1. 人間FM
  2. #106: ベローチェこそが最強の..
2023-06-23 13:24

#106: ベローチェこそが最強のカフェである

spotify apple_podcasts amazon_music

どこで本を読めばいいのかと、読書という行為の許されなさについて話しました。

結論、オシャカフェよりもベローチェの方が居心地がいい。


https://note.com/fuzkue/n/n8b95a42a582d

『本の読める場所を求めて』を全文公開します(1) 目次・はじめに|本の読める店 fuzkue


---


人間FMへのおたよりはこちら

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/xWLUA8r95YaiDj7d6⁠⁠⁠

サマリー

本屋や広告、ウェブサービス、オシャレな本屋や家の本棚、メルカリや読書会など、読書に関連する場所や活動の話題を取り上げ、ブックカフェで本の読み方や読書の魅力について考えています。

本を知る場所
横山です。たいじゅです。読書家がテンション上がるっていうタイミングってどういうのだと思いますか?
面白そうな本を見つけた時とか。うん、それこないだ話しましたね。ちょっといくつか、その本に関わる動詞っていうのを集めてきたんで、それらをちょっと紹介したいと思います。
本屋さんで、および広告とかで、本を知る。いいですね、これ。まさに最初、たいじゅさんが言ってくれた、こんな本あったんだ、買ってみようっていうこの喜びポイント。
これいいですね。次。ウェブサービスなどで、読書を記録する、評価する、共有する。
読書メーターみたいな、みんなと交流したり、自分のモチベーションを保ったりみたいな、これもいいですね。
ちょっとオシャレな本屋、松田屋とか行って、本を眺める。あと家の話に行くと、本棚に本を並べる、飾る、彩る、テンション上がりますね。
メルカリとかブックオフでいらなくなった本を売る。あと読書会とか行って、好きな本について話す、聞く。
同じように、ブックカフェ、コーヒーを飲みながら、本が好きな人と出会う、つながる、こういうこともできますね。
これらが本にまつわるサービスたちだと思ってるんですよ。で、
読書って何ですか、実際。読書っていうのを動詞で表すと、本を読む。そうなんですよ。
本を読むっていうことに特化したサービスとかって全然ないんですね。
はいはいはい、そっか。
読書好きの人が実際一番テンション上がるときって、本を読んでるときなんですよ。
読書の記録と共有
ここが、完全な取りこぼしというか、盲点になっているっていうのに気づかされまして、本が読める場所ってどこなんだっていうのを、ふと思いましたね。
みんな他のいろんなサービス出てるけど、どのようにして本と出会わせるかとか、どのようにして本の感想を交流させるかみたいな、そういう方を頑張ってるけど、どのようにして本を読ませるかみたいなところはなくね、みたいな。
そうなんですよ。で、ちょっときっかけがありまして、これに思ったのが、僕が結構このラジオにおいても、読書っていうものを紹介してるわけじゃないですか。
いよいよ、読書っていうのの趣味に対して、アイデンティティが生まれてきたなって思ったんですね。
もうちょっと読書を楽しみたいなって思って、いわゆるブックカフェ行ってみたんですね。
ここに行ったら、いろんな人と交流できるだろうし、ちょっとオシャレな空間で本が読めるんじゃないかみたいな感覚で、ブックカフェ行ったんですよ。
まず入って、狭いんですね。で、美味しそうなコーヒーが売ってると。
まずコーヒーを頼むっていうところよりも、どんな本が置いてあるのかなってことに興味が行ったんで、本棚を見に行くんですけれども、
入店時に、店員さんがめっちゃ愛想よく、こんにちはーって声かけてきたんですね。
うっ!ってなるんですね、まずここで。
次、常連っぽいお客さんがその店主さんとずっと話してるんですよ。
ここでも、うっ!ってなるんですね。
コーヒー買わないで、これ入ってよかったんだっけっていうのもちょっと思ったりとか、興味ある本とか見つかったんですけれども、
あれ、これってコーヒー買ってないけど古本だけ買って帰っていいんだっけっていうのもよく分からないと。
本にまつわる場所や活動
で、もうなんか色々とブックカフェでの振る舞いっていうのが分からないんで、そそくさと退店したんですね、もう。
なんかちょっと違ったなって感じで。
まあ、総合して、ブックカフェっていう存在に怯んだ。
なんだここ!ってなったんですね。
僕は素直に、その本を読むってことに対するテンション上げポイントとして、こういう場所っていいのかなって思って入って行ったんですけど、
思ってたのと全然違うんですよ。
で、ここでやっぱ欠落してたのって、本読む場所じゃなくね?ってなったとこなんですね。
えーっと、ちょっとググってみたんですね。
本って実際どこで読むの?っていう。
