこのレーターステージを一部書いているのが、例えばSPACとかなんですけど、
前にポッドキャストで話した直接情状もそうなと思うんですけど、
そこの新しいエグジットのフォーマットもいろいろ出てきていて、
特にSPACは僕も最近まで何でSPACをやるんだろうっていうのをすごい思ってたんですけど、
直接情状でいいじゃんみたいな話を考えてたんですけど、
SPACの考え方をある方から聞いて、アルティメーターの人から聞いたんですけど、
SPACって結局投資家選びができるんですよね。
そもそもSPACっていうのは、一回別会社を作って、そこを上場させるみたいな。
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そこで今既存でプライベートカンパニー、まだ上場していない会社と合併して、
その会社が上場するっていう、いわゆる上場の仕組みですよね。
その中でプライベートカンパニーですと、いわゆるスタートアップですと、
スタートアップが投資家を選ぶじゃないですか。
誰が自分の資本政策キャップテーブルに載せたいかっていうのが、
上場すると一気にそこがコントロールできなくなるんですよね。
確かに。
よくあるパターンが、上場前に投資する、いわゆるIPO価格で投資する人たちで、
初日に株価って上がるので、だいたいみんな売るんですよ。
やっぱ売っちゃうんですね。
売るケースって結構多くて、そこですごい儲かった人たちっているんですよ。
それを考えると、だったらSPACを選んで、
自分たちの売らない人たちとか、本当にバリューがある投資家を、
最初に選んでおいた方がいいんじゃないかっていう判断も、確かにわかるなと思いましたね。
なるほど。
最近SPACで上場したところで言うと、
SRACとかってそうでしたっけ?
SRACはやってないですね。SRACは直接上場ですね。
なるほど。
最近あとスクエアスペースとかも直接上場ですけど、
最近SPACでこれから上場するところは、グラブとかですね。
あと去年ですとオープンドアとか。
なるほど。
そういうところがやってますね。
でも直接上場も結構投資家、上場前に投資してた人も結構いいリターン。
そうですね。結構売る分にはいいんですよね。
いわゆる誰でも、従業員も株主も1日目から売れるので、そういう意味だとすごいいいんですけど、
株主選びができないっていうところですね。
でも直接上場は直接上場でいい手法だと思うんですけど、
多分それはエグジェットする人たちからすると良くて。
なるほど。
なのでそういうオプションも結構増えてる中で、
間の真ん中のミドルステージって意外とすごい微妙な雰囲気になっていて。
微妙な雰囲気。
微妙な雰囲気って言うと変なんですけど、
いわゆるアクセルをかけたいんですけど、まだそこまでいってないみたいな。
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いわゆる100億の出資を受ける状況ではないですけど、
これから伸びそうみたいな。
そういう会社もいるんですけど、そういう会社に対してオプションっていうのも出てきていると思っていて。
ただちょっとその話を話す前に、もう一回そのレーターステージのところ。
はい。
行くとやっぱりどんどんラウンドが大きくなってるっていう話をしてたじゃないですか。
はい。
それを実際に数字で見ると確かにそうで、
確か平均のディールサイズ、投資ラウンドの調達額なんですけど、
過去10年間を見ると3倍になってるんですよ。
すごい。
レイトステージで言うと、それが過去10年で5倍になってるんですよね。
なので、もともとそのグローステージ、レイターステージ系の案件、2010年だとプレ100億が平均だったんですよね。
それが今プレ570億になってるんですよ。
うわー。
なのでどんどん大きくなってるんですよね。
ねー。
でもあるんですけど、でもそれはやっぱりもともと昔はその1000億から2000億のエキジットがすごい良かったみたいな話だったのが、
今だともう10ビリオン以上のエキジットが結構普通になってるんですよね。
それは何でなんですかね。
どんどんSaaS企業のポテンシャルがもっとあったっていう話ですね。
例えばですけど。
なるほど。過小評価されてたっていう。
そうですね。まさに。
だからこそすごいエキジットが出てきていて、2010年のエキジットの数字を見るとアメリカですけど43ビリオンぐらいなんですよ。
2020年だと290ビリオンなんですよ。
すごいですね。
