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  2. #197 今C向けアプリを作るのは..
2024-01-11 1:16:35

#197 今C向けアプリを作るのは何故難しいのか?

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◎今週のトピック

ブレイクスルーするのが難しくなってる?C向けアプリ / データプライバシーの制限、EU規制、そして / 広告とC向けサービスの切っても切り離せない関係 / 直接課金 / 規制に恩恵を受ける人 / 規制に対応するコスト / ローンチの仕方 / 伸びるサービスに相乗りする / アプリとインフラの波 / Salesforce AppExchange / ベニオフとジョブズの友情 / アルゴリズムが今何を押しているのか / TikTok Shopを使ったブランド / “なぜ今この事業をやるのか?” / Figmaのなぜ今 / デザイナーの従業員数 / Robloxの行動シフト / 制限とクリエイティブ / 新しい言語ゲームを作るには / NPCストリーマー / お金を使ってユーザーの行動を変える / 広告主さま、またの名を大競合 / 中国企業のやり方のマネできない?しない?理由 /


◎参考リンク

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00:07
みなさんこんにちは、草の幹です。 宮敵哲郎です。
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックニュースやスタートアップ、ビジネス情報を緩く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、今C向けアプリを作るのは何故難しいのかについて話していきたいと思います。
今日は、多分去年あたりからこの話をしたかったんですけど、
去年エピソード枠が足りなくて、ちょっと今年の一発目にしようかなというところで考えてたんですけど、
いろいろC向けアプリが出てきたり、失敗したり成功したりする中で、
直近数年ですと、本当にブレイクスルーしたC向けアプリって結構少ないのかなと思っていて、
何個かあったり、それこそチャットGPTとかそういうのもあるんですけど、
特にブレイクスルーしてて、なおかつ保っているところって意外と少ない中で、
それってもちろん一部競争が激しくなったっていう理由もあるんですけど、
それ以外の要因もあるんじゃないかなと思ってまして、
そこについてちょっと話していきたいっていうところだったんですけど、
そもそもこのエピソードなぜ今年にしたかと言いますと、
元々難しいっていう話をだけしても悲しいなと思っていて、
もうちょっとポジティブな話をしたいなっていうところで、
課題の話を今週と来週にかけていろいろ話すんですけど、
同時に個人として考える面白いC向けアプリのフレームワークの考え方とか、
ローンチ方法とか、そういうところについて話していきたいなと思っているので、
もしC向けアプリとか作ってたり、考えている方々、リスナーの中でいる場合は、
これを参考にしながら、ただやっぱり課題を理解するのもすごい重要だと思っているので、
なんで今回両方話したいっていうところですね。
その課題っていうところでいきますと、
たぶん3つ大きくSNS業界に影響している課題っていうのか勢力っていうのかがあるんですけど、
一つ目が、これはAppleとGoogleが行っているデータプライバシーの制限ですね。
03:05
AppleがそのiOSアップデートを2020年か2021年ぐらいやったと思うんですけど、
Googleも最近クッキーの制限を行うとしてたりとか、いろいろやっているっていうのが一つ目。
2つ目がEU、主にEUから始まった規制周りですね。
EUですとデジタル市場法というものとデジタルサービス法っていうのがあるんですけど、
それ以外にもいろんな規制が、EU以外でもそうですけど、EUからだいたいスタートするケースが多いので、
そこら辺の話も一つ勢力としてあるというところと、
あと3つ目に関してはお金回りの話なんですけど、それは今回のエピソードの最後の方に話していきたいと思います。
最初の2つのAppleのアップデートとEUの規制って割と似ていると思うんですけど、
Appleに関しては広告のトラッキングを難しくした。
これは何か前にもいろいろ話したと思うんですけど、
いわゆる第三者のデータを混じって広告を出すとか、そういうのが難しくなったというところで、
それによってコンバージョンデータが取りにくくなった。
これってもちろん採用ってFacebookとかMetaとかGoogleとかにも影響を与えているものの、
同時にそれ以外の会社にもかなり影響を与えていて、
そもそも広告経由でマネタイズする手法というか、2つの大きなステップが必要なんですけど、
一つ目がアテンションを十分に取ること。
もう一つがそれに対して、ちゃんと適切な広告インフラを持っていること。
Appleのアップデートが何をやったかというと、特に広告インフラをかなり作りにくくした。
それこそMetaのPodcastシリーズでも我々も話したと思うんですけど、
Metaに関しては、やっぱりiOSアップデートによって10ビリオンほどの売上の損失があった。
なんですけど、結局それを解決する方法を見つけた。
みたいな話をしたと思うんですけど、ただMetaの規模感だからこそできたこと。
むしろ今、それこそSnapchatとかもだいぶ苦しんでいるので、
Snapchatのレベルでさえ苦しむって考えると、
たぶんもっと小さいプレイヤーはさらに苦しんでたり、さらにマネタイズが難しくなったりとか、
06:01
いわゆる広告でのマネタイズ。
なのでやっぱり外部とより連携しないといけなかったりとか、
もしくはプラットフォーム内でコマースとかをより強化しないといけないとか。
同時に広告に対して、今回のAppleのiOSアップデートもそうですし、
EUも割と厳しく見ていて、特にSNS企業の広告に関しては。
それが意図としては変にトラッキングさせたくないとか、データプライバシーとかそういう理由があるんですけど、
それをやるからこそどういうエフェクトがあるのか。
それをもっと考えないといけないなと思っていて。
そもそも広告ってかなりこのSNS業界にとってめちゃくちゃ重要な要素でもある。
そもそも広告があるからこそ無料でサービスを使える。
フェイスブック、インスタグラム、スナッチャー、ツイッター、ユーチューブも全部無料で使える理由って広告でマネタイズできてるから。
しかもこれってSNS企業だけではなくて、例えばUnityとかもゲームエンジンを無料で出したりとか、かなり低価格で出せる理由ってアドネットワークを持ってるからで。
インスタカートも多分存在できてる理由が広告売上があるからで。
Amazonプライムを無料で配送するだけではなくて、多くの映画を無料で見れたりとか、音楽聴けたりとかする理由ってやっぱり広告の売上から補ってくれてる部分もあったりするので。