で、そしたらバチコーンって当たるブログが出てきましたと。
で、まあこのブログっていうか、なんか本をそのままノートで公開してるみたいな記事だったんですけど、全55記事あったんですね。
本をいかに読むかっていう。
ちょっと後でリンク渡すんですけど、ちょっと読むのクソ時間かかるんですけど。
本の読み方のブログなんですか?本の内容についてのブログなんですか?
本をどこで読むかのブログです。
そうなんだ。それで55記事あるんですか?
はい。で、その人が実際に、本を読めるカフェっていうのを初代下北ら辺に出してるんですね。
だからその人はめちゃくちゃその本を読むっていう行為自体がサービスとして存在していない。
じゃあどこで読めばいいかっていうのをひたすら検証していった結果、自分でカフェを作ったっていう話ですね。
そのカフェは本を読むことに特化したカフェになっていて、その店主のこだわりがめちゃくちゃあるんですよ。
そのこだわりについて共感したんで、ちょっと紹介したいなって思います。このブログ内容に。
で、なおかつ僕が思う、どこで本読むのっていう話したいなって思いますね。
え、ちょっとその前に、具体の話の前にちょっと質問したいんですけど、
素人目線からすると、本を読みたい、読む場所って言ったら図書館とかそういう場所になるんじゃないのかなって思ったりしたんですけど、どうなんですかね。
それもちょっとこのブログで触れてたんで。
なるほど。
全部潰しましたよ、これ。本を読めるっていう風に想定できるであろう場所っていうの。
で、ちょっとここから具体的な話というか、読書家が思う本を読むっていう行為のちょっと限定させるためにシチュエーションを絞るんですけど、
じゃあ僕にとって村上春樹の新作が出ました。その本をどこで読むと自分が一番幸せな状態になるかっていうのを検証していくっていう話ですね。
まずじゃあ、家で読みましょう。せっかくの新作っすよ。
このいつもと何も変わらない空間でいつも通り本を読むっていうの。
そもそも家で本って読めないんですよ。
いろんなディスターブが存在するんで、一人暮らしならまだいいっすよ。
誰かと一緒に住んでるってなった場合とかって、ゆっくり本を読むなんて時間をそもそも家で確保するなんて不可能なんですよね。
なるほど。
なので家は却下と、次、図書館来ましたね。
図書館って老若男女誰しもに開かれた場所じゃないですか。
特別な場所じゃないんですよ。
周りには勉強してる人もいるんですよ。
で、あと普通にすずみに来てるとかっていう人。
ありとあらゆる人種の人が押し寄せるっていう場所だったりするし、
公共の場なんで、そういう色が強い。
そこでテンションが果たして上がるかっていうのがあるんですよね。
上がんないんですよね、実際。
公的期間で本を読むって言ったら、なんか勉強になっちゃうんですよね。
なんか祝福された時間にはなりづらいっていう。
あー、はいはいはい。
なんか今更ですけど、食べ物を味わうのにすごい近いなって思っていて、
パッと思いつくところだと、例えばスタバとかでもスタバのコーヒーテイクアウトするのと、
テイクアウトの紙だったりプラスチックのカップみたいなので飲むのと、
スタバの店内にしてマグカップとかで出てきて、席について飲むのとっていうのはだいぶ気分が違うなっていうのは普通に思っていて、
それと同じことがそういえば本でも言えんのかみたいな気持ちがあって、
例えるなら図書館みたいなところは、スタバのコーヒーを買って、公園とかフードコートみたいなところで飲むみたいな。
なんかそんな気持ちって考えると、まぁちょっと違うよなみたいなのはすごいわかるなって思いました。
はい、そのイメージですまさに。
じゃあ祝福された時間っていうのを欲しいということで、いわゆるおしゃれなカフェ、そしておしゃれなバー、
そしておしゃれなブックカフェ、まぁ一緒かカフェと、これらっていうのって実は読書するに全く向いてないんですね。
っていうのも時間制限やっぱあるじゃないですか。
まあそうっすよね。
はい、おしゃれなカフェってタダでさえ行列ができてる。
で、バーなんてね、回転率あってなんぼだし、お酒たくさん飲まないと単価も下がっちゃうんで、
飲食店等で本を読むっていうのって、空間の素敵さっていうのがあったとしても、全然読書する人をアシストしてくんないんですよ。
うん。
だって早く帰れってなるんで。
うん。
この何時間かかるかわかんない読書ってものに対して、2時間っていう制約を設けられたりとか、2時間、席の時間っていうのを制約設けられると、
早く帰れよっていうこの圧力、祝福されてないじゃないですか、これ。
まあそうですよね。
本を読む環境
せっかくのもうどっぷり読書に使いたいってにもかかわらず、2時間、あと何分だみたいなのを、いちいち気にしながら本を読まなきゃいけないっていう、これはあかんと。
だからカフェとかバーってあくまで食事する、おしゃべりするっていう場所、本を読むことに最適化されてないんですよ。