なので500億以上のエキジットの数、全体の数から2010年だと5%の案件が500億以上のエキジットだったんですよ。
それが2020年の時に30%まで上がってるんですよ。
なので3割のエキジットが500億以上なんですよ。
すごい。でもハードルも上がっているっていうことでもありますよね。上々。
そうですね。だからこそSPACとかそういうのが生まれていると思うんですけど、やっぱりでもおっしゃる通りどんどん上がっていて、
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そこにレイターステージとかですごい競争になっていて、
特に今年見ると結構すごい会社がいるんですけど、VC業界でも今すごい話題になっているのがタイガーグローバル。
話題ですね。
彼らはやばいですね。
どうやばいんですか。
2021年は平均で言うと、これを守ってるわけではないですけど、平均48時間ごとに1案件投資してるんですよ。
もうなんかシードのVCみたいですね。
それがYCとかシードで数百万とか数千万入れるのであればまだわかるんですけど、
彼らって10億100億単位でいる人たちなので追いつけないですよね。
すごいですね。投資の判断結構ほんとスピーディーですね。
3日以内ですね大体。
彼らってすごい明確な、それこそこの前の前半のパートで話したテーマっていうか、彼ら明確な戦略があって。
戦略って大事ですよね。
大事です。そこをしかもやりきるっていうのが大事なんで、
彼らってすごいスピード重視で投資するんですよ。いい会社に投資するんですけど、
彼らはボードシート取らないんですよ。
たくさん出しても。
たくさん出しても今回入らないっていう話と、長期的に持つっていうの決めていて。
いい投資家ですね。
そうなんですよ。なおかつ彼ら自身は社員もそんなに多くないので、
ハンズオンとかそういうものは基本的に一切やりません。
ただ何か必要な時は、ベイアンドコーっていうコンサルの会社があるじゃないですか。
そこを使っていいと。我々が全部支払いますと。
なるほど。
いわゆる戦略コンサルを自社のハンズオン部門としてアウトソースしてるんですよ。
お金持ってる人ができる技って感じですね。
そうなんですよ。
彼らかするとそこで分かんないですけど、1億2億投資先がベイアンドカンパニーでコンサルとして使って、
タイガーグローバルでそれを支払っても、結果的に1000億のリターンを出せたらペイするんですよね。
21:03
確かに。
結構無茶な戦い方ではあるんですけど。
めちゃくちゃ割り切ってますね。本当に。
そうなんですよ。割り切っていて、とりあえずいい案件にできるだけのスピードで投資するっていう話をしてて。
それこそ今回コインベースにも投資してましたし、ホッピンとか結構ストライプとかにも。
ストライプ確か10%弱持ってたはずなので。
でもお金だけ何も文句も言わない文句というか、ある意味本当にいい投資家ですよね。
本当にお金を渡してるだけっていう感じですよね。
頑張ってくださいっていうだけなので、一やり方としてはありですよね。
特にレーターステージとかになると、人によってなんですけど、そんなにアドバイス必要なかったりするんですよね。
事業も運営してますし、順調にいってるので、いわゆるアクセルを踏むだけなので、
だから資金が必要っていうところなので、そこをタイガーグローブルもあえてそれをやってるっていうのも大事だと思いますし、ソフトバンクとかもまさにそういう形でもあったと思うので。
ただそれを、レーターステージからその1個前のシリーズBとかシリーズCとかDとかに行くと、本当に特定の価値を与えるVCって結構少なくて。
なぜかというと、レーターステージと同じように順調に伸びてるタイミングなので、そんなによほど海外展開とか、よほどなことがない限りは、基本的にどのお金も同じに大体見えて。
そうすると、最近何が起きてるかというと、VCではない調達方法のオプションが出てきてるんですよね。
それがさっき言ってた微妙な雰囲気になってるっていう話ですが、VCである必要がそんなにないっていう。
そうなんですよ、まさに。まさにVCである必要がなくて。で、逆にVC調達、エクイティーファイナンスするっていうことって、気迫化するじゃないですか、自分の持ち分が。
ちょっと少なくなっちゃいますもんね。
そうなんですよね。なので、それを気迫化しない資金調達方法ってあるかって考えると、実は最近出てきてまして。