EUがこういう規制を入れることによって、会社側が何をやらないといけないかというと、よりダイレクトでマネタイしないといけなくなるんですよね。
となると、それこそ去年の終わりからいろいろ見てきたと思うんですけど、サブスク型のSNSが増え始めた。
それこそメタもEUのヨーロッパ圏のユーザーに向けて広告を表示しないInstagramとFacebookを月額課金で使えるようになったりとか。
TikTokもそういうのを検討したりとか、Xもそういうのをやったりとかしているわけなんですけど。
すでにこの広告を禁止にするっていう、一部の広告を禁止にするっていう動きもすでにヨーロッパ圏では始まっていて。
ノルウェーが行動ベースのターゲティングされた広告を禁止にしたりとか、メタに対して。
09:05
これも一時的であって、メタは今とりあえず罰金を支払ってるんですけど、これが今ノルウェーでしかやってないですけど、それがヨーロッパ全体にわたってもおかしくないですし。
場合によっては、これが最悪のシナリオだと思うんですけど、2、3年後にそもそも無料でサービスを提供できませんみたいな。
これは最悪のシナリオですけど、そういうことが起きる可能性ってなくはないので。
それが果たして本当にまず消費者にいいのかっていうところと、2番目に多分重要なのは、それがそもそも競争を激しくするものなのか。
いわゆるどの新しいスタートアップが出やすい環境になるのかっていうところで言うと、逆効果になっていると思っていて、
こういう規制とかに関しては、既存のプレイヤー、特に採用手が一番ベネフィットを受けるんじゃないかと。
短期的には多分売り上げがかなりヒットするんですけど、長期的には多分実は一番自分たちのサービスを守れる。
結局広告に関しては、ユーザーがプロダクトだみたいな話がいろいろあると思うんですけど、
ただ、違う観点から考えると、自分がプロダクトっていうのは間違ってないと思うんですけど、
ただ無料で何かを提供するってなると、ユーザーも特に今だとターゲティングされてるっていうのも分かっているので、
それ以上のバリューを提供しないといけない。
なんで、そういう意味だと割とフェアな取引でもあるのかなとは思ったりはしますと。
それ以上のバリューっていうと。
なんで情報をもらえたりとか。
なんでFacebookとかInstagramを使う。
なるほど。
いわゆるその価値があるっていう。
昔ですと、もしかしたらそのターゲティングされてることすら分かってなかったりとか、
その時代があったと思うんですけど、今は違うと思うので。
となると、やっぱりそれを理解した上でサービスを使ってくれてる。
となると、そこをわざわざ広告を禁止にするとか、ターゲティングされた広告を禁止にするとか、
っていうのをどこまでやるべきなのかっていうところが、まず消費者向けにはあるんですけど、
もう一つより重要なのが、結局そういう規制を出すことによって誰が一番メリットになるかというと、
12:05
多分大手のプレイヤーで。
規制イコール、いろんなことを対応しないといけない。
それの対応できるのって、どちらかというと大手がそういう体制を持ってたりとかするケースが多いんですよね。
多分一番わかりやすいのが、たぶんGDPRで。
GDPRが誰のためになったかというと、たぶんGoogleとFacebook、GoogleとMetaが一番ベニフィットしたと思うんですよ。
もともとの意図としては、GoogleとMetaをちゃんとチェックする、ちゃんとモニタリングするためにGDPRみたいなものを出したと思うんですけど、
特にGDPRに関しては全サービスに適応するので、そこのデータプライバシーのところを小さいサービスでも大きいサービスでも同じように扱わないといけない。
その対応しないといけない。イコールそのコストをかけないといけない。
そのインフラのコストを、Metaですとそもそも30億人のユーザーがいるので、
1人あたりのコストって少ないんですよ。
それが小さいサービスとか、それこそSnapchatでもPinterestでもいいんですけど、
彼らと比べるとやっぱり圧倒的にMetaの方が効率的にそのコストを出せると。
具体的にどういうコストになるんですか?
そもそもGDPRですとオプトアウトさせるオプションを提供しないといけなかったりとか、
自分のデータを使えないようにするとか。
それってそもそもその機能を入れないといけないじゃないですか。
それを開発しないといけなくて、それを対応するチームも必要になっていて、
それをMetaであればあれだけ利益出している会社なので、対応すぐにできるんですよ。
もちろん短期的にヒットしますけど、売上とかそのコスト的には。
でもそれこそ小さいアプリが最初から対応しないといけないとなると、それだけハードルが上がる。
なんでそこの規制を出すことによって、大手を懲らしめているように見える一方で実はしてない。
実は大手を守っちゃってる。
っていうところは一つ多分その規制を作る上ではすごい気をつけないといけないポイントかなと思っていて、
なので今後ちょっとすごい心配しているのが、
EUの規制によってどこまで広告が出すのが難しくなるかっていうところなんですよね。
15:00
結局今のEUの規制を見ると、どちらかというと大手のサービスに向けてやっているものなんですけど、
MetaがそれこそMetaのシリーズで話したように、
iOS、いわゆるAppleに頼るところから脱出して、
自分たちでコンバージョンデータをトラッキングできるようになるっていう体制までMetaはいけたんですけど、
同じようなことがPinterestとかSnapchatができるかというと意外と難しい。
となるとMetaの規模感、いわゆるSnapchatとかPinterestの規模感ですら、こういう規制でかなりやられてしまう。
特に広告周りに関してはPinterestも最近Amazonと提携したりとかTwitterもGoogleと提携したりとかしているので、
一部諦めている部分があって。
広告ってすごい悪いイメージがあるんですけど、正直言うと僕も広告あんまり好きじゃないので、
ただ結構重要なマネタイズの仕組みだなっていうところは思ったりするので、
それを変に変えるとか変にその規制を作るっていうのは長期的なエフェクトはすごい気にするべきっていう。
意外と多分想定してた結果にならなかったりするケースがあるので。
規制してる側はどういう結果を想定してたんですか?
多分そもそも想定に向けてやっていたはずなので。
でもそれが結果的に逆効果になってると思うんですよ。
なるほど。
やはりちゃんと想定を変に大きくならないようにしたりとか、独占しないようにしたりとか、
いろいろやってる。意図としては多分すごい正しいと思うんですけど、結果として多分逆になってる。
なのでそれによって新しいプレイが出にくくなる。
そうすると今のような状況でシムケアアプリが作るのが難しくなるっていうのは一部そういう影響もあるっていう。
多分これは過去になかった要因で、そもそも規制がそこまでされてなかったっていうのが一つ大きなポイント。
なんかそういうスタートアップとか出ないんですかね?