うん。
で、大にしてこのブックカフェ、本を売りにしてるカフェっていうのって、そこ甘く見てて、やっぱね、時間制限があるような場所で本を読むっていうのは苦しいっていうのがありますね。
うん。
これらに共通するのが、読書するっていう行為そのものを環境が許してくれてないなっていう気分ですね。
例えるなら、タバコ。僕もタバコは吸わなくはないんですよ。
うん。
でも家で吸わないんですね。これって許されてないからな気がしてるんですよ。
タバコをその居酒屋とかで吸うって、もうここは完全にタバコを吸う場所としてあるんだっていう、なんか全体の共通認識が取れた上での許された空間としてあるわけじゃないですか。
なるほど。
だから全員が共犯関係になった上でタバコを吸ってるってなると、俺もここでタバコ吸っていいんだっていう気持ちになれる。
うん。
一方、家とかで吸うと、まあ同居人がいる場合とかはそもそもケミーからやめろっていう風になるし、
自分も匂いが付くのは嫌だったりするんで、換気扇の下にいちいち行ったりとか、灰の処理をしっかりしなきゃとかってなって、まあ居心地の悪さを感じると。
許されてない行為ですよね、これは。これがその読書をするってことにも共通して言えて、許されてないっていう感覚がすごい強いんですよ。
はい。
ここのブログが言ってるのが、とにかく読書家にとって最適な環境を提供したいっていうことで、
うん。
時間無制限だけれども、1500円のカフェにしましたっていう風に言ってて、
うん。
めちゃくちゃくすろげるみたいなんですね。
うん。
で、その上で周りは読書してる人しかいない。で、交流も特にしないっていうような環境で、そもそも高い金払ってこんなとこ来てるっていうことは、それなりの覚悟を持って読書するんでしょっていう。
その方が読書はかどるから、ここに来てくれっていう。そういう思いで料金形態を作ったカフェがあるみたいなんで、
うん。
ちょっとここは行ってみたいなって思ってますね。
はい。
本が読めるブックカフェってとこ。ちょっとどんぐらいその本を読むって行為が許される環境なのかっていうのはちょっとフィールドワークしてみたいですね。
はい。まだ行ってないんですよね。
行ってないですね。僕がそこのカフェに気づく前に一番本を読みやすいなって思った場所。
うん。
で、チェーンのカフェなんですね。
ほう。
なんか僕ベローチェ大好きなんですよ。ベローチェ大好きなんですけど、そのベローチェってまぁちょっと、いもいじゃないですか。
そうですね。
おしゃれなカフェで本読むのって憧れるなっていうふうに思ってたんですよ。でも、チェーンのカフェってめちゃくちゃいいんですよ。っていうのも、バイト我慢してるわけじゃないですか。
はい。
だから客単価なんか誰も考えてないんですよ。
うんうん。
だから長居されても別に困んないし、なんなら長居してもらった方が席が埋まってくれるし、っていうか埋まったままでいてくれるっていうかその状態が変わらないから、作業が発生しなくなって楽になるんですよね。
なるほど。
だから相手に迷惑かけてないっていう気持ちが長居することで発生しやすいんですよ。で、あとそのチェーンカフェ特有の客の匿名性っていうもの。
うんうんうん。
あ、何々さん来たっていうのってないじゃないですか、チェーンのカフェって。
うん。
だから極端な話言うと、ちょっと2時間経ってもう1杯飲みたくなったなって思って、もう1回レジに並んだとしても、もう1回いらっしゃいませって言われるわけじゃないですか。
うん。
この人誰なんだっていうのをいちいち誰も意識しないで、そのカフェにいられるっていう。
うん。
この特名性っていうのがチェーンカフェの居心地の良さに直結してて、誰が何してようと構わないっていう、この本を読むっていう行為そのものも許してくれてるっていう感覚があって、ベローチェでの読書っていうのは死ぬほどはかどりますね、今のところ。
なるほど。
だから結論、僕はベローチェが大好きだっていうことを再認識させられたこのブログ記事でしたね。
うん。
なんか今までモヤモヤっと思っていたお茶カフェに対する憧れ、そして実際にそのお茶カフェのようなブックカフェに行った結果、浴びたこの違和感が言語ができたなって思って。
うんうんうん。
本を読むっていうことそのものを祝福してくれる環境って実はベローチェだったんだっていう。
うん。
完全な盲点でしたね、これ。
はい。
思いもしなかったところに本を読むってことの課題があったなって思って。
うんうん。
それを言語化できた。
ベローチェの魅力
で、なおかつ今まで行ってきたそのベローチェには相当な感謝をこの場でできるなと思って。
なんか異毛癖なって言って申し訳ねえっていう。
はい。
ベローチェこそが最高のカフェである。
人間FMではお便りを募集しています。
概要欄記載のGoogleフォームまたはTwitterのDMからお気軽にお送りください。
13:24

コメント

スクロール