で、それが2つ事例があるんですけど、1つはパイプっていう会社と、もう1つはクリアバンクという会社なんですけど。
一応前もって言いますと、一応僕はパイプに投資してるので、なのでバイアスはかかってますと。
最近調達してましたもんね。ニュースで出ましたけど。
24:02
すごい良い会社なんで、ちょっとプロモーションになっちゃうんですけど。
でもすごい重要なポイントだと思ってまして、すごい伸びてる会社でもあるので、だからこそ言うべきだと思うんですけど、
シリーズの会社であれば、やっぱりアンドリューセンとか、例えばアンドリュー・チェーンさんが入って、グロース戦略を教えてもらって、プロダクトマーケットフィットまで行って、
シリーズAで、シリーズAでも例えばセコイヤとか著名な投資家が集まる必要ってあるんですよね。
でもその後って本当にお金をもらって、それを顧客獲得につなげないといけないっていう、本当にグロースの段階に入ると、
VCのアドバイスってそこまで必要なかったりするので、だからこそこういうパイプっていう会社が出てくるんですけど、パイプって何かというと、
一つの事例を挙げると、例えばサースの企業。月額でクライアントが売上を払ってくれるじゃないですか。
ただ、年間払いってする会社って少ないじゃないですか。どちらかというと。
クライアント側からすると、年間で支払うより月次で払って、途中で何か変なことが起きたら、
解約する。
とか、1回で支払うよりは、2回に分けて支払った方が楽じゃないですか。
なんですけど、サース企業からすると月次で入るって、悪くないもののアップフロントでキャッシュをもらった方がいいじゃないですか。
いわゆるそのキャッシュを使って、違う会社の獲得をしに行けるので。
そうですね。
なので、それをやりたいんですけど、今はできないですと。それを可能にするのがパイプなんですよね。
パイプは、いわゆるサースの月次のMRRの契約を、年間分少しディスカウントをつけて、トレーディングができるようにするんですよね。
その顧客の人と、どういうことですか。
サース企業が、例えばオフトピックがサースのサービスを提供しています。
クライアントAさんがいます。
そこで月次で、例えば100万円毎月売り上げが入ってきますと。
年間1200万円の契約ですよね。
それを、今でも毎月100万円しかもらってないんですよね。
年間ではなくて。
毎月。
なので、そこを我々とすると。
年間欲しい。
年間分アップフロントにもらった方がいいじゃないですか。
それを使って、B社C社って獲得ができる。
27:00
なので、それをパイプで契約書をトレーディングすることができる。
いわゆる売ることができるんですけど。
それをパイプ上にいる投資家、銀行だったり投資家がいるんですけど。
彼らが100万円月次の売り上げの契約を見て、この会社はオフトピックは信頼できるから。
少しディスカウントを。
例えば、1100万円で買いますと。
買いますってトレーディングなんですね。
そうです。
パイプが買うのではなくて、彼らが投資家を用意して、投資家たちが買うんですよね。
マッチングさせるサービス。
マッチングです。
なので、オフトピックとしては1100万円をもらいますと。
で、その顧客Aがもう2ヶ月で辞めますって言われても、そのお金は。
それでも大丈夫です。
一応対応はちゃんとしてるので。
一応コンセプトとしては、オフトピックが1100万円キャッシュアップフロントでもらいますと。
なのでオフトピックとすると、そのお金を使って顧客獲得ができますと。
で、月次でクライアントを払い続けますと。
で、その払い続ける額を投資家にそのまま自動的に回すっていうのがパイプです。
なるほど。
なので、投資家は1年先に1100万払ってますけど、
そんなにオフトピックの離脱率で高くなかった場合に、1200万のリターンがもらえるので。
はぁー。
100万円儲かりますと。
本当に事業に投資が、
事業に、なるほど。難しいですけど。
難しいですよね。
本当に株とかじゃなくて、先行投資が本当にしやすい。
事業の先行投資ができるみたいな。
なんで彼らは売り上げのナスダックって呼ばれてるんですけど。
かっこいいですね。
売り上げを、会社の売り上げをトレーディングできるプラットフォームなので。
なのですごい面白くて。
ここはクラフトベンチャーズがシードで投資してるんですけど、
クラフトのデイビッド・サックスさん、元YAMAの創業者の方なんですけど、
彼が確かパイプと15分あって投資判断したので。
へー。
元々創業者の方もそういう。
元々ハリーさんってどういうこと?