オプトインアウトみたいな対応してくれる簡単にスタートアップとか中小企業でもそういうことができるみたいな。
18:00
今後、多分コンプライアンス周りとかでは多少なりあったりすると思うんですけど、
今後そのAIとかにより対応するっていうのはあるんですけど、
でも結局メタの特にそのコンプライアンスとかそのデータプライバシーとかそれこそいろんなクレームとかが来るわけじゃないですかSNSなんで、
それに対応するコストってもう膨大にかけているので、それを一つのサービスがリプレイするっていうのって結構難しいのかなっていうのもありますね。
部分部分はできるかもしれないですけど。
でもそれをやったとしても結局そのサービスに払わないといけないコストはあるので、
そこのトレードオフはすごい考えないといけないと、規制側の方は。
Apple に関してはもう企業が決めてる話なのでちょっと別ではあるんですけど、
Apple 側のものと政府側の両方規制っぽい感じなんですけど、
そこが今までなかった大きな要因となりますと。
そういう変化もある中で、そもそもアプリをローンチするっていうところも少し進化もしてるかなと思っていて、
今まで一番一般的な日本でもアメリカでもやり方は、だいたい口コミで伸ばす方法。
口コミでもだいたい特定のコミュニティとか地域とかを年齢層とかターゲットする。
大学生とかそういうことですね。
そうですね。まさにフェイスブックとかだと、スタートは本当にハーバード大学生のみ。
で、IBリーグに行って、大学に行って、高校とかも行って、全員が使えるようにしたっていうところもあるんですけど、
インスタグラムとかだと例えば写真好きとか、スナッチャーですと高校生とか大学生とか、ミュージカリーですと中学生とか、
それをうまく口コミとオーガニックなディスカバリーをうまく活用して、
ウェイトリストとかそういうのもちょっとバイラル系な要因とかを活用して、それで人気にさせてたと。
それ以外のやり方ですと、最近それプラスよく見るのがPRとかセレブとかインフルエンサーとかを活用したやり方だと思うんですけど、
最近より人気になってるっていうか、昔からやられてる手法でもあるんですけど、クロスプロモーション。
メタがいわゆるスレッツを1億人のユーザーまで一気に伸ばせた理由もインスタグラムを活用したからでもあるんですけど、
21:09
バイトダンスとかもよくこの手法って使いますよね。
大体音楽配信アプリのレッスンを出したときも、いわゆるTikTokでプロモーションしたりとか、TikTokと連携したりとか、いろいろしてたので、
仕向けアプリだと実は自社のアプリをクロスプロモーションするだけではなくて、他社のアプリからうまくそこの初動に乗るっていうやり方って昔からあると思うんですよね。
PayPalで初期トラクションってEbayから取っていて、AirbnbですとCraigslist、YouTubeですとマイスペースで動画を共有していたところから初期の成長があったりとか、
ビットリーとかも確かツイートデックが成功したから一緒にそこの初動に乗っていたり、今はミュージックリーですらインスタグラムとか活用してたりするので、
想定以上に多くの成功してる仕向けアプリって最初、特に最初に関しては既存のプラットフォームをうまくどうハックするのか、活用するのか、どう一緒に乗っかるのかっていうのを結構考えているのかなと思っていて、
ここも若干ちょっと変わってきているのが、より既存のプラットフォームが今自社のエコシステムを成長させたいんですけど、あんまり外部を入れさせたくない雰囲気があるので、
ちょっとAPIを閉じたりとかちょっと制限したりとかいろんなことをやっていると思うんですけど、それで競合が伸びちゃったりするケースもあったので。
なんですけど、今これから伸びるプラットフォームに相乗りするっていう、それは一つ良い手法だなと思うので。
今だったら何なんですかね。
TikTokもありだと、基本的にTikTokですよね、今は。
大体の今のC向けアプリが一番伸びている手法ってTikTokなので、ここも結局どういうアプリを作るかによって変わってくると思うんですけど、
でも相乗りするっていうのって、違う考え方をとると市場の波を予想すると同じことだと思うんですよね。
24:05
結局どれだけPMFをとれたとしてもサービスとして、市場規模によってどれだけ成功するかって変わると思うので、
サーフィーに例えるとわかりやすいと思うんですけど、PMFに関しては正しいサーフボードとか正しいフォームをとれたと。
ただ結局サーフィーの中でそれだけが重要ではなくて、結局どの波を選ぶか、どのタイミングで乗るかどうかっていうのがすごい重要になってきたりするので、
なんでその波とタイミングをどう選ぶっていうのが実はより重要になってくるところなんですけど、
その波をどう探すかっていうと、これもちょっと過去のポッドキャストでも話したと思うんですけど、
返局点を見たりとか、それによって新しい行動が見えてきたりとかして、
これは実はC向けアプリだけじゃないので、Bでもすごい同じような現象があるので、
一つ考え方としては、波のタイミングに関しては前にも話したように、アプリとインフラのサイクルがある。
アプリがすごい盛り上がるタイミングがあって、その次にインフラが盛り上がるタイミングがあるんですけど、それがだいたい繰り返されるんですけど業界内で。
アプリを作る場合はインフラのピーク時ぐらいで、そのインフラを活用して次のアプリサイクルを自ら作りに行くっていう多分考え方が重要だと思うので、
そういう感じで一つタイミングを見るっていうところもあるんですけど、
例えば事例を挙げると、セールスフォースとか一つのプラットフォームになったかなと思っていて、
アップエクシェンジってあるんですけど、いわゆるアプリエコシステムですね。
そこのアプリエコシステムにセールスフォースの初期から載ったサービス、
セールスフォースと一緒にすごい伸びたんですよね。
確かセールスフォースが2021年にセールスフォースの1ドルの売り上げにつき、エコシステムのアプリベンダーは5ドル儲かってるんですよ。
確か2021年ではなく2020年ですけど、2020年で予想されているのがセールスフォースのいわゆるパートナー、
27:01
2000歳以上のパートナーが合計20ビリオンぐらいセールスフォース経由で売り上げを作っている。
やっぱりそれだけ相乗りすることによってめちゃくちゃ儲かるケースってあったりするんですよね。
ちなみに話全然逸れるんですけど、セールスフォースのAppExchangeって昔からあるものなんですけど、
あのAppExchangeのバックストーリーって知ってます?
知らないです。
AppExchangeっていわゆるアプリストアと同じようなものなんですけど、
実はこのアプリ、本来はAppExchangeではなくてアプリストアっていう名前にするはずだったんですよ。
実は、アプリストアっていうトレードマークを商標権を持ったのってマーク・ベニオフさんなんですよ。
ただ、それがどっかのタイミングでアプリに渡るんですけど、
それが、マーク・ベニオフさんって実は最初の大学にいたときかな?
の仕事が、アプリで就職してて、19歳の時かな?
で、スティーブ・ジョブスがメンターになってくれたんですよ。
2000年代の初めに、マークさんがこのセールスフォースをどう成長させるかと考えてたときに、
スティーブ・ジョブスにアドバイスをもらいに行って、
スティーブ・ジョブスが3つのことをやりなさいと。
1つは、セールスフォースが次の24ヶ月間で10倍成長しないと終わりですと。
2つ目が、それをやるには大手の顧客を捕まえないといけないですと。
3つ目は、アプリケーション・エコノミーを作らないといけないですと。
このアプリケーション・エコノミーという言葉を聞いて、マークさんもそれって何ですかって聞いたんですけど、
スティーブ・ジョブスはそれは多分わかると思うって言って説明してくれなかったらしいんですけど、
結果的にマーケットプレイスを作らないといけないとマークさんが思って、
アプリストアという名前をにしようと思って、
appstore.comというURLとトレードマークを確保したんですけど、
いろんなフォーカスグループでその名前を検証したときに、
アプリストアではないですと、アプリエクシェンジだという話をユーザーがいろいろ言ったからこそ、
アプリストアという名前ではなくてアプリエクシェンジという名前で
30:02
2005年か2006年あたりに出したんですけど、
アップルがアプリストアを出す前ですよね。
2008年にマーク・ベニオフさんがスティーブ・ジョブスから電話がかかって、
スティーブ・ジョブスが大きな発表があるんだと言うときに、スティーブ・ジョブスがアプリストアの発表をしたんですよね。
そのプレゼンが終わった後にマーク・ベニオフさんがスティーブ・ジョブスのところに行って、
プレゼントがありますと、いろんなアドバイスしてくれたので、
アプリストアのトレードマークとURLを無料でプレゼントしますというところで、それでアップルに渡ったっていう。
なので、アップルがアプリストアになっているおかげはマーク・ベニオフさんっていうところでもあるんですけど、
それはサイドストーリーだったので、
この相乗りするっていうのってすごい重要でもあって、
すごいタイミングとかを見ないといけなかったりするんですけど、
だいたいそのビーム系とかですと、上場前とかのキースエッジをしているサービスとかが相乗りするとより平均的にベターっていうところだったので、
ショピファイとかアトラシアンとかそうだったと思うんですけど、
多分今だとストライプとかフィグマとかウェブフローとかそういうところになってくると思います。
やっぱり相乗りするっていう考え方、VCとか一部の人が嫌ったりはすると思うんですけど、
頼りすぎてるみたいな。
プラトンをリプレイスする側に入った方がいいんじゃないかみたいな。
現実的に考えると初期トラクションが必要なので、
それってどこから取るかっていうところで言うと、
既存の存在しているプラットフォームから取りに行った方が実は効率的だったりするので、
存在顧客がいる場所に行った方がいいので、
インスタグラムもFacebookから伸びてますし、ミュージカルもインスタグラムから伸びてるので。
重要なところはそこのディストリビションをどう確保するかっていうところと、
あとは何かそういったディストリビションをどう確保するかっていうところと、
あとは結果的にやり方次第だと思うんですけど、
特に初期に関しては既存のプラットフォーム側も結構乗り気っていうか、
どんどんサービス使ってもらいたいので、
結構そういうサービスとかにすごいフレンドリーな扱いをしてくれて、
結構そういうサービスとかにすごいフレンドリーな扱いをしてくれて、
33:00
結構そういうサービスとかにすごいフレンドリーな扱いをしてくれて、
途中からすごい嫌になってくるんですけど、
その前にある程度のユーザー集めないといけないっていう問題はあるものの、
もう一つの相乗りの方法を考えると、
特に今現在ですとやっぱりアルゴリズムベースの特にSNSが多いので、
特に今現在ですとやっぱりアルゴリズムベースの特にSNSが多いので、
特にSNSが多いので、
アルゴリズムが今何をしてるかっていうのを理解して、
それに合わせてアプリを出すっていうのも一つのやり方かなっていうのを思いますね。
どういうイメージですか?
なんかすごい簡単に言うと、
YouTubeだとショートを使うとか、
大体ショートフォームは今どこもしてるので、
分かりやすいと思うんですけど、
多分直近でいきますと、去年末とか、
今年もそうかもしれないですけど、
アメリカの場合ですとTikTokショップを活用するべきかするべきじゃないかというと、
ブランドであれば多分活用するべき。
それはTikTokショップで売上が立たないっていう話ではなくて、
もちろんそれも多少なりあるんですけど、
そういう動画をTikTokも押してくれたりするんですけど、
今現在ですよ。
しかもこれ収録してるのは去年なんで、
今年同じような現象が起きてるかわかんないですけど、
去年の場合ですと、アメリカでそのTikTokショップを立ち上げたブランドに関しては、
ブランドアカウント全体が明らかにプッシュされてるんですよ。
なので、例えばそのスキンケアブランドのDUXかな、
がTikTokショップに去年の9月に入ったんですけど、
そのTikTokショップを始める前の週の動画の10個ぐらいの動画の平均再生回数を見ると、
だいたい5000再生回数ぐらいなんですよ。
TikTokショップを出した後の10個の動画、
これもちろん全部がショッピング系の動画じゃないんですけど、
が14.6万の平均再生回数があって、
いわゆる30倍ぐらい伸びてると。
これはもちろん動画のクオリティーが上がった可能性ももちろんあるんですけど、
36:02
おそらくなんですけど、TikTokショップに入ったからっていう。
クリエイターも生配信した方がやっぱりタイムライン流れたり、