サービスの名前いいですね、パイプって。
なんかイケてるサービスの名前してますもん、シンプルで。
わかりやすくて。
わかりやすいというか、サービスのことを指してるじゃないですか。
本当そうなんですよね。
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彼はでも別の会社スカートっていうSKURTっていう会社を元々立ち上げた人で、
fair.comに買収されたんですけど、その後はパイプなので。
割とまだそんなに有名な人ではないと思うんですけど。
これ使えばVC、確かに株上げる必要はないですもんね。
そうなんですよ。特にSaaS企業とか、すごい順調に回ってる人たちであれば、
売り上げをアップフロントで売ればキャッシュで先に入るので、
そうすると株を放出しなくてどんどんグロース化できる。
なので、パイプも最近上々企業も使ったりとかもしてますし、結構SaaS以外のところも使ったりしてるので。
上々企業も使ってるんですか?
上々企業も使ってます。
コンセプトは誰でもこれでワークする話なので。
確かに。むしろ上々企業の方が信頼なんてか、普通に合いそうですね。
そうなんですよ。なので、後々例えばSpotifyがこれ使うとか。
全然。
サブスクでみんな出してるわけじゃないですか。
確かに。
年間払いで一括で先にアップフロントで貰えたらSpotifyもいろんな投資ができるとか。
例えば、自分たち顧客がもう1ヶ月でもう辞めますとか、2ヶ月で離脱しますみたいな状況の人には、
結構ディスカウントがめちゃくちゃかかっちゃうみたいなことですか。
そうですね。いわゆるパイプにスタートアップ側が登録するときに、
いわゆる会計システムとか、いろんなところの連携が必要なんですよ。
なので、そこの連携をすることによって、パイプ側がリスクプロファイルを作るんですよね。
結構チャンしてますよとか、そういうのが全部わかるようになるので、
そうするとすごいディスカウントかかるとか。
そこのシステム持ってたら、パイプ投資寺院を始めても良いのでは?
そこを始めても全然いいっていう感じだと思うんですけど。
結構重要なのは、パイプが自社でやってないことなんで。
確かにそうですね。
自社でやってしまうと、これから話すクリアバンクはそうなんですけど、
クリアバンクは自社でやってるんですけど、
結構大金が必要になってくるんですよね。
グロス類で。
結構銀行の借り入れとか資金調達をしないといけなくて、
クリアバンクとかも今まで累計で1000億、1600億円以上投資してるので。
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クリアバンクはどういうサービスなんですか?
クリアバンクはよりEC向けのサービスなんですけど、
彼らもともと始まったきっかけが広告。
やっぱりEC、特にD2C企業って広告に結構投資するじゃないですか。
クリアバンクが考えたのが、広告のROIが分かれば先にお金を渡しますよと。
例えば1000円フェイスブック広告を出すと、
フェイスブック上だといくら返ってくるかが大体分かるんですよ。
ROIが。
例えばそれが3倍ですと3000円返ってきますと。
そうすると、であれば今は1000円先に貸しますとクリアバンクが。
その代わり3000円ではなくて2700円取って我々300円取らせてくださいとか。
手数理は分からないですけど。
そういう形で先にお金を提供するっていう形ですね。
いわゆるファクタリングと近しいものなんですけど。
なるほど。
でも基本的にはパイプとちょっと似てるというか先に。
似てますね。
サービス、それがサブスクなのかそれとも広告なのかで先にお金を貸してくれるっていう。
そうですね。そこは全く同じなので。
あとは違いはクリアバンクは自社でお金を払ってることだったりするんですけど。
投資家のマッチングというか。
マッチングしてないというところですね。
クリアバンクは全部自社で判断してるんですけど。
やっぱり結局そのD2C業界とかスタートアップ全体確か3,4割の調達額って広告に流れるので大体。
それを考えるとその額を調達しなくていいってことになるんですよね。
クリアバンクを使えば。
そうすると規約化もそんなに規約化しなくていいっていうところですね。