プラットフォーム側から押されるみたいなのもありますもんね。
そうですね。
なので、そのライブ配信でめちゃくちゃビュー数稼げないかもしれないですけど、
それによって全体のアカウントがよりプロモーションされたりとか。
そこら辺はすごいブランド側としても、
これも一つのハックでしかないんですけど、
そういうのを考えたりするっていうのは一つ重要かなと思う中で、
これのすごい重要なポイントの中であるのが、
スタートアップの投資家に向けてのピッチするとき、
よくスキップされるスライドがあって、
それがなぜ今やってるのか。
スキップされるんですね。
結構出なかったりしますね。
あー、起業家側が。
そうです。いわゆるピッチ量に入ってない。
なぜ今このサービスが成功するのか。
意外とこれって今まで以上に重要で、
最近それこそテックランチャー記事でも、
より多くの投資家がこのwhy now?っていう質問をよりしたりしてるみたいな話もあったんですけど、
いろんな回答の仕方があると思っていて、
もちろん新しい技術に合わせてってなると、
ここに関してはいっぱい事例があるので、
例えばFigmaってWebGLが出てきたときとか、
Uberに関してはGoogle MapsのAPIとか、
スマホのGPSとか、
Instagramに関してはスマホのカメラとか、
Netflixに関してはブロードバンド、
Snapchatに関しては3Gフロントカメラ、
YouTubeに関してはブロードバンドとFlash、
Asanaに関してはAJAXとか、
Discordに関してはWebRTCとか、
いろんな技術によって可能になったサービスが出たりしますし、
新しいAPIアクセスが可能になったとか、
スーパーヒューマンがGmailのAPIに入れるようになったからとか、
あとは新しい規制とか、
そういうのもあったりするんですけど、
個人的にすごい好きだったこのなぜ今っていう議論に関しては、
やっぱりFigmaで、
Figmaに関してはもちろんWebGLっていう技術も一つあったんですけど、
もう一つ実はなぜ今っていう理由があって、
39:04
これに関しては昔、
創業者のディランフィールドさんがTechCrunchに記事書いてるんですけど、
2017年か何かに、
そこでそのデザイナーと、
一会社の中のデザイナーの従業員数と、
開発者の従業員数の割合が変わってるっていう話をしてて、
当時いくつかのスタートアップと大手をピックアップしたんですけど、
例えばIBM、
のデザイナーと開発者の割合が、
昔一人のデザイナーに対して72人の開発者がいたんですよね。
それが今、当時2017年ですけど、
1対8になったんですよ。
1対72のものが1対8になっていて、
実はそれが他のスタートアップでも似たような現象が起きてると。
アトラシアンが2012年の時に1対25だったのが、
2017年その5年後に1対9になってたり、
ドロップボックスが2013年に1対10になってたのが、
2017年に1対6になってたり。
平均的にはディランさんの調べによると、
デザイナーと開発者の割合が過去5年間で、
2.5倍ぐらいデザイナーの数が増えたと。
だからこそFigmaがより使われるんじゃないかと。
いわゆるそこの市場が増えてますと。
人の行動の変化とか、行動全体の変化っていうのって、
なぜ今っていう質問もそうですし、
そもそもこれから伸びるっていうスタートアップにとって、
すごい重要な要素だと思うので。
Twitchとかも、eスポーツとかゲーム文化が伸びたからとか、
クラブハウスもコロナがあったから伸びたっていうのもありますし、
ドロップボックスも多分、
1デバイス以上使うユーザーが増えたからとか。
その中で重要なのってやっぱり、
どういう行動変化が起きてるかっていうのを、
それをベースにサービスを考えるっていうところだと思っていて。
僕も何回か話したことあるやつとかで言うと、
2021年にロブロックスが出した数字があるんですけど、
彼らのデイリーアクティブユーザーの5分の1が、
毎日何かしら自分たちのアバターをアップデートしている。
それって、もちろんエンゲージメントを見せるスタッフでもあるんですけど、
42:04
行動変化でもあると思っていて、
やっぱりその気持ちとか、
自分たちのアバターが、
フィジカルの自分たちよりも重要になってきてる。
そこによって、デジタルアイデンティティに関するバリューシフトが起きてる。
っていうことは、多分デジタル商品に関しても分かると思うんだけど、
最近ロブロックスで、また違うアンケートを出したんですけど、
これは多分アメリカとイギリスのZ世代のユーザーに向けてだったんですけど、
そこで出た回答の1つが、
ハウスのデジタルアクティブユーザーに関しては、
ハウスのデジタルアクティブユーザーに関しては、
そこで出た回答の1つが、
半分以上、56%の回答者が、
自分のアバター、いわゆるデジタル上のアバターのスタイリングが、
フィジカルな自分たちのスタイリングよりも重要だと。
特に22歳か26歳のZ世代に関しては、
自分たちのアバターを着せ替える方が、
自分たちのリアルな世界で着せ替えるよりも重要だと。
さらに7割の人たちが、
フィジカルの服、リアルな服のアイディアが、
デジタル上のアバターからもらっている。
さらに4分の1が、デジタルアバターのように、
フィジカルの自分たちを見せようとしている。
こういう行動シフトってすごい重要になると思っているので、
今はロブロックスはそれをうまく活用していたりするんですけど、
それを別の形で活用するサービスも出てくるはずで、
それが多分普通だとナチュラルに起きるんですけど、
そういう行動シフトを見えるからこそ、
それに合わせたサービスを作るのが、
本来の企業化のやり方でもあると思っているので、
そういう意味だと個人的にすごい一つ気になっている、
おそらく行動シフトになり得るものが、
ビジョンプロの3D画像とか3D動画を活用したもので、
それを経験する人たちが全員共通で言っているのが、
45:02
本当に記憶を再現しているような、
そんな感じになるって言っているんですよね。
それってすごい強い体験だなと思うので、
それをどう活用するのかとか、
そこら辺をすごい考えると、
もしかしたら今まで見たことないC向けサービスができたりとか、
それこそ既存のサービスがめちゃくちゃうまく活用できたりすると思うので、
記憶を活用したサービス?
記憶を活用したサービス…
そういうものが出てきたらすごい面白いなって思ったりしますね。
そういう行動シフトを見るっていう、予想するっていうところも一つ重要だったりするんですけど、
もう一つSNSを作るのって、
言語のゲームを作るのと同じようなものかなと思っていて、
クリエイティビティって何かしら制限した方がクリエイティビティって発揮されるケースってあるじゃないですか。
はい。
Twitterは140文字で、Instagramは最初は写真オンリーで、
TikTokもショートフォームで、なおかつ動画オンリー。
それがあるからこそある程度ルールが設定されて、
それによってそこでクリエイティビティを発揮する。
でも言語も同じようなことだと思っていて、
言語ってただ一つの言葉とかアクションとか概要を説明するものだけではなくて、
表現の仕方によってすごい変わるじゃないですか。
多分、草野さんもいろんなC向けアプリ見てるのでわかると思うんですけど、
やっぱり言葉の使い方ってすごい重要じゃないですか。
言語、なるほど。
でも普通にこれはユーザーですとか、
これはメッセージですっていうだけではなくて、
それにちょっとひねりを入れることによって、
すごい変わるじゃないですか。
はい。
意味合いが。
はい。
それが言語ゲームって、
これは僕が考えた単語じゃないので、
オーストリアの哲学者が考えた言葉なんですけど、
言語ゲームっていろんなところにあって、
それがサービスの中にももちろん存在するんですけど、
そもそも性別ごとにあったりとか地域ごとにあったりとか、
世代ごとにあるじゃないですか。
世代の言語ってあるじゃないですか。
アメリカとかでも、
48:01
例えばボストンだとウィケットっていう言葉を、
ウィケットがかっこいいとか。
はい。
次世代の言葉でもいろいろあるじゃないですか。
はい。
だからそこも、
どういうふうにその中で新しい言語ゲームを作るかって考えた場合に、
一つ重要なポイントは、
今存在する言語ゲームを一部取り入れないといけない。
なぜかっていうと、そのオーバーラップがない限り、
そもそも新しい言語にたどり着きにくい。
なるほど。
それを一つやり方としてあるのが、
今の話し方とか、
表現方法とかを真似するっていうのは、
一つのやり方でもあったり。
これって人間同士だけではなくて、
人間と機械での言語ゲームっていうのもあって、
例えばSEO向けの言語ってあったり、
アルゴリズム用の言語ってあったり、
フォローを稼ぐ用の言語ってあったりとか、
スレッドを使うとか、例えばツイッターで。
スレッドっていうのが言語ってことですか?
スレッドが一つの言語の使い方。
なるほど。
言語ってただ単語じゃないので、
言語なので、
そこの言葉なので。
なるほど。
例えばですけど、
NPCストリーマーっていうトレンドって、
さなさん見たことありますかね?
ないかもしれないです。
TikTokで去年すごいバズってたんですけど、
たぶん一番バズったのがピンキードールっていう人で、
何をやってたかというと、
TikTokとかでライブ配信するんですけど、
そこでコメントした言葉をそのまま言うっていう。
NPCっていわゆるゲームのNPC、
ノンプレイアブルキャラクターの意味合いで、
何を言われてもそのまま言い返すっていう。
それがすごいバズったんですけど、
それってどの言語ゲームをうまく活用してたかというと、
昔のRPGとか、それこそシムズとかゼルダとか、
51:04
そういう昔のゲームとかの言語をうまく活用して、
それで人気になったっていう。
そういう考え方もあるので、
言語の使い方っていうのも一つすごい考えるべき視点だなっていうところ。
おー、言語。
多分あんまりどちらかというとUIとかそっち系に行く人って多いと思うんですけど、
実は言語って意外とすごい重要だったり。
その哲学者の人、ランゲージゲームってことですか?
そうです、ランゲージゲームっていう。
ルートビッヒ、ウィトゲンシュタインさん。
でもそれこそスラックの言葉の使い方がすごいうまかったりとかするじゃないですか、
他のビジネス用のメッセージアプリと比べると。
はい、その言葉の使い方とか定義の仕方とか、
サービスによって変えるっていうのは分かるんですけど、
さっきのNPCストレーワーの話とか、
いろんな概念があるんですね、この言語ゲームっていうのは。
そうですね、それを特に新しい言語ゲームを作るときに、
どういうふうに新しいゲームを作るためには、
ただ新しい言語を作っても誰も理解してくれないので、
やっぱりそこまでならせるためには既存のものを使ったりとか。
それをやらないとそもそも流行らないっていう。
今までどういうふうに新しいシム系サービスをローンチするかとか、
そういう話をいろいろしてきたと思うんですけど、
一つまだちょっと言ってないやり方が、
ある程度最近できた新しいプレイブックがあって、
このプレイブックによって、
特に最近新しいシム系サービスが苦しむ理由でもあって、
それがとりあえずお金を投げればいいっていう戦略で、
それが初期はTikTokですけど、最近ですとシーンとティムがやってる手法ですね。
2022年にエヴァンスピーグルさんが、スナチャのエヴァンスピーグルさんが、
この話をちょっとしたんですけど、
バイトダンスがUS市場に対して行う投資の額が誰も予想しなかったって言ってたんですけど、
54:11
本当に何か数千億っていうレベルで投資したので、バイトダンスはTikTokが流行らせるために。
なんでエヴァンスピーグルさんが言ったのは、
イノベーションファーストの戦略ではなくて、
ユーザーアクリジション、ユーザー獲得をスケールした手法で市場価値にいったと。
ただ若干矛盾してるところがあって、エヴァンスピーグルさんが言ってることで。
誰も想像しなかったっていう話をしてたんですよね。この投資レベルに関しては。
でも一番予想できてたはずなのはスナチャなんですよ。
それはなぜかというと、
2018年にTikTokは1ビリオン使われたと言われてるんですよ、広告予算で。
1日3ミリオン。
めちゃくちゃ使ってるわけなんですけど、
どこに使ったかというと、それはGoogleとFacebookとスナチャで使ってるんですよ。
そのプラットフォーム内でめちゃくちゃ広告を出したんですよ。
確かスナチャに関しては1位か1番手か2番手の広告運営者になったんですよ。
ということはエヴァンスさんは絶対気づいてるはずなんですよ。
なるほど。
なんでそれは誰も想像しなかったっていうのは、確かに誰もその額で勝負しに行くっていうのは想定はしてなかったです。
ただそれを2022年に言うのは多分間違ってるっていう話で。
実際どれだけ使ったかというと、2018年だけでGoogle広告で300ミリオン使ったらしいですと。
2019年の第一四半期でFacebookのAndroidアプリで出た広告の13%がTikTokだったらしくて。
ピーク時は2018年9月でアメリカのAppleデバイスのFacebookアドネットワークの22%の広告がTikTokだったっていう。
5分の1から4分の1がTikTokの広告になってるという話なんですけども、
57:06
結果的にそれによってバイトダンスってめちゃくちゃ伸びているので、
全体で29ビリオンの売上、四半期の売上があったり、
メタって32ビリオンの売上だったので同じタイミングで。
なんでもうすでに今のメタとほぼ同等レベル。
バイトダンスで言うと中国の動員が大きいので、
TikTokでも多分年間20ビリオンのペースなんですよ。今売上的に。
それを比較するとスナップチャットって今20ビリオンの時価総額なんですよ。