クリアバンクでも自社でやってるのすごいですね。
そうですね。結構それをできるように借り入れをしたりとか。
最近だとショピファイとかもそういうのを始めたりしてますね。
そうなんですね。
今後結構そういうサービスが人気になるかなと思いますね。
でも元々例えばキックスターターとかインディーゴーゴーとかもこれと似た概念だと思うんですよね。
いわゆるプロダクトを作る前に資金調達するわけじゃないですか。
しかも規約化せずに。
それと似たような感じだと思います。
なるほど。
そうなんですよ。
36:02
あとはやっぱりスパックの話はもうしたのであれなんですけど、
あとはやっぱり最後に変わって進化したポイントで言うと、
エクイティクラウドファンディング。
先ほどキックスターターとかインディーゴーゴーの話しましたけど、
それはプロダクトをいわゆる事前に購入してるわけじゃないですか。
それではなくて株をクラウドファンディングで資金調達する方法っていうのが昔からちょこちょこあるんですけど。
株主名簿が長くなる問題は。
長くなるパターンですよね。
それは大丈夫なんですか。
そこが実はいろいろイノベーションがありまして、
まずアメリカが法律変わったんですよ。
今年の3月から変わったんですけど、
昔クラウドエクイティファンディングって毎年1億円までしか調達できなかったんですよ。
結構小額っちゃ小額ですね。
いわゆる10億とか20億くらいの規模の会社であれば1億って大きいかもしれないですけど、
それ以外のところってできないわけじゃないですか。
それが今回5億まで上がったんですよ。
なのでまあまあ上がりました。
なおかつ最近リパブリックっていうプラットフォームがあるんですけど、
そこは結構クラウドエクイティファンディングをやっているところなんですけど、
そこが新しいクラウドセーフっていう新しい投資契約書を作って、
クラウドセーフ。
それは何かというと、
クラウドファンディング参加した人たちが一つのエンティティ経由で出資する形になるので、
結果として一人の株主が一つになるみたいな。
なるほど。
じゃあその複数いる株主の人たちの権利みたいなのは。
権利は基本的に議決権なくて、
基本的に権利ってほぼないですと。
本当に小額投資をしているわけなので、
リパブリックですとミニマムが確か50ドルとかなんですよ。
5000円。
5000円でスタートアップに出資できるんですよ。
5000円投資してめちゃくちゃデカくなったら悔しいですねこれ。
悔しいですけど。
5000円からってすごいですね。
すごいんですよ。
すごいちっちゃい。
アメリカですと結構アンフェアなルールがありまして、
スタートアップに投資できる人って限られてるんですよ。
投資家。
投資家って実は条件がありまして、
39:00
投資家に値するには。
例えば2000万以上の収入をもらってないといけないとか、
1億円以上のアセットを持ってないといけないとか、
結構ルールが明確にあって。
そうなんですよ。
なのでそれに当てはまらない人ってほとんどじゃないですか。
アメリカ人に言うと。
となるとスタートアップに投資できない。
ただスタートアップって場合によってはすごいリターンが出る。
特に例えばウーバーとかエアビー&ビーのホストとかって、
投資したいわけじゃないですか。
エアビー&ビー自ら貢献してますし、
会社の可能性を感じていれば。
でも投資家に値しないので投資ができない。
お金持ちしかできないっていう。
そうなんですよ。
私の方が使ってるのにって。
なのでそういう意味でこういうクラウドエキュリティーファンディングというオプションが結構出てきているのかなと思ってまして、
直近で僕も参加したんですけど、
ガムロードっていう会社があるんですけど、
クリエイターエコノミー系の会社で、
昔からある会社なんですけど、
そこが今回の法律が変わったタイミングで調達をしまして、
5億円調達したんですけど、
5億円調達した直前に1億円著名なエンジェルから投資を受けて、
そこで株価を決めて、
それをベースにクラウドエキュリティーファンディングをしたんですけど、
8650人ぐらいが出資しましたと。
すごい。
そうなんですよ。
なのでそういう形もあって、
ここのすごい面白いところって、
毎年5億円調達できるんですよ。
株価は?