売上で言うと全然低くて。
今のTikTok単体で見ると、
多分AdobeとかSpotifyとかNintendo、Ebay、Airbnbを超える売上なんですよ。
多分ブロックスクエアと同じ規模感の売上になっている状況。
TikTokに関してはさらに最近TikTokショップを去年アメリカで始めてますけど、
そこでもすごいお金を投資していて、
Amazonより低いフィーをやったりとか、
ブラックフライデー向けにディスカウントを一部彼らが出すみたいな。
なのでブランドが例えば普通だと20%オフにブラックフライデーするとなっていた時に、
TikTokがそれを40%にしてくださいと。
その20%のディスカウント分は我々が払うのでと。
確かそれによって大赤字になるんですけどもちろん。
確か去年アメリカだと500ミリオンぐらいの赤字になるペースだっていう話は聞いていたので。
でも彼らがやったことってすごい面白くて、
お金を使ってユーザーの行動を無理やり買いに行ったっていう。
大きい会社じゃないとできないですね。
できないですよね。
そうそう、それだけ資金が必要になってくるので。
でももちろん前提としてある程度いいプロダクトがないといけないっていうところと、
あとはやっぱりTikTokの一つの特徴でもあるのが、
めっちゃ大量のデータが必要。
だからこそ初期にそれだけ投資することによってアプリがどんどん改善される。
特に競合と比べると差が出るっていうところが一つあって。
1:00:06
やっぱり今までのSNSの手法、それこそさっき話した相乗りするっていうのは、
競合のソーシャルグラフをハックするっていうやり方だったんですけど、
TikTokは違うやり方を、お金で解決しに行った。
っていうところは一つ多分今までとすごい違うのが、
競合のソーシャルグラフをハックすると、その競合が最終的に嫌うんですよ。
競合が最終的に?
そうじゃないですか。
排除するってことですか?
排除したり、例えばInstagramが最初成長した一部のきっかけって、
Facebookのソーシャルグラフを使ってたんですよね。
それをFacebookが途中で気づいて、Instagramすごい追い上げてきてるなと思って、
自分たちのソーシャルグラフを切ったんですよ。
そこにアクセスできないように。
それって割とわかりやすいじゃないですか。
嫌じゃないですか。競合が自分たちが作り上げたものをそのまま相乗りして使って、
それで勝手に伸びてしまうと。
最初はいいんですけどね。
最初はそれによってFacebookもっと使えるだろうと思ってたんですけど、
それが本当の競合になっちゃうので。
でもTikTokって違うんですよ、やり方が。
いわゆる広告売り上げを渡してるんですよ。
なんでFacebookとかSnapchatとか嫌いないんですよ。
お金をもらってるので、売り上げになってるので。
なるほど。
広告売り上げをもらっているので、いわゆるソーシャルグラフを使ってるわけではなくて、
単純に広告を渡してるだけなので、売り上げをお金を渡してるだけなので、だからNOって言いにくいんですよ。
Facebookに広告出してるし。
そうなんですよ。
例えばですけど、さっき話したGoogleに300ミリオン渡してますと、1年間で。
それをGoogleが止めた瞬間300ミリオンの売り上げがなくなるんですよ。
だったら、とりあえず残して300ミリオンの売り上げもらった方が、
次の市販機の喫茶によく見えるので。
やっぱりそういう結果になりがちなんですよね。
なるほど。
だからこの資金の使い方によっても、広告売り上げに変えてるっていうのはすごい重要なポイントで、
競合がストップし、ブロックさせにくくしてる。
ところで、最近ですと似たような現象が起きていて、
1:03:03
Metaの去年の7月から9月の決算発表で、CFOのスーザン・リーさんが数字の話をしてたんですけど、
その市販機ってMetaって広告売りがかなり伸びたんですよ。
なぜ伸びたかっていうのは、
その中で、オンラインコマースとゲームに関しては、
中国からの広告主の予算がかなり上がったので、
中国の広告主の予算がかなり上がったんですよ。
その中で、オンラインコマースとゲームに関しては、
中国からの広告主の予算がかなり上がったので、
しかも、中国内向けではなくて、中国から他の市場に向けて。
中国からアメリカとか、中国から日本とか。
特に中国からブラジルとかのターゲットが増えていたっていうところで、
その市販機決算で7回中国の広告主の話をしてるんですよ。
しかも、これが初めてじゃないんですよ。
中国の広告主について話したのが。
同じことを、その前の市販機とその前の市販機にしてるんですよ。
なので、2023年の初めからその話してるんですよ。
ずっとしてますね。
なので、去年はずっとしてるっていうことですよね。
でも、一昨年はしてないんですよ。
で、普通にタイムライン的に考えると、
ティムっていつ出ましたっけって考えると、
2022年の9月なんですよね。
なので、ちょうど広告予算を上げたタイミングが2023年なんですよ。
なので、これっておそらく中国広告主っていうのは、
ティムとシーンなんですよ。
でも、もしくはプラスTikTok。
で、実際にティムのいろいろな数字周りを予想してる人たちがいるんですけど、
ティムの2022年のマーケティング予算、
いわゆる2022年の9月にローンチしてるので、アメリカでは。
そこから3、4ヶ月しか経ってないんですけど、
2022年ですと160ミリオン。
だったのが、去年のティムのマーケ予算が2ビリオン。
なので、3000億円ぐらい。
っていうところで、異常な額を使っていますと。
すごいですね。
だからこそ、ティムは日本でも韓国でも、
1:06:02
ショッピングアプリのランキングが上がってます。
ショッピングアプリのランキングで1位なんですよ。
で、確かこれは出てるデータが去年の7月1日から去年の11月2日までの124日間のデータの中の101日間1位なんですよ。
で、シーンはその124日間の中で17日間しか1位じゃなくて、
アマゾンは2日間しか1位じゃなくて、
メルカリはゼロなんですけど、
それだけやっぱティムは今めちゃくちゃ投資している。
だからこそ日本で、日本だけでいきますと、
400万ダウンロード達成したのって120日間しか使わなかったんですよね。
で、今確か今年15ビリオンぐらいのGMVを予想していて、
MAUも1.6億人ぐらい、DAUも4000万人弱みたいなレベル間までやっぱりいってるので、
なんかそれは一つですかね、
この戦い方は本当にほとんどの会社ができないやり方なので、
しかもアメリカ企業はほとんどやらない手法なんですよ。
そうですよね、なんか中国企業のやり方というか、
ティムもアメリカに来る前から結構話題だったじゃないですか、
もうなんか人めちゃくちゃ雇ってるみたいなシーンの追い風もあったので、
やっぱり、なんか、やっぱこんな盛り上がるかって話しますね。
いやでも本当にすごい投資をやっているので、
分かってても、だから中国企業しかできなかったっていうのは、
やっぱなんていうか、プレイブックとしてはこういう風にやってるっていうのをシーンの時から見てるけど、
やっぱりアメリカ企業も日本企業もですけど、やっぱ難しい、お金のかかる、
しかもその在庫とかそのいろいろサービス本体もそうですけど、
真似できないやり方ですよね。
そうですよね、でもアメリカの企業は多分真似はできるじゃないですか、
それこそメタも新しいアプリ出す時も本来であればできたはず、
でもそれを基本的に今までのやり方じゃないので、やってこなかったっていうのがあると思うんですよね。
メタの新しい?
メタもいっぱい出すじゃないですか、アプリを。
昔ラソとか。
ショッピングじゃなくて普通にいろんなアプリ。
普通の仕向けアプリで。
でもそこにすごいマーケ予算を入れることってほぼないじゃないですか。
1:09:01
スレッツでさえ多分全然入れてなくて、完全にインスタグラムを活用したものだったのであれは。
何なんですかね。
やっぱりシリコンバレーのやり方が多分そうじゃなかったっていうのが一つ大きいと思います。
なんかTEMとかも含めて、アジア圏のサービスってすごくゲーミフィケーション、日本もそうだと思うんですけど、
クーポンが登録したと同時にめちゃくちゃ貰えるとか、何回も購入することによって安くなるみたいなのってすごいある気がするんですけど。
でもTEMってアメリカでも受け入れられてはいるものの、それを真似する人がいないっていうのは不思議ですね。
そうですね。ちょっと今までと違う層に向けたっていうのもあると思うんですよね。
でもそれだったらなんか若い層のサービスはうまくいきそうですけどね、マスの。
違う層っていうのはどういう層ですか。
どちらかというと所得が低い。なので海岸沿いにユーザーがそこまでいないっていうTEMに関してはアメリカの中では。
なので多分今までの特にSNSアプリでどちらかというと海岸沿いが強いスタートに関しては。
確かに。Facebookもそうですもんね。
優秀なエリートな人が最初使ってどんどん広まっていくみたいな感じです。
そうですそうです。なのでそことはちょっと違う手法を取ったっていうのは一つなんか面白いですけどね。
確かに。アメリカとアジアの違いですね。どうなんだろう。
日本とかでも割とめちゃくちゃ所得が高い人たちよりも中位とかそれより下の人から始まってうまくいくみたいなパターンの方がめちゃくちゃ多い気がするので。
アメリカとかその上の人から広まっていくみたいな雰囲気がすごくある気がする雰囲気ですけど。何なんですかね。
でもそれこそFacebookもそうですけど、アメリカ全体のハイクラスではないものの大学生の中ではエリートからスタートしてたりするので。
でもやっぱり一般的な考え方で言うとインフルエンサーみたいな憧れる人からスタートした方が口コミ的に広まりやすい。
多分アメリカがよりフォーカスしてるのって自然な拡散方法。
1:12:05
特にシーンとかティムとかに関してはそれを無視しているので、それをお金でリプレイしているので、なんで口コミがなくても広がるっていう。
やっぱりその自然っていうのは長期的に使ってくれるロイヤリティを保つためみたいなことなんですかね。
あとはそもそもやっぱりアップフロントにキャッシュをそこまでないのでスタートアップは。
そういう戦い方しかできなかったっていうのは一つあると思います。
でもさっきの話で言うとFacebookとかもできたはずなのにっていう話で言うと。
でもそこのROI的にそこが見合うのかっていう話は1個あると思うんですよね。
そのコストをかけて本当にリターンが出てくるのかっていうところは一つあるかなと。
あと多分そのお金でコードを変えるっていうのも多分若干アメリカらしくないところもあったりするので、
一般的な考えとしては。
ミスタービーストとかそうじゃないですか。
でも彼はお金でなんかコードとか変えてるわけじゃないので。
そのなんていうかお金配ったりみたいな施策って近いのかなと思ったんですけど。
エンターテインメントとしてもそのポジティブな意味で。
どうなんですかね。
どうなんですかね。
ユーザー獲得って話じゃないですよね。
もうちょっと夢があるというかアメリカンドリーム的な。
そうですね。
よりハリウッド化してるとか、
コンテンツ予算が上がってるっていう話がある。
草野さんが言うようにユーザー獲得にお金を使ってるわけじゃないので。
それを真似するべきっていう話ではなくて、
そういうプレイヤーも出てきているので。
今まで以上に、
例えばですけどショッピングアプリで今1位になれるかっていうとほぼ無理だと思うので。
それが一つ大きな今までのやり方で戦ってる。
人がやっぱり未だに多いと思うので、
それしかなかったりするので手法としては。
そうなると、こういう環境の中で戦わないといけないっていうのを理解しないといけない。
じゃあもうアメリカはこういうやり方やらなそうって感じですか。
やるんですかね。
1:15:00
テムみたいな。
やらないと思います。
今の市場環境の中ですごいコストを使えないですし、
より厳しく見られている中で、なかなか厳しいと思いますね。
なので非常に難しい状況。
だからこそ多分中央企業がすごいアメリカ攻めてると思うんですよね。
そうですね。
ただ、それが必ずしも正しいやり方でもないと思うので、
いろんな他の戦い方もあると思うので、
それに関してはちょっと来週もいろいろ話していけばと思うんですけど、
今回の話の中だと市場のタイミングとか、
どう合いの良さがあるのか、
そういう考え方っていうのは一つあるのかなと思う中で、
一番今日話したかったポイントで言うと、
この3つの仕向けアプリを流行らせるのを難しくする要因が出てきたっていうところについて話したかったというところですね。
はい。
今回も聞いていただきました。
それではまた次回お会いしましょう。さよなら。
さよなら。
01:16:35

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