株価は変えていいです、もちろん。
毎年。
なるほど。
なのでリミットがあるんですけど、
今年5億円調達したので、それリミット。
また翌年になるともうまた?
翌年になるとリセットされるんですよ。
なるほど。
なのでまた5億円調達できるんですけど、
なので来年またやるっていうのをガムロード言ってるんですけど、
一応それと同時にもう一つ面白いことがあって、
1年経つと、
持ってる株主たちが、
自分の保有分を売れるんですよ。
へー。
なのでいわゆるミニIPOなんですよ、これって。
はー。
え、でもそれってスタートアップ側からしたらちょっと嫌じゃないですか?
あ、でも嫌じゃないか。
まあ嫌な場合もあると思います。
あー、でも、
そこの株の売買のやり取りはもう個人でやるってことですかね?
42:02
個人でやるっていう感じですね。
へー、それはそのリパブリック上でやるんですか?
おそらくリパブリック上でできるようになると思います。
はー、なるほど。
まだわかんないですけど、そこの詳細もらってないので。
なるほど、なるほど。
でも売買はできるっていう。
ガムロードから言われたのは来年売買できますよっていうのは言われましたね。
へー。
ガムロード的にはそのやっぱりファンを獲得するっていう意味で、
クラウドファンディング、エクイティの。
そうですね。
してるってことなんですよね。
そうですね、自分たちのスーパーファンに対して、
会社の一部を保有できるっていうオプションを与えたかったっていうところですね。
へー。
逆に今後そういうのがどんどん増えるのかなと思ってまして、
SEEDとかシリーズAでもVCではなくて個人から、
場合によってはアンドリーセンから調達して、
一部をクラウドエクイティファンディングで用意して、
そこは著名な個人投資家だったり、
あとは自分のスーパーファンから調達して、
よりスーパーファン化させるっていうか、
なるほど。
一緒に上がっていきましょうっていうシステムを作れるっていうところで、
これってすごい重要だと思ってまして、
投資がより一般化されてる。
これって例えばロビンフッドとも同じことをやろうとしてたと思うんですけど、
特にアメリカは特にそうなんですけど、
例えばカジノとかスポーツベッドとか宝くじとか、
そういうものに投資できるんですよみんな。
でもスタートアップに投資できないんですよ。
そうですね。
全体的に見るとスタートアップで全体的に伸びてるんですよ。
例えば全スタートアップに投資した場合、
全体的に伸びるんですよ、自分の投資価値が。
それは上場市場に入れるより伸びるんですよ。
それだったらみんなやりたいですよね。
もちろんこれって結局前回の話にも基づきますけど、
どの案件に入れるかが大事になってくるので、
それで大失敗する人もすごい増えると思うんですけど、
同時にカジノとかスポーツベッドとか宝くじも同じことだと思うので、
でもこういうオーナーシップコミュニティ、オーナーシップエコシステムを作るっていうのが今後重要だなと思っていて、
そこの第一ステップとしてこういうリパブリックとかクラウドAKTファンディングが出てきているのかなと思いますね。
へー面白いですね。
前半で言ってたクラブハウスの株主が多いっていう話は、
45:05
あれはエンジェルリストですか?
あれは多分エンジェルリスト経由ですね。
なので全体のまとめとすると、
このパート1、パート2でもそうですけど、
特にアーリステージの領域っていうのは競争が激しくなってきて、
我々もそうですけど、日本のVCとかファンドとかって、
やっぱりアメリカのいい案件に入れるのって結構難しかったりするんですけど、
やっぱり未だにシリコンバレーってインサイダーの人たちがいるので、
そういうところに入れる人たちを生み出したいなっていうふうには思いますね。
そうですね。
なんかそのやっぱり聞いてて、日本のスタートアップもすごいですし、
なんかやっぱりいろんな各国のスタートアップもすごいけど、
中心地はやっぱりシリコンバレーというか、
アメリカ全体の強さを感じますよね。
どんどん進化してますね。
その進化を理解した上で、各ファンドとかスタートアップも動いてもらえたらなと思いますね。
動いていきたいです、私も。
じゃあ今回はこんなところで。
今回も聞いていただきありがとうございました。
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また次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。